会社が既卒と職種について書いていること(引用)

採用FAQに、この記事の中心になる回答があります。[2]‌​​​‌​​​‌‌​​‌‌‌​‌‌​​​​​‌​​​‌‌‌‌‌​​‌​‌‌‌​‌​​‌​‌​‌‌‌‌​​‌​​​‌‌‌​‌​​

「卒業後◯年以内」という区切りが書かれていません。線は「職歴があるかどうか」の1本だけです。卒業してから就職活動を続けている人にとって、年数の上限が本文に見当たらないというのは大きな違いです。[2]

文系から技術系への応募についても、質問と答えがあります。[2]

「文系だから技術系は応募できません」とは書かれていません。技術系にエントリーしてください、という案内です。職種の選び方についても「職種別に選考(面接)を行いますので、エントリーシートでは職種を第二希望までご選択ください。」とあり、第二希望まで出せます。[2]

グループ会社との併願も認められています。「YOKOGAWAグループの関係会社との併願は可能でしょうか。」という質問への答えは「はい、可能です。ただし、それぞれの会社にてエントリーをお願いします。」[2]

採用実績が3年分、男女別。初任給は3区分とも4万円上がった

採用実績(技術系)
入社年男性女性
2023年4月14923
2024年4月20525
2025年4月32537
[1]
採用実績(事務系)
入社年男性女性
2023年4月257
2024年4月9514
2025年4月8816
[1]

事務系が7名から16名へ、3年で2倍以上になっています。技術系も23名から37名へ増えています。男女別まで公開しているので、自分の位置を測る材料が多い会社です。[1]

初任給(2026年度)
区分金額
博士卒343,000円(2025年度から40,000円引き上げ)
修士卒321,000円(2025年度から40,000円引き上げ)
学部卒300,000円(2025年度から40,000円引き上げ)
[1]

3区分とも、前年度から一律40,000円上がっています。引き上げ額を自分から書いている会社は多くありません。[1]

職種は技術系9つ・事務系6つ。第二希望まで出せる

募集要項に挙げられている職種
系統職種
技術系研究開発/製品開発/生産技術/ITエンジニア(情報システム)/セールスエンジニア/IT/OTエンジニア/サービスエンジニア/マーケティング(ビジネス開発、その他)/技術系(その他)
事務系営業・販売推進/マーケティング(コーポレート)/企画(経営・事業企画)/経理・財務/人事/法務
[1]

職種別に面接を行う会社なので、どの職種で出すかが選考の入り口になります。ただし第二希望まで選べるので、1つに絞りきれなくても応募できます。[1] [2]

配属の決め方についても答えがあります。「横河電機では選考段階から皆様の希望を聞き、事業部のニーズとマッチングさせながら各自の「適正」・「持ち味」・「可能性」などを考慮して、配属先を決定しています。」。入社後の異動についても「はい、ご自身のキャリアプランに応じて部署異動や職種転換も可能です。なお、社員のキャリアアップ支援の仕組みとして、「自己申告」、「キャリアプラン面談」、「社内公募」などの制度を整えています。」と書かれています。[2]

選考の流れ

選考プロセスは、エントリー(12月下旬より受付。エントリーシート・履修履歴の提出、学力テスト・適性検査のWEB受検)→ 書類選考 → 面接(複数回。希望職種ごとに実施)→ 人事面談(意思確認)→ 内々定です。学力テストについて会社は「学力テストは基礎学力を図るものです。」と説明しています。[1]

提出物に「履修履歴」があるのが特徴です。エントリーの段階で、大学で何を履修したかを出します。エントリーが12月下旬からと早いので、そこから逆算して準備してください。[1]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では3つある

「学歴に頼らず勝負する」は気持ちの問題ではなく、選考のどこが大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。この会社の公開情報から特定できるのは次の3つです。

土俵1:既卒に年数の上限が書かれていない

「職歴がない場合は、新卒として応募いただくことが可能です。」。卒業してからの年数が理由で門前払いになるとは書かれていません。[2]

土俵2:文系から技術系職種への応募を否定していない

「文系ですが、技術系の職種に興味があります」という質問に対して、会社は応募方法を案内しています。応募できません、とは書いていません。[2]

土俵3:グループ会社との併願ができる

「YOKOGAWAグループの関係会社との併願は可能でしょうか。」への答えは「はい、可能です。」から始まります。1社に落ちてもグループの他社が残る、という組み立てができます。ただし「それぞれの会社にてエントリーをお願いします」なので、応募は別々に必要です。[2]

休日は年間125日、有給は初年度20日

募集要項に書かれている条件(2026年度)
項目公開されている内容
休日・休暇年間125日。日曜日、土曜日、国民の祝日、労働祭(5月1日)、調整休日、12月30日から翌年1月4日まで、国民の休日
有給休暇4月入社の場合:初年度20日。4月〜7月入社者付与日数には夏休み5日間分を含む、最高27日(皆勤者の休暇含)。翌年繰り越し分を含め最高54日間
賞与年2回(7月、12月)
福利厚生(施設)住宅補助制度(2025年4月1日施行)、体育館、人工芝グラウンド、社員食堂、診療センター、保養所
資産形成住宅資金融資、次世代育成支援金、社員持ち株制度
通勤交通費全額支給、他に新幹線・特急通勤制度あり
休職制度産前産後休業、傷病休職制度、育児休職制度、妊活支援休職制度、介護休職制度、ボランティア休職制度、配偶者海外駐在休職制度、学習支援休職制度
働きやすさに関する制度テレワーク、時間単位休暇制度、フレックスタイム制度、遠隔地勤務(通勤圏外での就業)、育児時間制度 等
[1]

