どの大学の卒業生が浦和大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として浦和大学(学校法人九里学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌​‌​​​​‌‌​​​​​‌​‌‌​​​‌​​‌​‌‌‌‌​‌‌​​​​‌‌‌‌‌‌​​​​​​‌​​​​​​‌‌‌‌​‌​‌

大学と法人が公表していること[1] [7] [4] [6]

浦和大学も学校法人九里学園も、職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声のページも、大学と法人のサイトには見当たりません。公表されているのは、職員の人数と、法人全体の働き方に関する数字です。[1] [7] [4]

  • 浦和大学の職員:本務33人、兼務19人(2025年5月1日現在。2025年度事業報告書)
  • 学園本部の職員:本務3人(同)
  • 法人の管理職に占める女性の割合:21.6%(2023年4月1日現在。女性活躍推進法に基づく情報公表)
  • 期間の定めのない雇用の平均勤続年数:男性16年2か月、女性14年6か月(同)
  • 職員の出身大学・学部:公表なし
[4] [6]

大学と法人が書いていること(引用)

公式サイトには、職員の求める人物像を書いたページはありません。職員に関わることを大学と法人がまとまって書いているのは、法人の事業報告書と、大学のガバナンス・コードの点検結果報告書です。[4] [5]

建学の精神[4]

2025年度事業報告書によると、学園の校訓は「実学に勤め徳を養う」です。創立者の九里總一郎が1946年に開いた私塾の校訓で、実学教育で人間形成を図るという建学の精神を示す、と説明されています。[4]

教員と職員が一緒に動く体制[5]

日本私立大学協会のガバナンス・コードに沿った点検結果報告書(2025年10月)は、教職協働の体制について、各種会議に教員と職員が正規メンバーや陪席者として参加し、正課の内外の教育活動にも教員と職員が連携して取り組んでいると書いています。職員の研修については、毎年度、FD(教員の研修)とSD(職員の研修)の基本方針と年次計画を作り、全専任教職員を対象にした研修会を複数回開いているとあります。[5]

大学が育てたい人[11]

大学の企業向けのページは、浦和大学が福祉を軸に「人々を幸せにするプロフェッショナル」を育てると書いています。社会福祉士や保育士、幼稚園教諭を目指す学生が多く、学生・就職課は個人面談を重視していると説明しています。職員として働く場合、相手にするのはこうした資格を目指す学生です。[11]

採用の仕組み。職員の採用情報はどの公式サイトにも出ていない

浦和大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置しているのは学校法人九里学園で、法人は浦和大学のほかに浦和実業学園高等学校と浦和実業学園中学校を設置しています。[4] [8]

確かめた範囲[1] [2] [7] [8] [9]

2026年9月28日時点で、次の公式サイトを確かめました。浦和大学のサイトは、ヘッダーとフッターのメニューに職員の採用情報の項目がなく、採用に関する項目は企業の採用担当者向けの案内だけです。大学のサイトのフッターと「大学運営・関連施設」のページから辿れる学校法人九里学園のサイトは、メニューが法人概要、公開情報、沿革、寄付、お問い合わせ、アクセスで、採用の項目はありません。[1] [2] [7] [8]

併設の浦和実業学園中学校・高等学校のサイトには「教員採用情報」のページがあり、2027年度の理科の教員採用の募集要項が載っています。これは中学校・高等学校の教員の募集で、大学の事務職員の募集ではありません。[9]

法人の人事に関する方針[4]

2025年度事業報告書は、学園全体で人件費比率が高い傾向にあること、浦和大学では基本金組入前の収支差額の赤字が続いていることを書いています。そのうえで、人件費比率については、いま運用している人事評価制度を見直しながら人件費支出の改善を目指すとしています。人事評価制度があることと、人件費を抑える方針があることは、募集を待つうえで知っておくべき事実です。[4]

職員の仕事。大学事務局の8部署

大学の「大学運営・関連施設」のページにある組織図では、浦和大学の大学事務局に次の8つの部署が置かれています(組織図は画像で公開されています)。[2]

  • 総務課
  • 教務課
  • 学生・就職課(就職支援センター)
  • 入試広報課
  • 福祉教育センター事務室
  • 図書・情報センター事務室
  • こどもコミュニティセンター事務室
  • 地域連携センター事務室
[2]

