どの大学の卒業生が日本医療科学大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として日本医療科学大学(学校法人城西医療学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学が公表していること[1] [4]
日本医療科学大学は、事務職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声を載せたページも、採用情報のページにはありません。公表されているのは、法人の事業報告書にある教職員の人数です。[1] [4]
- 事務職員:57人(うち女性25人、2026年5月1日現在)
- 専任教員:83人(学長・副学長を除く、同)
- 兼任教員:189人(同)
- 職員の出身大学・学部:公表なし
大学と法人が職員について書いていること(引用)
採用情報のページには、職員の求める人物像は書かれていません。職員について大学がまとまって書いているのは、学校教育情報の公開のページに載っている令和6年度の自己点検評価書(2025年6月)の「教員・職員の研修・職能開発」の項です。[1] [5]
この項は、事務職員に求める役割をこう書いています。「教育」に加えて「学生指導」も重要な役割と位置づけ、学生の満足度向上、教職員の業務効率向上と職場環境の充実といった教育の側面支援を実現している、という説明です。課題の欄では、事務職員についてさらにはっきり書いています。[5]
「事務職員も教育の側面支援の観点からそれぞれの部署において学生へのサービス向上が求められ、一層の相互研鑽が必要である。」[5]
建学の精神「報恩感謝」[7]
日本医療科学大学は「報恩感謝」を校是としています。建学の精神・沿革のページは、人は親や家族、社会から様々な恩恵を受けて生かされていて、その恩に報い、常に感謝する気持ちを持った人材を育てることが大学の理念だと説明しています。大学は1984年設立の城西医療技術専門学校を前身とし、2007年に開学しました。[7]
「チーム大学」という考え方[6]
令和8年度の事業計画・予算の概要は、研究紀要について、教職員が一体となって「チーム大学」として学生教育にあたる観点から、教員のみならず職員も編集・発行業務に関わり、自ら研究・実践報告を寄稿するなど積極的に参画していると書いています。職員が教員の仕事の外側にいるのではなく、教育の一部を担う存在として位置づけられていることが分かります。[6]
採用の仕組み。採用情報のページは教員の募集だけ
日本医療科学大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人城西医療学園が教職員を採用します。教員の募集要項の書類提出先は「学校法人 城西医療学園 日本医療科学大学 法人事務局 総務人事課」で、採用の事務は法人事務局の総務人事課が扱っています。[2] [3]
採用情報のページの今の表示(2026年9月27日確認)[1]
| 欄 | 表示 |
|---|---|
| 保健医療学部 診療放射線学科 | 専任教員の募集あり(詳しくはこちら) |
| 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 | 現在、募集は行っておりません。 |
| 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 | 現在、募集は行っておりません。 |
| 保健医療学部 看護学科 | 専任教員の募集あり(詳しくはこちら) |
| 保健医療学部 看護学科 臨地実習指導教員 | 現在、募集は行っておりません。 |
| 保健医療学部 臨床工学科 | 現在、募集は行っておりません。 |
| 保健医療学部 医療・基礎教育科 | 現在、募集は行っておりません。 |
欄はすべて学部の学科・専攻・科ごとで、事務局や事務職員の欄はありません。2026年9月時点で募集中の2件は、どちらも教員の募集です。[1] [2] [3]
- 診療放射線学科:専任教員3名、教授・准教授・助教のいずれか、2027年4月1日着任、募集終了日は2026年11月30日。修士または博士の学位が応募資格
- 看護学科:専任教員7名、准教授・講師・助教、看護師の免許が必須
診療放射線学科の教員の選考は、書類審査・Web面接(一次選考)、学科長面接(二次選考・面接・模擬講義・適性検査)、学長面接(三次選考)の3段階です。これは教員の選考で、事務職員の選考の流れは公式サイトに書かれていません。[2]
職員の仕事。本部棟に並ぶ9つの課
令和6年度の自己点検評価書の施設の表によると、本部棟には法人事務局と大学事務局の部署が置かれています。[5]
