どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる
会社が採用大学を公開していなくても、大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。リログループについて、現時点で確認できたのは次の9大学です。[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 北九州市立大学 外国語学部 国際関係学科 | 学科別の主な就職先一覧の「不動産業、物品賃貸業」に「株式会社リログループ」 | 資料に年度の記載なし |
| 千葉商科大学 商経学部 | 「2025年度 商経学部 就職実績」の「サービス業(他に分類されないもの)」に「株式会社リログループ」 | 2025年度 |
| 千葉商科大学 サービス創造学部 | 「2025年度 サービス創造学部 就職実績」の「サービス業(他に分類されないもの)」に「株式会社リログループ」 | 2025年度 |
| 東京経済大学 経済学部 | 「2023年度 主要就職先リスト」の経済学部の欄に「リログループ」 | 2023年度 |
| 東京経済大学 現代法学部 | 同リストの現代法学部の欄に「リログループ」 | 2023年度 |
| 桜美林大学 芸術文化学群 | 「芸術文化学群の卒業生の主な就職先」の「サービス」に「リログループ」 | 2023〜2025年度卒業生実績 |
| 獨協大学 経済学科 | 「2024年度学科別就職先一覧」の経済学科の列、「L.学術研究、専門・技術サービス業」に「リログループ」 | 2024年9月卒業・2025年3月卒業者 |
| 神奈川大学 経済学部 経済学科 | 「学部・学科別主な就職先一覧」の経済学科に「株式会社リログループ」 | 2025年度 |
| 追手門学院大学 | 「主な就職先」の「専門・技術サービス業」に「株式会社リログループ」 | 2025年度(2025年3月31日時点) |
| 阪南大学(全学) | 「主な就職先」の「サービス マスコミ・人材・広告」に「リログループ」 | 2024年3月〜2026年3月卒業者 |
| 阪南大学 経済学部 | 「その他、主な内定先」の「サービス・マスコミ・人材・広告」に「リログループ」 | 過去3年 |
| 高知工科大学 経済・マネジメント学群 | 「就職先企業名一覧」の経済・マネジメント学群に「(株)リログループ」 | 2024年度〜2026年度 卒業・修了 |
大学の並びを見てください。経済学部・商経学部・現代法学部・国際関係学科と文系が中心ですが、桜美林大学の芸術文化学群、高知工科大学の経済・マネジメント学群も入っています。地域も北九州・高知・大阪・愛知圏・首都圏に散らばっています。特定の専攻に固まっていません。[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
会社が学部・学科について書いていること(引用)
リログループの新卒採用サイトの募集要項には、「募集学部・学科」という欄があります。そこに書かれているのは6文字です。「全学部・全学科」。[1]
この会社の場合、これは飾りではありません。同じ募集要項の「基本給」の欄が、こう分かれています。「【初任給/総合職】大卒・大学院卒:営業職/月給271,000円(固定残業代59,620円含む) 事務職/月給221,000円(別途残業代支給) 短大卒:月給200,000円(別途残業代支給)」。短大卒の欄が独立して用意されています。4年制大学を出ていることが前提の設計にはなっていません。[1]
募集人数は「約100名」。連結で77社・従業員3,451人の規模に対して、毎年100人ほどを新卒で採ります。[1] [2]
選考についても、会社は自分の言葉で書いています。採用フローの「面接(数回)」の説明にこうあります。「面接では、人物重視の選考をいたします。皆さんのことをもっと深く知りたい。そして、少しでもリログループを知ってほしい。そんな『想い』で選考を進めていきます。『どんな経験をして、何を学んできたのか?』『これまでの学びや気づきを、どのように社会で活かしたいか?』『社会に出てからの“夢”は何か?』-ぜひ胸に秘める『熱い想い』をぶつけてください」。[1]
これらは学部・学科と学校の区分についての記述で、大学名について述べたものではありません。会社が大学名をどう扱っているかは公開されていないので、そこは「分からない」が正確です。ただ、専攻を条件にしていないこと、短大卒の枠を用意していることは、公開されている文面から確かめられます。[1]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある
