どの大学の卒業生が相模女子大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として相模女子大学(学校法人相模女子大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
学園が公表していること[2] [3]
学校法人相模女子大学は、事務職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声を載せたページも、公式サイトには見当たりません。そのかわり、一般事業主行動計画のページで、専任職員の採用や勤続年数についての数字を出しています。[2] [1]
- 採用した専任の事務職員の性別割合(2026年4月1日):女性33.3%、男性66.7%
- 専任の事務職員の平均継続勤務年数(2026年4月1日現在):女性11.0年、男性9.9年
- 相模女子大学の本務の事務職員:62人(2025年5月1日現在。前年度60人)
- 学園の本務職員の平均年齢:41.7歳(2025年5月1日現在)
- 職員の出身大学・学部、新卒と既卒の内訳、採用した人数:公表なし
女子大学ですが、事務職員は男女とも採用されていて、2026年4月1日の数字では採用した専任の事務職員の3分の2が男性です。出身大学で有利不利が決まるかどうかは、公表されている資料からは分かりません。[2]
学園が職員と人材について書いていること(引用)
学園の採用情報ページには、事務職員の求める人物像は書かれていません。職員について学園がまとまって書いているのは、一般事業主行動計画、事業計画書、中期計画です。[1] [2] [4] [5]
一般事業主行動計画のページは、冒頭で「本学では、職員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り働きやすい環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定しています。」と書いています。女性活躍推進法にもとづく計画(第4期、2026年4月1日〜2030年3月31日)は、課題として「専任職員における女性比率は約6割である一方で、管理職における女性比率は3割を超えるもののそれほど高くない」ことを挙げ、管理職の女性比率40%以上と、男性職員の育児休業制度の利用率50%以上を目標にしています。[2]
事業計画と中期計画が職員に求めていること[4] [5]
2026年度から2028年度の第Ⅰ期中期計画は、基本方針の一つに「教職員がビジョンを共有し、一体となって取り組む計画とします。」を挙げています。2026年度事業計画は、2028年度までにありたい姿として「教職員エンゲージメントサーベイが実施され、教職員がやりがいと誇りを持って働けている職場環境が構築されつつある。」と書いています。[5] [4]
事務局については、2026年度事業計画のガバナンス計画に「新たに策定した事務局のミッションのもと、各種プロジェクトを立ち上げ、学園の価値創造のための事業を推進する。」とあり、あわせて業務の見直しや部署の統合などの事務機構改編を検討するとしています。事務職員は決められた手続きを回すだけでなく、プロジェクトで学園の事業を進める役割も期待されている、と読めます。[4]
建学の精神とスローガン[6] [3]
職員の人物像ではありませんが、志望動機を考える手がかりとして、学園が掲げる言葉を並べておきます。建学の精神は「高潔善美」で、創立者の西澤之助はこれを「固き心を以て、やさしき行いをせよ」と説明しました。学園のスローガンは「見つめる人になる。見つける人になる。」です。[6] [3]
採用の仕組み。大学ではなく学校法人相模女子大学が採用する
相模女子大学を設置しているのは学校法人相模女子大学です。学園は相模女子大学、相模女子大学短期大学部、高等部、中学部、小学部、認定こども園相模女子大学幼稚部を設置していて、教職員の採用情報は学園の「採用情報」のページにまとめて載ります。[3] [1]
2026年9月27日時点のこのページには、大学の教員公募(学芸学部日本語日本文学科、栄養科学部健康栄養学科・管理栄養学科、教職センター)と、併設校・幼稚部の欄、事務職員の欄が並んでいます。事務職員の欄の表示は「現在、募集はありません」です。中学部・高等部と小学部も「現在、募集はありません」で、募集中なのは幼稚部の保育教諭(2027年4月1日採用、2026年7月3日掲載)と看護師(パート)です。[1]
幼稚部の保育教諭は2027年度の新卒向けの募集ですが、保育・教育の職で、事務職員の募集ではありません。事務職員の選考の段階(書類、筆記、面接の回数など)や、新卒と既卒を分けて募集するかどうかは、公式サイトには書かれていません。[1]
事務職員は学園全体に配置される[3]
2025年度事業報告書に載っている学園組織図(2025年5月1日)では、事務局の下に、大学の事務を担う大学事務部と夢をかなえるセンター、法人の事務を担う学園事務部、そして高等部・中学部・小学部・幼稚部の事務室が並んでいます。注記には、大学事務部と夢をかなえるセンターは学長の監督の下で業務を行い、併設各部の事務室は各部の校長または園長の監督の下で業務を行うと書かれています。高等部・中学部・小学部の事務室は、学園事務部の併設事務課に属します。[3]
