大学の公式資料で確認できるメドレーへの就職
今回確認した東京理科大学の進路ページは、将来想定される進路の説明と、実際の主な就職先の一覧を分けています。メドレーの社名は、後者の二〇二五年度実績の中に掲載されています。会社が参加した説明会の一覧や、求人を出した企業の紹介ではなく、学科が公表した就職実績として読める資料です。[1]
| 大学・学部学科 | 掲載内容 | 対象年度・人数 |
|---|---|---|
| 東京理科大学 工学部情報工学科 | 情報工学科(学部)の主な就職先に株式会社メドレー | 2025年度実績。企業別人数の記載なし |
同じページには、情報工学専攻の修士課程の就職先も続いて載っています。今回のメドレーの掲載は学部の欄であり、大学院修了者の実績に読み替えていません。また、この一覧には入社した職種や応募時の経験が書かれていないため、掲載された卒業生が現在紹介する新卒エンジニア募集と同じ条件で採用されたとは言えません。[1] [2]
自分の大学名がここにない場合も、応募できないという意味ではありません。この記事は全大学の進路資料を網羅した採用大学一覧ではなく、対象年度と掲載欄を確認できた事実を示しています。大学別の応募者数や内定者数がそろっていないため、大学別の倍率や内定率は計算できません。[1]
実績を使って準備を進めるなら、キャリアセンターで同社の記録があるかを尋ね、公開可能な範囲で入社職種や当時の選考について確認する方法があります。ただし、先輩の経験が分かっても、その年度と自分が応募する年度の募集条件は照合し直してください。実績を安心材料にするだけで終えず、仕事内容を知る入口にしましょう。
2028年卒は、複数の開発経験を確かめてから応募する
二〇二六年九月十二日に確認した公式求人は、二〇二八年新卒のエンジニア職です。必須欄は、技術・開発スキル、AI活用、課題解決・推進力に関する項目を並べ、そのうち複数の経験を求めています。一項目だけ当てはまれば十分とも、歓迎欄まで全項目必須とも書いていません。まず各項目について、自分が実際に行ったことを対応させましょう。[2]
技術面では、実際の利用者がいるアプリケーションを開発し、保守・運用した経験や、変更履歴の管理、テスト、データベース設計などを含む一連の工程を自分で進めた経験が挙げられています。教材を最後まで写して動かした経験と、人に使ってもらい修正を続けた経験は、分けて説明する必要があります。[2]
AIを使った経験も、単に質問をしたことがあるという話ではなく、日常の開発手順に組み込み、効率や生産性の向上を図っていることとして示されています。何に使い、出力のどこを自分で確かめ、どんな改善があったのかを整理すると、実際の使い方が伝わります。使っている製品名をたくさん列挙することが目的ではありません。[2]
人物像には「チームでの協業を重視し、円滑なコミュニケーションができる方」とあります。自分だけで早く作る力に加え、曖昧な点を確かめ、進捗や問題を周囲に伝える力も考える必要があります。実装の担当量だけでなく、ほかの人が動きやすくなるために何をしたかを振り返ってみてください。[2]
会社は行動原則のOur Essentialsを、日常業務だけでなく面接や人事評価にも使うと説明しています。中でも、仕事に入る前に文書へ書き出し、それを基に自分やチームを動かす考え方が紹介されています。応募準備でも、行動原則の名前を暗記するより、曖昧な課題を整理して共有した実例を短い文書にすると、自分との接点を考えやすくなります。[3]
今回の求人の応募資格欄には、特定の大学名による条件や学部・学科不問という明記は確認できません。このことを、学歴を見ない採用だという保証へ読み替えないでください。公開されている経験条件を一つずつ確認し、卒業時期や自分の経歴が募集対象に当たるか不明なら、応募前に採用窓口へ確かめましょう。[2]
開発経験を、利用者・検証・協働の三つから具体化する
1.利用者が困っていることから、小さな改善を作る
すでに作ったアプリがあるなら、新しい作品を増やす前に、誰が何のために使っているかを整理しましょう。例えばサークルの備品予約なら、借りる人、管理する人、返却を確認する人で困る場面が違います。誰の手間をどのように減らすのかを一つ選び、改善前後を確かめられるようにします。
