どの専門職を目指すかを最初に明確にする

学科ごとの進路検討の出発点
学科公式案内の教育の軸確認する内容
臨床工学科医学と工学を学び、医療機器の操作・保守管理等に関わる人材を育成病院や企業の募集職種と、関心のある仕事
診療放射線学科画像検査や放射線技術に関わる人材を育成する2026年新設学科新しい課程での学びと、目指す職種に必要な準備
[1] [2]

大学の名称だけで応募先を探すよりも、所属学科、学年、希望職種を先に整理しましょう。医療機器に関わる仕事でも、病院内の業務と企業の業務では役割が異なります。同じ企業でも募集する職種は複数あり得るため、企業名だけで仕事内容を決めつけないことが必要です。‌‌​‌‌‌​‌​‌‌​‌‌‌‌‌​‌‌​​​​​‌​‌​​‌‌​‌‌​​‌​​‌‌​​‌​​​​‌‌​‌​​‌​​​​‌‌​​

まだ病院か企業かを決めていない場合は、どちらの仕事で何に関心があるかを書き出します。今後の実習や説明会で確認したい質問があるだけでも、目的を持って情報を集めやすくなります。

大学とグループ校の実績を同じ一覧にしない

公式の輩出実績ページには、「滋慶医療科学大学実績」の後に「グループ校実績」があります。後者は大阪ハイテクノロジー専門学校卒業生の実績と明記されています。グループ校が長年にわたって送り出してきた人材と、この大学の卒業生を分けて読む必要があります。[3]

大学自身の実績欄にある進路の例
進路掲載例
医療機関国立病院機構大阪医療センター、滋賀医科大学医学部附属病院、神戸徳洲会病院
医療機器関連企業エア・ウォーター防災、テルモ、ニプロ、フクダ電子
大学院公立小松大学大学院、高知大学大学院、滋慶医療科学大学大学院
[3]

この一覧には、掲載先ごとの人数や対象年度が明記されていません。企業での採用職種も示されていないため、名前を見ただけで開発職の実績などと紹介することはできません。本人が応募する際の募集条件は、掲載実績とは別に確認しましょう。[3]

診療放射線学科のページに載る就職率や進路の例は、臨床工学科の参考実績とされています。新設学科の卒業実績へ置き換えることはできません。大学の全体像を知るための情報と、自分の学科の結果は区別してください。[2]

病院と企業を同じ観点で比較する

大学は臨床実習に加え、医療機器関連企業での実習を紹介しています。企業で機器に関わる仕事を知り、病院と企業の両方から医療現場を見る機会とされています。大学ポートレートは、臨床実習を必修、企業実習を選択科目として説明しています。[4] [6]

応募先の比較に使う観点(編集部の提案)
観点質問例
仕事募集職種は日々どのような業務を担うか
相手誰と連携し、誰に説明する仕事か
教育新人は何をどの順で学ぶか
相談分からない点や不具合の疑問を誰に確認するか
配属勤務地や配属はどのように決まるか
選考必要な資格、書類、試験、締切は何か

企業実習のページにある実習受入先や予定内容は、就職内定の一覧ではありません。本人が参加した場合は、実際に見学・体験したことと、紹介で知った仕事を分けて記録します。実習に参加していない場合も、仕事内容を調べたうえで具体的な質問を用意できます。[4]

待遇や知名度だけでなく、どのような経験を積めるか、困ったときに確認できる体制があるかも比べましょう。「医療に貢献したい」という希望を、その応募先のどの仕事で実現したいかまで説明できると、志望理由が具体的になります。

授業・演習・研究から本人の行動を取り出す

臨床工学科のカリキュラムには、医用電気工学や医用機器に関する学習、多職種連携論などが紹介されています。診療放射線学科では、人体の構造と機能、診療画像機器学、人工知能概論などが挙げられています。専門科目の名前そのものより、学ぶ中で何に疑問を持ったかを整理しましょう。[7] [8]

例えば、機器の原理を理解するために調べたこと、演習で説明が伝わらず工夫したこと、共同作業で確認の順番を見直したことなどが材料になります。取り組んだ課題、本人の役割、実際の行動、得られた学びを短くまとめてください。

チーム全体の成果を自分一人の成果にする必要はありません。実習では、学生として見学したことや指導を受けたことを明確にします。患者を特定できる情報や、施設・企業内の公開できない情報は除き、本人がどう考え学んだかを中心に説明しましょう。

新設学科の学生は、上級年次に予定されている教育内容を自分の経験として書かないことも大切です。今の授業で学んだことを記録し、将来の実習や研究で確かめたい点につなげるだけでも、進路を考える準備になります。

資格試験と採用の条件を別々に確認する

大学ポートレートでは、医療科学部は各専門職の養成課程であり、必修科目の単位と卒業要件を満たすことにより、対応する国家試験の受験資格を得られると説明しています。受験資格を得ること、合格すること、採用されることはそれぞれ別の段階です。[6]

応募書類で資格を記載する場合は、現在持っている資格と、今後取得を目指す資格を正確に分けましょう。採用先がどの時点までに何を求めているかは、募集要項で確認します。大学に試験対策があるからといって、自分の準備や応募先への確認が不要になるわけではありません。

就職と進学で迷う場合は、大学院で何を学びたいか、そのためにどのような準備が必要かも整理します。進路実績に大学院名があることだけで決めず、研究テーマや指導内容、受験条件を確かめて相談しましょう。

相談には候補・予定・経験の三つを持っていく

大学は担任と学生サポートセンターが連携し、求人紹介、履歴書の添削、面接練習、気持ちの面の支援を行うと案内しています。学園主催の就職フェアや、企業・病院等の担当者から仕事内容と採用の流れを聞く説明会も紹介されています。[5]

候補の募集要項、実習や試験の日程、本人の経験をまとめたメモを持参すると、相談内容が具体的になります。大学ポートレートでは、就職・進学についての個別相談や、2~4年次の進路ガイダンスなども案内されています。希望が固まる前でも、迷っている点を説明して相談しましょう。[6]

まず二つの候補を比較し、それぞれに質問したい点を一つずつ決めてください。逆転就活塾へ相談する場合も、学科と学年、希望する仕事、本人の行動が分かる経験を共有すると、応募書類や面接で伝える内容を整理しやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 滋慶医療科学大学 臨床工学科確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  2. 滋慶医療科学大学 診療放射線学科確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  3. 滋慶医療科学大学 大学・グループ校の輩出実績確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  4. 滋慶医療科学大学 企業実習確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  5. 滋慶医療科学大学 就職サポート確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  6. 滋慶医療科学大学 大学ポートレート進路・就職情報確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  7. 滋慶医療科学大学 臨床工学科カリキュラム確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離
  8. 滋慶医療科学大学 診療放射線学科カリキュラム確認日:2026-09-11 / 公式HTML本文全文。大学とグループ校、既存学科と新設学科、実習と実績を分離