どの大学の卒業生が聖徳大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として聖徳大学(学校法人東京聖徳学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​​‌​‌‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌‌‌​​​​‌​‌​​‌‌

法人が公表している職員の情報[2] [8]

学校法人東京聖徳学園は、職員紹介や先輩の声のページを設けておらず、職員の出身大学や出身学部も公表していません。公式に確かめられるのは、採用と勤続についての次の数字です。[1] [8]

  • 採用した事務職員に占める女性の割合:40.0%(女性の活躍の現状に関する情報公開、令和8年5月現在)
  • 専任職員の平均継続勤務年数:女性16.3年、男性21.4年(同)
  • 管理職に占める女性の割合:39.5%(同。教員も含む法人全体の数字)
  • 現在の事務職員の募集の応募資格は大学卒業以上の学歴で、特定の大学・学部の指定はない(キャリア採用・第二新卒採用の募集要項)
[8] [2]

専任職員の平均継続勤務年数は女性でも16年を超えていて、長く勤める人が多い職場だと読み取れます。出身大学が分からない以上、どこの卒業生が有利かを考える材料はありません。準備は、次の節からの法人が書いている人材像と仕事の中身を手がかりにします。[8]

法人の採用ページが求める人物について書いていること(引用)

学校法人東京聖徳学園の採用ページは、冒頭の会社紹介でこう書いています。[1]

「本学園では「和」に基づいた教育理念に共感し、教育に対する熱意と情熱をもった方を学園職員として募集いたします。」[1]

建学の精神の「和」は、聖徳太子制定の十七条憲法の理念に由来すると学園サイトは説明しています。教育方針として「礼節」「知育」「勤労」の三つの柱をたてていることも、採用ページに書かれています。[3] [1]

事務職員の「学園の求める人材像」[2]

現在出ている事務職員(キャリア採用、第二新卒採用)の募集要項には、建学の精神に始まる学園のミッション・ビジョン・戦略を実現するための「学園の求める人材像」が3つ書かれています。[2]

  • 学園全体への貢献とは何かを自身で考え、行動する人材
  • 少数精鋭の組織を担うプロフェッショナル人材
  • チームワーク、コミュニケーションを通じて、人を育てる人材
[2]

この人材像はキャリア採用・第二新卒採用の要項に載っているもので、新卒の募集が出たときに同じ文言になるかは分かりません。ただし、法人として事務職員に何を期待しているかを知る手がかりにはなります。「少数精鋭」という言葉は、後で見る職員数の少なさとも重なります。[2] [5]

応募資格の4つ目には「学校職員としての熱意と情熱を有する者」とあり、採用ページの会社紹介と同じく、教育への熱意を重く見ていることが分かります。学歴の条件は大学卒業以上で、出身大学による区別は書かれていません。[2]

採用の仕組み。学校法人東京聖徳学園の独自選考

聖徳大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人東京聖徳学園が、独自の選考で事務職員を採用します。学園サイトの「教職員採用」のリンクは、採用管理サービス上にある法人専用の採用ページにつながっていて、そこには法人の設置する学校の求人だけが並んでいます。[3] [1]

現在の事務職員募集の選考の流れ(キャリア採用・第二新卒採用)[2]

学校法人東京聖徳学園 事務職員(キャリア採用、第二新卒採用)の選考(2026年9月の募集要項)
順番段階
1採用ページからWeb応募(必須)
2応募書類①の提出(エントリーシート、職務経歴書、各種証明書等)
3書類選考
4筆記試験・適性検査(令和8年10月24日(土)9:00〜12:00、聖徳大学)
5応募書類②の提出(学園指定様式の志望書、健康診断証明書等)
6面接試験(2〜3回程度、令和8年11月中旬〜12月中旬頃予定)
[2]

選考結果は合否にかかわらず通知され、次の選考の詳細は合格者だけに案内されると書かれています。過去に受験したことがある人の再受験は遠慮してほしいとも書かれていて、一度きりの挑戦になる点に注意が必要です。[2]

