どの大学の卒業生が長崎県立大学の職員になっているか
他大学が公表している進路資料では、就職先として長崎県立大学(長崎県公立大学法人)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]
法人が公表している職員の人数
法人情報のページによると、R8.4現在の職員は佐世保校33人、シーボルト校24人です。教員は佐世保校54人、シーボルト校84人です。[5]
令和7事業年度の事業報告書によると、令和7年5月1日現在の職員は131人で、そのうち常勤が58人、非常勤が73人です。常勤教職員の平均年齢は47.5歳で、出向者は8人(長崎県)と書かれています。[6]
法人が職員について書いていること
長崎県公立大学法人の中期計画〔第4期〕(令和8年1月変更)は、事務組織の機能強化の項目【25】で、業務の見直し等を行って事務の効率化を進めるとともに、県派遣職員の配置について大学の業務運営に効果的に貢献できるポストの検証を行うなど、適切な人員配置に努めるとしています。[7]
同じ項目は、法人採用事務職員の資質向上を図るため、研修計画に基づいた研修を実施するとともに、意欲・能力を存分に発揮できるよう働き方改革を推進し、事務職員を対象とした評価制度の妥当性を検証して必要に応じて見直すとしています。達成水準には、職員人材育成プログラムに基づいた研修と全学的なSD研修の実施が挙げられています。[7]
職員の研修の実績
令和7年度の業務実績報告書によると、令和6年度には、大学設置基準の改正を踏まえたSD研修会のあり方や、理想の県立大学職員を目指すためのアイデアを出し合うというテーマでSD研修会を行いました。[8]
令和7年度は、個別の資格取得支援や、公立大学協会や長崎県が実施する研修会への参加で個々のスキルアップを図ったとしています。また、公立大学協会から講師を招き、超少子化時代における公立大学をテーマにSD研修会を行い、公立大学が置かれている状況や今後の国の動きについて学んだと書かれています。[8]
大学の目標
事業報告書によると、長崎県立大学は、地域経済の発展と県民の健康・生活・文化の向上を図る学術文化の中心としての役割を担うべく、人間を尊重し平和を希求する精神を備えた創造性豊かな人材を育成し、長崎に根ざした新たな知の創造に努めるとともに、大学の持つ総合力を基に地域社会及び国際社会に貢献することを目的としています。[6]
採用の仕組み。法人採用の職員と県派遣職員
長崎県立大学を運営するのは長崎県公立大学法人です。事業報告書によると、設立団体は長崎県で、資本金は全額長崎県出資です。沿革では、平成17年4月1日に長崎県公立大学法人長崎県立大学と県立長崎シーボルト大学へ移行し、平成20年4月1日に両大学が統合して新しい長崎県立大学が設立されています。事業報告書の業務内容と組織図に載っている大学は長崎県立大学です。[6]
事務局の職員には2つの種類があります。中期計画は、法人が採用する法人採用事務職員と、県から派遣される県派遣職員を分けて書いています。事業報告書の教職員の状況でも、常勤教職員のうち8人が長崎県からの出向者とされています。[7] [6]
法人の職員採用試験
法人が自分で職員を採る試験は、長崎県公立大学法人職員採用試験です。大学のサイトの職員採用のページに、試験の合格発表が載っています。令和7年度の業務実績報告書によると、令和6年度は必要な人員を確保するため年2回採用試験を実施し、令和7年度も必要な人材を確保するため採用試験を実施しました。[1] [8]
- 令和8年度の試験:区分は社会人経験者。合格者数2名、第2次試験受験者数11名
- 令和7年度の試験:区分は民間企業等職務経験者。合格者数2名、第2次試験受験者数6名
- 令和5年度の試験:受験申込者数63名、第1次試験合格者数32名、第2次試験合格者数10名、第3次試験受験者数10名、合格者数2名
県の職員として大学で働く道
県派遣職員は長崎県から派遣されている職員です。法人の資料には、県の職員のうち誰を大学に派遣するかの決め方は書かれていません。中期計画は、県派遣職員の配置について大学の業務運営に効果的に貢献できるポストを検証するとしており、県から来る職員の数や配置は見直しの対象になっています。[7] [6]
