どの大学の卒業生が、東京理科大学の職員になっているのか
企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。
立教大学と専修大学が公表している進路資料に、就職先として東京理科大学(学校法人東京理科大学)の名前があります。[6] [7]
| 大学 | 資料の書き方 | 年度 |
|---|---|---|
| 立教大学 文学部・異文化コミュニケーション学部 | 2024年度 学部卒業者の主な就職先(就職者2名以上の企業)の表に「学校法人東京理科大学」。業種は「教育」で、文学部1名・異文化コミュニケーション学部1名、合計2名 | 2024年度 |
| 専修大学 | 主な就職先(2026年3月卒業生/2026年3月31日時点判明分)の「教育・公務」の欄に「東京理科大学」(大学全体の一覧) | 2026年3月卒業生 |
表に入れなかった行
大阪大学理学部の案内にも東京理科大学の名前がありますが、数学専攻の「大学院修了者の主な就職先」の欄なので入れていません。同じように、他大学の研究科の修了生の一覧に載っている行と、東京理科大学の大学院への進学も表から外しています。大学院を修了した人の就職は、教員・研究員と事務職員を見分けられないためです。[10]
東京理科大学が公開している、職員の出身の書き方[1] [3] [4]
東京理科大学は、職員の出身大学の名前は公表していません。そのかわり、採用ページのFAQと、採用ページからリンクされた内定者アンケートに、出身学部の系統が書かれています。[1] [3] [4]
- 採用ページのFAQ:勤務している専任事務系職員の半数以上が文系学部(研究科)の出身
- 2026年度入職予定の内定者(新卒)のアンケート:出身学部・専攻の系統は工学・教育学・家政学・人文科学・社会科学で、「半数を人文科学が占める結果に!」
- 2025年度入職予定の内定者(新卒)のアンケート:出身学部の系統は商船学・教育学・家政学・人文科学・社会科学で、「人文科学が最多!」
理工系の大学でも、事務職員の多くは文系の出身です。FAQは、東京理科大学以外の出身者の有利不利について「ございません。」と答え、「本学の採用選考では、出身大学ではなく、出身大学で何をしてきたかを重視しています。」と続けています。どの大学の出身者が何人いるかは公表されていません。[1]
採用ページが求める人物と、学歴について書いていること(引用)
専任職員採用のページには、事務系職員に共通して求められる職員像として「TUS-JIMになろう!」というスローガンがあり、TUS-JIMは職員が身につけるべき6つの素養を表したものだと書かれています。そのうえで、採用選考で強く求める人物像を4つ挙げています。そのまま引用します。[1]
- 「建学の理念を理解し、東京理科大学の発展と成長に向けて、自身の役割に責任を持ち、誠実かつ前向きに行動することができる人」
- 「現状に満足せず、常に向上心を持って自己研鑽に励むことができる人」
- 「グローバルマインドを持って異文化や異なる価値観を持つ人々とかかわり、協働することができる人」
- 「自ら課題を発見し、広い視野と前例に捉われない柔軟な思考をもって改善・解決につなげることができる人」
東京理科大学の事務組織は「事務総局」と呼ばれ、13の部で構成されています。事務総局は「大学の発展に貢献する『力のある組織』」を組織目標に掲げています。これは学内で権力を持つという意味ではなく、実行力や活力、敏速かつ的確な事務処理能力といった、大学経営に必要な力を持つプロフェッショナルな集団を目指すものだと説明されています。[1]
職員採用のトップページは、本学の事務系職員には変革を担う一員として、多角的な視点や専門性を発揮し、大学の成長を牽引していくことが求められていると書いています。[2]
学歴についての書き方[1]
FAQの「文系出身ですが、応募しても大丈夫でしょうか。」という質問には、「もちろん大丈夫です。」と答えています。東京理科大学以外の出身者については、採用選考での有利不利は「ございません。」です。応募資格の細かな条件は、募集期間中に掲載される募集要項で確認するよう案内されていて、なお書きとして、過去1年間に東京理科大学の採用選考に応募したことがある人の再応募は遠慮してもらっていると書かれています。[1]
採用の仕組み。要項は就職情報サイト、選考は面接まで複数の段階