キャリア採用と第二新卒採用の区別[2]

募集要項では、社会人経験5年以上の人をキャリア採用、5年未満の人を第二新卒採用として扱うと書かれています。どちらも社会人経験があることが前提で、大学を卒業してすぐの人は含まれません。新卒でほかの職場に就職し、数年後に第二新卒として応募するという道は、今の要項のうえではありえます。[2]

職員の仕事。大学事務局と学園事務局、附属校の事務室

募集要項は、事務職員(総合職)の仕事を次のように説明しています。学生支援(就職関係、教務関係)、教育・研究活動の支援(地域連携関係、システム関係)、学校法人の管理・運営(財務・経理関係、総務・人事関係)、学園の設置する附属機関の事務など、多岐にわたる部署や業務があるとされ、全ての業務が直接的・間接的に教育へ貢献できる仕事だと書かれています。[2]

事務部門の組織(組織機構図、令和8年5月1日現在)[6]

学校法人東京聖徳学園の事務部門
部門主な部・課
理事長室企画課、人事課、財務調整課、募金課、秘書課、企画室
学園事務局総務部(総務課、出版事業課、学園史編纂室、情報システム課)、経理部(経理課、施設管理課)、入学センター
教学の事務局大学事務局:学生部(学生支援課、教育支援課、実習支援課、キャリア支援課)、教育研究推進部(IR室、図書館事務室、博物館事務室、総合メディア室、知財戦略課、地域連携課)、生涯学習部(通信教育学務課、生涯学習課)、保健センター
附属校の事務室聖徳大学幼児教育専門学校、光英VERITAS中学校・高等学校、附属取手聖徳女子中学校・高等学校、附属小学校、7つの幼稚園の各事務室
[6]

大学事務局には実習支援課や通信教育学務課があり、保育士・幼稚園教諭や看護師などを育てる実習の多い学部と、大規模な通信教育課程を持つ大学ならではの部署がそろっています。[6] [7]

勤務地と異動[2]

募集要項では、採用時は原則として松戸キャンパス(千葉県松戸市岩瀬550)の勤務を想定しています。一方で、附属機関への配属や、入職後のジョブローテーションで附属機関へ配置転換となる可能性もあると書かれています。法人は幼稚園7園、小学校、中学校2校、高等学校2校、専門学校、短期大学、大学、大学院を持っていて、大学以外の職場で働くこともありうる点は知っておく必要があります。配属部署は適性や経験などを見て決めるとされています。[2] [3]

法人が掲げる今年度の取り組み[9]

令和8(2026)年度の事業計画書は、聖徳大学・短期大学部の取り組みとして、「保育の聖徳」のブランド価値の再構築と再訴求・浸透、全学共通の副専攻プログラム「Business Field Linkage」の拡充・強化、学習成果の可視化などを挙げています。法人全体では、経営改善関係者会議を中心に中期計画と年度計画の進捗を管理するとしています。職員は、こうした計画を事務の面から支える立場になります。[9]

応募できる条件と待遇。新卒向けの条件は公表されていない

2026年9月27日時点で、新卒向けの応募資格・初任給・採用予定数は公式の採用ページに出ていません。参考として、いま出ているキャリア採用・第二新卒採用の募集要項(最終更新日2026年9月18日)の条件を並べます。新卒の条件ではない点に注意してください。[2]

事務職員(キャリア採用、第二新卒採用)の募集要項の主な条件
項目内容
雇用形態正社員(事務職員・総合職)、若干名
応募資格昭和56年4月1日以降に出生、大学卒業以上、社会人経験を有する、学校職員としての熱意と情熱を有する(4つとも満たす)
採用日応相談(遅くとも令和9年4月1日付を想定)
給与月給21万円〜40万8500円。職位ごとの基本給は主任240,000円〜、主査280,000円〜、副主幹370,000円〜、主幹440,000円〜
昇給・賞与昇給年1回、賞与年2回(1年目は寸志。勤務経験により通常支給の場合あり)
勤務時間1年単位の変形労働時間制、1日実働8時間。配属部署によりシフト勤務あり。月平均残業時間20時間以内
休日日曜、国民の祝日、土曜(隔週)、夏期、年末年始。諸行事や休日授業等による休日出勤あり(振替休日制)
福利厚生日本私立学校振興・共済事業団、財形貯蓄、職場つみたてNISA、iDeCo、慶弔見舞金、優秀職員表彰制度など
試用期間12カ月(条件は本採用と同じ)
[2]

