就職率は人数付き資料の97.3%を基準に読む

城西大学が2026年5月1日現在として公開した資料では、経済学部経済学科の2025年度卒業者は284人、就職希望者257人、就職者250人、進学者5人です。就職率は97.3%、卒業者に占める就職者率は88.0%と掲載されています。[1]

2025年度の公式人数資料
項目公表値
卒業者284人
就職希望者257人
就職者250人
進学者5人
就職率97.3%
就職者率88.0%
[1]

一方、2026年3月卒業生の主な就職先を紹介するページには97.6%と表示されています。本記事では確認日と人数が示されたPDFを数値の基準とし、紹介ページの値と混ぜていません。差が生じた理由は、この2資料だけでは確認できません。[1] [2]

大学は就職率を就職者÷就職希望者と説明しています。希望する企業への内定率や、全卒業生の就職割合とは別です。数値の違いと分母を確認したうえで、自分の応募先と準備を考えましょう。[3]

金融・小売・IT・交通などの就職先を職種から確認

2026年3月卒業生の主な就職先には、りそなグループ、東和銀行、中央労働金庫、埼玉縣信用金庫、イオンリテール、カインズ、NECネクサソリューションズ、富士ソフト、JR東日本などが掲載されています。[2]

これらは一部抜粋で、各社の採用人数や職種は分かりません。金融への掲載例をすべて営業職、IT企業への掲載例をすべて開発職と決めつけず、現在の募集要項を確認します。[2]

掲載先から調べること
分野確認する内容
金融顧客、扱うサービス、担当業務、資格学習
小売・流通店舗と本部の仕事、配属、勤務
情報通信開発・運用・営業等の職種、研修、応募条件
交通・物流雇用する法人、職種、勤務地、勤務形態
公務採用区分、試験方式、期限

特にグループ名で掲載されている場合は、グループの全企業で同じ採用があるとは考えず、実際に応募する法人を確かめましょう。名称が似た企業でも仕事内容や条件は異なります。

地元で働きたいなら勤務地や異動範囲、金融に関心があるならどんな顧客を支える仕事かなど、自分の希望を比較項目に入れます。有名かどうかだけでなく、納得して働ける条件を確認しましょう。

経済学とゼミの経験を、情報を読み解いた過程にする

経済学科は、経済の専門に加えて経営・会計・法律等を学び、4年間の少人数ゼミで資料の収集・分析、発表や討論に取り組むことを説明しています。[4]

自己PRでは「経済に詳しい」だけでなく、どんな疑問から調べ、どんな資料を比較し、どう考えたかを整理します。企業分析や地域の調査など、自分が実際に取り組んだテーマから選びましょう。

学びを振り返る観点
経験具体化すること
資料の比較年度、対象、条件をどうそろえたか
データ分析集計の方法、確認した誤り、結果の限界
ゼミ発表意見を整理し、説明を見直した過程
共同課題自分の担当、共有方法、調整
資格学習苦手分野と学習方法の改善

学科案内には入学年度によって異なるコース・カリキュラムの説明があります。現在紹介されている科目をすべて履修したと扱わず、自分の入学年度の案内と実際の経験を確認しましょう。[4]

授業で使ったツールや学んだ手法を、そのまま実務経験として書く必要はありません。学習した範囲と、自分で行った分析や課題を分けて説明する方が、面接の質問にも答えやすくなります。

金融志望でも、資格だけで志望理由を作らない

経済学科は金融分野の学びや、インターンシップ、FP・ITパスポート・公務員試験等に関連するキャリア・資格教育を紹介しています。実際に利用した内容は自分の履修状況で確認します。[4]

金融を希望する場合は、資格名のほかに、どんな顧客や課題に関わりたいかを調べます。同じ金融でも、企業向け、個人向け、地域との関わりなど、仕事内容の違いがあります。

  • その会社はどんな顧客にどんなサービスを提供しているか
  • 募集職種では何を担当するか
  • 自分の授業・活動のどこから関心を持ったか
  • 入社後に必要な知識をどう学びたいか
  • 勤務地・異動・研修は希望と合うか

資格を取得している場合は名称と取得時期を正確に書き、学習中ならその状況を区別します。資格があるだけで業務をすべて任せられると広げず、学ぶ習慣や苦手を改善した行動も説明できるようにします。

公務員も比較する場合は、試験日程と企業の応募締切を一つの予定表にまとめます。行政向けの理由を企業名だけ変えて使わず、その組織の仕事を調べたうえで志望理由を考えましょう。

統計の条件を確認した経験の架空例

「ゼミの発表で地域の数値を比較した際、資料によって対象や年度が違うことに気づきました。私は同じ条件で比較できる資料を探し直し、そろえられない部分は注記しました。発表では、数字から分かる範囲と追加で調べたい点を分けて説明しました。」

これは構成を示す架空例で、城西大学の実際のゼミや内定事例ではありません。自分が扱ったテーマ、資料、担当した作業、確認できた結果に置き換えてください。

  • 何を比較しようとしていたか
  • どの条件が違うと気づいたか
  • 自分はどの資料を確認したか
  • 他のメンバーとは何を相談したか
  • 結果にはどんな限界があったか

この例で伝えるのは、数字を使ったことだけではなく、比較できるかを確認して説明を改善した行動です。大学名や大きな成果の有無より、自分が考えて動いた具体例を準備しましょう。

企業や地域の非公開情報を使った課題なら、外部へ示せる範囲を確認します。未公表の数値を出さず、確認方法や工夫を説明することもできます。

書きかけの書類と求人を持ってキャリア相談へ

城西大学のキャリアサポートセンターは、学年を問わず個別進路相談、履歴書・ESや作文の添削、模擬面接などを案内しています。学部・学科やゼミの時間にも進路支援を行うと説明されています。[5]

相談には、自分が気になる求人と、授業・アルバイト等で工夫した経験のメモを持っていきましょう。「強みがない」「業界が決まらない」という段階でも、迷っていることを具体化すると話しやすくなります。

最初に用意するもの
資料内容
求人比較法人、職種、条件、締切
経験のメモ調べたこと、工夫した行動、結果
書類の初稿志望理由と自己PRの書けた部分
相談事項候補の広げ方や選考で困る点

学歴が不安でも、募集条件と自分の経験を整理することから始められます。逆転就活塾の無料相談でも、金融・IT・小売等の企業比較や、経済学の学びを採用担当に伝わる文章へ整理する準備から相談できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 城西大学|卒業・就職・進学者数(学部)確認日:2026-09-09 / 2026年5月1日現在、2025年度卒業者の人数と率
  2. 城西大学|進路・就職データ確認日:2026-09-09 / 2026年3月卒業生の就職先と学科就職率
  3. 城西大学|卒業・就職・進学者数確認日:2026-09-09 / 就職率の算出方法
  4. 城西大学|経済学科確認日:2026-09-09 / 経済学の学び、少人数ゼミ、キャリア教育
  5. 城西大学|キャリアサポートセンター確認日:2026-09-09 / 個別相談、書類添削、模擬面接