学園が採用した事務職員が、大学、法人、併設校のどこに配属されるかは公表されていません。組織の形からは、大学以外の部署で働く可能性もあると読めます。[3]
職員の仕事。大学事務部の6部署と夢をかなえるセンター
新卒の事務職員の仕事を説明したページはありませんが、学園組織図(2025年5月1日)から、大学と法人の事務がどんな部署に分かれているかが分かります。[3]
大学の事務(学長の監督の下)[3]
- 大学事務部:広報・戦略室、学事企画課、入試課、学修・生活支援課、学術研究支援課、情報システム課
- 夢をかなえるセンター:就職支援課、連携教育推進課(社会連携推進室)、生涯学習支援課
- 附属図書館の学術研究支援課は大学事務部に属する
法人と併設校の事務[3]
- 学園事務部:総務課、人事課、経理課、管財課、併設事務課
- 事務局の直下:保健センター、アーカイブ室
- 併設各部:高等部事務室、中学部事務室、小学部事務室、幼稚部事務室
大学の公式サイトの「学生支援に関する方針」では、修学支援と生活支援を学修・生活支援課が、進路支援を就職支援課が担当すると書かれています。学生と直接向き合う窓口の仕事は、この2つの課が中心です。[6]
学生募集の体制[3]
2025年度事業報告書は、18歳人口の減少を踏まえた学生受け入れの見直しの中で、「教職協働での学生募集活動」を進めたと書いています。事務機構としては、2025年4月に大学に広報・戦略室を置き、入試課と連携しながら募集活動を進める体制を整えました。[3]
大学の所在地は相模原市南区文京で、学園は相模原のキャンパスに高等部から幼稚部までを併設した総合学園です。2026年度には学芸学部国際コミュニケーション学科への改組と、人間社会学部地域クリエーション学科の開設がありました。入試、教務、就職支援の仕事は、こうした学科の変化と重なります。[1] [5] [6]
応募できる条件と待遇。いまは公開されていない
2026年9月27日時点で、学園の採用情報ページの事務職員の欄には募集がなく、応募資格・初任給・勤務時間・休日・採用予定数は公開されていません。過去の募集要項も、このページには残っていません。[1]
公式資料から分かるのは、働き方に関する数字と、人事の方針です。一般事業主行動計画のページが公表している数字を並べます。[2]
| 項目 | 事務職員 | 教育職員 | 基準日 |
|---|---|---|---|
| 採用した専任職員の性別割合 | 女性33.3%/男性66.7% | 女性72.2%/男性27.8% | 2026年4月1日 |
| 専任職員の平均継続勤務年数 | 女性11.0年/男性9.9年 | 女性11.3年/男性13.6年 | 2026年4月1日現在 |
| 管理職に占める女性の割合 | 35.3% | 28.1% | 2026年4月1日現在 |
ほかに、2025年度の平均残業時間数は年間平均109.15時間とされています。育児休業等の取得率は、2024年度が90%(対象10人中9人)、2025年度が50.0%(対象2人中1人)でした。次世代育成支援対策推進法にもとづく計画(第7期、2025年4月1日〜2030年3月31日)では、全職種への勤怠管理システムの導入、変形労働時間制の範囲の拡大、短時間勤務と時差勤務の種類を増やす検討などが書かれています。[2]
人事の方針[4] [3]
2026年度事業計画の人事労務計画には、「各部における教育職員及び事務職員の人員構成について、中期財務計画を基に精査し、中期的な実行計画を検討する。」とあります。ほかに、事務職員役職定年制度のあり方の検討、最低賃金の上昇を踏まえたベースアップの可能性と若年層の賃金水準のあり方の検討、事務部門の新しい部署と幼稚部での障害者雇用の推進が挙がっています。2025年度の事業計画にも「学園における障害者雇用を推進するため、事務部門の雇用拡大を進める。」と書かれていました。[4] [3]
募集の時期。学園の採用情報ページに出たときだけ分かる
相模女子大学の事務職員の募集は、学校法人相模女子大学の採用情報ページの「事務職員」の欄に載ります。[1]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 事務職員の募集 | なし(「現在、募集はありません」) |
| 過去の事務職員の募集の日程 | 公式サイトに残っていない |
| 募集の出る場所 | 学校法人相模女子大学の採用情報ページ(事務職員の欄) |
| 同じページで募集中のもの | 教員公募(2027年4月1日採用)、幼稚部の保育教諭(2027年4月1日採用)と看護師(パート) |
| 人事の方針 | 教育職員と事務職員の人員構成を中期財務計画をもとに精査し、中期的な実行計画を検討(2026年度事業計画) |
2026年4月1日の数字として採用した専任の事務職員の性別割合が公表されているので、その時点までに事務職員の採用があったことは分かります。ただ、何人を、いつ、どんな形で募集したのかは書かれていません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[2]
公開されている数字。事務職員62人、学生2,821人
教職員数と学生数は、学園の2025年度事業報告書に載っています(2025年5月1日現在)。[3]
