どの大学の卒業生がZEN大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先としてZEN大学(学校法人日本財団ドワンゴ学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。ZEN大学は2025年4月に開学したばかりで、法人の設立は2024年11月5日です。[7]
職員インタビューに出てくる経歴[5] [6]
採用ページの職員インタビューには、クラス・コーチ(CC)2人とアカデミック・アドバイザー(AA)3人が登場します。出身大学の名前は書かれていませんが、入職の時期と前職の手がかりは書かれています。[5] [6]
- 学生支援部 CC課:2025年3月入職。求人サイトで「教育」「オンライン」というキーワードで探していて、開学1カ月前のZEN大学を見つけた
- 学生支援部 CC課:2025年6月入職。人と関わる仕事を探していて、求人サイトで見つけた
- 教育開発部 AA課:2025年2月入職。前職は大学院で学んだ人が周りに少ない環境で、応募条件の修士以上にひかれた
- 教育開発部 AA課:2025年2月入職。前職は他大学で数学を教える非常勤講師
- 教育開発部 AA課:2025年4月入職。修士課程で学んだ知識を仕事に生かせることにひかれた
5人とも開学の前後に入職していて、アカデミック・アドバイザーの3人は大学院で学んだ経験を仕事に生かしています。新卒で入職したと書かれている人はいません。[5] [6]
採用ページとインタビューが求める人物について書いていること(引用)
ZEN大学の採用管理サービスの一覧ページは、募集の冒頭でこう書いています。[2]
「共に次代を創り、常に新たな試みにチャレンジできる意欲あふれる方の応募をお待ちしております。」[2]
大学の採用ページの一般職種の欄には、一人ひとりが主体的に挑戦し、成長できる環境があり、学生の学びを支えながら新しい大学づくりに挑戦したい人を待っていると書かれています。[1]
職員インタビューで語られている人物像[5] [6]
クラス・コーチの職員は、勘や気合いではなく、事実から状況を把握し、戦略的に打ち手を設計していく仕事に魅力を感じられる人が向いていると答えています。まだみんなで作り上げている途中の大学なので、変化を楽しめる「柔軟性」と、自ら進んで行動できる「自発性」を持ち、日常的にPDCAを回していける人、そして人が好きで一人ひとりの学生と丁寧に向き合える人を挙げています。[5]
アカデミック・アドバイザーの職員は、自分の専門分野を持ちながら新しい分野にも好奇心を持って学べる人、変化を楽しめる人を挙げています。情報分野に強みを持つ大学なので、プログラミングやAI、データ分析に興味がある人は専門性を生かせる環境だとも書いています。[6]
求人に書かれた求める人物像[4]
学生募集職員(入試広報)の求人は、求める人物像として、スピード感のある職場で働きたい人、素直に意見やアドバイスを受け入れて実行できる人、目的意識をもって業務に取り組める人などを挙げています。学歴についての条件はクラス・コーチの求人に書かれていて、必須の応募資格の1つが4年制大学卒業以上です。[4] [3]
採用の仕組み。法人の採用管理サービスから応募し、面接とWEB適性検査
ZEN大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人日本財団ドワンゴ学園が、独自の選考で職員を採用します。大学の採用ページの「一般職種 募集一覧」と「管理職候補 募集一覧」から、法人専用の採用管理サービスの求人一覧につながり、そこから応募します。[1] [2]
| 求人 | 選考フロー |
|---|---|
| クラス・コーチ担当 | 書類選考 → 面接1回・WEB適性検査 → 最終面接(面接はオンライン) |
| 学生募集職員(東京・入試広報) | 書類選考 → 面接1回・WEB適性検査 → 最終面接(1次はオンライン、最終は対面) |
どちらの求人にも、最終面接の前にアンケートを行う可能性があること、選考の内容をSNSなどに投稿しないことが書かれています。[3] [4]
入社ギフト制度[1] [11]
大学の採用ページには、2026年6月25日から2026年12月31日までにエントリーし、学校法人日本財団ドワンゴ学園か学校法人角川ドワンゴ学園に正社員として入社した人に、入社支度金として50万円を支給する入社ギフト制度が載っています。支給は、入社後3カ月在籍して本採用となった人に、4カ月目の給与支給日です。社員紹介などのリファラル採用は対象外です。[1]