利用者に試してもらうときは、操作を横から全部説明せず、どこで止まったかを見ます。予約の変更場所が分からないのか、利用できない日の表示が伝わらないのかで、直すべき機能は違います。人数が少ない試行なら、その条件も書き、少数の感想を全利用者の評価として大きく見せないことが大切です。
メドレーの募集では、機能追加だけでなく、改善・保守・運用も業務に含まれています。作って終えるより、利用者の声を受けて変更し、使い続けられる状態にする経験との接点を考えられます。新しい機能を増やさず、分かりにくい説明やエラー表示を直す選択でも、判断の理由が明確なら経験として説明できます。[2]
2.動いたことと、壊れにくいことを分けて確かめる
正常な入力で一度動いたことだけでは、継続利用できるかは分かりません。空欄、重複登録、権限のない操作、途中で通信が切れた場合など、想定する条件を表にします。全部を一度に実装する必要はありません。自分の試作で優先すべき条件を選び、何を確認できて何が残っているかを説明しましょう。
変更履歴を残す仕組みやテストを使っているなら、どの不具合を防ぐために使ったのかを示します。用語の知識と実際に使った経験は別です。テストが失敗したときに原因をどう絞ったか、直した後に別の機能へ影響が出ていないかをどう確かめたかまで記録すると、自分の考え方が伝わります。
開発中に使うデータは、架空の氏名や予約情報で十分です。医療分野の企業を志望するからといって、患者の情報を集めたり実際の診療内容を試作に入れたりする必要はありません。技術の説明では、必要な情報だけを扱うことや、見せてよい人の範囲をどう考えたかを示す方が、自分の判断を具体化できます。
3.AIの出力を採用した理由と、直した理由を残す
AIへ依頼して動くコードが得られた場合も、何を実現したいのかを決めたのは誰か、設計やテストを誰が確かめたのかを分けます。自分が説明できない部分があるなら、そのまま成果として強調するより、処理の流れを理解し、小さく試して確かめましょう。誤りに気づいて修正した経験も振り返りの材料になります。
同じ作業を手作業とAI支援で比べられるなら、所要時間だけでなく、修正回数や見落とした点も見ます。条件が違う二つの作業を比べて何倍速いと断定せず、どの部分の負担が減り、確認にどれだけ手間をかけたかを説明します。測定していない効果を数値で作る必要はありません。
他者のコードを取り込むときと同様、生成された内容をそのまま信用するのではなく、要件に合っているかを確かめた記録を残します。AIを使わなかった工程もあれば、なぜ自分で判断したのかを書けます。道具の便利さを紹介する話から、自分がどう品質を守って開発したかという話へ進めましょう。
4.共同作業では、決める前の文書と変更理由を見せる
チーム制作なら、実装に着手する前の簡単な計画書を作ります。困っている人、実現したい状態、今回は作らない範囲、担当、確認方法を一ページ程度にまとめ、メンバーと読み合わせます。完成後の報告書だけでなく、話し合いで計画がどう変わったかも残すと、協働の過程を振り返れます。
意見が割れた場面では、自分の案を通したことだけを成果にしないでください。相手が何を重視していたのか、どの条件を比べたのか、採用しなかった案に利点はなかったかを整理します。全員の合意がすぐ得られなかった場合も、決めた後の役割や確認時期を明らかにした経験は説明できます。
会社の文書を基に仕事を進める文化と接続するなら、資料を何枚作ったかより、文書があったことで誰が判断しやすくなったかを考えます。自分一人では見落としていた点を、共有によって発見した実例があれば、役割の異なる人と働く姿勢を自分の言葉で伝えられます。[3]
医療を支える仕事は、コードを書く工程だけではない
新卒エンジニアの求人は、要件の整理から設計、開発、テスト、運用までの工程を示しています。専門領域を持ちながら、得意な領域の外にも関わる開発スタイルです。画面を作る仕事に興味がある人も、その画面で扱うデータや、サービスを継続して動かす仕組みとのつながりを考えると、仕事の理解が広がります。[2]
