どの大学の卒業生が敦賀市立看護大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として敦賀市立看護大学(公立大学法人敦賀市立看護大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名や公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表していること[6] [1]
敦賀市立看護大学は、事務職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声を載せたページもありません。公表されているのは、次のことです。[6] [1]
- 事務職員の人数:13名(2025年5月1日現在、非常勤を除く。市派遣職員を含む)
- 教員の人数:28名(2025年5月1日現在、学長を含む)
- 事務職員公募のページの表示:現在募集を行っておりません(2026年9月27日確認)
- 2025年度に事務職員が参加した学外研修:公立大学協会の研修・セミナー(延べ13人)
事務職員13名のうち、何人が市から派遣された職員で、何人が法人が自分で採った職員なのかは、報告書に書かれていません。[6]
法人が職員と採用について書いていること(引用)
敦賀市立看護大学は、事務職員の採用ページで求める人物像を示していません。そのかわり、法人の中期計画と業務実績報告書に、職員と採用についての方針が書かれています。[8] [6]
採用は公募が原則[6] [7]
業務実績報告書は、中期目標の項目として「教職員の採用は、透明性が確保された公募による採用を原則とする。」を掲げています。中期計画では、教職員の採用は本学規程に則り、ホームページなどで条件を明示して公募によって行うとしています。事務職員が募集されるときも、公式サイトで条件が示されるのが原則ということです。[6]
敦賀市が定めた第3期中期目標(2026年度〜2031年度)も、職位、専門分野、年齢、財務などのバランスを考えたうえで、中長期的な視点で教職員の採用計画を策定・公表するよう法人に求めています。[7]
第3期中期計画が職員に求めること[8]
2026年度からの第3期中期計画は、ビジョン「地域に根差し、ケアを拓く」のもと、教職員全員がケアと信頼の文化を大切にするマインドを持ち、一丸となって大学運営に取り組むと書いています。若手の教職員については、委員会活動を通して成長を促し、若手の優れた意見を大学運営に反映させる組織風土をつくるとしています。[8]
どれも教員と職員をまとめた「教職員」についての記述で、事務職員だけに向けた人物像ではありません。職員に求める学歴や資格を示した文書は、確かめた範囲の公式ページにはありませんでした。[8] [6]
採用の仕組み。敦賀市が設立した公立大学法人
敦賀市立看護大学を運営するのは、公立大学法人敦賀市立看護大学です。業務実績報告書の法人の概要には、設立団体が敦賀市、設立年月日が2014年(平成26年)4月1日と書かれています。大学の概要ページでは、理事長が学長を兼ねています。[6] [3]
つまり、大学は市が直接運営しているのではなく、市が設立した法人が運営しています。中期目標は敦賀市が定め、法人はそれを達成するための中期計画を作ります。[7] [8]
市派遣職員と法人の職員[6]
報告書の教職員数には、事務職員13名に「市派遣職員を含む。」という注記があります。事務局には、市から派遣された職員と、法人の職員の両方がいることになります。人数の内訳や、法人がどのように職員を採っているかの詳しい流れは公表されていません。[6]
募集のページは2つ[1] [2] [5]
公式サイトには「事務職員公募」と「教員公募」のページが分かれていて、2026年9月27日に確かめた時点では、どちらも「現在募集を行っておりません。」と表示しています。事務職員の募集が出るときは、この事務職員公募のページが入口になると考えられます。[1] [2]
教員については、2025年度に延べ24回の公募を行い、延べ31人の応募があったと報告書に書かれています。教員の公募は大学のホームページと研究者の求人を集めたサイトを併用して行ったとしていますが、事務職員の公募の実績は報告書に書かれていません。[6]
職員の仕事。看護学部と大学院、助産学専攻科を支える
