どの大学の卒業生が、大学院大学至善館の職員になっているのか
企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。
他大学の進路資料では確認できなかった
他大学が公表している進路資料では、就職先として大学院大学至善館(学校法人至善館)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学は職員の出身大学を公表していない[1] [2]
大学院大学至善館の公式サイトと事業報告書には、職員の出身大学や職員紹介は載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかは、大学の側の資料で確かめられませんでした。[1] [2]
公式サイトに載っていることと、教職員の約束(引用)
大学院大学至善館の情報公開のページは、法人関係(寄附行為、役員・評議員一覧、報酬等の規程、情報公開規程、事業報告書など)と、大学院関係(建学の精神・ミッション・パーパス、教職員の約束、学則など)に分けて資料を載せています。採用についての項目はありません。[1]
教職員の約束[3]
求める職員像そのものを書いたページはありませんが、至善館は「教職員の約束」を公開しています。前文は「至善館の全ての教職員は、大学院大学至善館の設立趣旨、理念を追求し、実現するため、以下のことを誓約します。」です。[3]
| 項目 | 内容(要約) |
|---|---|
| 第1: 社会的規範の遵守 | 法令と大学の諸規程を守り、公序良俗に反する行為をしない |
| 第2: 教育者としての自覚 | 学生の個性・人格を尊重し、公正かつ誠実に向き合う。学生の安易な要求には迎合せず対話する |
| 第3: 研究者としての自覚 | 研究活動全般で社会的規範を守り、良心に従って誠実に行動する |
| 第4: 人間としての自覚 | 職務・職責を超え、一人の人間として何が正しいかを問う |
| 第5: 未来への責任 | これからの世代にもギフトを返し、良き祖先たらんと心がける |
第2項には「教育はサービスの提供ではないとの認識のもと、学生の安易な要求には迎合することなく、是々非々で学生と対話を行います。」と書かれています。職員を含むすべての教職員が誓う内容で、学生との向き合い方についての大学の考え方がよく分かる一文です。[3]
採用の仕組み。職員の募集方法は公開されていない
大学院大学至善館は私立の大学院大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。設置者は学校法人至善館で、事業報告書によると2017年9月に設立されました。[2]
公式サイトには職員の採用情報がなく、職員をどう募集して選んでいるかは確かめられません。推測で書くことはしません。[1]
事務局の体制[2]
2025年度事業報告書は、2025年4月の改正私立学校法の施行を踏まえてガバナンス体制を再編したと書いています。学長をサポートする副学長体制を充実させ、学長・副学長と、事務局を統括する常務理事及び事務局長が緊密に連携して活動を進めているとしています。[2]
設立母体ISL[4]
至善館は、アイ・エス・エル(Institute for Strategic Leadership、ISL)が母体となって設立されました。ISLは2001年に設立された東京都認可の特定非営利活動法人で、全人格リーダーシップ教育と社会啓発、社会実装活動を行っていると説明されています。いまも至善館と密接に協働しているとされています。[4]
職員の仕事。7名で支える国際的なビジネススクール
公式サイトには、職員の仕事を紹介する文章や職員インタビューは載っていません。仕事の中身は、事業報告書に書かれている範囲で確かめられます。[2]
事業報告書の沿革に出てくる活動[2]
事業報告書の沿革には、海外の大学・ビジネススクールとの提携やMOUの締結が並んでいます。スペインのIESEビジネススクール、インドのSchool of Inspired Leadership、ブラジルのFundação Getulio Vargas、タイのAsian Institute of Technology、マレーシアのUniversiti Sains Malaysiaなどです。[2]
研究の面でも、インパクトエコノミーセンター(2023年5月)、リベラルアーツセンター(2024年3月)、循環未来デザインセンター(2025年4月)、IESE至善館資本主義の未来センター(2025年12月)などを開設しています。講義シリーズの書籍の刊行も続けています。[2]
専任職員7名の規模で、毎年の経営修士プログラムの開講に加えて、海外との連携や研究センターの活動が行われている大学です。職員一人ひとりが担う仕事の具体的な分担は、公開されていません。[2]
応募できる条件と待遇
公開されている情報から分かることを並べます。条件として確定した情報ではないので、募集が出たら必ず募集要項で確かめてください。[1] [2] [3]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| いまの採用情報 | 公式サイトに採用のページが無い |
| 専任職員 | 7名(2025年9月1日現在) |
| 事務局の統括 | 常務理事と事務局長 |
| 勤務地になりうる場所 | 東京都中央区日本橋(日本橋高島屋三井ビルディング) |
| 教職員に求められること | 「教職員の約束」の5項目 |
募集の時期。採用の案内が出ていない
2026年9月27日時点で、大学院大学至善館の公式サイトには、職員の採用の案内がありません。募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]
職員の募集が出たときに見逃さないためには、公式サイトのお知らせを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。[1]
公開されている数字。専任職員は7名
数字は、学校法人至善館が2025年度事業報告書で公表しているものだけを並べます(2025年9月1日現在)。[2]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 専任教員 | 14名 |
| 専任職員 | 7名 |
| 兼任教員 | 57名 |
| 学生(現員数) | 166名 |
| 2025年度の入学者数 | 81名(入学定員80名) |
収容定員は160名で、収容定員充足率は2021年度から2025年度まで102.5%から105.6%の間で推移しています。学生166名に対して専任職員は7名です。[2]
公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、初任給、採用した職員の出身大学は、公式サイトには見当たりませんでした。[1] [2]
30日でやること。募集が出たときに動けるようにする
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:大学院大学至善館の公式サイトのお知らせを開き、職員の募集が出ていないかを確かめる。以後も定期的に見る
- 4〜7日目:「教職員の約束」の5項目を読み、自分が共感できる項目と、その理由を書き出す
- 8〜14日目:建学の精神・ミッション・パーパスを読み、全人格経営リーダーシップ教育を自分の言葉で説明できるようにする
- 15〜21日目:英語での仕事や海外との連携に関わる経験を棚卸しする
- 22〜30日目:至善館の募集が出ていない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる
採用の案内が出ていない時期は、確かめられる事実が限られます。だからこそ、教職員の約束や建学の精神のように大学が自分で公表している資料を読み、なぜ至善館で働きたいかを先に言葉にしておくことが準備になります。[3]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 大学院大学至善館 情報公開確認日:2026-09-27 / 情報公開の項目の一覧(法人関係・大学院関係)。ブラウザで開いた本文を記録
- 学校法人至善館 2025年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 情報公開(事業報告書・計算書類・監査報告書等)のページからリンクされたPDF(2026年5月)。法人の概要(所在地、建学の精神、沿革)、学生数・収容定員充足率、教職員の概要(2025年9月1日現在)、ガバナンス体制と事務局の統括
- 大学院大学至善館 建学の精神/ミッション/パーパス・教職員の約束確認日:2026-09-27 / 建学の精神、ミッション、パーパスと、教職員の約束(前文と5項目)。ブラウザで開いた本文を記録
- 大学院大学至善館 設立母体 ISL確認日:2026-09-27 / 設立母体のNPO法人アイ・エス・エル(ISL)の紹介と、至善館との協働。ブラウザで開いた本文を記録