どの大学の卒業生が、長崎総合科学大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​‌‌‌​​‌​​‌​​‌​‌​‌‌​​​​​​‌‌‌​​​‌‌‌​​​​‌​‌‌‌​‌​‌​​‌​​​​​‌‌‌‌​‌​​‌​

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として長崎総合科学大学(学校法人長崎総合科学大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

長崎総合科学大学は職員の出身大学を公表していない[1] [5]

長崎総合科学大学の公式サイトには、職員の採用ページも、職員の紹介・インタビューもありません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、大学の側の資料で確かめることはできませんでした。[1] [5]

公開されているのは、職員の人数です。令和7年度の事業報告書によると、令和8年5月1日現在、専任の職員は法人全体で53人でした。[6]

大学が公式サイトで書いていること(引用)

長崎総合科学大学の公式サイトには、職員に求める人物像を書いたページはありません。そこで、大学が掲げる建学の精神と大学の理念を見ます。[3] [4]

建学の精神は4つの四字成語[3] [4]

建学の精神のページによると、大学の建学の精神は、昭和17年に創設者が発表した「川南高等造船学校創立趣意書」に由来します。平成17年に理事会が、その趣意書に示された考えを4つの四字成語にまとめ直しました。[3]

建学の精神(法人の概要より)
四字成語意味
自律自彊(じりつじきょう)自己の確立
実学実践(じつがくじっせん)ものつくりとしての実行力
創意創新(そういそうしん)ものまねでない新技術の開発力
宇内和親(うだいわしん)世界的視野の保持
[3] [4]

大学の理念は、古代ギリシャのヒポクラテスの言葉として伝わる「人類愛の存するところ 技術への愛もまた存する」です。[3] [4]

少数適正な規模を守る方針[3]

同じページで理事会は、時代の変化の中にある学園経営について、少数適正な規模の堅持を図りながら、教育・研究のさらなる質的向上をめざすと書いています。大きな大学ではなく、少ない人数で学生一人ひとりを見る大学です。職員も、少ない人数でさまざまな仕事を受け持つことになります。[3]

採用の仕組み。法人が大学と附属高校の人事を一元管理

長崎総合科学大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。設置者の学校法人長崎総合科学大学が、自分で職員を採用します。[6]

令和7年度の事業報告書によると、法人は長崎総合科学大学と附属高等学校を運営しており、2つの学校の管理運営、人事や労務、予算などを一元的に管理しています。職員の数も、法人・大学・高校に分けて公表されています。[6]

公式サイトの採用関係は「教員公募」だけ[1] [2]

大学概要のメニューにある採用関係のページは「教員公募」です。2026年9月27日時点で、このページには募集が1件も掲載されていません。[1]

サイト内のお知らせで職員の募集として見つかったのは、2016年9月7日のお知らせ「【事務職員募集】2017年4月採用の一般事務職員募集について」だけです。本文には、2017年4月1日付採用の一般事務職員を募集していること、詳しくは教職員公募のページを見るようにと書かれていました。いまそのページに要項は残っていないため、当時の応募資格や選考の段階は確かめられません。[2] [1]

大学のサイトのヘッダー・フッターと、そこからリンクされた附属高等学校のサイトを確かめた範囲では、法人やグループの別の採用サイトもありませんでした。法人の情報は、大学のサイトの中の「情報公開」で公開されています。[1] [5]

選考の段階や試験の内容、応募資格は、確かめた範囲では分かりませんでした。推測で書くことはしません。[1] [2]

職員の仕事。4部体制の事務局

職員の仕事を紹介するページは公開されていないので、令和7年度の事業報告書から事務局の形を見ます。[6]

事業報告書によると、令和7年度から事務局体制を見直し、「総務部」「財務部」「教育研究支援部」「学生支援部」の4部体制の機能強化を図るとともに、事務局全体を3号館に集めました。令和9年度に設置を予定している先端工学部(仮称)の開設準備や大学改革に対応するため、部局間の連携強化、業務の効率化、DXの推進に取り組んだとしています。[6]

事務局の4部(令和7年度事業報告書より)
部
総務部
財務部
教育研究支援部
学生支援部
[6]

法人全体では、Web予算執行システムの導入など、事務部門のDX化も進めたと書かれています。[6]

学部とコース[7]

在籍数一覧(令和8年5月1日現在)によると、工学部工学科には船舶工学、機械工学、建築学、電気電子工学、医療工学の5つのコースがあり、総合情報学部総合情報学科には知能情報、マネジメント工学、生命環境工学の3つのコースがあります。令和8年度入学生からは、電気電子工学コースが電気電子情報コースに、マネジメント工学コースが経営情報コースに、生命環境工学コースが環境デザインコースに名前を変えています。このほか大学院工学研究科(修士課程・博士課程)と、留学生が日本語を学ぶ別科日本語研修課程があります。[7]

教育研究支援部や学生支援部は、こうした工学系の学生と、留学生の学びと生活を支える部署です。在籍数一覧によると、令和8年5月1日現在の留学生は合計150人です。[7] [6]

造船の学校から始まった歴史[4]

法人の概要によると、1942年に財団法人川南高等造船学校の設立が認可され、1943年に造船工学科と機械工学科を持つ学校が香焼島に開校しました。1950年に長崎造船短期大学、1965年に長崎造船大学が開学し、1978年に今の法人名・大学名に改めています。1961年から1962年にかけて、香焼島から長崎市網場町へ移りました。[4]

応募できる条件と待遇

公開されている情報から分かることを並べます。条件として確定した情報ではないので、募集が出たら必ず募集要項で確かめてください。[6] [8] [9]