| 区分 | 相模女子大学 | 短期大学部 | 学園全体 |
|---|---|---|---|
| 教育職員(本務) | 135 | 12 | 292 |
| 教育職員(兼務) | 279 | 19 | 328 |
| 事務職員(本務) | 62 | 2 | 95 |
| 事務職員(兼務) | 0 | 0 | 0 |
相模女子大学の人数には、大学院と教職センターに所属する教員が含まれます。本務の事務職員は、前年度の60人から62人になりました。学園全体の本務の事務職員95人のうち、法人に7人、高等部に11人、中学部に2人、小学部に4人、幼稚部に7人がいます。[3]
| 学部・課程 | 収容定員 | 在籍者数(前年度) |
|---|---|---|
| 学芸学部 | 1,926 | 1,440(1,627) |
| 人間社会学部 | 960 | 736(807) |
| 栄養科学部 | 756 | 645(682) |
| 学部の合計 | 3,642 | 2,821(3,116) |
| 栄養科学研究科・社会起業研究科 | 78 | 52(45) |
短期大学部の食物栄養学科は、収容定員160人に対して在籍82人でした。学部の在籍者は前年度から約300人減っていて、2026年度から2028年度の中期計画でも、学園全体の在籍者数の回復が経営上の目標になっています。学生募集は、事務職員の仕事と直結する課題です。[3] [4]
30日でやること。学園の採用情報ページを見張り、学園の方針を読む
いまは応募できる事務職員の募集がないので、準備は次の募集を見逃さないことと、この学園がいま何を変えようとしているのかを自分の言葉で説明できるようにすることが中心です。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:学校法人相模女子大学の採用情報ページをブックマークする。事務職員の募集は大学のページではなく、この学園のページの事務職員の欄に載る
- 4〜10日目:2026年度事業計画書と中期計画を読み、事務局のミッション、事務機構改編、教職員エンゲージメントの取り組みをつかむ
- 11〜15日目:学園組織図で大学事務部と夢をかなえるセンターの部署を確かめ、入試・学修支援・就職支援など関わりたい仕事を選ぶ
- 16〜22日目:事業報告書の在籍者数の表を読み、学科ごとの在籍者の変化と、学生募集の取り組みを自分なりに説明できるようにする
- 23〜30日目:志望動機の下書きをする。「見つめる人になる。見つける人になる。」のスローガンと、女性の学びを事務で支えたい理由を、自分の経験と結ぶ
志望動機は、公開されている事実から組み立てます。2025年に創立125周年を迎えた女子教育の歴史を持つこと、幼稚部から大学院までを併設する総合学園であること、2025年に広報・戦略室を置いて教職協働で学生募集に取り組んでいること。これらは学園と大学が自分で書いていることなので、根拠のある志望動機になります。[6] [3] [5]
女子大学の職員は女性だけ、ということはありません。2026年4月1日の数字では、採用した専任の事務職員の3分の2が男性でした。性別にかかわらず、学園の方針を読み込んだうえで募集に備えてください。[2]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 学校法人相模女子大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 採用情報ページの今の表示(事務職員の欄は「現在、募集はありません」。2026年9月27日確認)、教員公募、中学部・高等部・小学部・幼稚部の欄
- 学校法人相模女子大学 一般事業主行動計画確認日:2026-09-27 / 女性活躍推進法にもとづく行動計画(第4期)と女性の活躍に関する情報公表(採用した専任職員の性別割合、平均継続勤務年数、平均残業時間、管理職の女性割合)、次世代育成支援対策推進法にもとづく行動計画(第7期)、育児休業等の取得状況
- 学校法人相模女子大学 2025(令和7)年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の概要、建学の精神・学園スローガン、設置する学校、学生・生徒数(2025年5月1日現在)、学園組織図(2025年5月1日。組織図は画像で目視)、教職員数と平均年齢、学生受け入れ方法の再構築(広報・戦略室の設置)、2025年度の人事労務計画
- 学校法人相模女子大学 2026(令和8)年度 事業計画書確認日:2026-09-27 / 2028年度までにありたい姿(経営基盤)、中期計画(経営基盤)、ガバナンス計画(事務局のミッション・事務機構改編)、人事労務計画(人員構成の精査・事務職員役職定年制度・若年層の賃金水準・障害者雇用)
- 学校法人相模女子大学 中期計画(2026年度〜2028年度 第Ⅰ期中期計画)確認日:2026-09-27 / 中期計画の位置づけと進捗管理、第Ⅰ期中期計画の基本方針
- 相模女子大学 大学概要確認日:2026-09-27 / 建学の精神、各種ポリシー、学生支援に関する方針(修学支援・生活支援・進路支援の担当課)、相模女子大学の歴史(2026年の改組と学科開設)