どの大学から入っているのか。確認できたのは5大学
会社は採用実績校の一覧を公開していません。大学が自分で公表している進路資料をたどって社名を確認できたのは、5大学です。件数は多くありません。そのことを先に書いておきます。[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 人数 | 対象年度 |
|---|---|---|---|
| 名古屋市立大学 経済学部 | 「令和7年度学部卒業生の主な就職先」経済学部の一覧に「シンプレクス・ホールディングス」 | 1名 | 令和7年度 |
| 中央大学 法学部 | 「2025年度卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)」に「シンプレクス・ホールディングス」 | 2名 | 2025年度(2026年4月9日現在) |
| 名城大学 情報工学部 | 「主な就職実績」情報工学部の欄に「シンプレクス・ホールディングス」 | 記載なし | 2026年3月卒業者 |
| 青山学院大学(全学) | 「文科系・理系・文理融合系学部 就職者上位115社(5名以上が就職した企業)」に「シンプレクス・ホールディングス(株)」 | 男5・女1・計6 | 2023年度卒 |
| 青山学院大学 社会情報学部 | 同じ資料の社会情報学部の一覧に「シンプレクス・ホールディングス(株)」 | 計2(男2・女0) | 2023年度卒 |
| 青山学院大学(全学) | 「就職者上位111社(5名以上が就職した企業)」に「シンプレクス・ホールディングス(株)」 | 男4・女1・計5 | 2022年度卒 |
| 高知工科大学 情報学群 | 「就職先企業名一覧」情報学群の学術研究・専門技術サービス業の欄に「シンプレクス・ホールディングス(株)」 | 記載なし | 2024年度〜2026年度卒業 |
社名が2つ出てくる理由
大学の一覧では「シンプレクス・ホールディングス」と「シンプレクス」の2つの書き方が出てきます。上場しているのはシンプレクス・ホールディングス株式会社(証券コード4373)で、実際にシステム開発やコンサルティングを行う事業会社がシンプレクス株式会社です。新卒採用はグループ全体で行われ、採用サイトの社員紹介には「シンプレクス株式会社」のほか「Xspear Consulting株式会社」に配属された社員も載っています。自分の大学の就職先一覧を検索するときは、両方の書き方で探してください。[7] [3]
応募資格に「プログラミング経験の有無は問いません」と書いてある
新卒の募集要項は公開されています。応募資格は2行だけです。[1]
- 「2028年3月までに大学、大学院、高専および専門学校を卒業・修了見込みの方」
- 「※全学部・学科対象です。プログラミング経験の有無は問いません。」
採用サイトには、採用の方針を一言で示した文も置かれています。「シンプレクスグループは「完全ポテンシャル採用」です。」[1]
募集職種は1つだけです。「Biz×Tech プロフェッショナル職」。職種別に分けて採らない理由も、会社が説明しています。「シンプレクスグループの新卒採用では職種別採用をしていません。全員がBiz×Tech人材を目指すなかで、自身の得意分野を見つけ、特長を活かした役割を担います。」[1] [4]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある
選考のどこが大学名で動かないのかを、公開情報から特定します。
土俵1:エントリーシートの提出が不要
本選考の案内ページに、選考の特徴が4つ挙げられています。その1つ目が「ES提出は不要」で、「選考参加をご希望の方は本選考説明会にお越しください」と書かれています。本選考の流れも、1歩目が本選考説明会で、そこには「※選考要素はございません」と注記が付いています。[2]
土俵2:Webテストは論理思考力の30問。対策できる
選考の2歩目はWebテストで、「論理思考力を問う全30問の選択式の試験です。」と説明されています。[2]
土俵3:プログラミング体験は初学者向けで、合否がつかない
選考の途中に「プログラミング体験」という工程があります。会社の説明はこうです。「Javaでプログラミングに挑戦していただきます。初学者向けのレベルで、参考問題や対策イベントもご用意しています。」。選考プロセスの図では、この工程に「※合否はつきません」という注記が付いています。選考の特徴の説明では「選考の過程でご自身のIT適性を判断できます」とされています。[1] [2]
土俵4:専属リクルーターが最終面接の準備を一緒にする
選考の特徴の3つ目が「専属リクルーター」で、「選考だけでなく、就職活動やキャリアに関するアドバイスやサポートもします」と書かれています。最終面接の前には人事面談があり、「専属リクルーターが個別面談を実施し、最終面接の準備を一緒に行います。選考以外にも就職活動やキャリア選びについてサポートします。」とされています。選考は「スムーズに選考が進んだ場合、最短約2カ月程で内定獲得可能です」と説明されています。[2]
選考の流れと、募集要項の中身
本選考と早期選考で流れが違います。両方を並べます。[1] [2]
| 本選考プロセス | 早期選考プロセス | |
|---|---|---|
| Step 1 | 本選考説明会(※選考要素はございません) | 履歴書・エントリーシート(※インターンシップ選考) |
| Step 2 | Webテスト(論理思考力を問う全30問の選択式) | Webテスト(※インターンシップ選考) |
