どの大学から入っているのか。確認できたのは3大学

会社は採用実績校の一覧を公開していません。大学が自分で公表している進路資料をたどって社名を確認できたのは、3大学・3件です。件数としては少ないのですが、学部の顔ぶれに手がかりがあります。[5] [6] [7]‌‌​​​‌​‌​​‌‌​​​‌‌​‌​‌‌‌​‌​‌​‌​​​​‌​‌​‌‌​‌‌‌‌​​​‌​‌​‌​‌‌‌‌​​‌‌​‌​

ビジョナルを就職先として掲載している大学(大学公式資料)
大学・学部掲載されている資料人数対象年度
中央大学 商学部「2025年度卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)」商学部の一覧に「ビジョナル」22名2025年度(2026年4月9日現在)
明星大学 デザイン学部 デザイン学科「卒業後の進路(主な内定先)」デザイン学科の一覧に「ビジョナル株式会社」記載なし26卒(就職・進路データは2026年4月1日時点)
筑波大学 体育専門学群「令和6年度就職先例(学群)」体育専門学群の欄に「ビジョナル」記載なし令和6年度
[5] [6] [7]

エンジニアとデザイナーの区分を無くして「プロダクト職」で採る

プロダクト職のページに、この会社の考え方が書かれています。「変わり続ける社会の中で大きな価値をつくることを目指し、正解の無い課題に向き合っていくためには「プロダクト全体」の視点を持ち、必要なことであれば領域を問わず何でも行うスタンスを持つことが重要だと考えています。そのためVisionalでは「エンジニア」「デザイナー」というモノづくりに関わる職種の区分を無くし「プロダクト職」として新卒採用をしています。」[2]

チームの組み方も書かれています。「エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーなどモノづくりに関わる全職種が同じプロダクト本部内に所属し、チームを組んでいます。プロジェクトに必要なことを全員が同じ目線で考え、価値を生み出していきます。」[2]

プロジェクトの進め方には2つの特徴が挙げられています。1つ目は「要求の整理や仕様の設計など「なぜつくるのか」「どうやってつくるのか」から考える」。2つ目は「ビジネス職を含めたプロジェクトメンバー間の連携が活発に行われ、全員が同じ目的に向かい、役割に囚われずに価値を共創する」です。[2]

独学でデザインを学んだ人の例が載っている

プロダクト職のページには、新卒入社の社員3人のキャリアが年次つきで載っています。そのうち1人はこう紹介されています。「三田 枝見 2020年入社 社長室/プロダクトデザイン部 デザイナー」「学生時代に独学でデザインを学び、入社後はプロダクトデザインに携わりながら、デザインシステムの運用改善も担当する。」[2]

もう1人は「天間 遼太郎 2019年入社」で、「入社後はエンジニアとしてプロダクトの設計から実装・運用まで幅広く経験を積んだ後、学生時代にデザインを学んだ経験からUIデザインにもチャレンジする。」「エンジニア・デザイナー双方の経験を活かし、プロダクトオーナーに挑戦。」と書かれています。[2]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある

選考のどこが大学名で動かないのかを、公開情報から特定します。

土俵1:ビジネス職は夏に落ちても冬に再応募できる

27卒ビジネス職の選考情報にはこう書かれています。「2027年卒ビジネス職新卒採用については、夏選考、冬選考の2回に分けて実施いたします。」そして、夏選考のエントリーシートまたは集団面接で不合格だった人は、冬選考にもう一度応募できる、と書かれています。[3]

土俵2:夏選考のインターンシップは合否判定がない

選考フローの説明にはこうあります。「夏選考は、選考の一部としてインターンシップを開催いたします。インターンシップでの合否判定はなく、参加された方全員がその後の選考に進めます。」[3]

