どの大学の卒業生が種智院大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として種智院大学(学校法人綜藝種智院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表している職員の情報[4]
学校法人綜藝種智院は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。令和7年度の事業報告書の「教職員の概要」には、次の人数が載っています(令和7年5月1日現在)。[4]
- 専任事務職員:9人
- 兼務事務職員:5人
- 職員の計:14人
- 専任教育職員:28人(仏教学科16人、社会福祉学科12人)、兼務教育職員:28人
今の状況と、学園が掲げていること
2026年9月27日時点で、種智院大学の公式サイトのトップや情報公開のページには、職員の採用・募集のページへの案内がありません。情報公開のページには、教育方針、学則、学生数、教員数、入学者数などが並んでいます。[1] [5]
就職・キャリアの「本学への求人について」のページは、企業から本学の学生への求人を受け付けるためのページで、大学職員の募集ではありません。[2]
建学の精神[4]
事業報告書によると、学校法人綜藝種智院は、寄附行為に示す宗教教育を行い個性豊かな人格を養成するという目的と、種智院大学学則に示す宗祖弘法大師の精神に則り普遍的にして個性豊かな人格を養成するという目的のとおり、真言宗の宗祖弘法大師の思想と行動を建学の精神に定めています。[4]
種智院大学学則は、広く一般教養に関する知識を授けるとともに、仏教学、特に密教学を中心として深く専門の学術を教授研究することを目的としています。[4]
採用の仕組み。学校法人綜藝種智院の職員
種智院大学は、学校法人綜藝種智院が設置する大学です。法人のページによると、学園の歴史的端緒は、天長5年(828年)に弘法大師空海が創設した綜藝種智院です。「綜藝」は様々な学問を学ぶこと、「種智」は仏の教えを広く世の中に伝えることを意味すると説明されています。[3]
明治14年に「総黌」として設立され、その後の変遷を経て、昭和24年の学制改革で種智院大学として新制大学になりました。平成11年に京都市伏見区向島へ移転し、平成17年に仏教福祉学科を社会福祉学科と改称しています。[3]
平成23年4月に洛南高等学校と同附属中学校が別の学校法人として新たにスタートしたため、設置する学校は種智院大学1校となり、学園の名称を綜藝種智院と改めたと書かれています。職員は、この法人の職員として種智院大学で働きます。[3]
職員が支える大学
種智院大学は人文学部の1学部で、仏教学科と社会福祉学科があります。大学概要には、図書館・学術情報センター、密教資料研究所、臨床密教センター、中国密教研究所が並んでいます。[3] [4]
事業報告書によると、大学は本学の歴史的由緒と建学の精神を学ぶ全学共通科目として種智院学を開講し、毎月21日の昼休みには月並御影供を続けて行っています。[4]
事業報告書に書かれた学生支援の取り組み(令和7年度)[4]
- 4月24日から5月30日にかけて全学的な欠席状況調査を行い、学生面談票(学生カルテ)を作成・更新して、クラス担任をはじめとする教職員間で情報を共有
- 学生の経済状況や精神面、キャンパスライフへの満足度を把握する学生生活調査を、今年度で6年目として実施
- 新入生と教職員の信頼関係の構築などを目的に、4月3日に大本山石山寺への参拝を実施
- 物価高騰に直面する学生の支援として、10月から11月に学生食堂で使える1,000円分の食券を学生100名に配布
- 社会福祉学科では社会福祉士の国家試験対策として個別指導や模擬試験を実施
- 就職が未決定の学生に対し、学生課を中心に継続的な伴走型支援を実施
事業報告書は、これらをFD・SD(教育の質向上と教職員研修)に関する取り組みとして挙げています。教員と職員が情報を共有しながら、少人数の学生一人ひとりを支える体制がとられています。[4]
今後の予定[4]
事業報告書によると、法人は令和8年3月に文部科学省へ社会共創学部(通信教育課程、令和9年4月開設予定)の設置認可申請を提出しました。多様な社会人層への教育機会の提供を目指すとしています。[4]
応募できる条件と待遇
新卒の応募資格・待遇は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。職員の募集ページがなく、募集要項も掲載されていません。[1]
仏教系の大学ですが、仏教を学んだことや僧侶の資格が事務職員の応募条件になるかどうかも、募集要項が出ていないため公式には確かめられません。[1]
募集の時期。いまの段階
2026年9月27日時点で、種智院大学の公式サイトに職員の募集は出ていません。公式サイトで確かめられる過去の職員募集もありません。[1] [5]
新卒向けの募集の時期は、公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[1]
公開されている数字
- 専任事務職員:9人、兼務事務職員:5人(令和7年5月1日現在)
- 専任教育職員:28人、兼務教育職員:28人(令和7年5月1日現在)
- 人文学部の在籍学生:113人(仏教学科66人、社会福祉学科47人、令和7年5月1日現在)
- 入学定員:30人(仏教学科15人、社会福祉学科15人)、収容定員:120人
- 教員一人当たり学生数:2.4人
- 綜藝種智院の創設:天長5年(828年)
- 総黌の設立:明治14年
- 新制大学としての種智院大学:昭和24年
- 京都市伏見区向島への移転:平成11年
専任事務職員9人で、学生113人の大学を支えている規模です。[4]
30日でやること。募集が出たときに慌てないために
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:種智院大学の公式サイトのお知らせと情報公開のページをブックマークする
- 4〜7日目:学校法人綜藝種智院の学園の歴史を読み、綜藝と種智の意味を自分の言葉で説明できるようにする
- 8〜14日目:事業報告書で、建学の精神、学科の構成、学生数を確かめる
- 15〜21日目:事業報告書の学生支援の取り組みを読み、少人数の大学で職員が関われる場面を書き出す
- 22〜30日目:仏教学と社会福祉を学ぶ学生を職員として支えたい理由を、自分の経験と結びつけて話せるようにする
志望動機は、学園が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、弘法大師空海の綜藝種智院を源とする学園であること、宗祖弘法大師の精神に則り個性豊かな人格を養成することを目的にしていること、少人数の学生一人ひとりを教職員が情報を共有しながら支えていること。そこに、自分がどんな場面で学生を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [4]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 種智院大学 トップページ確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点のトップページ。職員の採用・募集への案内はない
- 種智院大学 本学への求人について確認日:2026-09-27 / 企業から本学の学生への求人を受け付けるページ。大学職員の募集ではない
- 種智院大学 学校法人綜藝種智院確認日:2026-09-27 / 学園の歴史(綜藝種智院の創設、総黌の設立、新制大学への移行、向島への移転、学園の名称の変更)、大学概要の附属施設
- 学校法人綜藝種智院 令和7年度 事業報告書(決算報告書資料)確認日:2026-09-27 / 建学の精神、学生数の状況(令和7年5月1日現在)、教職員の概要(令和7年5月1日現在)、学生支援やFD・SDに関する取り組み
- 種智院大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の情報公開のページ(教育方針、学則、学生数、教員数など)。職員の採用・募集への案内はない