どの大学の卒業生が熊本県立大学の職員になっているか
他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として熊本県立大学(公立大学法人熊本県立大学)の職員と読める行を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]
熊本県立大学が公表していること
熊本県立大学は、職員の出身大学や職員紹介を公式サイトで公表していません。大学概要(2026)が公表しているのは、事務職員の人数と配置先です。令和8年4月1日現在、教員85名、事務職員40名により大学の運営を支えているとしています。[9]
- 事務局:31名(理事長及び事務局長を含まない)
- 図書館:1名
- デジタルイノベーション推進センター:4名
- 地域・研究連携センター:2名
- 国際教育交流センター:2名
法人が公表している女性労働者の割合(R8.5.1現在)では、常勤事務職員40人のうち女性は19人で、割合は47.5%です。[12]
熊本県立大学が求める職員
令和8年度の職員採用試験案内は、試験区分ごとに求める人材像を書いています。新卒の人が受ける事務職員Bについては、「学生や教職員と協調性をもって、意欲的に業務に取り組むことができる方」です。[3]
例として挙げられているのは、大学生活のクラブ活動やゼミ研究で仲間と交流したことを生かして学生の支援をしたい人や、レポートや卒業論文での資料づくりなどでワードやエクセルを使った書類作成の経験があり、資料作成能力がある人です。[3]
職務経験のある人が受ける事務職員Aは、公立大学で即戦力として活躍でき、これまでの職務で身に付けた専門知識や経験を大学運営に生かしたいという意欲と能力を持つ人とされています。学生支援や入試業務の経験、知的財産の専門知識、企業での財務分析の経験が例に挙がっています。[3]
法人の目的
法人概要が書く公立大学法人熊本県立大学の目的は、「大学を設置し、及び管理することにより、豊かな教養と高度な専門性を有し、総合的な知識と実践力、創造力を備えた有為な人材を育成するとともに、研究成果を社会に還元し、教育研究資源を地域に提供することを通じて、熊本県ひいては国際社会の発展に寄与することを目的とする。」です。[10]
採用の仕組み。法人が独自の試験で採用する
熊本県立大学の事務職員は、大学を運営する公立大学法人熊本県立大学が、自ら行う職員採用試験で採用しています。法人は平成18年(2006年)4月1日に設立され、設立団体は熊本県です。試験案内の雇用条件には「採用職員は法人の職員であり、地方公務員ではありません。」と書かれています。[10] [3]
令和8年度の試験は、事務職員Aと事務職員Bの2つの区分で行われました。試験の種目は2つの区分で共通です。[2] [3]
- 第一次試験(100点):教養試験(択一式、大学卒業程度、60分。言語判断・数的判断・論理的思考に関する能力検査及び職務適性検査)と書類審査。英語の資格を持つ人には5点の資格加点
- 第二次試験(400点):論文試験(記述式、800字〜1000字程度、90分)と個別面接(300点)。論文試験は第一次試験日に行い、第一次試験の不合格者の論文は採点しない
- 第三次試験(200点):個別面接
試験案内によると、第一次試験の結果は第二次試験と第三次試験に、第二次試験の結果は第三次試験に反映されません。面接は、第二次が積極性、協調性、理解力・表現力、能力・将来性などを、第三次が積極性、協調性、責任感、理解力・表現力などを見るとされています。[3]
資格加点の対象は、実用英語技能検定の1級・準1級、TOEIC Listening & Reading Testのスコア730点以上(IPテストを除く)、TOEFL iBT79点以上、国際連合公用語英語検定の特A級・A級で、令和6年(2024年)3月4日から申込日までに取得したものに限られていました。[3]
申込の方法
申込は、受験申込書、受験票(通常はがきに貼ったもの)、写真を熊本県立大学事務局へ持参するか、簡易書留などで郵送する方法でした。職歴がある人は職務経歴書も出します。様式は大学のホームページの教職員募集からダウンロードでき、事務局総務課でも受け取れました。[3] [2]
職員の仕事
令和8年度の試験の職務内容は、「教務、入試、学生支援、その他大学の事務局等における業務」です。試験案内は、事務職員Aの配置では経験や専門性を一定考慮し、事務職員Bでも専門的知識を有する場合は配属に当たって一定考慮するとしています。[2] [3]
大学概要(2026)の組織図によると、事務局には教務入試課、学生支援課、総務課、企画調整室、新学部設置準備室、監査室、IR室があります。大学には図書館、地域・研究連携センター、デジタルイノベーション推進センター、国際教育交流センター、キャリアセンター、保健センターも置かれています。[9]
新しい学部の設置が進んでいる
2026年9月14日に出た地域・研究連携センターの嘱託職員の募集では、業務内容に、令和9年4月の半導体学部の設置を見据えた研究支援及び地域・産官学連携の推進に関する事務が挙がっています。この募集は採用期間が令和8年11月1日から令和9年3月31日までで、産学連携コーディネーターなどの実務経験を求める嘱託職員の募集です。新卒向けではありません。[14]