土俵3:コースを選べる。しかも初期配属が確約されるコースがある

冬選考は4つのコースから選びます。「総合コース」は、領域を限定せずグループの幅広い事業やさまざまな職種に挑戦したい人、自分にとって最適なファーストキャリアを選びたい人に向けたコースで、初期配属される事業・部署は入社後に適性をもとに決まるとされています。「ビズリーチコース(HR Tech事業)」は「HR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う、株式会社ビズリーチへの初期配属が確約されるコースです。」[3]

残る2つはアシュアードコース(サイバーセキュリティ事業)とトラボックスコース(物流Tech事業)です。「サイバーセキュリティ領域のサービスを展開する、株式会社アシュアードへの初期配属が確約されるコースです。」「物流DXプラットフォーム「トラボックス」を中心に多様なソリューションを展開する、トラボックス株式会社への初期配属が確約されるコースです。」と書かれ、あわせて「※株式会社アシュアード、トラボックス株式会社に配属される方は、株式会社ビズリーチからの出向扱いになります。」とあります。[3]

この記事で確認した時点では、選考情報のページに「総合コース・ビズリーチコースは、多数のご応募をいただき、エントリーを締め切りました。他2コースではエントリー受付中です。」と書かれていました。4つのうち2つはすでに締め切られているということです。コースの受付状況は時期で変わるので、応募の前に必ず選考情報のページで確かめてください。[3]

土俵4:一律のキャリアパスを設定していないと書いてある

ビジネス職のページには、キャリアパスについてこう書かれています。「新卒入社の社員には、プロフェッショナルとして自律的に課題を設定・解決し、事業や組織をリードする役割を担っていくことを期待しています。実際に、事業の責任者や重要プロジェクトのリーダーなど、中核人材として活躍する新卒入社の社員が多くいます。また、自分の意志で、自分らしいキャリアを築いてほしいと考えているため、一律のキャリアパスは設定していません。一人ひとりが志向性や適性に応じてキャリアパスを選択できます。」[1]

実例も年次つきで公開されています。2013年入社の藤田拓秀さんは、1年目にビズリーチ事業部のビジネス開発部門、3年目に新卒事業部のマネージャー、6年目にマーケティング部門のマネージャー、9年目に新領域推進室長を経て事業部長、11年目に執行役員という経歴です。2018年入社の七星朱音さんは、1年目に広報室、2年目にカスタマーサクセス部門、3年目に事業部人事部門、5年目に新卒採用、7年目にマネージャーという流れです。[1]

どんな会社なのか

新卒採用サイトの会社紹介によると、グループミッションは「新しい可能性を、次々と。」です。バリュー(行動指針)は5つあり、「価値あることを、正しくやろう」「変わり続けるために、学び続ける」「お客様の本質的課題解決」「その行動で、ブレイクスルー」「事業づくりは、仲間づくり」と掲げられています。[4]

事業については、ビジネス職のページに3社が紹介されています。株式会社ビズリーチ、株式会社アシュアード、トラボックス株式会社です。ビズリーチのビジネス職は「ビジネス開発」「企画・マーケティング」「コーポレート」の3領域に分けて説明されています。ビジネス開発は「お客様(企業)の経営課題を解決するため、人事領域における提案を行い、実行まで伴走しながら支援します。また、新たな価値を創造するために、お客様のニーズをプロダクト開発へフィードバックする役割も担います。」とされています。[1]

アシュアードについては「私たちのお客様は、セキュリティ要件が厳しい大手企業様や金融機関が中心です。受注までのリードタイムは長く、提案の複雑性も高い。だからこそ、業界構造を読み解く力、巻き込む力、本質的な課題を捉える提案力が鍛えられます。」、トラボックスについては「トラボックスのビジネス職は、物流のお客様にサービスを届け、その現場に入り込み本質的な課題解決まで「粘り強く、柔軟に実行すること」を期待します。」と書かれています。[1]

グループの成長についても書かれています。「創業以降右肩上がりで成長を続け、売上・従業員数共に増加し続けています。HR Tech領域での事業成長に加え、新規事業も創出し、サービス数も拡大しています。」[4]

