どの大学の卒業生が、東京家政学院大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​‌‌​​‌​‌‌​‌‌​‌​​​‌‌‌​‌‌‌​‌​​​​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌‌​‌​​‌‌‌​​‌‌‌‌​​​​​​‌​​

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として東京家政学院大学(学校法人東京家政学院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

東京家政学院は職員の出身大学を公表していない[1]

学校法人東京家政学院の採用情報のページには、採用した職員の出身大学や、職員の紹介・インタビューは載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、法人の側の資料で確かめることはできませんでした。[1]

過去の専任事務職員の募集要項では、応募資格の1つに「大学卒業又は大学院修了の方」が挙がっていました。出身大学を限る書き方はありません。[3] [5]

採用ページがいま書いていること(引用)

学校法人東京家政学院の採用情報のページは、「学校法人 東京家政学院で募集している教職員の採用情報です。」として、教員募集、大学非常勤講師、中学校・高等学校、教学補助員、職員募集の欄に分かれています。[1]

採用情報ページの各欄の表示(2026年9月27日時点)
欄表示
大学専任教員生活共創学部・人間栄養学部などの教員の公募
大学非常勤講師「現在、募集は行っておりません。」
中学校・高等学校常勤講師(国語・数学・理科)の募集
教学補助員 募集「現在、募集は行っておりません。」
職員募集「現在、募集は行っておりません。」
[1]

過去の募集要項が求めていた人[3]

令和5年の専任事務職員の募集要項は、2つの職務に共通する要件として、次の3つを挙げていました。[3]

  • 「大学卒業又は大学院修了の方」
  • 「パソコン操作に習熟し、パワーポイント、ワード、エクセル等で資料を作成できる方」
  • 「誠実かつ向上心をもってチームで協働して仕事に取り組める方」
[3]

ただし、この募集はこの3つに加えて、大学での業務経験を求めていました(次の節で説明します)。[3]

建学の精神「KVA精神」[6]

教育理念のページによると、建学の精神は「知・徳・技」を表すKVAです。知識(Knowledge)と技術(Art)を高めるだけでなく、その真ん中にある最も大切な徳性(Virtue)を養うことを、頭文字をとって「KVA精神」と呼んでいます。創立者の大江スミが掲げた「人々のしあわせにつながる家政学」が、この精神のもとに受け継がれていると書かれています。[6]

採用の仕組み。学校法人東京家政学院の独自採用で、過去の募集は経験者向け

東京家政学院大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人東京家政学院が、自分で職員を採用します。[1]

公式サイトのニュースには、専任事務職員の募集が2回残っています。どちらも大学での業務経験を資格要件にしていて、新卒向けの募集ではありません。[2] [4]

公式サイトに残る専任事務職員の募集
告知日募集配属と人数資格要件(経験)
2022年5月19日令和4年度 専任事務職員教育企画室1名(千代田三番町キャンパス)、町田学務室1名(町田キャンパス)大学での教育企画または学務の業務経験
2022年9月26日令和5年学校法人東京家政学院専任事務職員教育企画室1名、千代田学務室1名(どちらも千代田三番町キャンパス)大学での教育企画または学務の業務経験
[4] [5] [2] [3]

選考の流れ(令和5年の募集要項より)[3]

令和5年 専任事務職員の選考スケジュール
段階内容
1書類選考(結果は11月25日(金)までにメールで通知)
2適性検査(書類選考合格者、11月26日(土)~11月27日(日)WEB方式)
3一次面接(12月上旬予定)
4最終面接(12月中旬予定)
[3]

応募書類は、履歴書、職務経歴書、自己推薦書(A4サイズ1枚)でした。選考は千代田三番町キャンパスで行い、採用試験に伴う交通費は自己負担と書かれています。[3]

職員の仕事。2つのキャンパスと中学校・高等学校

過去の募集要項から、職員の仕事の例が分かります。教育企画室は教育の内部質保証、自己点検・評価、認証評価、設置認可申請、教学IRを担当し、学務室はカリキュラムの編成、試験・成績管理、入退学等の学籍管理、修学指導、授業評価などの教育支援を担当します。[3]

令和5年の募集要項には「※将来は、ジョブ・ローテーションにより、キャンパス間、職種間での異動があります。」と書かれていました。[3]

勤務地になりうるキャンパス(募集要項より)
キャンパス所在地
千代田三番町キャンパス千代田区三番町
町田キャンパス町田市相原町
[3]

法人が設置する学校[8]

令和7年度の事業報告書によると、学校法人東京家政学院は、東京家政学院大学(大学院 人間生活学研究科、現代生活学部、人間栄養学部、生活共創学部)、東京家政学院高等学校、東京家政学院中学校を設置しています。現代生活学部の生活デザイン学科・食物学科・児童学科は令和6年より募集停止で、生活共創学部は令和7年4月に設置されました。[8]

法政大学との連携の基本合意[8]

事業報告書によると、学校法人東京家政学院は令和8年3月に学校法人法政大学と基本合意に達しました。主な内容は、東京家政学院中学校・高等学校を令和9年4月に法政大学の系列校とし、校名を法政大学千代田三番町中学校・高等学校とすること、大学間では単位互換をはじめとする教育面での連携を進めることです。[8]

同じ報告書には、職員の人事制度を令和7年度から仮実施したことや、業務構造改革と職員の能力開発・マインドセット変革などのタスクフォースを置いたことも書かれています。職員の働き方が変わりつつある時期です。[8]

