どの大学の卒業生が京都薬科大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として京都薬科大学(学校法人京都薬科大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​‌‌​‌​​​​​​​‌​‌​​​​‌‌‌​‌‌​​​‌​‌​‌​‌‌​‌​‌​​​​​‌​‌​‌‌‌‌​​‌​‌‌​‌​‌‌

法人が公表している事務職員の構成[2]

学校法人京都薬科大学は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。2025年度の事業報告の職員に関する事項には、事務職員60人(2026年3月31日現在)の職名ごとの内訳が載っています。[2]

  • 事務局長:1人
  • 次長:1人
  • 課長・課長補佐:11人
  • 係長・主査:24人
  • 主事:13人
  • 事務員:6人
  • 契約専門職員:4人
[2]

このほか、事務局に配置している派遣職員が10人、分野・センターに配置している事務補助職員が22人、派遣職員が8人と書かれています。[2]

今の状況と、大学が掲げていること

京都薬科大学の採用情報のページは、教員採用情報と職員採用情報の2つの欄に分かれています。2026年9月27日時点で、職員採用情報の欄は「現在募集はありません。」です。[1]

同じ日の教員採用情報の欄には、基礎科学系 一般教育分野の教授候補者、生命薬科学系 微生物・感染制御学分野の助教候補者、分析薬科学系 薬品分析学分野の助教候補者、統合薬科学研究施設 シナジーラボの教育職員候補者、生命薬科学系 公衆衛生学分野の教授候補者(公募延長)の公募が並び、応募締切日はいずれも2026年10月13日です。これらは教員の公募で、事務職員の募集ではありません。[1]

建学の精神[2]

事業報告によると、京都薬科大学は1884(明治17)年、京都府御雇ドイツ人教師ルドルフ・レーマンの薫陶を受けた教え子たちが創立した京都私立独逸学校の別課学科(別科)を礎石としています。建学の精神は「愛学躬行」で、躬行という言葉は、言ったことを自ら実際に行うことを指し、有言実行に近いと説明されています。[2]

マスタープランと第4期中期計画[2]

大学は2016年12月に、2034年の創立150周年に向けたマスタープランを策定しています。目指す姿は、先端的な研究に支えられ、建学の精神に根差したファーマシスト・サイエンティストの育成を追究する大学です。[2]

マスタープランの3つの推進項目の3つ目は、盤石な経営・財政基盤と教職協働による大学運営です。教育職員と事務職員の教職協働と学生の積極的な参加によって、大学の学術資源を社会に還元する体制を拡充するとしています。2022年度からの第4期中期計画(2022年4月〜2027年3月)では、教職協働の共通理念のもと「選ばれ続ける大学」として「京薬ブランド」を発展させていくことに全学で取り組む、と書かれています。[2]

事務職員の志望動機を考えるときは、この教職協働という言葉が大学の計画のどこに出てくるかを押さえておくと、大学が書いている職員の役割を自分の言葉で説明しやすくなります。[2]

採用の仕組み。学校法人京都薬科大学の職員

京都薬科大学を設置しているのは学校法人京都薬科大学です。法人は1951年に設立され、事業報告の設置する学校、学部、学科等の欄に載っているのは、京都薬科大学大学院(薬学研究科)と京都薬科大学(薬学部 薬学科)だけです。職員の人数も、法人の事業報告の中で教育職員と事務職員に分けて載っています。[2]

働き方に関する一般事業主行動計画も、学校法人京都薬科大学の名前で公表されています。[3]

事業報告に出てくる職員の人事と制度[2]

2025年度の理事会の記録には、職員の人事や制度にかかわる議題が並んでいます。[2]

  • 2025年6月20日:教育職員給与規程と事務職員給与規程の一部改正(承認)
  • 2025年9月19日:職員就業規則の一部改正と在宅勤務実施要綱の制定(承認)
  • 2025年9月19日(報告):事務職員評価実施要綱に基づく評価結果(考動力評価)
  • 2025年10月17日:事務組織編成(承認)
  • 2025年12月19日:事務組織規則の一部改正(承認)
[2]