姉妹法人の新卒採用はZEN大学の募集ではない[11] [12]
ZEN大学の採用ページの関連スクールからは、N高等学校・S高等学校・R高等学校を運営する学校法人角川ドワンゴ学園のサイトにつながります。その採用サイトには新卒採用の特設サイトがあり、2027年3月までに四年制大学または大学院を卒業する見込みの人を対象に、正社員(専任教諭)として採用し、適性を見て教員・職員・メンターのいずれかに配属すると書かれています。勤務地は高校の本校、全国のスクーリング拠点・キャンパスで、ZEN大学への配属は書かれていません。ZEN大学の職員の新卒採用ではないことに注意してください。[11] [12]
職員の仕事。オンラインで学生を支えるクラス・コーチとアカデミック・アドバイザー
ZEN大学は、クラス・コーチ(CC)、キャリア・アドバイザー(CA)、アカデミック・アドバイザー(AA)の3つの職種で学生を支える体制をとっていると、2025年度の事業報告書に書かれています。クラス・コーチは学生の履修相談や学修進捗の管理、学生生活の相談を担い、学修管理システムの進捗データをもとに、遅れの見られる学生に電話やチャットで連絡します。[8]
クラス・コーチの仕事(職員インタビューより)[5]
クラス・コーチ1人が担当する学生は、今年度140〜160名ほどです。定期的な面談だけでなく、日々のデータや学修の進み具合を見ながら、誰にどんなサポートが必要かの優先度を判断して連絡します。やり取りはSlackや電話です。リモートワークでは、Slackの投稿にスタンプで反応したり、タイトルに【相談】【質問】【報告】を付けたりして、文字でのやり取りを分かりやすくする工夫をしていると書かれています。[5]
アカデミック・アドバイザーの仕事(職員インタビューより)[6]
アカデミック・アドバイザーは、必修科目の補講や、授業より深く学びたい学生向けのイベントの企画・運営、1年次の学生のレポートなどの相談を担当し、教員と学生をつなぐ役割です。約50名のティーチング・アシスタント(TA)と連携して学生を支えていると書かれています。[6]
求人一覧に並ぶ職種[2]
2026年9月28日時点の求人一覧(大学教職員)には、次のような職種が並んでいます。[2]
- 学生募集職員(入試広報、東京・大阪)、入学相談窓口担当
- 教務・教学支援担当、研究支援担当、留学支援担当、クラス・コーチ担当
- 広報担当、給与計算担当、総務職員、安全衛生担当、保健支援担当
- 業務システム開発のPM/PMO候補、コーポレートエンジニア
- 授業サポート(情報・数理・データサイエンス領域、人文社会・経済・クリエイティブ領域)
- 陸上競技部(新設)の運営担当
法人の組織図には、法人本部の下にIT戦略部、総務法務部、事務部、経営企画部、経理部、人事部、入学センター、企画部、広報室、教育開発部、学生支援部、キャリアサポートセンター、活動開発部、研究部、運営支援部が並んでいます。インタビューのCC課は学生支援部、AA課は教育開発部の所属です。[10] [5] [6]
応募できる条件と待遇。クラス・コーチは4年制大学卒業以上
新卒向けの応募資格・初任給は、2026年9月28日時点の公式サイトには載っていません。参考になるのは、応募資格に実務経験の必須がないクラス・コーチの求人です。新卒向けと書かれた求人ではないことに注意してください。[3] [2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 応募資格(必須) | 基礎的なITスキル(Word、Excel、PowerPoint、Googleアプリケーション、Zoom、Slack等)、数値目標の達成に向けてコミットできる、4年制大学卒業以上 |
| 応募資格(歓迎) | 営業支援や顧客サポート等の業務経験1年以上、中高の教員免許、生徒・学生のサポート経験、大学の教務・学生支援の経験など |
| 雇用形態 | 契約職員(入職日〜2027年3月31日、更新の可能性あり・最大5年)。正職員登用制度あり |
| 賃金 | 年収3,368,000円〜5,120,000円、基本給210,500円〜320,000円。想定残業時間20時間/月 |
| 勤務地 | 東京事務所(東京都中央区銀座)。業務はリモートワークで、業務指示での出勤が月4日程度 |
| 勤務時間 | フレックスタイム制(コアタイム11:00〜15:00)、標準労働時間8時間 |