「学歴に頼らず勝負する」というのは気持ちの問題ではなく、選考のどの部分が大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。リログループの公開情報から特定できるのは次の4つです。
土俵1:募集学部・学科が「全学部・全学科」と明記されている
募集要項に欄があり、そこに「全学部・全学科」と書かれています。「不問」と書く会社は多いですが、この会社は欄そのものを設けて答えています。文系・理系のどちらかに寄せる記述もありません。[1]
土俵2:短大卒の初任給が用意されている
「短大卒:月給200,000円(別途残業代支給)」。給与表に短大卒の行があるということは、短大卒で入る人がいることを会社が前提にしている、ということです。4年制大学の名前で比べられる土俵の外に、もう1つ入口があります。[1]
土俵3:オープンカンパニーへの参加が選考の条件になっていない
採用フローの最初にオープンカンパニー(インターンシップにあたるプログラム)がありますが、会社はこう注記しています。「※選考上『オープンカンパニー』参加は必須ではありません。しかし、『会社説明会』で伝えきれないリログループの仕事内容を理解いただくためにも、積極的なご参加をおすすめしています」。参加できる時間がない人が、そこで落ちる設計にはなっていません。一方で会社説明会は「※選考希望の方は参加必須です」と書かれているので、こちらは必ず押さえます。[1]
土俵4:3つの職種の中身が公開されている
法人営業職・個人営業職・総合事務職の3つについて、会社が仕事の中身を書いています。法人営業職は「企業の人事部・総務部に訪問し企業の福利厚生といわれる分野(住まい、余暇・休日、海外赴任手続き)の困りごと、悩みごとをヒアリング」、個人営業職は「転勤等でマイホームを空ける所有者宅に訪問し、転勤期間中のマイホームを期間限定で貸し出すための提案営業」、総合事務職は「主に電話やメールでサービスをご利用になるお客様とコミュニケーションを取る、カスタマーサポートのお仕事です」。どの職種で受けるかを自分で選べる情報が、先に出ています。[1]
この会社は「グループ」です。どの会社で働くのかを確かめる
この会社を調べるときに気をつけるところがあります。株式会社リログループは持株会社で、実際のサービスは傘下の会社が提供しています。連結の対象は77社です。[2] [3]
| 事業 | 会社と役割 |
|---|---|
| 福利厚生事業 | 株式会社リロクラブ(福利厚生・顧客優待の総合コンサルティング)、株式会社リロクリエイト、ヘヤクレス株式会社、株式会社メンバーズトラベル ほか |
| 借上社宅管理事業 | 株式会社リロケーション・ジャパン(寮・社宅業務の総合コンサルティング)、株式会社リロエステート、株式会社リロケーション情報センター |
| 海外赴任支援事業 | 株式会社リロケーション・インターナショナル、株式会社リロエクセル、Associates for International Research, Inc.、Relo Redac, Inc. ほか |
新卒採用サイトは「リログループ新卒採用サイト」という名前で、募集職種の欄には「※時期や年により変更・各社共通」と書かれています。勤務地の欄には「東京本社(新宿)、大阪支社(梅田・淀屋橋)、名古屋支社」に続けて「※将来的に関連会社での勤務の可能性もあります。」とあります。[1]
つまり、グループとしてまとめて採り、どの会社に配属されるかは後で決まる形だと読めます。ただし、入社時点の所属がどの法人になるかを会社は明示していません。ここは「分からない」ので、選考の場で確かめてください。[1]
大学の公式資料に載っている社名は「株式会社リログループ」「リログループ」です。上に書いたとおり、同じ大学の一覧には「リロバケーションズ」「リロケーション・ジャパン」が別の行として出てくることがあります。大学は法人を区別して書いているので、この表記のちがいは意味があります。[4] [5] [6]
公開されている数字と、その読み方
会社が公開している数字を並べます。1つだけ、そのまま他社と比べると誤解する数字があるので先に書きます。
| 項目 | 公開されている値 |
|---|---|
| 募集人数 | 約100名 |
| 募集学部・学科 | 全学部・全学科 |
| 初任給(大卒・大学院卒/営業職) | 月給271,000円(固定残業代59,620円を含む・35時間相当分) |
| 初任給(大卒・大学院卒/事務職) | 月給221,000円(別途残業代支給) |
| 初任給(短大卒) | 月給200,000円(別途残業代支給) |