- 本部棟2階:管理課、総務人事課、経理課、法人事務局長室
- 本部棟1階:教務課、入試広報課、学生課、就職課、学務課、IR推進課、大学事務局長室
評価書によると、施設設備の管理運営は法人事務局の管理課が担い、教員・職員の採用の事務は法人事務局の総務人事課が扱っています(教員の募集要項の書類提出先)。[5] [2]
同じ評価書は、大学事務局を構成する各課(学務課、入試広報課、教務課、学生課、就職課)からの情報をIR推進室が集めて分析していると書いています。授業評価アンケートや卒業生アンケートは教務課、学生の意見箱は学生課、来校者アンケートは入試広報課が主導するなど、課ごとに学生の声を集める役割が決まっています。[5]
教員と一緒に委員会を担う[5]
大学には自己点検・評価委員会、入学試験委員会、教務委員会、学生委員会、広報・公開講座委員会、ハラスメント防止委員会など多くの委員会があり、評価書は「各学科の教員および事務職員で構成されている。」と書いています。教務部と学生部の事務は大学事務局の対応する部署が担当し、教務委員会・学生委員会と連携して教職協働の体制をつくっているという説明です。[5]
専門職員による高校訪問[6]
令和8年度の事業計画・予算の概要によると、大学は令和7年度(2025年度)から専門職員による高校訪問を始め、高校教員への計画的な情報提供と関係づくりを進めています。学生募集の最前線にも職員が立っていることが分かります。[6]
勤務地[2] [4]
法人の所在地と大学は、埼玉県入間郡毛呂山町下川原1276です。教員の募集要項には、東武越生線川角駅から徒歩10分と書かれています。法人が設置する学校は日本医療科学大学だけなので、法人の職員の勤務先は基本的にこのキャンパスです。[2] [4]
応募できる条件と待遇。事務職員の条件は公開されていない
2026年9月27日時点で、日本医療科学大学の事務職員の応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は公式サイトに公開されていません。採用情報のページに事務職員の欄がないため、過去の事務職員の募集要項も残っていません。[1]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 事務職員の募集 | なし(採用情報のページは教員の欄だけ) |
| 採用する立場 | 学校法人城西医療学園(採用の事務は法人事務局 総務人事課) |
| 勤務地 | 埼玉県入間郡毛呂山町下川原1276 |
| 入職後の育成 | 入職ガイダンス、新入職員研修、OJT、職位・経験年数に応じたSD研修、年度初めの育成面談(自己点検評価書) |
| 応募資格・初任給・採用予定数 | 公開されていない |
教員の募集要項には、保険は私学共済に加入、休日は土日祝日(大学行事による出勤は代休を取得)と書かれています。これは教員の条件で、事務職員に同じ条件が当てはまるかどうかは書かれていません。[2]
募集の時期。公式に確かめられる事務職員の日程はない
日本医療科学大学の公式サイトで、事務職員の募集日程を確かめられる資料はありません。2026年9月27日時点で採用情報のページに事務職員の欄がなく、過去の事務職員の募集も見当たりません。[1]
参考までに、同じページに出ている教員の募集は、診療放射線学科が2027年4月1日着任で、募集終了日は2026年11月30日です。教員の募集は着任の前年の秋に締め切る形ですが、事務職員の募集が同じ時期に出るかどうかは分かりません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[2]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 事務職員のいまの募集 | なし |
| 事務職員の過去の募集日程 | 公式サイトに残っていない |
| 教員の募集(参考) | 診療放射線学科は2026年11月30日まで、看護学科は募集中 |
| 告知の場所 | 採用情報のページ(学科ごとの欄) |
公開されている数字。事務職員57人、学部生1,521人
数字は、学校法人城西医療学園が公開している令和7年度事業報告に載っているものだけを並べます。[4] [8]
| 区分 | 人数 | うち女性 |
|---|---|---|
| 専任教員(学長・副学長を除く) | 83 | 32 |
| 事務職員 | 57 | 25 |
| 兼任教員 | 189 | 52 |
| 総合計 | 332 | 109 |