事務職員の部署ごとの仕事の説明は、公式サイトにありません。業務実績報告書からは、事務職員が関わる大学の仕事として、次のようなものが読み取れます。[6]
- 予算:次年度の予算編成で、理事長、理事、事務局長による査定を行う
- 物品の管理:機材や物品の一覧を事務局が一元的に台帳で管理する
- 研修:教員と一緒にFD・SD研修を受け、公立大学協会の職員研修に参加する
- 業務改善:教員と事務職員が相互に協力して業務改善に取り組む(年度計画)
大学全体で取り組んでいること[6]
報告書には、大学全体の取り組みとして、学生募集と地元就職の支援が大きく書かれています。2025年度は、県内外の進学相談会や高校での説明会に17回参加し、ほかに23回の進学相談会に資料を置き、県内外の進学塾・予備校36校を訪ねました。一方で、2025年度の総志願者数は過去最低の水準だったとも書いています。[6]
就職の面では、嶺南地域の9つの医療施設と5つの市町が参加する医療施設説明会を開き、2025年度は自治体保健師のブースも設けました。これらは教職員が一緒に取り組んでいる仕事で、事務職員がどの部分を受け持つかは書かれていません。[6]
相手にする学生[3] [4] [9]
看護学部看護学科の入学定員は1学年50名、大学院看護学研究科は8名、助産学専攻科は8名です。2026年3月卒業生の国家試験の合格率は、看護師98.2%、保健師100%、助産師100%でした。事務の仕事の相手は、看護職を目指す学生と、看護職の大学院生・専攻科生です。[3] [9]
応募できる条件と待遇
2026年9月27日時点で、敦賀市立看護大学の事務職員の募集要項は公式サイトに載っていません。応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定人数は、いまは公式の資料で確かめられません。[1]
確かめられるのは、勤務地と働き方に関わる法人の方針です。[3] [8]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勤務地 | 敦賀市立看護大学(福井県敦賀市木崎78号2番地の1) |
| 運営する法人 | 公立大学法人敦賀市立看護大学(設立団体は敦賀市) |
| 採用の方法 | 公募が原則。ホームページなどで条件を明示して行う |
| 健康と安全 | 学校医、産業医、カウンセラーなどを配置し、教職員の心身の健康と安全を守る支援体制を整える(第3期中期計画) |
| 労働時間 | 労働時間を適切に把握し、長時間労働の常態化を防ぎ、休暇取得を進める(第3期中期計画) |
| ハラスメント | 教職員を対象に研修会を定期的に行い、相談員を適切に配置する(第3期中期計画) |
大学の概要ページに載っている設置場所は、敦賀市木崎の1か所です。ただし、勤務地や勤務時間などの条件は募集要項が出ていない以上分からないので、募集のときに必ず確かめてください。[3] [1]
募集の時期。2026年9月27日時点で公募はなし
2026年9月27日時点で、敦賀市立看護大学の事務職員公募のページは「現在募集を行っておりません。」と表示しています。過去にいつ事務職員の募集があったかを示す資料も、公式サイトには残っていません。[1]
次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。法人は採用計画を運営状況や社会情勢の変化に応じて毎年度見直すとしているので、欠員や計画の見直しによって募集が出る可能性があります。確かめる場所は、事務職員公募のページです。[8] [1]
| ページ | いまの表示(2026年9月27日) |
|---|---|
| 事務職員公募 | 現在募集を行っておりません。 |
| 教員公募 | 現在募集を行っておりません。 |
| 法人情報(中期目標・中期計画・業務実績報告書など) | 第3期中期計画(2026年度〜2031年度)、2025年度業務実績報告書などを掲載 |
公開されている数字。事務職員13名、学部生222名
数字は、敦賀市立看護大学が公表しているものだけを並べます。[6] [3] [4]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 事務職員(2025年5月1日現在) | 13名(非常勤を除く。市派遣職員を含む) |
| 教員(2025年5月1日現在) | 28名(学長を含む) |