職員の仕事。2つのキャンパスの事務局
事業報告書の組織図(令和7年5月1日現在)によると、事務局は佐世保校とシーボルト校にそれぞれ置かれています。[6]
- 佐世保校:総務課(総務グループ、財務グループ、建設整備グループ)、企画広報課(企画広報グループ、計画評価グループ)
- シーボルト校:総務企画課(総務グループ、企画グループ)
- 両校:学生支援部の学生支援課(学生グループ、教務グループ)と就職課(就職グループ)、附属図書館の図書課(図書グループ)
- 情報システム室(企画広報課/総務企画課)
佐世保校には経営学部と地域創造学部、シーボルト校には国際社会学部、情報システム学部、看護栄養学部があります。大学院は地域創生研究科です。所在地は、佐世保校が長崎県佐世保市川下町、シーボルト校が長崎県西彼杵郡長与町です。[6] [1]
法人事務局は長崎県立大学佐世保校の中にあると、職員採用試験の合格発表に書かれています。法人情報のページによると、専務理事(常勤)は法人事務局長と長崎県立大学事務局長を兼ねています。[2] [5]
応募できる条件と待遇
新卒向けの募集要項が出ていないため、応募資格は公式サイトでは確かめられません。法人情報のページには、職員等給与の状況として次の数字が載っています。[1] [5]
- 初任給:事務職員(大学卒業程度)232,700円
- 平均給料月額(R8.4現在):職員(平均年齢41.82歳)323,163円
- 毎月支給される手当:扶養手当、住居手当、通勤手当、その他(管理職手当など)、時間外勤務手当(実績)
- 臨時に支給される手当:期末・勤勉手当(ボーナス)、退職手当
働き方についての計画
長崎県公立大学法人一般事業主行動計画(令和7年4月1日~令和12年3月31日)は、令和7年4月からフレックスタイム制を導入し、時間外勤務の縮減と多様で柔軟な働き方の実現を図るとしています。ノー残業デーの設定も続けるとしています。[9]
- 年次有給休暇の平均取得日数を12日以上とする
- 男性教職員の育児休業取得率(1週間以上の取得)を70%以上にする
- 事務職員の課長補佐・グループリーダーに占める女性の割合を40%以上とする
- 管理職に占める女性労働者の割合は33.3%(令和7年4月1日現在)
募集の時期
2026年9月28日時点で、職員採用のページに新卒向けの職員募集は出ていません。特任・臨時職員の募集についての欄にも掲載はありません。[1]
過去の法人職員採用試験の日程は、合格発表のPDFに書かれています。[2] [3] [4]
- 令和8年度(社会人経験者):受付期間は令和8年6月15日から令和8年7月6日まで。第1次試験は令和8年7月20日、第2次試験は令和8年8月2日、最終合格発表は令和8年8月5日
- 令和7年度(民間企業等職務経験者):受付期間は令和7年6月16日から令和7年7月22日まで。第1次試験は令和7年8月2日、第2次試験は令和7年8月24日、最終合格発表は令和7年8月27日
- 令和5年度:受付期間は令和5年6月19日から令和5年7月18日まで。第1次試験は令和5年7月29日、第2次試験は令和5年8月27日、第3次試験は令和5年9月16日、最終合格発表は令和5年9月21日
公開されている数字
事業報告書によると、令和7年5月1日現在の学部の学生数は3,127人で、入学定員は730人です。学部別の学生数は、経営学部826人、地域創造学部1,080人、国際社会学部277人、情報システム学部517人、看護栄養学部427人です。[6]
同じ時点の教員は278人(常勤149人、非常勤129人)、職員は131人(常勤58人、非常勤73人)です。[6]
法人情報のページによると、R8.4現在の教職員数は、教員138人、職員57人です。教員の平均給料月額は、平均年齢50.31歳で478,825円と公表されています。[5]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。
- 1〜3日目:長崎県立大学の職員採用のページをブックマークし、新しい試験の案内が出ていないか確かめる
- 4〜8日目:過去3回の合格発表を読み、受付の時期と試験の段階(第1次から第3次)を確かめる
- 9〜13日目:中期計画〔第4期〕の事務組織の機能強化の項目を読み、法人採用事務職員と県派遣職員の違いをまとめる