| 休日 | 年間休日123日、完全週休二日制(土日祝)。休日出勤は年8回程度を想定(振替休日・代休あり) |
正職員への登用については、開学から1年を経て所定の在籍期間を満たした同じポジションの契約職員の約4分の3が正職員に登用された、という実績が書かれています。面接を通してリーダー候補として採用する場合は、最初から正職員としての雇用になるとも書かれています。[3]
学生募集職員(入試広報)の求人は、業界を問わず営業の経験が2年以上あることを必須にしている経験者向けで、雇用形態は正職員、年収は3,368,000円〜5,600,000円です。福利厚生はどちらの求人も同じで、日本私立学校振興・共済事業団の健康保険・年金、企業型確定拠出年金、リフレッシュ休暇、ジョブローテーション制度(転勤あり)などが並んでいます。[4] [3]
募集の時期。新卒向けの募集はなく、求人は通年の形
2026年9月28日時点で確かめた採用ページの表示は次のとおりです。[1] [2] [11] [12]
| ページ | 表示 |
|---|---|
| ZEN大学の採用ページ | 入社ギフト制度、職員インタビュー(CC・AA)、管理職候補 募集一覧、一般職種 募集一覧 |
| 法人の求人一覧(大学教職員) | 入試広報、教務、研究支援、クラス・コーチなど17件。新卒向けと書かれた求人はない |
| 角川ドワンゴ学園の新卒採用 | 2027年3月卒業見込みの人が対象。配属は高校の教員・職員・メンター |
ZEN大学は2025年4月に開学したばかりで、過去に新卒の職員を募集した記録は公式サイトにはありません。新卒の募集がいつ出るかも書かれていないため、この記事でも推測で書きません。確かめた範囲は、大学の採用ページ、そこからつながる法人の求人一覧、関連スクールの角川ドワンゴ学園の採用サイトと新卒採用の特設サイトです。[7] [1] [2] [11] [12]
求人一覧に並ぶ求人に、締め切りの日付は書かれていません。入社ギフト制度の対象は2026年12月31日までのエントリーです。[2] [1]
公開されている数字。在学生6,976名、職員228名
数字は、学校法人日本財団ドワンゴ学園とZEN大学が公表しているものだけを並べます。[9] [8]
| 項目 | 知能情報社会学部 |
|---|---|
| 入学定員 | 3,500人 |
| 入学者数 | 3,090人(入学定員充足率88.3%) |
| 収容定員 | 7,000人(2025年4月開学のため2学年分) |
| 在学生数 | 6,976人(収容定員充足率99.7%) |
- 職員:228人(2025年度事業報告書、令和7年5月1日現在)
- 基幹教員:37人(教授23人・准教授3人・講師9人・助教2人)、基幹教員以外の教員39人(同)
- 2025年度の在籍学生数:4,004人(令和7年5月1日現在)
2025年5月1日時点で、在籍学生4,004人に対して職員は228人でした。単純に割ると、職員1人あたり18人ほどの学生です。2026年5月には在学生が6,976人に増えていて、事業報告書は、学生数の倍増に伴ってクラス・コーチやアカデミック・アドバイザーの業務の負荷が増えると見込んでいます。[8] [9]
法人概要によると、学校法人日本財団ドワンゴ学園の所在地は神奈川県逗子市で、設立は令和6年11月5日です。求人ページには、東京事務所(中央区銀座)、田町事務所、木場事務所が書かれています。[7] [3]
30日でやること。オンラインの学生支援に向けた準備
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:大学の採用ページと求人一覧をブックマークし、新卒向けの求人が加わっていないか、クラス・コーチの求人が続いているかを確かめる
- 4〜7日目:クラス・コーチとアカデミック・アドバイザーのインタビューを読み、学生との関わり方とリモートでの働き方をメモする
- 8〜14日目:Slack、Zoom、Googleアプリケーションなど、求人の必須条件に並ぶツールを実際に使ってみる。Excelで表を集計する練習もする
- 15〜21日目:WEB適性検査の練習をする。選考フローの2段階目にある
- 22〜30日目:学生の学修や生活を支えた経験(サークル、アルバイト、学習支援など)を書き出し、事実をもとに相手の状況を読み取って働きかけた例を1つ話せるようにする