東京理科大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人東京理科大学が、自分で専任職員を選考します。専任職員の採用は、新卒(第二新卒)採用と経験者採用の2つです。[1]
| 区分 | 対象 |
|---|---|
| 新卒(第二新卒)採用 | 大学卒業・大学院修了後3年以内の方 |
| 経験者採用 | それ以外の方(事務系総合職・ITエンジニア職で募集が異なる) |
応募方法について、FAQは「まずはマイナビよりwebエントリーをお願いいたします。」と答え、募集期間中にwebエントリーした人に応募方法の詳細や指定の応募書類を案内すると書いています。募集要項も就職情報サイトに載るので、この記事では要項の中身(選考の段階と日程、初任給)は確かめていません。[1]
内定者アンケートに出てくる選考[3] [4] [5]
採用ページからリンクされた「内定者アンケート」は、新卒の内定者に無記名で聞いた結果をまとめたものです。最も印象に残っている選考として、次の選考が挙がっています。[3] [4]
- グループディスカッション
- 学力検査
- 面接(三次選考)
- 面接(最終選考)
2026年度入職予定の内定者は、最終選考の面接について「三次に比べて面接官の人数が多く、非常に緊張したため」と書いています。学力検査については「他大学のテストとは全く異なる系統の問題が出題されており、驚いたためです。」という声があります。2024年度入職予定の内定者のアンケートには「二次選考 詳細のご案内」のメールが届いたという話や、どの段階の選考でも最後に自己アピールか逆質問の時間があったという話が載っています。[3] [5]
選考の正式な段階と順番は、公式サイトには書かれていません。ここに並べたのは、内定者が印象に残った選考として挙げたものです。[3] [4]
OB・OG訪問[1]
FAQでは、人事部からのOB・OG紹介はしていないが、各大学の就職センターの卒業生名簿などから職員に個別に連絡を取るのは差し支えないと答えています。OB・OG訪問の有無は採用選考の合否に影響しないとも書かれています。[1]
職員の仕事。事務総局の12の分野と4つのキャンパス
専任職員採用のページは、事務系職員には大学経営を支え、安定した財政基盤を確立し、大学改革を推し進めることが求められていると書き、業務の一部を12の分野に分けて紹介しています。[1]
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 教学マネジメント | カリキュラム・教育プログラムの策定、教員の資質向上の施策、教務システムの開発 |
| 広報 | 理念・使命・教育研究活動を国内外に発信するコンテンツの拡充 |
| 学生募集・入試 | 入試制度の検証・分析・改革、高大接続の推進 |
| 学生支援 | 奨学金制度の拡充、学生の進路にかかわる支援、校友や父母のネットワーク |
| 産学連携・研究推進 | 外部資金獲得の支援、研究戦略、産学公連携、スタートアップ支援、知的財産の活用 |
| 国際化推進 | 学生の留学・国際発信力強化の支援、国際学術交流協定の拡充 |
| 経営企画 | 法人経営戦略(ブランディング)、新規事業の創出、リカレント教育 |
| 財務・募金事業 | 財務戦略の立案、寄付金獲得のための制度の拡充 |
| 施設管理・環境安全 | 教育・研究環境の整備、キャンパス再構築(再開発) |
| 情報システム | DX推進に向けたITインフラの整備、情報セキュリティ対策 |
| 総務・法務 | 法人の会議の運営、学内規程・公文書の管理、リスク管理、地域連携 |
| 人事・労務 | ワークライフバランスに資する制度、人事制度・研修制度の立案 |
配属・勤務地・勤務時間[1]
FAQによると、勤務地は神楽坂キャンパス、野田キャンパス、葛飾キャンパス、北海道・長万部キャンパスのいずれかです。異動で勤務地が変わることがありますが、北海道・長万部キャンパスへの転勤は「ほとんどございません。」とあります。[1]
配属を希望する部署や業務は、応募書類や面接の際に伝えることができます。ただし配属先は、本人の適性と学内人事異動(ジョブローテーション)を考えて決められます。[1]
勤務時間は部署によって違い、多くの部署は8:30~17:00が基本です。東京理科大学には夜間学部(研究科)があるため、その関連部署に配属された場合は15:00~21:30が基本の勤務時間になります。[1]
