どの大学の卒業生が東邦音楽大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として東邦音楽大学(学校法人三室戸学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学が公表していること[1] [4]
東邦音楽大学の公式サイトには、職員の出身大学や職員インタビュー、職員の求める人物像は載っていません。採用情報のページは募集の有無を示すだけです。[1]
職員の採り方について公式に確かめられるのは、法人の自己点検・自己評価報告書(第17号、令和6年度実施事業、2025年11月)の記述です。事務等の効率化・合理化の項で、組織の活性化を図るため「新卒職員の採用や事務補佐員から嘱託職員の任用換え」などで若手職員の登用に努めたと書いています。何人を、どこの大学から採ったのかは書かれていません。[4]
法人が書いている職員と組織のこと(引用)
職員の募集要項がないため、求める職員像は公表されていません。そのかわり、法人が職員について何を書いているかは、事業報告書と自己点検・自己評価報告書で確かめられます。[3] [4]
令和6年度の報告書は、定年退職者を再雇用することについて、「採用コストや教育コストの削減効果も高く、若手の人材育成の強化にも繋がるものとなった。」と書いています。経験のある職員が残って若手を育てる形をとっていることが分かります。[4]
同じ報告書は、ICTに関する知識の習得を目的として、外部団体が主催するICT研修会に事務職員を受講させたと書いています。また、附属学校の教諭と事務職員の全員に個別ヒアリングを行い、業務改善や労働環境の向上、適正な人事配置に努めたとしています。[4]
建学の精神[3]
学校法人三室戸学園の建学の精神は「音楽芸術研鑽の一貫教育を通じ、情操豊かな人格形成を目途とする。」です。中学校から大学院までの一貫した音楽教育を掲げる法人です。事務職員の人数も、大学と附属学校を分けずにキャンパスごとに公表されています。[3]
採用の仕組み。いまは教職員の募集をしていない
東邦音楽大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。職員は設置者の学校法人三室戸学園が採用します。選考の流れ(書類・筆記・面接の回数など)は公式サイトに公表されていません。[1]
採用情報のページの今の表示[1]
公式サイトの上部のメニューに「採用情報」があり、2026年9月27日時点で、そのページには「現在教職員の募集は行っておりません(令和8年2月現在)」とだけ表示されています。教員も職員も、いまは募集していないということです。[1]
公式に残る採用の記録[4] [3]
自己点検・自己評価報告書(令和6年度実施事業)には、新卒職員の採用や、事務補佐員から嘱託職員への任用換えで若手職員を登用したことが書かれています。令和7年度の事業報告書は、事務職員の適正な人事配置を考えて配置換えを積極的に行ったこと、定年退職者を再雇用したこと、教育現場で実務経験のある教員を採用したことを書いていますが、新卒職員の採用については書いていません。[4] [3]
人事制度・給与制度の見直し[3]
令和7年度の事業報告書によると、法人は2025年9月に社労士事務所と顧問契約を結び、13回の協議を重ねて就業規則と給与規程の改正作業を進めました。理事会・評議員会での議論を踏まえ、学内説明会などで周知したうえで施行する予定としています。[3]
職員の仕事。移転統合を進める法人の事務
職員の仕事を部署ごとに紹介したページはありません。確かめられるのは、事業報告書と自己点検・自己評価報告書に書かれている法人の取り組みです。[3] [4]
設置している学校[3]
- 東邦音楽大学大学院(音楽研究科)
- 東邦音楽大学(音楽学部音楽学科)
- 東邦音楽短期大学(音楽科)
- 東邦音楽大学附属東邦高等学校(音楽科)
- 東邦音楽大学附属東邦第二高等学校(音楽科)
- 東邦音楽大学附属東邦中学校
- 東邦音楽学校
附属東邦中学校と附属東邦高等学校は、経営改善計画に沿って令和7年度から生徒募集を停止しています。大学の募集停止ではありません。[3]
文京キャンパスから川越キャンパスへ[3]
令和7年度の事業報告書によると、法人は2024年6月の理事会で、2つのキャンパスを川越キャンパス1か所に集約することなどを含む経営改善計画を決めました。文京キャンパスの売却に伴い、2026年4月に川越キャンパスへ移転統合するとしています。川越キャンパスでは新校舎(17号館・仮称)の工事が2026年1月に始まり、2027年4月の供用開始に目途が立ったと書かれています。文京キャンパスで唯一残る創立50周年記念館は、文京サテライトキャンパスとしての利用を検討するとしています。[3]
移転にあたっては、各部門の課題や移転準備のスケジュールを共有するための移転統合準備会議を設け、令和7年度に4回開いたと書かれています。職員にとっては、キャンパスの移転と新校舎の立ち上げに関わる時期です。[3]
教職員の研修[3]
令和7年度には、2025年9月3日にFD/SD合同研修会を開き、高等教育の質の向上と規模の適正化をテーマにした講演を行ったと書かれています。SDは職員の能力を高める研修のことです。[3]
応募できる条件と待遇。公表されていない
2026年9月27日時点で職員の募集が出ていないため、応募資格・初任給・勤務時間・休日・採用予定数は公式サイトに公開されていません。確かめた範囲は、公式サイトの採用情報のページと、教育情報・事業報告等のページに載っている事業報告書・自己点検・自己評価報告書・在学者数・教員数の資料です。[1] [2]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 教職員の募集 | なし(令和8年2月現在の表示) |
| 応募資格・初任給・勤務時間 | 公表なし |
| 選考の流れ | 公表なし |