志望動機は、公開されている事実から組み立てます。オンラインだけで学ぶ学生を、データを見ながら一人ひとり支える仕事であること、開学間もない大学で仕組みを自分たちで作っていく段階にあること、学生数が急に増えて支える体制づくりが課題になっていること。これらは大学と法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。[5] [6] [8]
採用の条件・日程・待遇は、応募の前に求人ページで必ず確かめてください。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- ZEN大学 大学職員採用確認日:2026-09-27 / 2026年9月28日時点の表示。入社ギフト制度(対象期間・支給要件・支給対象)、職員インタビューへの案内、管理職候補 募集一覧と一般職種 募集一覧への案内、関連スクール。確かめた範囲:大学の採用ページ、法人の求人一覧(https://open.talentio.com/r/1/c/zen-univ/homes/4500?group_ids=9503)、関連スクールの学校法人角川ドワンゴ学園の採用サイト(https://nnn.ed.jp/recruit/)と新卒採用の特設サイト(https://nnn.ed.jp/recruit/special/graduates/)
- 学校法人日本財団ドワンゴ学園 ZEN大学 採用ページ(求人一覧)確認日:2026-09-28 / 大学の採用ページの「一般職種 募集一覧」からリンクされている法人専用の採用管理サービスのページ。募集の冒頭の文章、2026年9月28日時点の大学教職員の求人17件の職種名。ブラウザで確認
- 学校法人日本財団ドワンゴ学園 クラス・コーチ担当の求人確認日:2026-09-28 / 法人専用の採用管理サービスの求人ページ(求人一覧からリンク)。職務内容、応募資格(必須・歓迎)、賃金、勤務地、雇用形態(契約職員・正職員登用制度と実績)、休日、勤務時間、福利厚生、選考フロー。ブラウザで確認
- 学校法人日本財団ドワンゴ学園 学生募集職員(入試広報・東京)の求人確認日:2026-09-28 / 法人専用の採用管理サービスの求人ページ(求人一覧からリンク)。業務内容、応募資格(営業経験2年以上が必須)、求める人物像、賃金、雇用形態(正職員)、福利厚生、選考フロー。ブラウザで確認
- ZEN大学 職員インタビュー(クラス・コーチ)確認日:2026-09-28 / 学生支援部CC課の職員2人(2025年3月・6月入職)。志望理由、担当学生数、リモートワークの工夫、活躍できる人。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
- ZEN大学 職員インタビュー(アカデミック・アドバイザー)確認日:2026-09-28 / 教育開発部AA課の職員3人(2025年2月・4月入職)。志望理由と前職、仕事の内容、TAとの連携、求める人物像。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
- ZEN大学 法人概要確認日:2026-09-28 / 学校法人日本財団ドワンゴ学園の名称、設立年月日、所在地、沿革(2024年11月5日法人設立、2025年4月1日ZEN大学開学)
- 学校法人日本財団ドワンゴ学園 第2期事業報告(令和7年度)確認日:2026-09-28 / 学生数の状況(令和7年5月1日現在)、教職員数(職員228人、基幹教員37人ほか)、支援体制(CC・CA・AA)、学修支援体制の課題
- ZEN大学 入学者数・在学者数・収容定員(2026年5月1日現在)確認日:2026-09-28 / 知能情報社会学部の入学定員、入学者数、収容定員、在学生数と充足率
- 学校法人日本財団ドワンゴ学園・ZEN大学 組織図確認日:2026-09-28 / 法人本部の部署(IT戦略部、総務法務部、事務部、経営企画部、経理部、人事部、入学センター、企画部、広報室、教育開発部、学生支援部、キャリアサポートセンター、活動開発部、研究部、運営支援部)
- 角川ドワンゴ学園 採用サイト確認日:2026-09-28 / 姉妹法人の採用サイト。入社ギフト制度(対象の法人に学校法人日本財団ドワンゴ学園を含む)、キャリア採用・新卒採用・インターン採用の入口
- 角川ドワンゴ学園 新卒採用確認日:2026-09-28 / 姉妹法人(N高等学校・S高等学校・R高等学校)の新卒採用。募集職種(正社員・専任教諭、教員/職員/メンターに配属)、応募資格、勤務地(高校の本校・全国のスクーリング拠点・キャンパス)。ZEN大学への配属の記載なし