どの大学から入っているのか。大学側の資料では確認できなかった

この記事の他の会社と同じ手順で、大学が自分で公表している進路資料をたどりました。結果を先に書きます。こちらが持っている大学の進路資料の中に、この会社の社名は見つかりませんでした。掲載0件です。[2]‌​​‌‌​​‌‌‌​‌‌‌​‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌​‌​‌‌‌​‌‌‌‌​‌​​‌‌​​​​​‌​​​​‌​​‌‌‌​‌​​‌

その代わり、この会社は自分で新卒の内訳を公開しています。大学名ではありませんが、学歴と専攻の構成が分かります。次の節がその数字です。[2]

会社が新卒の学歴構成を割合で公開している

新卒在籍者の内訳(新卒採用ページ「NEW GRADUATES DATA」・2026年4月時点)
項目公開されている数値
新卒在籍数31名
職種比率ソフトウエアエンジニア58%/アルゴリズムエンジニア36%/ビジネス職6%
卒業区分学士39%/修士45%/博士16%
出身専攻理工系52%/情報系32%/文系・その他16%
[2]

職種によって学歴の条件が違うと明記されている

よくあるご質問の「学部卒でも応募できますか?」への答えが、この会社のいちばん重要な情報です。[2]

  • 「ソフトウエアエンジニア職・ビジネス職は学部卒の方もご応募いただけます。アルゴリズムエンジニア職は修士以上の方が対象です。」
[2]

必須要件も職種ごとに具体的

職種ごとの必須要件(新卒採用ページの記載)
職種必須要件
アルゴリズムエンジニア最先端技術に強い興味を示し、自ら学んで習得する力/Pythonを使った開発経験/主体的に課題を発見し、解ける形に定式化し、実際にやり抜く力(※学歴は修士以上)
ソフトウエアエンジニアPython, Go, TypeScript, Rubyなどを用いた開発経験/Webアプリケーション(フロント・バックエンド)の開発経験/データベース、およびネットワークに関する基礎知識/クラウド(AWS/Azure/GCP)を用いた開発・運用経験/Git/GitHubなどを利用したチームでの開発経験
ビジネス職インターンシップなどのビジネス経験、もしくは学生団体や事業運営などのご経験のある方/ビジネスレベルの日本語にてコミュニケーションが可能なこと(N1取得)/基本的なパソコンスキル
[2]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では3つある

選考のどこが大学名で動かないのかを、公開情報から特定します。

土俵1:選考の中身が職種ごとに公開されている

選考フロー(職種別・新卒採用ページの記載)
職種ステップ
アルゴリズムエンジニアエントリー→書類選考&コーディングテスト→ライブコーディング→現場面接→役員面接→最終面接
ソフトウエアエンジニアエントリー→書類選考&コーディングテスト→面接→選考インターン→役員面接→最終面接
ビジネス職エントリー→書類選考→人事面接→ワークショップ選考→役員面接→最終面接
[2]

選考の実施方法についても注記があります。「選考は基本オンラインで実施します。来社の必要がある際は交通費を支給いたします。」。地方の大学に通っている人でも、移動の負担が積み上がりにくい形です。[2]

土俵2:インターンが採用に直結すると明記されている

「インターンシップはありますか?」への答えはこうです。「エンジニア職は短期(2週間)と長期(1ヶ月以上)のインターンシップをご用意しています。実際の課題やデータを用いた実践的なプログラムで、採用直結型となります。ビジネス職は1Dayワークショップがあり、業務を疑似体験することができます。」[2]

土俵3:働き方の条件が公開されている

「働き方について教えてください。」への答えは「フレックスタイム制(コアタイム11:00-15:00)を導入しています。リモート勤務も可能で、出社頻度は部門・職種によって異なります。」です。配属については「面接の中でご本人の希望や適性を見極め、配属先を検討いたします。」とされています。[2]

この会社がどういう出自かを知っておく

代表取締役のメッセージに、会社の出自が書かれています。「PKSHA Technologyは、2012年に東京大学の研究室から創業しました。以来、アカデミアや社会と向き合いながら、社員一人ひとりの違いを価値につなげ、成長してきました。」[2]

会社が掲げている行動指針(バリュー)は6つです。「未来志向」「信頼のうねり」「外界との共進化」「個の才能発現」「専門性の連鎖」「運動神経を磨こう」。最後の1つには「最重要なアクションを見つけて最速で取り組む」という説明が付いています。[2]

ビジネス職の「こんな方と働きたい」には、次の5つが挙げられています。ミッション・ビジョンへの共感、AIの社会実装を通して社会課題を解決したい、「まずは行動する ― 試す、挑戦する、創り出す ― マインドがある方」、組織や仲間と共進化していく意欲、「カオスな環境を楽しみながら自学、自走ができる方」。[2]