内定者が挙げた、入職後に取り組みたいこと[3]
2026年度入職予定の内定者アンケートには、学生が学生生活を有意義に過ごせたと実感できる環境づくり、色々な部署・キャンパスの業務を通じて多角的な視点を身につけること、教員の研究時間を増やす取り組み、経営企画関連の部署での大学改革の企画といった目標が並んでいます。[3]
応募できる条件と待遇
公式の専任職員採用ページとFAQから分かることを並べます。[1] [2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新卒(第二新卒)採用の対象 | 大学卒業・大学院修了後3年以内の方 |
| 再応募 | 過去1年間に本学の採用選考に応募したことがある方の再応募は遠慮してもらっている |
| 雇用 | 任期の定めがない職員。定年(65歳)まで様々な部署で勤務 |
| 勤務地 | 神楽坂・野田・葛飾・北海道・長万部の4キャンパスのいずれか |
| 勤務時間 | 多くの部署は8:30~17:00。夜間学部(研究科)の関連部署は15:00~21:30 |
| 定年 | 65歳。選択定年制度(早期退職制度)は55歳から |
職員採用のトップページは、専任職員を任期の定めがない職員、嘱託職員・臨時職員を任期の定めがある職員として分けています。新卒で応募する専任職員とは別の採用です。[2]
両立支援の制度[9] [1]
FAQは、出産・育児・介護と仕事との両立をサポートする制度を数多く設けていると答え、ダイバーシティ推進会議のページを案内しています。そこには、配偶者の出産休暇、出生時育児休業、育児休業、勤務時間の短縮、子の看護休暇、ベビーシッター派遣料金補助制度、代替要員制度(育児・介護)などが並んでいます。[1] [9]
募集の時期。2027年4月入職の新卒は受付終了
2026年9月27日時点で、専任職員採用のページには「2027年4月入職 専任事務系職員(新卒)の応募受付は終了しました。」と表示されています。応募受付の期間や選考の日程は、公式サイトには載っていません。この記事では就職情報サイトの情報を使わないので、日程は書きません。[1]
経験者採用は別の日程で、同じページには2026年10月入職の専任事務系職員(経験者)の応募受付が5月26日から始まると書かれています。新卒(第二新卒)採用とは別の募集です。[1]
内定者はいつから動いていたか[3]
2026年度入職予定の内定者アンケートでは、就職活動を始めた時期は、採用情報解禁以降(3年3月以降)、3年春、3年 年明け、3年秋・冬に分かれ、3年夏(7月~9月)は0票でした。大学業界へのES・履歴書の応募数は「1~5通が最多でした」とあります。[3]
次の年度の日程は、この記事では推測で書きません。専任職員採用のページで、新卒(第二新卒)採用の欄が更新されていないかを確かめてください。[1]
公開されている数字。新卒の入職は2023年度15名、2026年度は14名の予定
数字は、学校法人東京理科大学が公式サイトで公開しているものだけを並べます。[3] [4] [5] [8]
| 入職年度 | 入職人数(新卒) | 載っている資料 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 9名(男性2名 女性7名) | 2024年度入職予定の内定者アンケート |
| 2023年度 | 15名(男性5名 女性10名) | 2024年度・2025年度入職予定の内定者アンケート |
| 2026年度(予定) | 14名(男性5名 女性9名) | 2026年度入職予定の内定者アンケート |
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 学生数 | 21,182人(男子学生73%、女子学生27%) |
| 教員数 | 1,806人 |
| 学部・学科 | 8学部33学科 |
| 大学院 | 7研究科30専攻 |
| キャンパス | 4キャンパス(神楽坂・野田・葛飾・北海道・長万部) |
「データで見る TUS」の出典欄によると、学生数と教員数は2025年5月1日現在の数字です。事務組織の事務総局は13の部で構成されています。[8] [1]
公開されていないものもはっきりさせておきます。専任事務系職員の人数、応募者数、選考の倍率、初任給、採用した職員の出身大学ごとの人数は、東京理科大学の公式サイトには見当たりませんでした。[1] [8]