熊本県立大学は、1947年に熊本県立女子専門学校として創立され、1994年に大学名称を熊本県立大学に変更して男女共学に移行しました。2006年に公立大学法人熊本県立大学へ移行し、2026年4月には文学部の英語英米文学科をグローバル・スタディーズ学科に名称変更しています。[9]
応募できる条件と待遇
ここでは、令和8年度の試験案内に書かれた条件を紹介します。次の試験で同じ条件になるとは限りません。[3]
- 事務職員Bの応募資格:平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた人で、学校教育法による大学(短期大学を除く。)を卒業又は令和9年(2027年)3月末までに卒業見込みの人(本学が同等の資格があると認める者を含む)
- 事務職員Aの応募資格:一定の職務経験(4年以上)を有する人。週30時間以上の勤務を1年以上継続した期間が職務経験に当たる
- 採用予定人数:事務職員Aと事務職員Bを合わせて5名程度
- 雇用期間:定年制。採用後6ヶ月(最長1年)は試用期間
- 給与:公立大学法人熊本県立大学職員給与規則に基づき支給。参考として新規学卒者の場合は月額239,000円。通勤手当、住居手当、時間外勤務手当、期末手当、勤勉手当等を支給要件に応じて支給
- 勤務時間:午前8時30分から午後5時15分まで(休憩時間を除き7時間45分)
- 休日:土曜日、日曜日、国民の休日に関する法律に定められた日等
- 休暇:年次有給休暇、病気休暇及び特別休暇(子の看護休暇、忌服休暇等)
- 社会保険:公立学校共済組合
事務職員Bの年齢の条件について、試験案内は長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、この年齢の範囲で募集すると説明しています。職員の給与の基準である職員給与規則は、法人に関する公表情報のページから規程集で公開されています。[3] [11]
働き方についての計画
法人の一般事業主行動計画(計画期間は令和7年4月1日から令和12年3月31日まで)は、時間外労働の上限規制(月45時間、年360時間)の徹底や、ノー残業ウイークなどの取組を掲げています。10日以上の年次有給休暇が付与される教職員は5日以上取得すること、サマー・ECO・デー(一斉休暇)を実施することも書かれています。[13]
募集の時期
令和8年度の試験のお知らせは2026年2月27日に公式サイトに掲載されました。受付期間は令和8年(2026年)3月5日から4月30日までで、郵送の場合は4月30日までの消印があるものに限られていました。この募集は締め切られています。[2] [3]
- 第一次試験:令和8年6月7日(日)。合格者は6月19日に発表
- 第二次試験:令和8年7月4日、5日、11日、12日に実施。合格者は7月22日に発表
- 第三次試験:令和8年8月2日及び9日に実施。合格者(最終合格者)は8月17日に発表
- 採用予定日:令和9年(2027年)4月1日。既卒者は令和9年4月1日以前に採用されることもある
合格者の受験番号は熊本県立大学のホームページに掲載され、合格者には文書で通知されました。受験者本人は、合格発表の日から1月間、総合得点と総合順位の開示を口頭で請求できるとしています。[3] [5]
公開されている数字
令和8年度の職員採用試験について、法人は各段階の人数を公表しています。[4]
- 応募者数:188名(採用予定は事務職員Aと事務職員Bを合わせて5名程度)
- 第一次試験合格者:53名
- 第二次試験合格者:12名
- 第三次試験合格者:5名
大学概要(2026)によると、令和8年5月1日現在の学生数は学部生2,130名、大学院生69名の総計2,199名です。令和7年度の就職率は98.1%です。[9]
教職員は、教員85名、事務職員40名の総計125名です(令和8年4月1日現在)。常勤事務職員40人のうち女性は19人です(R8.5.1現在)。[9] [12]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:熊本県立大学のお知らせの教職員募集の一覧を確かめ、次の職員採用試験の案内が出ていないか確認する
- 4〜8日目:令和8年度の試験案内を読み、事務職員Bの応募資格と、3段階の試験の種目・配点を書き出す
- 9〜14日目:教養試験(言語判断・数的判断・論理的思考)に備えて、問題集で基礎を固める
- 15〜19日目:800字〜1000字程度の論文を90分で書く練習を、大学運営に関わるテーマで2本行う
- 20〜24日目:受験申込書の志望動機と自己PR(最も力を入れて取り組んだこと、挫折や困難を乗り越えた経験)の下書きを作る
- 25〜27日目:英語の資格を持っているなら、資格加点の対象になる取得時期か確かめる
- 28〜30日目:新学部の設置など大学の変化の中で、事務職員として関わりたい仕事を自分の言葉でまとめる
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、公立大学法人熊本県立大学の職員採用試験のお知らせと試験案内、応募状況と各試験の合格者のお知らせ、大学概要(2026)、法人概要、法人に関する公表情報と一般事業主行動計画、女性労働者の割合の公表資料、嘱託職員の募集のお知らせで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。募集が出たら、必ず最新の試験案内を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 熊本県立大学 お知らせ 教職員募集(一覧)確認日:2026-09-28 / 2026年9月28日時点の一覧の1ページ目:地域・研究連携センター嘱託職員(2026.09.14)、教員(情報学)、総合管理学部資料室嘱託職員、環境共生学部嘱託職員(事務職員)、令和8年度職員採用試験の第三次・第二次・第一次試験合格者、教員(栄養運動生理学)、環境共生学部食育推進室嘱託職員(終了)、令和8年度職員採用試験の会場。新卒の事務職員の新しい募集は無い
