法律学科・政治学科の就職先を分けて確認する

大学公式の法学部就職実績には、2022年3月〜2024年3月卒業生の主な就職先が学科別に掲載されています。以下はその一部です。単年度の結果や現在の募集企業一覧ではありません。[1]

公式掲載の就職先例(2022年3月〜2024年3月卒業生)
学科民間企業の例公務員の例独立行政法人の例
法律学科群馬銀行、中央労働金庫、マルハニチロ、ソフトバンク法務省一般職、東京都庁、板橋区役所高齢・障害・求職者雇用支援機構
政治学科東京地下鉄、ニトリ、サイバーエージェント、大和ハウス工業国土交通省一般職、国税専門官、栃木県庁、警視庁警察官情報処理推進機構
[1]

大学が掲載した会社名は、企業研究を始める入口になります。ただし、採用人数、配属先、職種、応募者数はこの表から分かりません。掲載例を「入りやすい企業ランキング」に読み替えず、募集要項と仕事内容を別に確かめましょう。

法律学科だから企業の法務職、政治学科だから公務員、と進路を限定する必要もありません。会社が新卒でどの職種を募集するかを調べ、「その仕事で自分は何をしたいか」を考えます。専門を直接使う仕事以外にも、相手の事情を聞く、条件を整理する、資料を説明する仕事があります。

民間・公務員・独立行政法人を、担当する仕事で比べる

大東文化大学法学部の実績を見ると、「公務員か民間か」だけでは選択肢を捉え切れません。法律学科には高齢・障害・求職者雇用支援機構、政治学科には情報処理推進機構も掲載されています。公的な目的を持つ団体に関心がある人は、自治体と分けて募集主体・仕事内容を調べる候補にしてください。[1]

進路を比較するための確認表(比較の問いは編集部作成)
観点民間企業公務員独立行政法人
実績から調べる候補群馬銀行・中央労働金庫など東京都庁・板橋区役所など高齢・障害・求職者雇用支援機構など
関わりたい相手企業・個人のどの課題を扱うか住民・事業者にどんな業務で関わるか法人の目的と担当業務は何か
募集の確認職種、配属、勤務地、選考行政職・公安職などの募集区分と試験募集法人、雇用区分、勤務地、選考
両立の確認提出・検査・面接の締切申込・試験・面接の日程法人ごとの募集日程

「地域の暮らしを支えたい」という希望なら、法律学科の実績にある板橋区役所と群馬銀行・中央労働金庫を入口に、住民への行政サービスと金融の仕事の違いを調べられます。政治学科で交通に関心があるなら東京地下鉄も候補の入口です。ここで挙げた組織への応募を勧めるという意味ではなく、自分の希望を仕事内容に分解するための比較例です。

両方を受ける場合は、募集日程を一つの予定表に集めます。試験対策が必要な期間、企業への提出期限、授業や卒業研究の予定を重ねて、使える時間を確認してください。公務員試験も企業選考も方法は一律ではないため、「両立できるはず」と予定を見ずに決めないようにします。

政治学科の公務員実績には警察官も含まれます。行政職と公安職を同じ試験・同じ働き方として扱わず、希望する機関の最新募集要項で受験区分と日程を確認してください。名称の近い公的機関でも、採用の仕組みは一律ではありません。[1]

法律や政治の学びを、専門外の面接官へ伝える

法律名や制度名をたくさん並べても、本人が何を考えて行動したかは伝わりません。学業の説明では、扱った問い、自分が困った点、調べ方、考えが変わった点を順に整理します。高い成績や難しい研究成果がない人も、実際に取り組んだ過程を探すところから始められます。

法律学科:結論までの確認手順を振り返る

資料を読むときに、前提となる事実と自分の解釈を区別した経験はありませんか。最初の印象だけで結論を出さず、条件が変わると考え方も変わると気づいたなら、その過程を説明できます。「論理的思考力が身につきました」で止めず、どの場面で何を確認し直したのかまで話します。

政治学科:立場の違いをどう扱ったかを振り返る

社会の問題を調べる中で、関係者によって重視することが異なると気づいた経験を探します。意見を一つにまとめられなかったとしても、違いを整理した、自分の考えの根拠を説明した、反対意見を読んで考えを直した、といった本人の行動は言葉にできます。

