どの大学の卒業生が湘南工科大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として湘南工科大学(学校法人湘南工科大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌​‌‌‌​​‌‌‌‌‌​​​‌‌​‌‌​​‌​​‌‌‌​‌‌‌​‌​​​​​​​​​‌​​‌‌‌‌​​‌‌‌​‌​‌‌‌​​

法人が公表している職員の情報[1] [4] [5]

湘南工科大学の「職員募集」のページには、職員紹介や先輩の声はなく、職員の出身大学や出身学部も公表されていません。公式に確かめられるのは次のことです。[1] [4] [5]

  • 大学の職員は85名。内訳は専任10名、常勤嘱託11名、契約職員50名、臨時職員14名(2025年5月1日現在、令和7年度事業報告書)
  • 正規雇用労働者の中途採用比率は、2023年度・2024年度・2025年度とも100%(2026年6月25日公表)
  • 期間の定めのない労働契約の労働者の平均勤続年数は14.38年(2026年3月現在)
  • 職員の公募の書類送付先は、学校法人湘南工科大学の法人事務局総務課
[4] [5] [3]

大学が掲げるミッションと、職員の募集要項に書かれている条件(引用)

公式サイトには、事務職員に求める人物像をまとめた文章はありません。大学が「ミッション・教育理念・各種方針」のページで掲げているミッションは「社会に貢献する技術者の育成」です。[6]

教育理念および目的は「湘南工科大学は、教育基本法に基づき、工学に関する学術の教授及び研究を通じて、学問研究の推進と社会の規範となる人格形成を行うとともに、さらに、青年らしい夢と理想を科学の場の中に実現することを目標とする。」です。[6]

同じページによると、湘南工科大学は1961年に設立された学校法人相模工業学園を母体に、1963年に相模工業大学として開学しました。1990年に学校法人名を学校法人湘南工科大学に変えています。[6]

実習工場技術職員の要項が求めていること[3]

2026年3月付の実習工場技術職員の要項は、学生を指導できる技術を条件にしています。[3]

  • 機械加工分野(旋盤、フライス盤、平面研削盤、測定機での計測、板金・溶接のいずれか)を学生に指導できる方
  • 学歴は「高校卒業以上」
  • 機械加工分野での実務経験3年以上、または社内等での教育業務経験3年以上
  • 技能検定や加工関連の各種資格があることが望ましい
[3]

この条件は技術職のものです。出身大学や学部を指定する文言はありませんが、実務経験が必須なので、学生が卒業してすぐに応募できる募集ではありません。事務職員の募集が出たときにどんな条件になるかは、いまの公式サイトからは分かりません。[3] [1]

採用の仕組み。学校法人湘南工科大学が大学のサイトで公募する

湘南工科大学は、学校法人湘南工科大学が設置する私立大学です。国立大学のような統一の採用試験はありません。大学のサイトの「教職員募集」のページには、教員募集、非常勤講師の登録、職員募集、特別講師募集の欄があり、職員募集の欄には「本学は職員を募集します。」と書かれています。[2]

その先の「職員募集」のページには「詳細は、以下のPDFをご覧ください。」とあり、要項のPDFが1つだけ置かれています。2026年9月27日時点では、それが実習工場技術職員の要項です。[1]

実習工場技術職員の選考[3]

実習工場技術職員の選考(2026年3月付の要項より)
段階内容
応募書類履歴書(書式任意・写真添付)、職務経歴書、資格証のコピー、書類返送用封筒
書類選考書類の到着後20日以内に実施
面接1回。面接を行う場合は別途連絡
結果の連絡面接の翌日以降、7日以内。不採用の場合は応募書類の返送で通知
送付先学校法人湘南工科大学 法人事務局 総務課 採用担当者
[3]

面接の交通費は応募者の負担です。これは技術職の契約職員の選考で、事務職員の新卒の選考が同じ流れになるとはどこにも書かれていません。[3]

契約職員が多い職員の構成[4] [5]

令和7年度事業報告書の職員数を見ると、大学の職員85名のうち、専任は10名で、契約職員が50名と最も多くなっています。法人が公表している正規雇用の中途採用比率も3年続けて100%です。いまの湘南工科大学では、新卒を専任の事務職員として採用する形は公式の資料からは読み取れません。契約職員から専任への登用の仕組みがあるかどうかも、公式サイトには書かれていません。[4] [5]