有給が初年度から20日というのは、この業界では多いほうです。最高27日、繰り越しを含めて最高54日間という上限まで書かれています。年間休日125日に「労働祭(5月1日)」が入っているのも、この会社の書き方です。[1]

制度の一覧に「妊活支援休職制度」「学習支援休職制度」「配偶者海外駐在休職制度」「遠隔地勤務(通勤圏外での就業)」が並んでいます。長く働くことを前提に会社を選ぶなら、こういう制度の有無も見ておく価値があります。[1]

どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

会社が採用大学を公開していないので、大学の側の資料を集めました。逆転就活コラムでは、大学が自分で出している進路資料に載っている企業名を確認しています。横河電機について、2022年度以降の資料で確認できたのは5大学です。[3] [4] [5] [6] [7]

横河電機を就職先として掲載している大学(大学公式資料・2026年9月11日確認)
大学・学部/研究科掲載されている資料対象年度
中央大学 経済学部「主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)」に「横河電機」2名2025年度卒業生
名古屋市立大学 芸術工学部「学部卒業生の主な就職先」に「横河電機」令和7年度
専修大学「主な就職先」の「製造」に「横河電機」2026年3月卒業生(2026年3月31日時点判明分)
大阪大学 大学院人間科学研究科 博士前期課程「博士前期課程修了生の主な就職先(過去5年分)」の「製造業」に「横河電機」2021年3月修了〜2025年3月修了
金沢工業大学「進路データ 過去3年間の主な就職実績」に「横河電機」(2026年3月卒の大学院1名)2026年3月卒
[3] [4] [5] [6] [7]

この表で目を引くのは上の4行です。中央大学は経済学部、名古屋市立大学は芸術工学部、大阪大学は大学院人間科学研究科。制御機器のメーカーですが、大学側の資料に残っているのは工学系だけではありません。事務系の採用が3年で7名から16名に増えていることと、あわせて見てください。[3] [4] [5] [6] [7]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:既卒なら「職歴がない」に当てはまるかを確かめる。年数の上限は本文に見当たらない
  • 4〜7日目:職種を決める。技術系9つ・事務系6つから、第二希望まで選べる。文系で技術系を志望するなら技術系にエントリーする
  • 同じ週:エントリーは12月下旬から。エントリーシートに加えて「履修履歴」の提出と、学力テスト・適性検査のWEB受検がある。逆算して準備する
  • 8〜14日目:学力テストの対策に着手する。会社は「基礎学力を図るもの」と説明している
  • 15〜21日目:グループ会社の併願を検討する。会社は併願可能と明記している。ただし応募はそれぞれの会社に別々に必要
  • 22〜30日目:面接は希望職種ごとに複数回。そのあとに人事面談(意思確認)がある。志望する職種の内容を自分の言葉で説明できるようにしておく
[1] [2]

この会社について分からないことは、分からないままにしてください。応募者数は公開されていません。会社が出していない数字を根拠に、応募するかどうかを決めないでください。[1] [2]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 横河電機 新卒採用 募集要項・選考プロセス確認日:2026-09-11 / 選考プロセス(エントリー・書類選考・面接・人事面談・内々定)・募集職種(技術系9つ/事務系6つ)・初任給3区分と前年度からの引き上げ額・賞与・休日休暇(年間125日)・有給休暇・福利厚生・採用実績3年分(技術系・事務系の男女別)
  2. 横河電機 新卒採用 FAQ確認日:2026-09-11 / エントリー方法・複数職種の希望(第二希望まで)・文系から技術系職種への応募・グループ関係会社との併願・既卒者の扱い・OB/OGとの懇談・配属先の決まり方・入社後の異動と職種転換
  3. 中央大学 就職データ(経済学部)確認日:2026-09-10 / 「2025年度卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)2026年4月9日現在」に横河電機 2名
  4. 名古屋市立大学 学生に関する情報確認日:2026-09-10 / 「令和7年度学部卒業生の主な就職先」芸術工学部の欄に横河電機
  5. 専修大学 学科別業種別就職状況確認日:2026-09-11 / 「主な就職先(2026年3月卒業生/2026年3月31日時点判明分)」の「製造」に横河電機
  6. 大阪大学 大学院人間科学研究科 修了生の主な就職先確認日:2026-09-11 / 「博士前期課程修了生の主な就職先(過去5年分)2021年3月修了〜2025年3月修了」の「製造業」に横河電機
  7. 金沢工業大学 進路データ 過去3年間の主な就職実績確認日:2026-09-10 / 年度別の表で2026年3月卒の大学院1名として横河電機

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