採用時の職位は、学歴・職歴などをふまえて学園の規程で決めるとされています。昇格試験は評価などをもとに、要件を満たした人に対して実施し、所要年数は人によって違うと書かれています。[2]

募集の時期。2025年8月に新卒募集の記録、2026年は経験者向け

法人の「学園からのお知らせ」には、2025年8月25日付で「採用情報を更新しました」という記事があり、題名には「事務職員(新卒・キャリア採用)募集」と書かれています。この時点では新卒も対象にした事務職員の募集が出ていたことが分かります。ただし、お知らせの本文には要項や日程が残っておらず、当時の応募資格や選考日程は確かめられません。[4]

2026年9月27日時点で法人の採用ページに出ている事務職員の募集は、キャリア採用・第二新卒採用の1件です。筆記試験・適性検査は2026年10月24日、面接は2026年11月中旬から12月中旬の予定で、採用日は遅くとも2027年4月1日付を想定しています。[1] [2]

公式サイトで確かめられる事務職員の募集(2026年9月27日確認)
時期内容
2025年8月25日学園からのお知らせで「事務職員(新卒・キャリア採用)募集」として採用情報を更新
2026年9月18日(最終更新)事務職員(キャリア採用、第二新卒採用)の募集を掲載。社会人経験が応募資格
2026年10月24日上記募集の筆記試験・適性検査
2026年11月中旬〜12月中旬頃上記募集の面接試験(予定)
[4] [2]

次に新卒の募集がいつ出るかは、公式に書かれていません。この記事でも推測では書きません。学園サイトの「学園からのお知らせ」と、学園サイトの「教職員採用」からつながる採用ページを定期的に確かめてください。[3] [1]

公開されている数字。聖徳大学の職員は98名

数字は、学校法人東京聖徳学園が情報公開のページで公表しているものだけを並べます。[5] [7]

学校法人東京聖徳学園の教員・職員数(令和8年5月1日現在、抜粋)
区分法人聖徳大学聖徳大学短期大学部
教員―208名32名
職員25名98名16名
[5]

法人全体の職員の計は170名、教員の計は417名と書かれています。聖徳大学の職員98名に、法人本部の25名、短期大学部の16名を合わせると、大学と法人本部まわりで139名の職員がいることになります。[5]

学生数(令和8年5月1日現在)[7]

  • 通学課程の学部の在学者数:児童学科(昼間主)682名、心理学科248名、社会福祉学科294名、文学科394名、人間栄養学科328名、看護学科331名、音楽学科123名など
  • 通信教育課程の学部の在学者数:心理学科1,704名、社会福祉学科814名、文学科387名など
  • 聖徳大学短期大学部の在学者数:保育科第一部93名、保育科(通信)225名、総合文化学科58名など
[7]

通学課程の学部生を表の数字で足すと2,560名です。これに対して聖徳大学の職員は98名で、単純に割ると職員1人あたり26人ほどの学部生になります。実際には通信教育課程の学生や大学院生もいるため、職員が支える学生の数はこれより多くなります。[7] [5]

法人の規模[3] [10]

学校法人東京聖徳学園は1933年に聖徳家政学院と新井宿幼稚園から始まり、1965年に聖徳学園短期大学、1990年に四年制の聖徳大学を開学しました。現在は幼稚園から大学院まで18の教育機関を持つ総合学園です。[10] [3]

30日でやること。募集が出たときにすぐ動ける準備

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。[1]