公開されている情報から分かること
項目内容
職員の募集公式サイトに掲載なし(2026年9月27日時点)
設置者学校法人長崎総合科学大学
専任職員法人全体53人、うち大学42人(令和8年5月1日現在)
事務局総務部・財務部・教育研究支援部・学生支援部の4部体制(令和7年度から)
大学のキャンパスグリーンヒルキャンパス(長崎市網場町)
[4] [6]

働き方について公表していること[8] [9]

法人の行動計画(令和8年3月6日策定、令和8年4月1日から令和13年3月31日までの5年間)は、次の目標を掲げています。[8]

  • 男性の育児休業取得率を80%以上とする
  • 年次有給休暇の取得率を70%以上とする
  • 職員の月平均残業時間を7時間以内とする(ノー残業デーの設定など)
  • 教育職の採用者に占める女性比率を20%以上にする
[8]

女性の活躍の現状に関する情報公表(令和7年度実績)によると、正規雇用の事務職員の一人当たり月平均時間外労働は7.6時間(令和7年4月から令和8年1月の実績)でした。職員の平均勤続年数は、令和8年3月現在で女性15.9年、男性20.7年です。職員の管理職12人のうち女性は2人でした。[9]

募集の時期。公表されていない

2026年9月27日時点で、長崎総合科学大学の公式サイトに、事務職員の募集の日程は載っていません。公式に残る職員の募集は、2016年9月7日に告知された2017年4月1日付採用の一般事務職員の募集だけです。[1] [2]

この1件から、毎年同じ時期に募集が出るかどうかは分かりません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。大学概要の「教員公募」のページとお知らせを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。[1] [2]

公開されている数字。専任職員53人、大学の在籍学生774人

数字は、長崎総合科学大学が公式サイトで公表しているものだけを並べます。職員数は令和7年度の事業報告書、学生数は在籍数一覧から取っています。[6] [7]

専任職員の人数(令和7年度事業報告書・令和8年5月1日現在)
区分人数
法人7
大学42
高校4
合計53
[6]

同じ表では、大学の教員は専任47人・非常勤77人です。大学の専任職員42人は、専任教員47人と近い人数です。[6]

在籍数(在籍数一覧・令和8年5月1日現在)
区分在籍数収容定員
工学部 工学科407500
総合情報学部 総合情報学科367320
大学合計774820
大学院工学研究科7669
[7]

事業報告書によると、令和8年度の入学者は入学定員175人に対して227人でした。法人全体では令和6年度から2年続けて経常収支の黒字化を達成したと書かれています。[6]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、初任給、採用した職員の出身大学ごとの人数は、長崎総合科学大学の公式サイトを確かめた範囲には見当たりませんでした。[1] [6]

30日でやること。募集が見えない大学への備え方

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。

  1. 1〜3日目:長崎総合科学大学の公式サイトの「教員公募」のページとお知らせを開き、職員の募集が出ていないかを確かめる。以後も定期的に見る
  2. 4〜7日目:建学の精神の4つの四字成語を読み、自分の経験と重なるものを書き出す
  3. 8〜14日目:総務部・財務部・教育研究支援部・学生支援部のうち、関わりたい部を2つ選び、理由を書く
  4. 15〜21日目:工学部・総合情報学部・別科日本語研修課程の学生を、職員としてどう支えたいかを自分の言葉で説明できるようにする
  5. 22〜30日目:長崎総合科学大学の募集が見えない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる
[1] [4] [6] [7]

長崎総合科学大学は、公式サイトに職員の採用ページがない大学です。新卒で大学職員を目指すなら、ほかの大学の新卒募集と並べて準備しておくことが現実的です。[1]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 長崎総合科学大学 教員公募確認日:2026-09-27 / 大学概要のメニューにある採用関係のページ。2026年9月27日時点で募集の掲載なし(ブラウザでも確認)。確かめた範囲(2026-09-28):大学トップ https://www.nias.ac.jp/ のヘッダー・フッター(法人の情報は大学サイト内。外部は附属高等学校 http://nias.ed.jp/ 、後援会、同窓会などで、附属高校のサイトにも採用のページは無い)、サイト内検索「職員募集」 https://www.nias.ac.jp/search_indices/search/?q=職員募集
  2. 【事務職員募集】2017年4月採用の一般事務職員募集について確認日:2026-09-27 / 2016年09月07日のお知らせ。2017年4月1日付採用の一般事務職員の募集と、教職員公募ページへの案内
  3. 長崎総合科学大学 建学の精神・大学の理念、歴史確認日:2026-09-27 / 建学の精神の由来と改新、大学の理念、少数適正な規模の方針
  4. 長崎総合科学大学 法人の概要確認日:2026-09-27 / 建学の精神(四字成語と意味)、大学の理念、法人の歴史
  5. 長崎総合科学大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 情報公開の一覧(財務状況、教育情報の公表、一般事業主行動計画などへのリンク)
  6. 学校法人長崎総合科学大学 令和7年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 財務状況ページからリンク。学生数、教職員の本務・兼務別の人数(令和7年・令和8年5月1日現在)、事務局体制の見直し、入学者数、経営状況
  7. 長崎総合科学大学 在籍数一覧(令和8年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 教育情報の公表ページからリンク。学部・コース別の在籍数、収容定員、大学院、別科、留学生数
  8. 学校法人長崎総合科学大学 一般事業主行動計画(令和8年3月6日策定)確認日:2026-09-27 / 一般事業主行動計画のページからリンク。計画期間、女性の採用比率、育児休業、年次有給休暇、職員の残業時間の目標
  9. 女性の活躍の現状に関する情報公表(令和7年度実績)確認日:2026-09-27 / 一般事業主行動計画のページからリンク。管理職に占める女性の割合、男女の平均勤続年数、事務職員の月平均時間外労働(ページ本文に大学の名前は無い)