面接では、最初に専門知識のない人にも伝わる短い説明を用意します。たとえばテーマの説明に時間を使いすぎる場合は、「私は何を調べたか」を一文にして、自分の行動へ進みます。詳しく聞かれたときに使う補足と、最初に話す内容を分けておくと練習しやすくなります。

大学名・資格・経験への不安を、準備する項目へ変える

大手企業に応募したいと思っても、大学名が気になって手が止まることがあります。公式実績に掲載された企業があることは参考になりますが、それだけで現在の採用基準は分かりません。反対に、不採用になった理由も、会社側の説明がないまま学歴だけと断定できません。

  • 応募前:募集要項の条件を満たしているか、締切まで何を準備できるか確認する。
  • 書類で不通過:経験の具体性と、応募する仕事への理由を見直す。
  • 検査の後で不通過:問題の形式と時間配分を振り返り、苦手な範囲を練習する。
  • 面接で不通過:質問と実際の回答をメモし、説明不足だった点を相談する。

これは不採用の原因を特定する表ではなく、次に確認する項目を分けるための整理です。いくつかの原因が重なっている場合もあります。結果だけで自分の可能性を決めず、改善できる箇所を一つずつ見つけます。

資格についても、法学部なら特定の資格がなければ就職できない、と考える必要はありません。応募に必要な条件は企業・職種ごとに確認します。資格取得に取り組む場合は、目的と必要な時間を整理し、募集が進んでいる企業への応募をいつまでも先延ばしにしないようにします。

学内相談に持っていくものと、今週の行動

大東文化大学の支援ページには「1・2年生向け公務員講座」「就活必須講座」、WEB学内企業説明会、個別就職相談が案内されています。公務員と民間で迷う法学部生は、両方の支援の対象学年・申込方法を確認すると、比較しながら準備する予定を組みやすくなります。開催時期や内容は最新の学内案内で確認してください。[2]

相談前に進路を一つに決める必要はありません。「公務員と民間を比較したい」「法律の学びをどう説明すればよいか分からない」など、迷っている点を具体的に伝えます。所属学科、学年、卒業予定時期、応募状況を最初に示すと、話の前提が伝わります。

相談と応募を動かす今週のメモ
順序すること残すもの
最初に自分の学科の実績から気になる仕事を三つ選ぶ興味を持った理由を各一行
次に公式の募集職種・条件・締切を調べる比較表と確認したい質問
相談までに学業かアルバイトの経験を一つ振り返る実際の状況・行動・結果のメモ
相談後に次の応募または説明会参加を具体的に決める期限付きの予定

この順序は編集部の提案で、大学や企業の公式日程ではありません。応募期限が近いときは、相談や文章の完成を待って募集を逃さないよう、応募と改善を並行します。すでに内定がある人は、応募数を増やす前に、仕事内容や条件に納得できない点を言葉にしてください。

大東文化大学法学部の就活でよくある疑問

法律学科と政治学科で応募できる業界は決まっていますか?

公式実績では両学科に複数の民間企業と公務員の進路が掲載されています。学科名から業界を決めるのではなく、実際の募集条件と希望する仕事を確認します。[1]

公務員志望から民間企業へ切り替える場合、何から始めますか?

切り替える理由と、仕事に求めるものを分けて書きます。募集が続いている企業を学内窓口でも確認し、応募書類の下書きと企業研究を並行して進めます。試験勉強の経験を使う場合も、取り組んだ事実と、自分なりに工夫した点を具体化します。

有名企業の実績があるなら、学歴フィルターはないと言えますか?

言い切れません。過去の掲載例は、今の全職種・全選考で使われる基準を示していません。公表されている応募条件を確かめ、自分が準備できることと、公開情報では分からないことを区別してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大東文化大学 法学部 就職実績確認日:2026-09-09 / 2022年3月〜2024年3月卒業生の主な就職先
  2. 大東文化大学 就職支援確認日:2026-09-09 / 利用条件・開催日程は最新の学内案内を確認