  1. 1〜3日目:学園サイトの「学園からのお知らせ」と、「教職員採用」からつながる採用ページをブックマークし、新卒の募集が出ていないかを確かめる習慣をつける
  2. 4〜7日目:学園サイトと歴史と沿革のページを読み、「和」の建学の精神と「礼節」「知育」「勤労」の三つの柱を自分の言葉で説明できるようにする
  3. 8〜14日目:募集要項に書かれた3つの人材像を書き写し、それぞれに当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
  4. 15〜21日目:組織機構図で大学事務局の課の名前を覚え、学生支援課、実習支援課、キャリア支援課、通信教育学務課などから関わりたい仕事を選ぶ。附属校の事務室に配属される可能性も踏まえて理由を考える
  5. 22〜30日目:令和8年度の事業計画書を読み、法人がこれから何に取り組むかを押さえたうえで志望動機を文章にする。新卒の募集が出ない場合に備えて、ほかの大学の職員募集も並行して調べる
[3] [4] [1] [10] [2] [6] [9]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。幼児教育と女子教育から始まった90年を超える歴史、大規模な通信教育課程、実習の多い学部構成、幼稚園から大学院までそろう法人の中で働くこと。これらは法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。[10] [7] [6] [3]

新卒で応募できる募集が出ていない時期には、第二新卒採用という道があることも知っておくとよいでしょう。今の要項では、社会人経験5年未満の人が第二新卒として扱われます。ただし、次の募集で同じ区分が続くかは分かりません。採用の条件・日程・待遇は、募集が出たときの要項で必ず確かめてください。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。[2]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学校法人東京聖徳学園 採用サイト(求人情報の一覧)確認日:2026-09-27 / 学園サイトの「教職員採用」からリンクされた、採用管理サービス上の法人専用の採用ページ(掲載は法人の設置校の求人のみ)。2026年9月27日時点の求人7件(事務職員はキャリア採用・第二新卒採用の1件)、会社紹介の求める人物
  2. 学校法人東京聖徳学園 私立大学の事務職員(キャリア採用、第二新卒採用)募集要項確認日:2026-09-27 / 上記採用ページの求人詳細(最終更新日2026年9月18日)。仕事内容、応募資格(社会人経験を有する者など)、学園の求める人材像、給与・職位ごとの基本給、勤務時間、休日、福利厚生、選考プロセスと日程
  3. 学校法人東京聖徳学園 学園サイト確認日:2026-09-27 / 建学の精神「和」、設置する教育機関(幼稚園から大学院まで18の教育機関)、「教職員採用」のリンク先(法人の採用ページ)
  4. 学校法人東京聖徳学園 学園からのお知らせ「採用情報を更新しました(事務職員(新卒・キャリア採用)募集)」確認日:2026-09-27 / 2025年8月25日付のお知らせの題名。本文に要項・日程は残っていない(2026年9月27日確認)
  5. 学校法人東京聖徳学園 役員、評議員及び教職員に関する情報確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在の設置学校等ごとの教員数・職員数(法人・聖徳大学・聖徳大学短期大学部など)
  6. 学校法人東京聖徳学園 組織機構図(事務部門)確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在。理事長室、学園事務局、大学事務局、附属校の事務室の構成
  7. 聖徳大学 入学者、在学者数、留学生数確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在。聖徳大学(通学課程・通信教育課程)、大学院、聖徳大学短期大学部の入学者数・在学者数
  8. 学校法人東京聖徳学園 女性活躍推進行動計画・女性の活躍の現状に関する情報公開確認日:2026-09-27 / 令和8年5月現在。採用した労働者に占める女性の割合(事務職員40.0%)、管理職に占める女性の割合、専任職員の男女別平均継続勤務年数
  9. 学校法人東京聖徳学園 令和8(2026)年度 事業計画書確認日:2026-09-27 / 設置する学校の定員、法人(学園全体)の管理運営、聖徳大学・聖徳大学短期大学部の教育研究の計画
  10. 聖徳大学 歴史と沿革確認日:2026-09-27 / 1933年の聖徳家政学院・新井宿幼稚園の創設、1965年の聖徳学園短期大学、1990年の聖徳大学開学