30日でやること。理工系の大学で文系の自分が役立つ理由をつくる
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:専任職員採用のページを開き、新卒(第二新卒)採用の欄が更新されていないかを確かめる
- 4〜7日目:求める人物像の4項目を書き写し、それぞれに当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
- 8〜14日目:業務の12分野から関心のある分野を2つ選び、なぜその分野かを自分の経験と結びつけて書く
- 15〜21日目:内定者アンケート3年分を読み、グループディスカッションと学力検査に向けて、筆記試験の対策を早めに始める
- 22〜30日目:「出身大学で何をしてきたか」を1段落で書く。理系の大学で働く理由と、4キャンパスのどこに配属されても働く理由も書き足す
東京理科大学の採用ページは、出身大学ではなく、出身大学で何をしてきたかを重視すると書いています。内定者アンケートでも、「理科大でやりたいこと」と「自分の強み」を結びつけて説明できたことが、内定につながったと思うポイントとして挙がっています。文系の出身であれば、理系の大学だからこそ自分の経験がどう役立つかを、具体的に話せるようにしておくと、この大学が書いていることに正面から答えられます。[1] [3]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京理科大学 専任職員採用確認日:2026-09-27 / 新卒(第二新卒)採用と経験者採用の区分、2027年4月入職 専任事務系職員(新卒)の応募受付終了の表示、事務総局、TUS-JIM、求める人物像、業務内容(12分野)、よくいただくご質問(応募資格・応募方法・文系出身・他大学出身・OB・OG訪問・勤務時間・勤務地・配属・転勤・定年・両立支援)
- 東京理科大学 職員採用確認日:2026-09-27 / 職員採用のメッセージ、専任職員(任期の定めがない職員・定年65歳)と嘱託職員・臨時職員(任期の定めがある職員)の区分、キャンパス、両立支援制度への案内
- 東京理科大学 本音で語る!内定者アンケート(2026年度入職予定)確認日:2026-09-27 / 東京理科大学の専任職員採用ページからリンクされたPDF。入職データ(2024〜2026年度)、出身学部・専攻の系統、就職活動の開始時期、大学業界への応募数、印象に残った選考、入職後に取り組みたいこと
- 東京理科大学 本音で語る!内定者アンケート(2025年度入職予定)確認日:2026-09-27 / 東京理科大学の専任職員採用ページからリンクされたPDF。入職データ(2023〜2025年度)、出身学部の系統、印象に残った選考
- 東京理科大学 本音で語る!内定者アンケート(2024年度入職予定)確認日:2026-09-27 / 東京理科大学の専任職員採用ページからリンクされたPDF。入職データ(2022〜2024年度)、印象に残った選考、選考のエピソード
- 立教大学 2024年度 学部卒業者の主な就職先(就職者2名以上の企業)確認日:2026-09-12 / 2024年度の学部卒業者の就職先一覧。学校法人東京理科大学の行(業種:教育、文学部1名・異文化コミュニケーション学部1名、合計2名。同じ頁の見出し行の文字位置で列を確認)
- 専修大学 主な就職先(2026年3月卒業生)確認日:2026-09-12 / 主な就職先(2026年3月卒業生/2026年3月31日時点判明分)の「教育・公務」の欄に「東京理科大学」。学部別ではなく大学全体の一覧
- 東京理科大学 データで見る TUS確認日:2026-09-27 / 学生数・教員数(2025.5.1現在)、学部・学科数、研究科・専攻数、キャンパス
- 東京理科大学 ダイバーシティ推進会議確認日:2026-09-27 / 専任職員採用ページのFAQからリンク。支援・制度(妊娠・出産、育児休業、勤務時間の短縮、子の看護休暇、ベビーシッター派遣料金補助制度、代替要員制度など)
- 大阪大学 理学部 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 数学専攻の「大学院修了者の主な就職先」の欄に東京理科大学(大学院修了者の行のため表に入れていない)