どの大学から入っているのか。6大学の公表資料で確かめる
会社が採用大学の一覧を公開していなくても、大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。逆転就活コラムでは、大学の公式ページとPDFを直接開いて社名の前後を読み、見出しが「主な就職先」であることを確かめています。立花エレテックについて、現時点で6大学の公式資料で確認できました。[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 | 「2022年度学部卒業生(2023年3月卒業)の就職状況」の電気電子システム工学科「学部卒業後の進路」に「立花エレテック」 | 2022年度(2023年3月卒業) |
| 亜細亜大学 経営学部 経営学科 | 「主な就職先(過去2年)(経営学科)」の卸売業の欄に「立花エレテック」 | 令和7年度・過去2年(2026年5月1日現在) |
| 大阪工業大学 工学部 電気電子システム工学科・電子情報システム工学科/ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科/知的財産学部 知的財産学科 | 各学科の「主な就職先 (2023年度-2025年度)」に「立花エレテック」 | 2023年度〜2025年度 |
| 愛知工業大学 電気学科 電気工学専攻 | 「主な進路・就職先一覧(電気学科)」の電気工学専攻の欄に「株式会社立花エレテック」 | 2026年3月卒 |
| 阪南大学 経済学部 経済学科 | 経済学科の「その他、主な内定先(過去3年)」の商社の欄に「立花エレテック」 | 一覧に年度の記載なし(2026年9月取得) |
| 龍谷大学 社会学部 | 「2022年度 就職実績一覧」の社会学部・商社の欄に「株式会社立花エレテック」 | 2022年度 |
学部の顔ぶれを見てください。工学部 電気電子システム工学科、経営学部 経営学科、工学部の2学科とロボティクス&デザイン工学部・知的財産学部、電気学科 電気工学専攻、経済学部 経済学科、社会学部。理系の学科が多いのは確かですが、経営学科・経済学科・社会学部という文系の学部も入っています。募集学科が「電気・電子・機械・情報系を中心に幅広い学科で募集」と書かれていることと、この散らばり方は噛み合っています。「中心に」であって「限る」ではない、ということです。[1] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
地域は関西と中部が中心です。愛知(中部・愛知工業)、大阪(大阪工業・阪南)、京都(龍谷)、東京(亜細亜)。本社は大阪市西区で、支社は東日本(東京都)と中部(愛知県)、支店は茨城から福岡まで14か所。会社の拠点の分布と、大学の所在地は重なっています。[1] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
会社が学歴・専攻について書いていること(引用)
立花エレテックの募集要項には「募集学科」の欄があります。書かれているのは「電気・電子・機械・情報系を中心に幅広い学科で募集」の一文です。[1]
ここは正確に読んでください。「不問」とは書かれていません。一方で「電気・電子・機械・情報系に限る」とも書かれていません。「中心に」「幅広い学科で」という書き方です。この一文だけを見て、文系の人が応募をあきらめる必要はない、というのが会社の別の記載から分かります。[1]
FAQに、まさにその質問と答えがあります。「文系出身なので、理系の知識に自信がありません。文系でも活躍できる場はあるのでしょうか?」「文系出身の営業職もたくさんいます。文系・理系に関らず、「直流・交流」や「電流・電圧・抵抗」・・・といった電気・機械・電子の領域によほどの抵抗感がなければ大丈夫です。「自信がないなぁ・・」という人でも、これから必要な知識を向上心・好奇心をもって貪欲に吸収し、様々な経験を経て知恵に変えていく事で、より高いフィールドで活躍できます。」[3]
資格についても答えがあります。「選考にあたって必要な資格はありますか?また、語学力は必要ですか?」「必要な資格というのはありませんが、ExcelやWordなどパソコンの基本的な操作はできた方がいいですね。またマウスをなるべく使わないで素早くパソコンが操作できたりといった、スキルアップに向けた意欲が大切です。」。語学については「それに加えて、"語学力"も今後必要となるスキルです。入社までに一定のレベルに到達できるよう、自己学習の後押しをしています。また、入社後はビジネス英会話・中国語等の語学研修を受けることができます。」と続きます。[3]
求める人についても、短く4つ挙げられています。「求める人物像について教えてください。」への答えは「・明るく元気な人・行動力がある人・自分の考えを持っている人・意欲あふれる人」。大学名にも学部名にも触れていません。[3]