- 14〜18日目:業務実績報告書のSD研修の実績を読み、大学職員として学びたいことを言葉にする
- 19〜23日目:佐世保校とシーボルト校の学部と事務局の構成を調べ、関わりたい仕事を考える
- 24〜27日目:新卒で応募できる募集が出ていない間に、長崎県内のほかの大学の職員採用も並行して調べる
- 28〜30日目:募集が出たら確かめる項目(区分、応募資格、卒業見込みの扱い、選考、日程)の一覧を作っておく
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、長崎県立大学の職員採用のページと法人職員採用試験の合格発表、法人情報、長崎県公立大学法人の事業報告書、中期計画、業務実績報告書、一般事業主行動計画で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。募集が出たら、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 長崎県立大学 職員採用確認日:2026-09-28 / 法人職員採用情報(2026-08-05 令和8年度長崎県公立大学法人職員採用試験最終試験合格発表、2025-08-27 令和7年度の同発表)、過去の法人職員採用情報(令和5年度の最終・第2次・第1次合格発表と受験申込状況)、特任・臨時職員の募集についての欄(2026年9月28日時点で掲載なし)
- 令和8年度長崎県公立大学法人職員採用試験 最終試験合格発表(社会人経験者)確認日:2026-09-28 / 職員採用のページからリンクされたPDF。令和8年8月5日発表。区分は社会人経験者。合格者数、補欠合格者、第2次試験受験者数、受付期間、第1次・第2次試験実施日、試験結果の開示。本文に長崎県立大学の名前は無い(長崎県公立大学法人事務局は長崎県立大学佐世保校内と記載)
- 令和7年度長崎県公立大学法人職員採用試験 最終試験合格発表(民間企業等職務経験者)確認日:2026-09-28 / 職員採用のページからリンクされたPDF。令和7年8月27日発表。区分は民間企業等職務経験者。合格者数、第2次試験受験者数、受付期間、試験実施日
- 令和5年度長崎県公立大学法人職員採用試験 最終試験合格発表確認日:2026-09-28 / 職員採用のページの「過去の法人職員採用情報」からリンクされたPDF。令和5年9月21日発表。合格者数、第3次・第2次試験受験者数、第1次試験合格者数、受験申込者数、受付期間、第1次〜第3次試験実施日。受験資格や区分の記載は無い
- 長崎県立大学 法人情報確認日:2026-09-28 / 役員(令和8年4月1日現在)、教職員の給与等の支給基準、職員等給与の状況(初任給:事務職員(大学卒業程度)、平均給料月額、R8.4現在の教職員数〔佐世保校・シーボルト校〕、手当の種類)
- 長崎県公立大学法人 令和7事業年度 事業報告書確認日:2026-09-28 / 法人情報の財務諸表のページからリンクされたPDF。目標、業務内容、沿革、設立団体(長崎県)、組織図(事務局の課とグループ)、資本金(全額長崎県出資)、学生の状況、教職員の状況(令和7年5月1日現在:常勤・非常勤の人数、平均年齢、長崎県からの出向者)
- 長崎県公立大学法人の中期計画〔第4期〕(令和8年1月変更)確認日:2026-09-28 / 大学点検・評価のページからリンクされたPDF。事務組織の機能強化【25】(県派遣職員の配置の検証、法人採用事務職員の研修と評価制度、SD研修)
- 長崎県公立大学法人 令和7年度 業務実績報告書確認日:2026-09-28 / 大学点検・評価の業務実績報告書のページからリンクされたPDF(令和8年6月30日提出)。【25】の令和5〜7年度の実績(年2回の採用試験、採用試験の実施、SD研修のテーマ、公立大学協会や長崎県の研修への参加)
- 長崎県公立大学法人一般事業主行動計画確認日:2026-09-28 / 次世代育成支援対策推進法・女性活躍推進法に基づく計画(令和7年4月1日~令和12年3月31日)。フレックスタイム制、年次有給休暇の数値目標、事務職員の課長補佐・グループリーダーに占める女性の割合の目標、管理職に占める女性労働者の割合(令和7年4月1日現在)