応募できる条件と待遇

参考として、2022年9月に告知された令和5年の専任事務職員の募集要項に書かれていた条件を並べます。経験者向けの募集の条件で、年度も古いので、新卒の条件として使わないでください。[3]

令和5年 学校法人東京家政学院 専任事務職員の募集要項(参考)
項目内容
勤務時間平日 午前9時00分~午後5時15分、土曜日 午前9時00分~午後1時30分
初任給学部卒業者196,000円、修士修了者211,600円(調整手当含む)。新卒の場合の例
各期手当(賞与)年2回(令和2年度実績 年4ヵ月)
その他扶養手当、住居手当、通勤手当等、各種社会保険完備
休暇日祝日、夏期休暇・冬期休暇、年次有給休暇。土曜日は原則4週間に1回が勤務日
採用予定日令和5年4月1日
[3]

初任給の欄には「※新卒の場合の例です。既卒は年齢・経歴により決定します。」と注記がありました。募集自体は経験者向けでしたが、新卒で入った場合の初任給の例として、この金額が書かれていたことになります。[3]

募集の時期。新卒の募集日程は公表されていない

2026年9月27日時点で、学校法人東京家政学院の採用情報のページは、職員募集について「現在、募集は行っておりません。」と表示しています。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]

公式サイトに残る専任事務職員の募集は、2022年5月19日の告知(応募締切:令和4年6月7日)と、2022年9月26日の告知(応募締切:令和4年11月18日)の2回です。どちらも経験者向けで、新卒向けの日程ではありません。[4] [5] [2] [3]

募集を見逃さないためには、学校法人東京家政学院の採用情報のページと、大学サイトのニュースを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。[1] [2]

公開されている数字。大学の学生1,050人

数字は、学校法人東京家政学院が公式サイトで公表しているものだけを並べます。事業計画書/事業報告書等のページに載っている令和7年度の事業報告書から取っています。[7] [8]

東京家政学院大学の学生数(令和7年5月1日現在の在籍者数)
学部等合計
大学院 人間生活学研究科2
現代生活学部539
人間栄養学部455
生活共創学部54
合計1,050
[8]

学部別では、現代生活学部が539人、人間栄養学部が455人、令和7年4月に設置された生活共創学部が54人です。現代生活学部の生活デザイン学科・食物学科・児童学科は令和6年より募集を停止しています。[8]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、専任の職員の人数、採用した職員の出身大学ごとの人数は、東京家政学院の公式サイトには見当たりませんでした。[1] [8]

30日でやること。新卒の募集が見えない大学への備え方

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:学校法人東京家政学院の採用情報のページを開き、「職員募集」の欄が変わっていないかを確かめる。以後も定期的に見る
  2. 4〜7日目:建学の精神「KVA精神」と、創立者の大江スミの考えを読み、自分の経験と重なるものを書き出す
  3. 8〜14日目:過去の募集要項にあった教育企画室・学務室の仕事を読み、大学の事務の中身を具体的に説明できるようにする
  4. 15〜21日目:学部の改組、共学化、法政大学との連携の基本合意など、事業報告書に書かれた法人の動きを整理する
  5. 22〜30日目:東京家政学院の新卒募集が見えない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる。名前の似た東京家政大学とは別の大学であることに気をつける
[1] [3] [6] [8]

東京家政学院の公式サイトに残る事務職員の募集は、どちらも大学での業務経験を求める経験者向けでした。新卒で大学職員を目指すなら、東京家政学院だけを待つのではなく、ほかの大学の新卒募集と並べて準備しておくことが現実的です。[3] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京家政学院大学 採用情報(学校法人東京家政学院)確認日:2026-09-27 / 教員募集、大学非常勤講師・教学補助員・職員募集の「現在、募集は行っておりません。」、中学校・高等学校の常勤講師募集
  2. 令和5年学校法人東京家政学院専任事務職員の公募について(2022年9月26日)確認日:2026-09-27 / 令和5年学校法人東京家政学院専任事務職員の公募の告知と公募要領へのリンク
  3. 令和5年 学校法人東京家政学院 専任事務職員の募集について(公募要領)確認日:2026-09-27 / 2022年9月26日のニュースからリンク。職務内容・募集人員、応募者の資格要件、勤務地、採用予定日、勤務時間、給与・手当、休暇、応募書類・応募締切日、選考方法(ページ本文に大学の名前は無い)
  4. 令和4年度 専任事務職員の募集について(2022年5月19日)確認日:2026-09-27 / 令和4年度 専任事務職員の募集の告知、応募締切日と募集要項へのリンク
  5. 令和4年度 学校法人東京家政学院 専任事務職員の募集について(募集要項)確認日:2026-09-27 / 2022年5月19日のニュースからリンク。職務内容・募集人員、応募者の資格要件、勤務地、採用予定日(ページ本文に大学の名前は無い)
  6. 東京家政学院大学 教育理念確認日:2026-09-27 / 創立者 大江スミ、建学の精神(KVA精神)
  7. 東京家政学院大学 事業計画書/事業報告書等確認日:2026-09-27 / 令和7年度 事業報告書ほかへのリンク
  8. 学校法人東京家政学院 令和7年度事業報告書確認日:2026-09-27 / 事業計画書/事業報告書等ページからリンク。設置する学校、学生数(令和7年5月1日現在)、職員人事制度の仮実施、タスクフォース、法政大学との連携の基本合意