| 年間休日 | 120日以上(年により変動。土曜・日曜・祝日/年間変形労働制のため多少変動あり) |
| 勤務時間 | 8:45〜17:30 |
| 勤務地 | 東京本社(新宿)、大阪支社(梅田・淀屋橋)、名古屋支社 |
| 昇給・賞与 | 昇給 年1回(4月)/賞与 年2回(夏・冬) |
| 設立 | 1967年3月15日 |
| 従業員数 | 連結 3,451人(2026年3月末時点) |
| グループ社数 | 連結 77社(2026年3月末時点) |
| 上場市場 | 東証プライム市場(証券コード8876) |
注意してほしいのは営業職の初任給です。「271,000円」は事務職の221,000円より5万円高く見えますが、この差はほぼそのまま固定残業代です。会社は「固定残業代59,620円含む」「上記の固定残業代は35時間相当分です」と書いています。固定残業代とは、実際に残業したかどうかに関係なく毎月払われる残業代のことで、その代わり35時間までの残業には追加の支払いがありません。[1]
会社はこの点について、続けてこう説明しています。「35時間相当分はあくまでも最長時間として設定しております。(万が一超えた場合の支払いはありますが原則超えることはありません)そのため35時間相当分に満たない場合でも固定残業代は全額支給いたします」。35時間を超えたら別に払う、超えなくても全額出す、という説明です。それでも、他社の「残業代別途」の初任給と並べるときは、固定残業代を引いた211,380円のほうが比べやすい数字になります。[1]
従業員数3,451人・グループ77社は連結、つまりグループ全体の数字です。持株会社である株式会社リログループ単体の人数は、この企業概要のページには書かれていません。他社の単体の従業員数と並べると、実態より大きく見えます。[2]
応募する前に知っておいたほうがいいこと
都合のいい情報だけを並べても役に立たないので、公開情報から読み取れる注意点も書きます。
- 勤務地は東京本社・大阪支社・名古屋支社の3か所と書かれている。会社が挙げているのはこの3か所だけなので、それ以外の地域で働きたい人には向かない
- 「※将来的に関連会社での勤務の可能性もあります」と会社が明記している。入った会社にずっといるとは限らない
- 営業職の初任給には35時間相当の固定残業代が入っている。事務職は「別途残業代支給」で、給与の作りが職種で違う
- 募集職種の欄には「※時期や年により変更・各社共通」、総合事務職には「(年により変更する可能性あり)」と書かれている。今年の職種構成が来年も同じとは限らない
- 採用フローの最後に「※時期によって採用フローを変更することがあります。詳細なスケジュールは、マイナビのリログループ専用ページにて随時更新いたします」とある。日程は会社の採用サイトだけでは追いきれない
- 年間休日は「120日以上」と幅のある書き方で、「※年により休日日数は変動します」と注記されている
こうした点は、面接で聞きにくいことでもあります。ただ、会社が自分のサイトに書いている内容なので、読んでおけば「知っていて選んだ」と言えます。読まずに入って驚くのが、いちばん避けたい形です。[1]
30日でやること。大学名では動かない部分から埋める
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1日目:募集要項を最後まで読み、「全学部・全学科」「約100名」「短大卒の初任給」を自分のノートに書き写す。書き写すと、他社と比べるときに基本給どうしで並べられる
- 2〜5日目:3つの職種(法人営業職・個人営業職・総合事務職)の説明を読み比べ、どれで受けるかを決める。営業職と事務職は給与の作りも違うので、そこも並べて見る
- 6〜10日目:会社の事業を1つだけ選んで、自分の言葉で説明できるようにする。借上社宅管理・海外赴任支援・福利厚生のどれか1つでよい。「会社の人事部が何に困っていて、この会社が何を代わりにやるのか」を3行で書けるかを試す
- 11〜14日目:自分か家族の身近な例で、その事業とつながる話を探す。転勤で家を空けた人、社宅に住んだことがある人、会社の福利厚生を使ったことがある人。実体験があると、面接での話が具体的になる
- 15〜20日目:会社説明会に申し込む。「※選考希望の方は参加必須です」と書かれているので、ここは必ず押さえる。オープンカンパニーは必須ではないので、時間があれば足す
- 21〜26日目:面接で会社が挙げている3つの問い(どんな経験をして何を学んできたか/その学びをどう社会で活かしたいか/社会に出てからの夢は何か)に、それぞれ400字で答えを書く。会社が先に問いを公開しているので、そのまま準備できる