| Step 3 | 1次面接(面接官1〜2名の個別面接) | 1dayインターンシップ(※合否はつきません) |
| Step 4 | プログラミング体験(Java・初学者向け/※合否はつきません) | 2次面接(※1次面接は免除されます) |
| Step 5 | 2次面接(面接官1名の個別面接) | 最終面接 |
| Step 6 | 人事面談(専属リクルーターが最終面接の準備を一緒に行う)→ 最終面接 | — |
| 項目 | 記載されている内容 |
|---|---|
| 職種 | 「Biz×Tech プロフェッショナル職」の1職種のみ(職種別採用をしていない) |
| 応募資格 | 「2028年3月までに大学、大学院、高専および専門学校を卒業・修了見込みの方」「※全学部・学科対象です。プログラミング経験の有無は問いません。」 |
| 給与 | 「初任給:425,000円/月給」「初年度年収:600万円~/年(賞与含)」 |
| 賞与・昇給 | 賞与/年1回、昇給/年1回 |
| 勤務地 | 本社/東京都港区虎ノ門(虎ノ門ヒルズ森タワーと麻布台ヒルズ 森JPタワーの2拠点) |
| 勤務時間 | 11:00〜15:00をコアタイムとするフレックスタイム制 |
| 休日休暇 | 完全週休2日制(土日)、祝日、年末年始、年次有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、慶弔休暇、他 |
| 福利厚生 | 従業員持株会、団体長期障害所得補償保険(GLTD)、総合福祉団体定期保険(GTL)、社内カウンセリングルーム、社内マッサージルーム、カフェテリア(夕食無料)、通勤手当(月上限3万5千円)、資格取得応援制度、書籍購入補助、学業等休職支援制度 |
入社後の研修と、会社の規模
未経験から入ることを前提にした研修の中身が、公開されています。会社の説明は「現場社員がメンターを担い、配属時点から現場の即戦力になるよう育成する実践型研修を行っています。」です。[5]
研修はテクノロジー・金融・ビジネスの3つのテーマで組まれています。テクノロジーの例としてLinux/Shell、SQL・モデリング、Git/GitHub、Spring、React、TypeScript、AWSなど、金融の例として金融市場概観、アセット&株式、債券数学、デリバティブなど、ビジネスの例としてビジネスマナー、ビジネスコミュニケーション、議事録、チームビルディングなどが挙げられています。[5]
内定者研修の段階から、Java言語を使ったアプリケーション開発と、金融数学入門(金融市場の概観や数学的基礎の座学と、エクセルを使用した計算演習)が組まれています。入社後の新入社員研修では、チーム開発実践、Webアプリケーション開発、ITインフラ(クラウド)、情報セキュリティ、金融デリバティブ入門、債券数学、ビジネス基礎、ビジネスライティングが挙げられています。[5]
| 項目 | 公開されている内容 |
|---|---|
| 会社名 | シンプレクス株式会社(Simplex Inc.)。株主はシンプレクス・ホールディングス株式会社(出資比率100%) |
| 創業・設立 | 創業1997年9月16日/設立2016年9月13日(2016年12月1日に事業再編により合併) |
| 資本金 | 4,750百万円(2026年3月31日現在) |
| 連結従業員数 | 2,121名(2026年4月1日現在) |
| 事業内容 | コンサルティングサービス、システム開発、運用保守 |
| 所在地 | 虎ノ門オフィス(虎ノ門ヒルズ森タワー19階)/麻布台オフィス(麻布台ヒルズ 森JPタワー18階) |
| グループ会社 | シンプレクス、Xspear Consulting、Deep Percept、UI/UXチーム(Alceo)など |
キャリアについて、採用サイトはこう書いています。「新卒8年目で年収1,000万円。これがシンプレクスグループの標準成長です。」[3]
今週やること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1日目:募集要項を開いて、応募資格の注記「※全学部・学科対象です。プログラミング経験の有無は問いません。」を自分の目で読む。学部と未経験を理由に諦める必要がないと確認する
- 2日目:本選考プロセスと早期選考プロセスの違いを表で書き出す。早期選考は1度落ちるとその年度は本選考に進めないので、どちらで挑むかを決める
- 3〜7日目:Webテストの対策を始める。論理思考力を問う選択式30問だと公開されています。市販の論理的思考・SPIの非言語の問題集を1冊、毎日30分
- 8〜11日目:Javaに触れてみる。選考のプログラミング体験は初学者向けで参考問題と対策イベントがあると書かれていますが、事前に一度も触れていないのと、変数と繰り返しだけでも書いたことがあるのとでは、当日の落ち着きが違います
- 12〜13日目:職種について(9つの役割)を読み、自分がいちばん近いと思うものを1つ選んで理由を1行で書く。職種別採用ではないので入口では決まりませんが、面接で聞かれたときに答えられます
- 14日目:研修の一覧(テクノロジー/金融/ビジネス)を見て、金融のテーマ(金融市場概観、債券数学、デリバティブ)のうち1つを調べ、1行で説明できるようにする。この会社の出発点が金融であることを踏まえた準備です
- 15日目:本選考説明会の日程を確認する。説明会は毎週開催で、マイページを作成して履歴書を提出すると予約できると書かれています。ここが選考の1歩目です