配属についても書かれています。「新入社員研修の終盤に正式の配属先が決定します。希望どおりの部署に配属されるとは限らず、本人の希望および各人の適性・志向などを総合的に判断し決定しています。」。応募の段階で職種は3つに分かれていますが、配属先が決まるのは入社後という説明です。[3]
ただし正確に書きます。会社は採用実績校の一覧を公開していません。新卒採用サイトのどのページにも大学名の一覧は見当たりませんでした。既卒が応募できるかどうかについても記載が見当たらず、エントリーのページに書かれているのは「2027年卒 エントリー」という区分だけです。大学名や既卒の扱いが選考でどうなっているかは、公式サイトからは「分からない」が正確な答えです。[1] [2] [3]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある
「学歴に頼らず勝負する」というのは気持ちの問題ではなく、選考のどの部分が大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。立花エレテックの公開情報から特定できるのは次の4つです。
土俵1:文系でも応募できると会社が明言している
「文系出身の営業職もたくさんいます。」。募集学科の欄だけを読むと理系向けに見えますが、会社はFAQでこう書いています。実際、大学側の資料でも経営学科・経済学科・社会学部に社名が載っています。[1] [3] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
土俵2:選考に必要な資格が無いと明記されている
「必要な資格というのはありませんが、ExcelやWordなどパソコンの基本的な操作はできた方がいいですね。」。資格の有無で入口が狭まる書き方にはなっていません。語学についても「入社後はビジネス英会話・中国語等の語学研修を受けることができます。」と、入社後に学ぶ前提で書かれています。[3]
土俵3:書類選考の中身が公開されている
応募書類は「履歴書、PPT(テーマは別途ご案内します)」。書類選考の欄にも「書類選考(履歴書・PPT)」とあります。プレゼン資料を作って出す選考なので、大学名ではなく作ったものが見られる場です。成績証明書・健康診断書・卒業見込み証明書は「内定承諾後に提出」と書かれています。[1]
土俵4:配属が入社後に決まる
「新入社員研修の終盤に正式の配属先が決定します。」。入社時点で配属を決め切らないので、応募の段階で自分を狭める必要がありません。ただし希望どおりになるとは限らない、とも書かれています。[3]
仕事の中身と、会社の位置づけ
立花エレテックは「技術商社」を名乗っています。会社の説明を引きます。「学生のみなさんにとって「技術商社」はあまり馴染みのない業態かも知れません。ある企業が必要とする商品を、メーカー等から仕入れてきて提供するのが商社の仕事。私たち立花エレテックは商社として、産業用の電気機器や、半導体などの電子部品を扱っています。当社がただの専門商社ではなく「技術商社」と名乗っているのは、仕入れた商品に技術的な手を加えて提供することができるから。」[4]
その「技術的な手」を支える人数も公開されています。「私たち立花エレテックの大きな特徴は、200名のエンジニアがいることです。技術とコンサルティング営業が力をあわせて、お客様のニーズを技術的な観点からピックアップ。半導体であればマイコンソフトそのものを開発したり、FAであれば制御システム全体を提案し、プログラミングまで手掛けたり。単に部品を提供する商社とは一線を画しています。」。数字のページには技術者の人数が236名(2026年3月末)とあり、単体920名のうちおよそ4分の1です。[5] [7]
| 職種 | 主な仕事内容 |
|---|---|
| 営業職(セールスエンジニア) | セールスエンジニア(FA機器・半導体等のコンサルティングセールス) |
| 技術職 | FA系システムの開発・設計(生産管理、ライン制御等)等/マイコンのソフトウェア開発及びFPGA のサンプルデザイン作成/社内SE |
| 事務職 | 営業事務、人事、総務、経理、経営企画、広報IR等 |
事業の内訳も数字で出ています。事業別売上高比率はFAシステム事業48.3%、半導体デバイス事業39.2%、施設事業9.5%、MS事業・その他3.0%(2026年3月期)。工場の自動化に関わるFAシステムと、半導体デバイスの2つで9割近くを占めます。[7]
海外についてもFAQに方針が書かれています。「「拠点のローカル化」を徹底していくことを基本戦略としています。「ローカル化」とは、新しいお客様として現地企業の開拓と、現地採用の社員を増強すること。」。海外事業売上高は437.71億円、海外事業売上比率19.2%(2026年3月期)です。[3] [7]
応募できる条件と待遇