事務職員には評価の仕組み(事務職員評価実施要綱)があり、2025年11月には事務職員を対象にした評価者研修・被評価者研修が行われています。[2]

職員が支える大学と組織

事業報告の組織図(2026年3月31日現在)では、事務局の下に次の課・室が置かれています。[2]

  • 企画・広報課
  • 庶務課
  • 会計課
  • 施設課
  • 入試課
  • 実務・生涯教育課
  • 研究・産学連携推進室
  • 国際交流推進室
  • 情報管理推進室
  • 調達検収室
[2]

このほか、教務部に教務課、学生部に学生課、進路支援部に進路支援課があり、図書館には事務室が置かれています。配属の仕組みや異動の有無は、公式サイトの本文には書かれていません。[2]

事業報告に出てくる職員の仕事の場面[2]

第4期中期計画は、推進項目ごとに教育職員と事務職員で編成した推進担当グループが中心となって、5年間のロードマップを策定して取り組むとしています。[2]

2025年7月27日には、市民組織と共に小学生向けの理科実験講座を大学で開き、山科区内の小学生94名が参加しました。運営には学生実習支援センターの教員と企画・広報課の職員が加わっています。[2]

入試では、2026年度一般選抜後期(2教科型)で新たに名古屋会場を設け、高校訪問校数を前年度の39校から74校へ広げました。入試の運営と広報も、大学職員の仕事の1つです。[2]

働く場所[4]

キャンパスは京都市山科区にあり、公式サイトでは本校地、グラウンド、南校地に分けて施設を紹介しています。愛学館は地下1階・地上7階建てで、講義室や実習室、研究室のほか、事務室などを備えたキャンパスの中核施設と紹介されています。2025年には飛翔館が新築され、450名収容の大講義室や、「研究の京薬」として中心的役割を担うシナジー研究施設が置かれています。[4] [2]

応募できる条件と待遇

新卒の応募資格・給与・勤務時間などの待遇は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。職員採用情報の欄に募集が出ておらず、募集要項も掲載されていません。[1]

法人が公表している働き方の数字と目標[3]

学校法人京都薬科大学は、次世代育成支援対策推進法と女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく一般事業主行動計画を公表しています。計画期間は2025年4月1日から2030年3月31日までの5年間です。[3]

  • 目標1:計画期間内に、育児休業の取得率を男性職員50%以上、女性職員80%以上にする
  • 目標2:所定外労働時間の削減に取り組む(学内の会議を原則17時以降行わないよう周知する、管理職を対象に長時間労働改善のための研修を実施する など)
[3]

同じ資料の女性の活躍に関する情報公表では、事務職員の女性管理職比率(課長級以上)が30.8%、労働者に占める女性労働者の割合が事務職員で53.3%(いずれも2026年7月1日現在)です。男女間賃金差異は、2025事業年度の全労働者について、なしとされています。[3]

2025年度の事業報告には、ライフイベントを支える各種制度についてリーフレットを作り、学内に周知したことも書かれています。[2]

募集の時期。いまの段階

2026年9月27日時点で、京都薬科大学の採用情報のページの職員採用情報の欄は「現在募集はありません。」です。採用情報のページで確かめられる過去の職員の募集要項もありません。[1]

新卒向けの募集の時期は、公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[1]

公開されている数字

  • 事務職員:60人(前年度63人、2026年3月31日現在)
  • 教育職員:103人(前年度96人、2026年3月31日現在)
  • 事務局に配置している派遣職員:10人
  • 分野・センターに配置している事務補助職員:22人、派遣職員:8人
  • 薬学部薬学科(6年制)の学生:2,315人(収容定員2,160人、1学年の定員360人、2025年5月1日現在)
  • 2026年度の学部新入生:376人(2026年4月1日現在)
  • 2025年度に実施した2026年度入学試験の志願者数:2,011人
  • 2026年3月の学士の学位授与:337人
  • 2026年3月卒業者の就職率:99.7%
[2]
  • 事務職員の女性管理職比率(課長級以上):30.8%(2026年7月1日現在)
  • 事務職員に占める女性労働者の割合:53.3%(2026年7月1日現在)
[3]