職員の仕事。大学事務局と法人事務局の部署

公式サイトの「組織・機構」には、事務局の部署が載っています。部署ごとの仕事の説明や職員紹介はありません。[7]

湘南工科大学の事務局(組織・機構より)
区分大学事務局法人事務局
課・センター事務課、入試課、教務部(教務課)、学生部(学生課・就職課)、メディア情報センター(メディア情報課)、図書館、産学交流センター、国際交流センター(国際交流課)総務課、経理課、管理課
[7]

職員の公募の書類送付先と問い合わせ先は、法人事務局の総務課です。[3]

実習工場技術職員の仕事[3]

いま募集が出ている実習工場技術職員の仕事は、大学の機械工場での教育補助と製作です。要項には、教育補助業務、工作実習などでの教育指導、研究などに使う機器や部品の製作、施設・機器・備品の保守と管理、そのほかの事務・雑務が並んでいます。[3]

事業報告書に書かれている大学の取り組み[4]

令和7年度事業報告書によると、2025年度の入学者は工学部214名、情報学部258名の計472名で、2年続けて入学定員に届きませんでした。そのため2026年度入試では、総合型選抜に「モノづくりチャレンジ方式」などを新設し、一般選抜にも新しい型を設けた結果、2026年度は計565名が入学し、3年ぶりに定員を満たしたと書かれています。オープンキャンパスは5月にも開くようにしました。[4]

学生支援では、合理的配慮の窓口として「ヘルプデスク」を置き、その業務を支える「障害学生支援室」を設置しました。入試、広報、学生支援は、大学事務局の職員が関わる仕事です。[4]

応募できる条件と待遇。いま公開されているのは技術職の契約職員の要項だけ

事務職員の新卒募集が出ていないため、2026年9月27日時点で有効な事務職員の応募条件はありません。参考として、いま公開されている実習工場技術職員の要項の条件を並べます。契約職員の募集で、新卒の正規採用の条件ではありません。[1] [3]

湘南工科大学 実習工場技術職員の条件(2026年3月付の要項より)
項目内容
採用人数1名
雇用形態契約職員(年度ごと更新)。条件付きで更新あり
雇用期間採用日(相談可)から2027年3月31日まで。試用期間3か月
学歴・経験高校卒業以上。機械加工分野での実務経験3年以上または社内等での教育業務経験3年以上
賃金月額220,000円。通勤手当は実費(月額55,000円上限)
昇給・賞与・退職金いずれもなし
就業時間月〜金 8時30分〜16時30分、隔週土曜 8時30分〜12時30分。時間外労働は基本的になし
年間休日105日。隔週で週休2日
年次有給休暇6か月経過後に10日。時間単位の年休を最大5日分使える
保険雇用保険、労災、日本私立学校振興・共済事業団
雇用契約の終わり65歳に達した年度末まで
[3]

契約の更新は、契約期間の終わりの業務量や勤務成績、能力、法人の経営状況などを条件に判断すると書かれています。[3]

法人が公表している働き方の数字[5]

法人の「法人に関する情報」のページでは、次の数字が公表されています。[5]

  • 男女の賃金の差異(2025年4月1日〜2026年3月31日):正規雇用93.2%、非正規雇用114.2%、全ての労働者74.1%
  • 管理職に占める女性労働者の割合:16%(2026年4月1日現在)
  • 男性教職員の育児休業等の取得率:50%(2025年度)
  • 期間の定めのない労働契約の平均勤続年数:男性14.20年、女性15.56年、総計14.38年(2026年3月現在)
[5]

募集の時期。いま出ているのは2026年3月付の技術職の要項

2026年9月27日時点で、公式サイトの「職員募集」のページに置かれている要項は、実習工場技術職員の1件です。要項の日付は2026年(令和8年)3月です。事務職員の募集の告知や日程はありません。[1] [3]

公式サイトで確かめられること(2026年9月27日確認)
項目状況
事務職員の新卒募集掲載なし
「職員募集」のページの要項実習工場技術職員(契約職員・1名、2026年3月付)のみ
正規雇用の中途採用比率2023年度・2024年度・2025年度とも100%
職員の公募の窓口法人事務局 総務課
[1] [3] [5]