入ってからの育て方は「学び合い」の形

制度・福利厚生のページに、社員の育て方が書かれています。会社の説明はこうです。「一人ひとりが、自らの才能(強み/弱み/好き嫌い)に気づき、磨きながら、 それを補完/引き出してくれるメンバーとチームを組み、才能を社会に価値発現させていく事を支援するため制度になります。」[1]

サポート制度(制度・福利厚生のページ)
制度内容
Performance Cycle 制度Grade制度を取り入れ、半年ごとに目標設定〜評価/査定を行う
PKSHA University「学ぶことを習慣化し、自らをアップデートし続けることを目的に、ビジネスチーム・開発チームが互いに学び合う仕掛けを創造しています。」
リベラルアーツコースAlgorithm理解編、Software理解編、Biz理解編。PKSHAで働く上で基盤となる知識を学ぶ機会
ジョブローテーションキャリア開発の機会を提供する制度
公募ミッション社内横断的なプロジェクトへの参画を経験できる制度
役職チャレンジEM、PM、パートナー、執行役員などの役職への挑戦経験を提供する制度
海外研修海外カンファレンスへの参加、投資先の海外企業視察/インターンなどに同行できる制度
エンジニア社内勉強会隔週開催のエンジニアによるAlgorithm、Softwareの勉強会
書籍購入・貸し出し制度技術本など業務に関わる書籍の購入、貸し出し
[1]

リベラルアーツコースにAlgorithm理解編・Software理解編・Biz理解編の3つがあることは、押さえておく価値があります。ビジネス職で入っても技術の基礎を学ぶ機会があり、エンジニアで入ってもビジネスを学ぶ機会がある、という設計です。[1]

福利厚生としては、時短勤務制度(育児・介護・就学のため)、社内のドリンク無料、部活制度(ゲーム部、サウナ部、数学部などの活動費をサポート)、隔週金曜の懇親会「マジカルフライデー」、年1回の健康診断、予防接種のサポート、オンライン医療相談が挙げられています。[1]

選考の前に社員と話す機会も用意されています。「PKSHA Technologyに興味を持っていただいた方に向けて、選考を受ける前に先輩社員と直接会話ができるカジュアル面談を実施しています。」[1]

今週やること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1日目:新卒採用ページの「NEW GRADUATES DATA」を開いて、卒業区分(学士39%/修士45%/博士16%)と出身専攻(理工系52%/情報系32%/文系・その他16%)を自分の目で確かめる
  • 2日目:よくあるご質問の「学部卒でも応募できますか?」を読む。アルゴリズムエンジニア職が修士以上であることを確認し、自分が応募できる職種を3つのうちから絞る
  • 3日目:絞った職種の必須要件を書き写し、いま満たせているものに印を付ける。ソフトウエアエンジニア職なら5項目、ビジネス職なら3項目です
  • 4〜10日目:満たせていない項目を1つ選んで埋め始める。ソフトウエアエンジニア職なら、まずWebアプリケーションを1つ作ってGitHubに上げるところから。ビジネス職なら、学生団体・インターン・事業運営のどれかに参加する
  • 11〜12日目:インターンシップの募集を探す。「採用直結型」と会社が書いています。本選考より先にここを狙うのが順番として正しい
  • 13日目:この会社が2012年に東京大学の研究室から創業したこと、バリューの6つ、「カオスな環境を楽しみながら自学、自走ができる方」という記載を読む。自分に合うかを正直に判断する
  • 15日目:合わないと判断したら、それも収穫です。この記事の他の会社(未経験からの研修を用意している会社)と条件を並べて、自分がどちらに向いているかを決めてください
[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、PKSHA Technologyの公式採用サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。自分の学部や経験からどう組み立てるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. PKSHA Technology 制度・福利厚生確認日:2026-09-11 / サポート制度(Performance Cycle制度、PKSHA University、リベラルアーツコース、マネジメントコース、ジョブローテーション、公募ミッション、役職チャレンジ、海外研修、エンジニア社内勉強会、書籍購入・貸し出し制度)、福利厚生(時短勤務、社内ドリンク無料、部活制度、マジカルフライデー、健康診断、予防接種、オンライン医療相談)、カジュアル面談の案内
  2. PKSHA Technology 新卒採用確認日:2026-09-11 / 代表取締役のメッセージ(2012年に東京大学の研究室から創業)、NEW GRADUATES DATA(新卒在籍数31名・2026年4月時点、職種比率、卒業区分、出身専攻)、バリュー6つ、募集職種3つの職務内容・必須要件・歓迎要件、ビジネス職の「こんな方と働きたい」、職種別の選考フロー6段階と「選考は基本オンラインで実施します。」の注記、よくあるご質問(学部卒の応募可否、インターンシップ、配属、働き方)

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