| 過去の新卒職員の採用 | 令和6年度実施事業の報告書に記載あり(人数・時期の記載なし) |
| 就業規則・給与規程 | 令和7年度に改正作業を進め、周知のうえ施行する予定 |
募集の時期。令和8年2月から募集なしの表示
採用情報のページは、令和8年(2026年)2月現在で教職員の募集を行っていないと表示しています。2026年9月27日時点でも、この表示のままです。[1]
過去の新卒職員の採用は、令和6年度(2024年度)に実施した事業として報告されていますが、募集の時期や日程は書かれていません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。採用情報のページを定期的に確かめてください。[4] [1]
公開されている数字。事務職員41名、音楽学部の在学者215人
数字は、学校法人三室戸学園と東邦音楽大学が公式サイトで公表しているものだけを並べます。[2]
| キャンパス | 2024年5月1日現在 | 2025年5月1日現在 |
|---|---|---|
| 文京キャンパス | 27 | 25 |
| 川越キャンパス | 18 | 16 |
| 合計 | 45 | 41 |
2024年5月1日現在の数字は自己点検・自己評価報告書、2025年5月1日現在の数字は令和7年度の事業報告書に載っています。事務職員の人数は、附属学校などを含む法人全体のものです。[4] [3]
| 項目 | 音楽学部 | 音楽研究科(修士課程) | 短大の音楽科 |
|---|---|---|---|
| 入学定員 | 100 | 15 | 20 |
| 入学者数 | 47 | 16 | 1 |
| 在学者数 | 215 | 39 | 27 |
| 収容定員充足率 | 51.2% | 130.0% | 67.5% |
| 2026年3月の卒業・修了者 | 61 | 15 | 12 |
| うち就職者 | 43 | 5 | 7 |
東邦音楽大学の教員数の資料(2026年5月1日現在)では、職階別の表に教授18人・准教授12人・講師2人、非常勤講師109人が載っています。専任教員1人あたりの学生数は、教員数35人・学生数215人で6.1人と公表されています。[6]
令和7年度の事業報告書によると、東邦音楽大学の収容定員充足率は2021年度の63.6%から2025年度は55.5%に下がっています。法人は、2024年7月に経営改善計画書を文部科学省に提出したと書いています。[3]
30日でやること。募集が出る前に準備できること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:公式サイトの採用情報のページをブックマークし、「現在教職員の募集は行っておりません」の表示が変わっていないか定期的に確かめる
- 4〜10日目:沿革を読み、1938年の東邦音楽学校から大学・大学院・附属学校までの法人の成り立ちを説明できるようにする
- 11〜17日目:令和7年度の事業報告書を読み、キャンパスの移転統合と経営改善計画の中身を自分の言葉でまとめる
- 18〜24日目:音楽学部の学生の卒業後の進路(就職43人、進学10人)を見て、職員として学生をどう支えられるかを考える
- 25〜30日目:ICTの研修や業務改善に法人が取り組んでいることを踏まえ、自分が事務で役に立てる経験を3つ書き出す
志望動機も、公式に書かれている事実から組み立てます。中学校から大学院までの一貫した音楽教育を掲げる法人であること、キャンパスを川越に集約して立て直しを進めていること、新卒職員や若手職員の登用に取り組んだと報告していること。これらに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [4]
採用の条件・日程・待遇は募集ごとに変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東邦音楽大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 「現在教職員の募集は行っておりません(令和8年2月現在)」の表示(2026年9月27日確認)
- 東邦音楽大学 教育情報・事業報告等確認日:2026-09-27 / 教育情報、事業報告書・財務情報・監査報告書、自己点検・自己評価報告書などの公開資料の一覧
- 東邦音楽大学(学校法人三室戸学園)令和7年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の概要・建学の精神・沿革・設置する学校、学生・生徒数と収容定員充足率(令和7年5月1日現在)、教職員の概要と事務職員数、経営改善計画(キャンパス移転統合・新校舎・人事制度と給与制度・附属中高の募集停止)、事務等の効率化、FD/SD合同研修会
- 東邦音楽大学(学校法人三室戸学園)自己点検・自己評価報告書 第17号(令和6年度実施事業)確認日:2026-09-27 / 2025年11月。教職員の概要と事務職員数(令和6年5月1日現在)、事務職員のICT研修、新卒職員の採用と嘱託職員への任用換え、定年退職者の再雇用、個別ヒアリング
- 東邦音楽大学 入学・在学者数、卒業・修了者数、進学・就職者数(令和8年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 音楽学部・音楽研究科・短期大学の入学定員・入学者数・在学者数、2026年3月卒業生の進路、入学者の推移、学位授与数
- 東邦音楽大学・東邦音楽短期大学 教員数(令和8年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 職階別教員数、非常勤講師数、年齢別教員数、専任教員一人当たりの学生数
- 東邦音楽大学 沿革確認日:2026-09-27 / 1934年の東京高等音楽学院大塚分教場から、1938年の東邦音楽学校、短期大学・大学の開学と2025年までの沿革