同社は、顧客との接点を持つ営業やカスタマーサポートも含めてプロダクトを捉えると説明しています。作り手にとって便利な機能でも、使う人の仕事に合わなければ価値を届けにくくなります。志望理由では、医療に貢献したいという動機に加え、利用者の困りごとを開発へどうつなげたいのかを考えてみてください。[2] [5]
二〇二五年の新卒研修の公式報告には、技術の基礎研修に続き、営業や顧客対応の仕事の一部を体感する事業部OJTと、実際の開発に参加するOJTが載っています。電子カルテの書類作成機能や患者向け通知の使いやすさの改善なども紹介されています。業務理解と開発がつながる一例として読めます。[4]
これは二〇二五年に実施した研修の紹介であり、二〇二八年入社者の研修内容や配属先を保証するものではありません。また、研修があることと、入社前の開発経験を求めないことは別です。現在の必須条件を満たしているかを確認したうえで、入社後に伸ばしたい領域を考えましょう。[4] [2]
同社のカルチャー説明では、患者や生活者と、それに向き合う事業者・従事者の双方を考える姿勢が示されています。企業研究でも、一方の操作を簡単にした結果、もう一方の確認作業が増えないかを考えると、単なる機能紹介から一歩進めます。医療の専門家になりきる必要はなく、分からない現場の条件を適切な相手に確認する姿勢が出発点です。[3]
書類選考と面接に向けて、経験の範囲を明確にする
| 項目 | 公式の案内 | 準備で確かめたいこと |
|---|---|---|
| 雇用 | 正社員、契約期間の定めなし、試用期間3か月 | 対象となる卒業時期・経歴と経験条件 |
| 勤務地 | 東京・六本木の本社 | 配属先の働き方と出社条件 |
| 選考 | 書類選考→面接2〜3回→内定 | 面接前に人事面談を行う可能性あり。流れは変更の可能性あり |
| 休日 | 完全週休2日制(土日)、祝日、年末年始、有給休暇 | 勤務時間・労働区分など個別の条件 |
書類には、経験した技術名を並べる欄と、何を作りどんな役割を担ったかを説明する欄を分けて準備すると整理しやすくなります。共同制作なら、作品全体の成果を自分だけの成果として書かず、担当した設計・実装・確認の範囲を示してください。未経験の技術を調べながら進めたなら、判断に迷った点と調べ方も書き出します。
面接の準備では、同じ経験を短く説明する版と、詳しく説明する版を用意します。最初に利用者と課題、次に自分の役割、最後に結果と残った課題を置くと、相手が追加で聞きたい点を見つけやすくなります。これは説明を組み立てる練習であり、会社がこの順番で質問するという情報ではありません。
公式フローから確認できるのは書類と面接の案内です。記載のない筆記試験やコーディング試験の方式を、口コミや他社の例から決めつけて準備する必要はありません。応募後の案内を読み、追加の課題や提出物が示された場合は、その条件と期限を確認しましょう。[2]
働き方について、採用サイトは基本的に出社を前提とし、家庭の事情などに応じて在宅勤務を組み合わせる仕組みを説明しています。IT企業だから毎日自由に在宅勤務できるという前提で選ばず、実際の配属先の運用を確かめてください。生活上欠かせない条件があれば、入社前の条件確認で具体的に伝えることが大切です。[5]
給与は年収の上限だけでなく、労働区分別の内訳を見る
二〇二八年卒エンジニアの公式求人では、年収六百万円から一千万円、月給五十万円から八十三・三万円が掲載されています。全員に上限額が提示されるという意味ではありません。固定労働制と裁量労働制では基本給と固定残業代の内訳が異なり、労働区分は採用条件確認書で通知する職種と職位に準じるとしています。[2]
| 区分 | 基本給/月 | 固定残業代/月・時間 |
|---|---|---|
| 固定労働制 | 40.5万〜67.5万円 | 9.5万〜15.8万円、30時間分。超過分は別途支給 |
| 裁量労働制 | 36.2万〜60.2万円 | 13.8万〜23.1万円、49時間分 |