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、シンプレクスグループの公式採用サイトとシンプレクス株式会社の公式サイト、および各大学の公式サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。自分の学部からどう話を組み立てるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- シンプレクスグループ 新卒採用 採用情報(募集要項・選考プロセス)確認日:2026-09-10 / 2028年度新卒採用の募集要項(職種「Biz×Tech プロフェッショナル職」、応募資格と「※全学部・学科対象です。プログラミング経験の有無は問いません。」、給与、賞与・昇給、勤務地、勤務時間、休日休暇、保険、福利厚生)と、本選考プロセス・早期選考プロセスの各ステップ。ページ内に「シンプレクスグループは「完全ポテンシャル採用」です。」の記載
- シンプレクス・ホールディングス 2028年度新卒採用本選考のご案内確認日:2026-09-10 / 選考の特徴4つ(ES提出は不要/約2ヶ月で内定/専属リクルーター/プログラミング体験)と、本選考の流れ7段階の説明。Webテストは「論理思考力を問う全30問の選択式の試験です。」、プログラミング体験は「Javaでプログラミングに挑戦していただきます。初学者向けのレベルで、参考問題や対策イベントもご用意しています。」
- シンプレクスグループ 新卒採用情報(トップ)確認日:2026-09-10 / 「シンプレクスグループの新卒採用は職種別採用をしていません。」の記載、「新卒8年目で年収1,000万円。これがシンプレクスグループの標準成長です。」、社員紹介(シンプレクス株式会社/Xspear Consulting株式会社の新卒入社者)、本選考説明会の開催日程
- シンプレクスグループ 職種について確認日:2026-09-10 / 職種別採用をしない理由と、グループに存在する役割の一覧(戦略/ビジネスコンサルタント、IT/DXコンサルタント、プロジェクトマネジャー、システムアーキテクト、ソフトウェアエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウド/インフラエンジニア、数理工学エンジニア(金融クオンツ)、AIデータサイエンティスト、UI/UXスペシャリスト)
- シンプレクスグループ 研修について確認日:2026-09-10 / 「現場社員がメンターを担い、配属時点から現場の即戦力になるよう育成する実践型研修を行っています。」、研修の3テーマ(テクノロジー/金融/ビジネス)と各テーマの例、メンターが現場と兼務しないこと、内定者研修と新入社員研修の各プログラム、研修を受けた社員の声
- シンプレクスグループ 新卒採用 よくあるご質問確認日:2026-09-10 / 既卒の応募可否、再応募の条件、早期選考プロセスの参加条件(インターンシップ選考通過+1dayインターンシップ参加)、早期選考で不合格の場合は本選考に参加できないこと、面接はオンライン中心で最終面接は原則オフライン、「OB・OG訪問は受け付けておりません」の記載、採用イベントの参加は選考結果に影響しないこと
- シンプレクス株式会社 会社概要確認日:2026-09-10 / 会社名・英文社名、創業1997年9月16日と設立2016年9月13日、資本金4,750百万円(2026年3月31日現在)、連結従業員数2,121名(2026年4月1日現在)、株主がシンプレクス・ホールディングス株式会社(出資比率100%)であること、事業内容、虎ノ門・麻布台の2オフィス
- 名古屋市立大学 学生・進路のデータ確認日:2026-09-09 / 「令和7年度学部卒業生の主な就職先」経済学部の一覧に「シンプレクス・ホールディングス」(就職者数1名の欄)
- 中央大学 2025年度卒業生の主な就職先(法学部・PDF)確認日:2026-09-09 / 「2025年度卒業生の主な就職先(就職者2名以上の企業・機関)」(2026年4月9日現在)の法学部の一覧に「シンプレクス・ホールディングス」2名
- 名城大学 就職実績確認日:2026-09-09 / 情報工学部の主な就職実績に「シンプレクス・ホールディングス」
- 青山学院大学 2023年度卒 進路状況(PDF)確認日:2026-09-10 / 「文科系・理系・文理融合系学部 就職者上位115社(5名以上が就職した企業)」に「シンプレクス・ホールディングス(株)」(男5・女1・計6。この表の列は男・女・計の順)。社会情報学部の学部別一覧にも「シンプレクス・ホールディングス(株)」(計2・男2・女0。学部別の表は計・男・女の順)
- 青山学院大学 2022年度卒 進路状況(PDF)確認日:2026-09-10 / 「就職者上位111社(5名以上が就職した企業)」に「シンプレクス・ホールディングス(株)」(男4・女1・計5)
- 高知工科大学 就職先企業名一覧確認日:2026-09-10 / 情報学群の一覧に「シンプレクス・ホールディングス(株)」
- 高知工科大学 情報学群 就職先企業名一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 「情報学群 ・2024年度〜2026年度卒業 50音順」の学術研究、専門・技術サービス業の欄に「シンプレクス・ホールディングス(株)」