| 専任教員(2026年4月1日現在) | 24名(学長を含む。ほかに助手2名) |
| 区分 | 定員 | 学生数 |
|---|---|---|
| 看護学部看護学科 | 200名(1学年50名) | 222名(1年55名、2年56名、3年55名、4年56名) |
| 大学院看護学研究科 | 16名 | 7名 |
| 助産学専攻科 | 8名 | 8名 |
学部生、大学院生、専攻科生を合わせると237名です。事務職員13名で割ると、職員1人あたりおよそ18人の学生になります。事務職員の数は2025年5月、学生数は2026年4月の数字なので、目安として読んでください。[6] [4]
第3期中期計画は、教員1人あたりの学生数(ST比)を毎年度8.5以下にするという指標を置いています。事務職員の人数についての指標はありません。応募者数、選考の倍率、職員の出身大学は、公式の資料には見当たりませんでした。[8]
30日でやること。募集が出たときに動けるようにする
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば職員になれるという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:事務職員公募のページをブックマークし、定期的に開く習慣をつける
- 4〜7日目:法人情報のページから第3期中期計画を読み、大学運営の方針と指標を書き出す
- 8〜14日目:2025年度業務実績報告書の学生募集と地域貢献の部分を読み、大学がいま抱えている課題を自分の言葉でまとめる
- 15〜21日目:看護系の公立大学で、職員の募集要項がいま公開されている大学を探し、試験の形や条件を比べておく
- 22〜30日目:志望動機の材料をそろえる。嶺南地域への就職支援、志願者の確保、小規模な大学での教職協働など、大学が自分で書いている課題に、自分の経験を重ねる
この大学の事務職員は13名で、募集は毎年出るとは限りません。いまは募集が出ていないので、新卒の年にこの大学だけを目指すのは難しい状況です。公立大学法人の職員として働きたい人は、ほかの公立大学の募集と並べながら、敦賀市立看護大学の公募のページを見続けるのが確実です。[6] [1]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 敦賀市立看護大学 事務職員公募確認日:2026-09-27 / 事務職員公募のページの表示(「現在募集を行っておりません。」2026年9月27日確認)
- 敦賀市立看護大学 教員公募確認日:2026-09-27 / 教員公募のページの表示(「現在募集を行っておりません。」2026年9月27日確認)
- 敦賀市立看護大学 大学概要・組織確認日:2026-09-27 / 名称、法人名称(公立大学法人敦賀市立看護大学)、開学(2014年4月)、設置場所、学部・学科と入学定員、理事長兼学長、専任教員数(2026年4月1日現在)
- 敦賀市立看護大学 定員・学生数確認日:2026-09-27 / 看護学部・大学院看護学研究科・助産学専攻科の定員と学生数(2026年4月1日現在)
- 敦賀市立看護大学 法人情報確認日:2026-09-27 / 役員等名簿、定款・諸規程、中期目標・中期計画・年度計画・業務評価等、財務諸表等の掲載ページ
- 公立大学法人敦賀市立看護大学 令和7年度業務実績報告書確認日:2026-09-27 / 2026年6月26日。法人の概要(設立団体・設立年月日・教職員数・学生数)、教職員の採用は公募が原則、教員の公募の実績、FD・SD研修と事務職員の学外研修、予算編成、物品管理、学生募集と地域就職の取り組み
- 公立大学法人敦賀市立看護大学 第3期中期目標(2026年度〜2031年度)確認日:2026-09-27 / 敦賀市が定めた中期目標。人事の適正化(教職員の業績評価、中長期的な採用計画の策定・公表)
- 公立大学法人敦賀市立看護大学 第3期中期計画(2026年度〜2031年度)確認日:2026-09-27 / ビジョン、組織体制(若手教職員の育成)、人事の適正化(採用計画、公募による採用)、ST比の指標、教職員の健康・労働環境
- 敦賀市立看護大学 就職・進学・国家試験合格率確認日:2026-09-27 / 2025年度の看護師・保健師・助産師国家試験の合格率(2026年3月卒業生)