固定残業代の時間数を、そのまま実際の毎月の残業時間として読むことはできません。給与の説明と、部署でどのように働いているかは別に確認しましょう。求人の裁量労働制欄には、固定労働制欄と同じ超過分の説明が書かれていないため、支給の詳細を自分で補わず、個別の条件確認で確認する事項として残します。[2]
採用サイトは、担う職務の大きさに基づくJob Sizeという枠組みで報酬を整えると説明しています。年収の幅を見るときも、入社後に期待される役割や成果と一緒に考える必要があります。高い給与額だけで応募先を決めず、自分が今説明できる経験と、任される仕事の接点を確かめましょう。[5]
一方、今回確認した募集ページには、この新卒職種の募集人数や応募者数、大学別の内定者数は示されていません。給与水準や大学の掲載数から倍率を推定することはできません。選考の難しさを一つの数値で決めるより、必須経験に対応する実例がいくつあるか、説明できない点がどこかを具体化する方が、次の行動につながります。[2] [1]
30日で、応募条件と自分の開発経験をつなげる
すでに開発経験がある人は、三十日を使って作品をむやみに増やすより、利用者、担当範囲、検証、改善の記録を整理してみてください。まだ基礎学習の段階なら、三十日で応募資格を満たせるとは限りません。今ある経験を正直に整理し、足りない部分を学ぶ計画を作る期間として使います。[2]
- 1〜3日目:2028年卒の公式求人を読み、必須と歓迎を分ける。各条件に対し、実際の経験、説明できる資料、不明点を一行ずつ書く。
- 4〜8日目:既存の制作物を一つ選び、利用者と課題、自分の担当範囲を整理する。未利用の試作なら、その状態を明記し、使ってもらえる範囲を考える。
- 9〜14日目:操作や不具合の確認項目を作り、必要な修正を行う。正常時だけでなく、入力ミスや変更後の影響も確かめ、結果を残す。
- 15〜20日目:AIを使った工程と自分が判断した工程を分け、採用・修正した理由を書く。共同制作なら、共有した計画と変更理由を振り返る。
- 21〜25日目:仕事内容と行動原則を読み、経験との接点を志望理由にまとめる。第三者に読んでもらい、役割や成果が曖昧な箇所を直す。
- 26〜30日目:募集の最新状態と提出物を再確認し、経験条件を説明できるなら応募を進める。不足がある場合は、次の学習課題と確認日を決める。
仕上げに、自分の言葉で説明できない数値や成果が残っていないかを見直しましょう。経験を大きく見せるために利用者数や開発期間を作る必要はありません。うまくいかなかった点を含め、どの情報を集め、誰と相談し、どのように改善したかを説明できる状態を目指します。
採用大学の検索は、応募可能性を考える入口です。メドレーについては、大学の実績を確認したうえで、現在の新卒募集が求める開発と協働の経験へ視点を移せます。自分の大学名で結論を急がず、条件と経験を突き合わせ、次に身につけることを具体的に決めてください。[1] [2]
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京理科大学 工学部情報工学科|進路確認日:2026-09-12 / 2025年度実績、情報工学科(学部)に株式会社メドレー。修士課程とは別欄、人数なし。CUAで見出しと社名を照合。
- メドレー|エンジニア/2028年新卒確認日:2026-09-12 / 新卒必須経験は複数、歓迎条件と区別。書類→面接2〜3回。年収600〜1000万円はCUA給与欄照合。固定労働・裁量労働の内訳が別。
- メドレー|カルチャー確認日:2026-09-12 / Our Essentialsを面接や人事評価に使用、仕事前に文書作成、患者生活者と事業者従事者双方の価値。
- メドレー|新卒エンジニア研修2025確認日:2026-09-12 / 2025年実施研修。技術基礎・事業部OJT・開発OJT・成果発表。28卒研修の確約ではない。
- メドレー|採用情報・人事制度確認日:2026-09-12 / Job Sizeに基づく報酬制度。基本は出社、事情に応じて在宅勤務の組み合わせ。支援制度と事業方針。
掲載大学の就職先ガイド
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