法人全体では、理事会の下に学園本部、国際交流センター、浦和大学、浦和実業学園高等学校、浦和実業学園中学校が並んでいます。[2]

各課が受け持っている仕事[10]

大学の連絡先一覧のページには、各課・センターの業務内容が書かれています。主なものを並べます。[10]

大学事務局の各課・センターの業務(連絡先一覧より)
部署主な業務
総務課学内各課・センター、教職員への問い合わせの総合受付、入学式・卒業式の挙行、授業料等学費の徴収
入試広報課大学案内・学報等の広報、学生募集、オープンキャンパス、入学試験
学生・就職課就職指導・斡旋等の進路指導、奨学金、学生相談、課外活動
教務課履修、時間割・休講・補講、試験、成績、免許・資格取得、各種証明書の発行
図書・情報センター学内ネットワーク、パソコンを配備した自習室、図書館の利用
こどもコミュニティセンター学外・学内実習、保育士養成施設の指定、地域の子育て支援、保育士・幼稚園教諭の就職情報
福祉教育センター学外・学内実習、介護福祉士養成施設の指定、社会福祉士国家試験の支援、福祉施設の就職情報
[10]

実習の運営や国家資格の養成施設の指定に関わる業務がセンターごとにあるのが、福祉と子どもの専門職を育てる大学らしい点です。学生・就職課は企業向けのページで、1年次から各種ガイダンスや講演会を企画していると書いています。[10] [11]

職員がどの部署に配属されるか、部署の間や併設の中学校・高等学校との間で異動があるかは、公式サイトに書かれていません。キャンパスは大学がさいたま市緑区大崎、法人の主たる事務所と中学校・高等学校がさいたま市南区文蔵にあります。[3] [4]

応募できる条件と待遇。公開されていない

事務職員の応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は、2026年9月28日時点でどの公式サイトにも公開されていません。この記事では、公開されていない条件を推測で書きません。[1] [7]

働き方に関して公表されている数字は、法人の女性活躍推進法に基づく情報公表(2023年4月1日現在の数字)にあります。法人は常時雇用する労働者が301人以上の事業所として、次の項目を公表しています。[6]

学校法人九里学園の女性活躍推進法に基づく情報公表(2023年)
項目数字
管理職に占める女性の割合(2023年度)21.6%
男女の賃金の差異(正規職員。男性を100とした女性の割合)92.4%
男女の賃金の差異(全労働者)78.7%
平均勤続年数(男性)16年2か月
平均勤続年数(女性)14年6か月
[6]

募集の時期。公式に過去の募集日程は残っていない

2026年9月28日時点で、浦和大学と学校法人九里学園の公式サイトに、事務職員の募集要項は掲載されていません。過去の事務職員の募集の日程も、公式サイトには残っていません。そのため、次の募集がいつ出るかはこの記事では書きません。[1] [7]

手がかりになるのは法人の方針です。2025年度事業報告書によると、2026年3月の理事会・評議員会で2026〜2030年度の第3期中期計画を策定し、浦和大学の学生募集の強化を中心に、財政の収支均衡を目指すことにしました。職員の採用計画は書かれていません。[4]

募集を待つ間に見ておく場所は、浦和大学のサイトと、学校法人九里学園のサイトのお知らせです。法人のサイトは、事業報告書の公表などをお知らせの欄に載せています。[1] [7]

公開されている数字。学生544人、専任教員41人

数字は、浦和大学の大学概要のページと、法人の2025年度事業報告書に載っているものだけを並べます。[3] [4]

浦和大学の学科ごとの在籍学生数(2026年5月1日現在、大学概要より)
学科入学定員在籍学生数専任教員数
こども学部 こども学科80名182人13人
こども学部 学校教育学科30名75人8人
社会学部 総合福祉学科40名122人10人
社会学部 現代社会学科50名165人10人
[3]

在籍学生数は合計544人(男子331人、女子213人)、専任教員は41人です。2026年3月の卒業生は、こども学部82人、社会学部80人でした。[3]

学校法人九里学園の教職員(2025年5月1日現在、2025年度事業報告書より)
区分学園本部浦和大学浦和実業学園高等学校浦和実業学園中学校
職員(本務)3人33人17人3人
職員(兼務)0人19人3人0人
教員(本務)―42人145人23人
教員(兼務)―72人46人3人
[4]