今週やること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1日目:プロダクト職のページを開いて、「エンジニア」「デザイナー」の区分を無くしている理由を自分の目で読む
  • 2日目:ビジネス職とプロダクト職のどちらで応募するかを決める。モノづくりに関わりたいならプロダクト職です
  • 3日目:ビジネス職なら、夏選考と冬選考の2回があること、夏のエントリーシート・集団面接で落ちても冬に再応募できることを確認する
  • 4日目:冬選考の4コース(総合/ビズリーチ/アシュアード/トラボックス)を読み、自分がどれを選ぶかを考える。決めきれないなら総合コースがあります
  • 5〜7日目:3社(ビズリーチ=人材、アシュアード=サイバーセキュリティ、トラボックス=物流)の違いを説明できるようにする
  • 8〜10日目:プロダクト職なら、自分で作ったものを1つ用意する。「なぜつくったのか」を説明できるようにしておく。独学でデザインを学んで入社した社員の例が公開されています
  • 11〜12日目:5つのバリューのうち「変わり続けるために、学び続ける」に、自分の経験を結びつける
  • 13〜14日目:新卒採用サイトからエントリーする。ビジネス職は選考時期によってコースの受付が締め切られることがあると書かれています
[4]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、ビジョナルの公式新卒採用サイトと、各大学の公式サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。初任給や待遇は公開ページに載っていないので、応募の前に必ず選考の案内で確認してください。自分の学部からどう話を組み立てるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. ビジョナル 新卒採用 職種紹介(ビジネス職)確認日:2026-09-11 / ビジネス職を置く3社(株式会社ビズリーチ、株式会社アシュアード、トラボックス株式会社)の説明、ビズリーチのビジネス職の3領域(ビジネス開発/企画・マーケティング/コーポレート)、キャリアパスの考え方(一律のキャリアパスは設定していない旨)、新卒入社2人のキャリア事例(2013年入社・2018年入社。年次つき)
  2. ビジョナル 新卒採用 職種紹介(プロダクト職)確認日:2026-09-11 / 「エンジニア」「デザイナー」の区分を無くして「プロダクト職」として新卒採用している理由、プロジェクトの進め方の2つの特徴、新卒入社3人のキャリア紹介(2021年入社・2019年入社・2020年入社。年次つき。うち1人は「学生時代に独学でデザインを学び」と紹介されている)
  3. ビジョナル 27卒ビジネス職 選考情報確認日:2026-09-11 / 夏選考・冬選考の2回に分ける旨、それぞれの選考フロー、夏選考のインターンシップは合否判定がない旨、夏のエントリーシート・集団面接で不合格でも冬に再応募できる旨、冬選考の4コース(総合コース/ビズリーチコース/アシュアードコース/トラボックスコース)と初期配属の扱い、グループ間を異動する場合のキャリアパスの一例
  4. ビジョナル 新卒採用 Visionalグループ確認日:2026-09-11 / グループミッション「新しい可能性を、次々と。」、5つのバリューとその説明、これまでの成長実績についての記述
  5. 中央大学 2025年度卒業生の主な就職先(商学部・PDF)確認日:2026-09-10 / 「2025年度卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)」(2026年4月9日現在)商学部の一覧に「ビジョナル」2
  6. 明星大学 就職・進路データ2026(電子ブック)確認日:2026-09-10 / デザイン学部・心理学部のページ。デザイン学部デザイン学科の「卒業後の進路(主な内定先)」に「ビジョナル株式会社」。同じ見開きに心理学部心理学科の一覧が並ぶため、どちらの一覧かは掲載順と中身で確認した
  7. 筑波大学案内2025(追加資料)進路データ(PDF)確認日:2026-09-11 / 「令和6年度就職先例(学群)」の体育専門学群の欄に「ビジョナル」

次の選考準備に役立つ記事