- 募集学科:電気・電子・機械・情報系を中心に幅広い学科で募集
- 職種:営業職(セールスエンジニア)/技術職/事務職
- 採用予定人数:30名程度
- 初任給(2026年4月実績):営業職・技術職 月給26万円/事務職 月給23万4000円
- 諸手当:通勤手当、時間外手当 など。昇給 年1回(4月)。賞与 年2回(6月、12月)
- 勤務地:本社(大阪市西区)、支社(東日本=東京都・中部=愛知県)、支店14か所(茨城・埼玉・神奈川・愛知2・石川・三重・滋賀・大阪・兵庫2・広島・香川・福岡)、営業所(宮城・岡山)、海外(香港、シンガポール、マレーシア、台湾、上海、北京、深圳、大連、青島、バンコク、インド)
- 勤務時間:9:00〜17:45。フレックスタイム制(技術部門のみ)でコアタイム10:00〜15:00、標準労働時間7時間55分
- 休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、夏期休暇、年末年始休暇、創立記念日。※2026年 休日128日。年次有給休暇(初年度16日)
- 応募書類:履歴書、PPT(テーマは別途ご案内します)。成績証明書・健康診断書・卒業見込み証明書は内定承諾後に提出
- 採用ステップ:マイページにエントリー → 説明会 → 書類選考(履歴書・PPT)→ 一次面接 → SPI → 最終面接
休みの条件は具体的です。2026年の休日は128日、年次有給休暇は初年度16日。初年度の有給が16日というのは、法律の基準(6か月勤務で10日)より多い設定です。会社が自分で数字を出しています。[1]
研修についてもFAQに説明があります。「まず入社後約3週間は"新入社員研修"を受けてもらいます。全国の同期全員が集まるこの研修では、挨拶など基本的なビジネスマナーを身につけ、事業内容や社内の規則等を習得します。」。約半年後には「新入社員フォローアップ研修」があり、そのほかに階層別研修、スキルアップ研修、語学研修が挙げられています。[3]
選考の段階について、1つ注意があります。募集要項のページは、説明会のあとに書類選考、一次面接、SPI、最終面接と5つを並べています。一方でエントリーのページは、書類選考のあとを面接2回とまとめ、最終面接の前にSPIがあると書いています。同じ流れを別の言い方で書いたものと読めますが、会社のサイト内で表現が揃っていないので、日程はマイページの案内で確かめてください。[1] [2]
公開されている数字で、輪郭をつかむ
会社概要で確認できる数字はこうです。創業は1921年(大正10年)9月1日、設立は1948年(昭和23年)7月12日、本社は大阪市西区西本町、資本金58億74百万円、従業員数は連結1,502名・単体920名(2026年3月末現在)。上場は東京証券取引所プライム市場です。[6]
「数字で見る立花エレテック」のページには業績も並んでいます。連結売上高2,275.11億円、連結営業利益75.11億円(いずれも2026年3月期)。自己資本比率58.5%、ROE7.4%(2026年3月末)。グループ会社は国内子会社6社、海外子会社10社14拠点(2026年3月末)です。[7]
働く人の数字も出ています。セグメント別の従業員数はFAシステム事業494名、半導体デバイス事業186名、施設事業129名、その他24名、全社(共通)87名(2026年3月末)。技術者の人数は236名で、会社はこれを「約1/4を占める200名以上の社員が技術者!」と書いています。平均年齢43.4歳、平均勤続年数16.7年(2026年3月末)。[7]
採用予定人数は30名程度です。単体920名の会社なので、毎年の入口はそれほど広くはありません。応募者数は公開されていないので倍率は計算できません。「10人に1人」といった数字を、この記事では出しません。[1] [7]
30日でやること。大学名では動かない部分から埋める
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:募集要項の「募集学科」と、FAQの文系についての答えを両方読む。文系の人はここで判断がつく
- 4〜7日目:マイページにエントリーする。説明会の日程はエントリー後に案内される
- 同じ週:応募書類のうちPPT(テーマは別途案内)の存在を確かめる。書類選考でプレゼン資料を出す会社なので、作る時間を先に確保しておく
- 8〜14日目:3つの職種(営業職=セールスエンジニア/技術職/事務職)を読み、どれで応募するかを決める。配属は入社後に決まるが、応募の職種は選ぶ形
- 15〜21日目:SPIの準備を始める。最終面接の前に置かれているので、面接と並行して進める
- 22〜30日目:事業の内訳(FAシステム48.3%、半導体デバイス39.2%、施設9.5%)と、技術者236名という数字を押さえる。勤務地が全国と海外に分かれていることも家族と確認しておく