同じ報告書によると、2025年5月1日現在の浦和大学の現員は社会学部305人、こども学部283人でした。2025年度の入学者は、社会学部が入学定員90人に対して69人、こども学部が110人に対して65人です。法人全体の教職員は本務・兼務あわせて409人で、そのうち大学の職員は52人です。[4]

公開されていないものもはっきりさせておきます。職員の応募者数、選考の倍率、毎年の採用人数、職員の出身大学は、公式サイトに見当たりませんでした。[1] [7]

30日でやること。募集が出る前に準備できること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。[1]

  1. 1〜3日目:浦和大学のサイトと学校法人九里学園のサイトをブックマークし、採用情報が出ていないかを定期的に確かめる
  2. 4〜10日目:連絡先一覧のページで各課・センターの業務を読み、関わりたい部署を2つ選ぶ。実習や国家試験の支援など、この大学ならではの仕事に注目する
  3. 11〜17日目:法人の事業報告書を読み、第3期中期計画の方針(学生募集の強化、収支の均衡)を自分の言葉で説明できるようにする
  4. 18〜24日目:校訓「実学に勤め徳を養う」と、大学が育てたい人について、自分の経験と結びつけて話せるようにする
  5. 25〜30日目:同じ埼玉県内のほかの大学の職員募集も調べ、応募先を広げておく
[1] [7] [10] [4] [11]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。学生数500人台の小さな大学であること、福祉と子どもの専門職を育てる実習が多いこと、法人が学生募集の強化を最優先に掲げていること。これらは大学と法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。[3] [10] [4]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。募集が出たら、必ずその募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 浦和大学 トップページ確認日:2026-09-27 / ヘッダー・フッターのメニュー(職員の採用情報の項目なし。採用に関する項目は企業の採用担当者向けだけ)、フッターの学校法人九里学園へのリンク(2026年9月28日確認)
  2. 浦和大学 大学運営・関連施設確認日:2026-09-28 / 学校法人九里学園 浦和大学組織図(画像で目視。大学事務局の8部署)、併設校・関連施設(学校法人九里学園、浦和実業学園中学校・高等学校へのリンク)、財務状況(事業報告書へのリンク元)
  3. 浦和大学 大学概要確認日:2026-09-28 / 法人名称、所在地、学部学科と入学定員、在籍学生数(2026年5月1日現在)、専任教員数、2026年3月の卒業生数
  4. 学校法人九里学園 2025(令和7)年度 事業報告書確認日:2026-09-28 / 建学の精神(校訓)、沿革、設置する学校、学生数(2025年5月1日現在)、教職員の概要(本務・兼務別)、第3期中期計画、人件費比率と人事評価制度の見直しの方針
  5. 浦和大学 私立大学ガバナンス・コード 点検結果報告書(2025年10月)確認日:2026-09-28 / 教職協働体制の確保、FD・SD活動の基本方針と年次計画、全専任教職員対象の研修会
  6. 学校法人九里学園 女性活躍推進法に基づく情報公表(2023年4月1日現在)確認日:2026-09-28 / 管理職に占める女性労働者の割合、男女の賃金の差異、男女の平均継続勤務年数
  7. 学校法人九里学園 トップページ確認日:2026-09-28 / メニュー(法人概要・公開情報・沿革・寄付・お問い合わせ・アクセス。採用の項目なし)、お知らせ(事業報告書の公表、女性活躍推進法に基づく情報公表)。サイトマップ(https://kunorigakuen.jp/wp-sitemap.xml)にも採用のページなし(2026年9月28日確認)
  8. 学校法人九里学園 法人概要確認日:2026-09-28 / 寄附行為、設置する各学校(浦和大学、浦和実業学園高等学校、浦和実業学園中学校)
  9. 浦和実業学園中学校・高等学校 教員採用情報確認日:2026-09-28 / 併設校の採用ページ。2027年度の理科の教員採用の募集要項(中学校・高等学校の教員の募集で、大学の事務職員の募集ではない)
  10. 浦和大学 連絡先一覧確認日:2026-09-28 / 総務課、入試広報課、学生・就職課、教務課、図書・情報センター、こどもコミュニティセンター、福祉教育センターの業務内容
  11. 浦和大学 企業・団体の採用ご担当者様へ確認日:2026-09-28 / 大学の人材育成の方針、学生・就職課の支援の方針(個人面談の重視、1年次からのガイダンス)