事務職員の募集がいつ出るかは、公式サイトには書かれていません。この記事でも推測で書きません。「教職員募集」と「職員募集」のページを定期的に確かめ、分からないことは法人事務局総務課に尋ねてください。[2] [1] [3]

公開されている数字。学部生2,077名、大学の職員85名

数字は、学校法人湘南工科大学が令和7年度事業報告書で公表しているものだけを並べます(2025年5月1日現在)。[4]

学校法人湘南工科大学の職員数(2025年5月1日現在・令和7年度事業報告書より)
雇用の区分法人大学附属高等学校合計
専任3名10名1名14名
常勤嘱託3名11名1名15名
契約職員8名50名5名63名
臨時職員7名14名6名27名
合計21名85名13名119名
[4]

学部の在籍者は2,077名、収容定員は2,100名で、2025年度の収容定員充足率は99.58%です。大学院(工学研究科)の在籍者は43名です。学部と学科は、工学部の機械工学科、電気電子工学科、総合デザイン学科、人間環境学科と、情報学部の情報学科で、工学部の情報工学科とコンピュータ応用学科は募集を停止しています。[4]

大学の専任教員は74名です。学部生2,077名に対して大学の職員は85名。単純に割ると、職員1人あたり24人ほどの学生になります。専任職員だけで見ると10名です。[4]

令和7年度末(2026年3月31日現在)までの学部卒業生は29,275人です。[4]

30日でやること。募集が出たときにすぐ動ける準備

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:「教職員募集」と「職員募集」のページをブックマークし、事務職員の要項が出ていないかを確かめる。いまは実習工場技術職員の要項だけ
  2. 4〜7日目:「ミッション・教育理念・各種方針」を読み、「社会に貢献する技術者の育成」という大学の目的を自分の言葉で説明できるようにする
  3. 8〜14日目:令和7年度事業報告書の入試と学生支援の部分を読み、定員を満たすまでに大学が何を変えたかをまとめる
  4. 15〜21日目:「組織・機構」の事務局の部署から関わりたい仕事を2つ選び、なぜそこで働きたいかを書く
  5. 22〜30日目:契約職員の比率が高い職場だと分かったうえで、雇用形態について自分がどう考えるかを整理しておく
[1] [2] [6] [4] [7]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。入試方式を見直して3年ぶりに定員を満たしたこと、合理的配慮の窓口を新しく置いたこと、工学部の改組を進めていること。これらは法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。[4]

いまの公開情報からは、新卒で専任の事務職員になれる道は確かめられません。募集が出たときは、雇用形態(専任か契約か)を最初に確かめてください。採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 湘南工科大学 職員募集確認日:2026-09-27 / 「本学は職員を募集します。」と実習工場技術職員の要項PDFへのリンク。事務職員の要項は掲載なし(2026年9月27日確認)
  2. 湘南工科大学 教職員募集確認日:2026-09-27 / 教員募集、非常勤講師の登録、職員募集、特別講師募集の欄
  3. 湘南工科大学 職員の公募について(実習工場技術職員・2026年3月)確認日:2026-09-27 / 職種・仕事内容、採用人数、雇用形態(契約職員・年度ごと更新)、学歴・必要な経験、賃金・手当、労働時間・休日、選考方法(書類選考・面接1回)と応募書類、書類送付先(法人事務局総務課)
  4. 学校法人湘南工科大学 令和7年度事業報告書確認日:2026-09-27 / 基本情報、設置する学校・学部・学科、在籍者数(2025年5月1日現在)、卒業生数、収容定員充足率、教員数・職員数(専任・常勤嘱託・契約・臨時、2025年5月1日現在)、入試改革と入学者数、学生支援
  5. 学校法人湘南工科大学 法人に関する情報確認日:2026-09-27 / 女性活躍推進法にもとづく情報公表(採用者に占める女性の割合、平均勤続年数、男女の賃金の差異、女性管理職比率)、正規雇用労働者の中途採用比率(2023〜2025年度、2026年6月25日公表)、男性教職員の育児休業等取得率
  6. 湘南工科大学 ミッション・教育理念・各種方針確認日:2026-09-27 / ミッション(社会に貢献する技術者の育成)、設立の経緯、教育理念および目的
  7. 湘南工科大学 組織・機構確認日:2026-09-27 / 教育機構、大学事務局と法人事務局の部署、附属機関