- 公立大学法人熊本県立大学では、事務職員を募集します(2026.02.27)確認日:2026-09-28 / 令和8年度職員採用試験のお知らせ。受付期間(令和8年3月5日〜4月30日)、第一次試験日(令和8年6月7日)、採用予定日(令和9年4月1日)、試験区分と応募資格(事務職員A:職務経験4年以上、事務職員B:大学卒業又は令和9年3月末までに卒業見込み)、採用予定人数(合わせて5名程度)、職務内容、試験案内・受験申込書・職務経歴書・受験票のダウンロード
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験案内確認日:2026-09-28 / 事務職員を募集しますのお知らせからリンクされたPDF。受付期間、試験日、採用予定日、採用職種と応募資格、定年年齢(60歳)、職務内容と配属の考慮、求める人材像(事務職員A・B)、雇用条件(定年制・試用期間・給与の参考・勤務時間・休日・休暇・社会保険)、受験手続き、試験種目と配点、資格加点(英語)、試験日時と会場、合格者の発表、受験申込書の様式(志望動機・自己PR欄)
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験応募状況について(2026.05.15)確認日:2026-09-28 / 申込受付(令和8年3月5日〜4月30日)の応募者数188名
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験 第一次試験合格者(2026.06.19)確認日:2026-09-28 / 第一次試験(令和8年6月7日実施)の合格者受験番号と「以上53名」、試験結果の開示(総合得点及び総合順位、合格発表の日から1月間)
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験 第二次試験合格者(2026.07.22)確認日:2026-09-28 / 第二次試験(令和8年7月4日、5日、11日、12日実施)の合格者受験番号と「以上12名」
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験 第三次試験合格者(2026.08.17)確認日:2026-09-28 / 第三次試験(令和8年8月2日及び9日実施)の合格者受験番号と「以上5名」
- 令和8年度(2026年度)公立大学法人熊本県立大学職員採用試験の会場について(2026.05.29)確認日:2026-09-28 / 第一次試験の会場(熊本県立大学 大ホール:事務職員A、中ホール:事務職員B)、着席時刻と持参品
- 熊本県立大学 大学概要(2026)確認日:2026-09-28 / 大学概要(冊子)のページからリンクされたPDF。沿革(1947年の熊本県立女子専門学校創立から、2006年の公立大学法人への移行、2026年の学科名称変更まで)、大学組織図(事務局の課・室)、学生数(令和8年5月1日現在)、教職員数(令和8年4月1日現在:教員85名、事務職員40名と配置先)、進路状況(令和7年度就職率)
- 公立大学法人熊本県立大学 法人概要確認日:2026-09-28 / 法人の名称、法人設立日(平成18年(2006年)4月1日)、設立団体(熊本県)、所在地、法人の目的、大学の設置、定款等
- 熊本県立大学 法人に関する公表情報確認日:2026-09-28 / 役員報酬・職員給与の基準の公表(公立大学法人熊本県立大学職員給与規則などを規程集で公開)、一般事業主行動計画、女性の活躍に関する情報の公表などへのリンク
- 公立大学法人熊本県立大学 労働者に占める女性労働者の割合(R8.5.1現在)確認日:2026-09-28 / 法人に関する公表情報のページからリンクされたPDF。雇用管理区分ごとの労働者数と女性の割合(常勤教員、特任教員、常勤事務職員、非常勤職員)。本文に熊本県立大学の名前は無い
- 公立大学法人熊本県立大学 次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(令和7年3月)確認日:2026-09-28 / 法人に関する公表情報のページからリンクされたPDF。計画期間(令和7年4月1日〜令和12年3月31日)、子育て・介護の両立支援、時間外勤務縮減(上限規制 月45時間・年360時間)、年次有給休暇の取得促進(5日以上、サマー・ECO・デー)、女性の活躍推進
- 地域・研究連携センター 嘱託職員(地域・産官学連携推進)の募集について(2026.09.14)確認日:2026-09-28 / 新卒向けではない嘱託職員の募集(採用期間は令和8年11月1日〜令和9年3月31日、更新は通算3年間を限度など)。業務内容に令和9年4月の半導体学部の設置を見据えた研究支援・産官学連携の事務、勤務時間(週30時間以内)、応募資格(産学連携コーディネーター等の実務経験)、募集期間(9月16日〜10月2日)