志望動機も、公開されている事実から組み立てます。この会社は自分を「ただの専門商社ではなく「技術商社」」と説明し、その根拠を200名のエンジニアという人数で示しています。「仕入れて売る」だけではない部分のどこに関心があるのかを自分の言葉で言えたなら、それは出発点になります。「商社に興味があるから」だけでは、他の誰が書いても同じ文章になります。[4] [5]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、立花エレテックの公式採用サイト・会社概要と各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。自分の経験をどう言葉にするかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 立花エレテック 新卒採用 募集要項確認日:2026-09-11 / 職種3つと主な仕事内容、給与(2026年4月実績の初任給)、諸手当、昇給、賞与、勤務地(本社・支社・支店・営業所・海外)、勤務時間、休日休暇(2026年 休日128日、年次有給休暇 初年度16日)、福利厚生、募集学科「電気・電子・機械・情報系を中心に幅広い学科で募集」、採用予定人数30名程度、応募書類(履歴書・PPT)、採用ステップ、連絡先。JS描画のためブラウザで本文を取得し record_manual.py で記録
- 立花エレテック 新卒採用 エントリー確認日:2026-09-11 / 2027年卒のエントリーの案内と選考ステップ(エントリー→会社説明会→書類選考(履歴書・PPT)→面接2回(最終面接前にSPI))。既卒についての記載はない
- 立花エレテック 新卒採用 FAQ確認日:2026-09-11 / 求める人物像4項目、文系出身者についての答え、海外戦略、選考に必要な資格と語学力、入社後の研修(新入社員研修約3週間・フォローアップ研修)、入社時の配属の決まり方、社風、社内イベントとクラブ活動
- 立花エレテック 技術商社って何だ!?確認日:2026-09-11 / 技術商社の説明、創業1921年と70年代半ばの事業スタイル確立、2005年の東証上場、2021年の100周年
- 立花エレテック 特徴と強み確認日:2026-09-11 / 「私たち立花エレテックの大きな特徴は、200名のエンジニアがいることです。」を含む強みの説明
- 立花エレテック 会社概要確認日:2026-09-11 / 商号、創業1921年(大正10年)9月1日・設立1948年(昭和23年)7月12日、本社所在地、資本金58億74百万円、株式上場、従業員数(連結1,502名・単体920名、2026年3月末現在)、事業内容16項目
- 立花エレテック 数字で見る立花エレテック確認日:2026-09-11 / 創業年、連結売上高2,275.11億円・連結営業利益75.11億円(2026年3月期)、事業別売上高比率、自己資本比率58.5%・ROE7.4%、グループ会社数、海外事業売上高437.71億円・比率19.2%、株主数、配当金、従業員数、セグメント別従業員数、技術者の人数236名、平均年齢43.4歳・平均勤続年数16.7年
- 中部大学 2022年度卒業生の就職状況確認日:2026-09-10 / 2022年度学部卒業生(2023年3月卒業)の学部・学科別就職状況。工学部 電気電子システム工学科の「学部卒業後の進路」に立花エレテック
- 亜細亜大学 就職状況データ確認日:2026-09-10 / 令和7年度業種別就職決定者(※2026年5月1日現在)。経営学部の「主な就職先(過去2年)(経営学科)」の卸売業の欄に立花エレテック
- 大阪工業大学 就職状況一覧[学部]確認日:2026-09-10 / 主な就職先 (2023年度-2025年度)。工学部 電気電子システム工学科・工学部 電子情報システム工学科・ロボティクス&デザイン工学部 システムデザイン工学科・知的財産学部 知的財産学科の各欄に立花エレテック
- 愛知工業大学 主な進路・就職先一覧(電気学科)確認日:2026-09-11 / 2026年3月卒。電気工学専攻と電子情報工学専攻を左右に並べた2段組みで、文字の表示位置を測って左側の電気工学専攻の列に株式会社立花エレテックがあることを確かめた
- 阪南大学 経済学部 就職・資格確認日:2026-09-11 / 経済学部 経済学科の「その他、主な内定先(過去3年)」の商社の欄に立花エレテック。一覧に対象年度の記載はない
- 阪南大学 就職決定実績(全学)確認日:2026-09-11 / 全学をまとめた「主な就職先(2024年3月~2026年3月卒業者)」の商社の欄に立花エレテック。学部別の内訳はないため、表には学科ごとのページのほうを採った
- 龍谷大学 2022年度 就職実績一覧確認日:2026-09-10 / 2022年度 就職実績一覧。社会学部の商社の欄に株式会社立花エレテック