卒業者179人、就職155人、進学15人という実績

大学の「求人のための大学案内2028」は、2025年度卒業者の進路を2026年5月1日現在で示しています。教育学部の就職希望者は157人、就職者は155人、進学者は15人です。[1]​‌‌‌​​​​​‌​‌‌‌‌​‌​‌​​​​‌‌‌‌​​​​‌​‌​​​‌​‌​‌​​‌‌​​‌​‌​​​​​‌​​‌‌​​‌

2025年度教育学部の進路
項目人数・割合
卒業者179人
進学者15人
就職希望者157人
就職者155人
就職率98.7%
進学・就職率95.0%
[1]

就職率は就職者数を就職希望者数で割った値です。卒業者全員が就職を希望したわけではなく、進学者もいます。進学・就職率は、進学者と就職者を合わせて卒業者で割った別の指標です。[1]

これらは教育学部全体の集計であり、特定コースの採用実績や本人の合格可能性を表していません。教員になる準備では、教員採用試験の合格状況、正規採用と臨時的任用の違いなども別途確認が必要です。就職率からそれらの内訳を推定しないでください。

教育分野の業種割合と、教員採用の合格率を分ける

2026年3月卒業者の業種別就職状況は、教育・学習支援65.2%、公務10.3%、情報通信4.5%、金融・保険3.9%などです。「教育・学習支援」という業種には職種や雇用形態の区別まで示されていないため、65.2%を正規教員の採用率とは扱えません。[2]

同じ案内の主な就職先欄には、香川県教員、岡山県教員、徳島県教員、兵庫県教員などのほか、大阪市保育士、香川県庁、高松市役所、百十四銀行、中国銀行、東亜合成、コムチュアなどが掲載されています。ただし、この組織名一覧自体には対象年度が明記されていません。2026年3月卒業者だけの一覧として断定せず、大学が紹介する進路の例として使いましょう。[2]

会社名や自治体名から、具体的な配属職種や採用人数までは分かりません。教育学部で学んだ経験を生かせる仕事を考える際の入口とし、実際に応募する求人の職種と条件を調べてください。大手の定義と人数もないため、この資料から大手就職率は出せません。

3コースと実践教育から、自分の経験を整理する

学校教育教員養成課程には、幼児教育、小学校教育、中学校教育の3コースがあります。小学校教育には教育課題探究、特別支援教育、教科教育の分野があり、教育や心理、生活・総合、各教科などを学ぶ構成です。[2] [3]

幼児教育の経験なら、子どもの姿をどう観察し、活動や環境を考えたかが説明の手がかりになります。小学校教育では、学習内容の理解に加えて、一人ひとりの状況や学級全体への関わりを考えた経験を整理できます。中学校教育では、教科の内容をどの順序で分かりやすく伝えるか、教材や問いをどう選んだかを振り返ってみましょう。これらは経験を説明するための編集部からの提案です。

特別支援教育を学ぶ人は、対象者の困りごとを本人の能力だけに帰さず、課題の示し方や環境、支援方法をどう考えたかをまとめられます。支援の効果を語るときも、自分で観察できた範囲と、指導者から学んだことを区別してください。

学部案内は1~4年次を通じて実践的な授業を配置し、附属学校園や教職支援開発センター、特別支援教室「すばる」が学びを支えると説明しています。実習に行ったという事実だけでなく、その経験から問いを持ち、授業や研究で何を深めたかをつなげることが大切です。[3]

実習での観察、授業の工夫、振り返りを分けて話す

教育実習の経験を面接で伝えるときは、学校や児童生徒を特定できる情報を出さず、大学・実習先の指導に従って説明してください。子どもの変化を自分だけの成果として扱わず、指導教員や周囲の支援も含めて自分の役割を示します。

実習経験を整理する問い(編集部の提案)
項目問い
観察どんな様子や反応に気付いたか
目的何を理解してもらうための授業・活動か
工夫教材、発問、説明の順序をどう考えたか
協働どこで指導者や仲間に相談したか
振り返りうまくいかなかった点を次にどう変えたいか

授業が予定どおりに進まなかった場合も、どこでつまずきが起きたのか、何を見落としていたかを考えた経験を説明できます。成功談を無理に作るより、観察と判断、改善への姿勢を具体的に話しましょう。

実習前の学生なら、授業内の発表、模擬授業、グループ課題などを使えます。まだ経験していない実習を実績として話さず、今後確認したい課題として整理してください。

教職と企業・公務員を比べるときは、仕事内容をそろえて見る

教職に関心がある場合は、志望する校種・教科と本人の免許取得見込みを確認し、受験する自治体の当該年度の案内を読みましょう。選考方法や日程を古い情報で決めず、大学の支援窓口にも確認します。

民間企業や行政を考える場合は、教育に関わる仕事という大きなくくりから、誰のどんな課題に取り組む職種なのかへ具体化してください。実習で身に付けた説明や観察、資料作成の経験も、応募職種との関係を示すことで伝えやすくなります。

2026年3月卒業者の地域別就職状況は香川県53.5%、香川県以外の四国7.7%、岡山県12.9%、近畿11.0%などです。香川県内が多いという実績はありますが、県外にも進路があります。本人の希望や生活条件を踏まえて検討しましょう。[2]

資料の「2028年3月卒業見込者の出身都道府県」は、これから卒業する学生の出身地です。上記の就職地域と混ぜて、地元就職の割合を計算しないでください。[2]

教職支援開発センターへ、具体的な悩みを持って相談する

附属教職支援開発センターの令和8年度事業には、教職志望学生への説明会、自主サークル支援、願書作成、卒業前対策講座などの教採対応と、進路や教職の悩みに関する相談が挙げられています。[4]

また、1年次の大学入門ゼミ・教職概論、2年次の教育実践プレ演習、3年次の教育実践演習、4年次の保育・教職実践演習が案内されています。教材や資料の活用、ICT機器の利用支援もあり、実践を振り返りながら準備を進める際の接点になります。[4]

今週は、志望する校種や仕事を一つ挙げ、必要な条件と日程を確認しましょう。その上で、授業や実習の経験を一つ選び、目的・工夫・振り返りを書きます。願書や面接で説明しにくい部分を明確にして相談すると、次の準備が具体的になります。

学歴だけで進路を諦めたり、周囲の志望に合わせたりする必要はありません。教育学部で何を学び、どのように人の成長や課題解決に関わりたいかを整理し、自分の進路に合う準備を積み重ねてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 香川大学 求人のための大学案内2028 卒業者就職状況確認日:2026-09-11 / 冊子2頁、2025年度卒・2026年5月1日
  2. 香川大学 求人のための大学案内2028 教育学部確認日:2026-09-11 / 冊子5頁。2026年3月業種地域、主な就職先欄は対象年度明記なし
  3. 香川大学教育学部 学部案内確認日:2026-09-11 / 学校教育教員養成課程3コース、実践教育
  4. 香川大学附属教職支援開発センター 令和8年度事業確認日:2026-09-11 / 学年別教育、教採対応、相談、教材/ICT支援