- 27〜30日目:グループ企業一覧を見て、自分が関心のある事業を持つ会社を2社挙げられるようにする。「どの会社で働くのか」を面接で確かめる質問も、ここで用意する
志望動機も、公開されている事実から組み立てます。たとえば「勤務地は3か所」「将来的に関連会社での勤務の可能性もある」という記述を読んだうえで、それでもこの会社を選ぶ理由を書けるなら、それは自分の言葉になります。「グローバルに活躍したいから」では、他の誰が書いても同じ文章になります。[1]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容はすべて2026年9月9日に会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。どの職種で受けるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- リログループ新卒採用サイト 募集要項確認日:2026-09-09 / 募集職種(法人営業職・個人営業職・総合事務職/※時期や年により変更・各社共通)、募集人数「約100名」、募集学部・学科「全学部・全学科」、基本給(大卒・大学院卒の営業職/事務職、短大卒)と固定残業代の説明、諸手当、昇給、賞与、休日休暇、待遇・福利厚生、勤務地と「※将来的に関連会社での勤務の可能性もあります」、勤務時間、研修制度、採用フロー5段階(オープンカンパニーは選考上必須ではない旨、会社説明会は選考希望者は参加必須である旨を含む)
- 株式会社リログループ 企業概要確認日:2026-09-09 / 社名、本社所在地、設立1967年3月15日、代表者、従業員数「連結 3,451人(2026年3月末時点)」、グループ社数「連結 77社(2026年3月末時点)」、主な事業内容、資本金、上場証券取引所「東証プライム市場(証券コード8876)」
- 株式会社リログループ グループ企業一覧確認日:2026-09-09 / 事業別のグループ会社一覧。福利厚生事業(リロクラブほか)、借上社宅管理事業(リロケーション・ジャパンほか)、海外赴任支援事業(リロケーション・インターナショナルほか)
- 北九州市立大学 学科別の主な就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-09 / 外国語学部 国際関係学科の「不動産業、物品賃貸業」に株式会社リログループ。同じ資料の別の学科には「リロバケーションズ」が載っている。資料自体に表題と対象年度の記載はない
- 千葉商科大学 就職実績確認日:2026-09-09 / 2025年度 商経学部 就職実績と2025年度 サービス創造学部 就職実績の、いずれも「サービス業(他に分類されないもの)」に株式会社リログループ。サービス創造学部の別の欄には「リロバケーションズ」も載っている
- 東京経済大学 2023年度 主要就職先リスト確認日:2026-09-09 / 経済学部と現代法学部の欄にリログループ。現代法学部の欄には別に「リロケーション・ジャパン」も載っている
- 桜美林大学 芸術文化学群 卒業生の進路確認日:2026-09-09 / 芸術文化学群の卒業生の主な就職先(2023〜2025年度卒業生実績)の「サービス」にリログループ
- 獨協大学 2024年度学科別就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-09 / 2024年9月卒業・2025年3月卒業者。経済学科の列の「L.学術研究、専門・技術サービス業」にリログループ。学科は表の列位置で特定(11学科の見出し位置と同じページの11社の行が一致)
- 神奈川大学 学部・学科別主な就職先一覧確認日:2026-09-09 / 学部・学科別主な就職先一覧(2025年度)の経済学部 経済学科に株式会社リログループ
- 追手門学院大学 就職実績確認日:2026-09-09 / 2025年度 就職実績の「主な就職先(2025年3月31日時点)」の「専門・技術サービス業」に株式会社リログループ
- 阪南大学 就職決定実績確認日:2026-09-09 / 主な就職先(2024年3月〜2026年3月卒業者)の「サービス マスコミ・人材・広告」にリログループ
- 阪南大学 経済学部 就職データ確認日:2026-09-09 / その他、主な内定先(過去3年)の「サービス・マスコミ・人材・広告」にリログループ
- 高知工科大学 就職先企業名一覧確認日:2026-09-09 / 2024年度〜2026年度 卒業・修了。経済・マネジメント学群の欄に(株)リログループ