保健医療学部の入学定員は410人、収容定員は1,640人で、在籍者は1,521人(うち女子795人、2026年5月1日現在)です。学科は診療放射線学科、リハビリテーション学科(理学療法学専攻・作業療法学専攻)、看護学科、臨床工学科、臨床検査学科の5つです。事務職員57人に対して学部生は1,521人なので、事務職員1人あたりの学生はおよそ27人です。[4]
| 年度 | 志願者数 | 入学者数 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 1,610 | 425 |
| 2024年度 | 1,233 | 366 |
| 2025年度 | 1,034 | 345 |
| 2026年度 | 1,354 | 434 |
30日でやること。募集が出たときにすぐ動ける準備
いまは応募できる事務職員の募集がありません。準備は、この大学と法人がどんな組織なのかを理解し、募集が出たときにすぐ判断できるようにしておくことが中心です。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:採用情報のページをブックマークし、学科ごとの欄に事務局の欄が加わっていないかを定期的に確かめる
- 4〜10日目:建学の精神・沿革のページで「報恩感謝」の説明を読み、自分の経験と重なるところを書き出す
- 11〜17日目:財務情報及び事業報告のページから令和7年度事業報告を開き、教職員の人数と学科ごとの学生数を確かめる
- 18〜24日目:令和6年度の自己点検評価書の「教員・職員の研修・職能開発」の項を読み、入職後の研修とOJTの流れを書き出す
- 25〜30日目:大学事務局の5つの課(学務課、入試広報課、教務課、学生課、就職課)から興味のある仕事を選び、医療系大学ならではの学生支援で何をしたいかを話せるようにする
志望動機は、公開されている事実から組み立てます。事務職員に学生へのサービス向上と相互研鑽を求めていること。職員が研究紀要の編集や寄稿にまで関わる「チーム大学」の考え方。専門職員による高校訪問を始めたこと。これらは大学と法人が自分で書いていることなので、根拠のある志望動機になります。[5] [6]
医療系の国家資格を目指す学生を支える大学です。国家試験や臨床実習に向き合う学生を、事務の立場からどう支えたいかを考えておくことは、面接の前に価値があります。採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。[5]
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 日本医療科学大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 保健医療学部の学科・専攻・科ごとの教員の欄(診療放射線学科・看護学科は募集あり、その他は「現在、募集は行っておりません。」)。事務職員の欄はない(2026年9月27日確認)
- 日本医療科学大学 診療放射線学科 専任教員募集確認日:2026-09-27 / 採用人数3名、2027年4月1日着任、応募資格、勤務地(埼玉県入間郡毛呂山町下川原1276・川角駅徒歩10分)、待遇(私学共済・土日祝日休み)、書類提出先(法人事務局 総務人事課)、募集終了日2026年11月30日、選考方法
- 日本医療科学大学 看護学科 専任教員募集確認日:2026-09-27 / 採用人数7名、職位、領域ごとの募集、応募資格(看護師免許必須など)、書類提出先(法人事務局 総務人事課)
- 学校法人城西医療学園 令和7年度 公開財務情報及び事業報告確認日:2026-09-27 / 事業報告の法人の概要(所在地・沿革)、設置する学校と学生数(令和8年5月1日現在)、教職員数(事務職員57人など、令和8年5月1日現在)、入学試験の志願者数と入学者数
- 日本医療科学大学 令和6年度 自己点検評価書(2025年6月)確認日:2026-09-27 / 職員の配置と役割の明確化(委員会は教員と事務職員で構成)、SDをはじめとする職員の資質・能力向上(OJTの5つの目的、入職ガイダンス、新入職員研修、SD研修計画、育成面談)、大学事務局の課、本部棟の主要施設
- 学校法人城西医療学園 令和8年度 事業計画・予算の概要確認日:2026-09-27 / 専門職員による高校訪問(令和7年度開始)、研究紀要に職員も編集・発行と寄稿で参画する「チーム大学」
- 日本医療科学大学 建学の精神・沿革確認日:2026-09-27 / 建学の精神「報恩感謝」、城西医療技術専門学校からの沿革、2007年開学
- 日本医療科学大学 財務情報及び事業報告確認日:2026-09-27 / 令和7年度から平成25年度までの公開財務情報及び事業報告、役員等名簿の一覧