職員研修の一覧(2025年度)[2]

事業報告のFD・SD活動の欄には、2025年度に行った主な職員研修が載っています。[2]

  • 2025年6月:学内諸手続きに関する研修
  • 2025年7月:プロジェクトマネジメント研修、業務改善研修(いずれもオンデマンド)
  • 2025年8月:三薬科大学(本学・神戸薬科大学・大阪医科薬科大学)SD研修、マーケティング基礎研修、学校ブランディング基礎研修
  • 2025年9月:コンプライアンス研修、ロジカルシンキング研修
  • 2025年10月:生成AIリテラシー研修(オンデマンド)
  • 2025年11月:事務職員の評価者研修・被評価者研修
  • 2026年2月〜3月:薬学教育DXに関する勉強会、学生との関わり方勉強会、ハラスメント防止研修
[2]

近畿の三薬科大学(京都薬科大学、大阪医科薬科大学、神戸薬科大学)は、2017年から職員の大学運営に必要な知識・技能を高めるSD研修を共同で行っています。2025年度は8月に京都薬科大学で開かれ、計40名の職員が参加しました。2025年9月2日には、全職員を対象に「心理的安全性」をテーマとしたコンプライアンス研修も行われています。[2]

30日でやること。募集が出たときに慌てないために

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。

  1. 1〜3日目:京都薬科大学の採用情報のページをブックマークし、職員採用情報の欄の表示を確かめる
  2. 4〜7日目:2025年度事業報告の建学の精神とマスタープランを読み、教職協働という考え方を自分の言葉でまとめる
  3. 8〜14日目:事業報告の組織図を見て、入試課・進路支援課・企画・広報課など、どの部署でどんな仕事がありそうかを書き出す
  4. 15〜21日目:職員研修の一覧と一般事業主行動計画を読み、大学が職員にどんな力と働き方を求めているかを整理する
  5. 22〜30日目:薬剤師と研究者を育てる大学を事務の側から支えたい理由を、自分の経験と結びつけて話せるようにする
[1] [2] [3]

志望動機は、大学が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、2034年の創立150周年に向けてファーマシスト・サイエンティストの育成を追究していること、教育職員と事務職員の教職協働を中期計画の前提にしていること、職員向けにマーケティングや業務改善、生成AIの研修まで行っていること。そこに、自分がどんな場面で学生や教員を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 京都薬科大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の採用情報のページ。職員採用情報の欄は「現在募集はありません。」。教員採用情報の欄には教授候補者・助教候補者などの公募(応募締切日2026年10月13日)が並ぶ
  2. 学校法人京都薬科大学 2025年度事業報告確認日:2026-09-27 / 建学の精神、学校法人の沿革、組織図(2026年3月31日現在)、職員に関する事項(教育職員・事務職員の人数と職名別内訳)、学生数、入学志願者数、就職・進路の状況、第4期中期計画の推進、SD研修、FD・SD活動、マスタープラン、理事会の議事
  3. 学校法人京都薬科大学 一般事業主行動計画・女性の活躍に関する情報公表確認日:2026-09-27 / 計画期間2025年4月1日〜2030年3月31日の目標(育児休業取得率、所定外労働時間の削減)と、女性管理職比率・女性労働者の割合(2026年7月1日現在)、男女間賃金差異(2025事業年度)
  4. 京都薬科大学 キャンパス・附属施設確認日:2026-09-27 / 本校地・グラウンド・南校地の施設紹介。愛学館(事務室などキャンパスの中核施設)、躬行館、飛翔館(シナジー研究施設など)
  5. 京都薬科大学 財務・事業報告確認日:2026-09-27 / 2019年度から2025年度までの事業報告と、財務報告の掲載ページ
  6. 徳島文理大学 薬学科 卒業後の進路確認日:2026-09-27 / 表に入れなかった資料。2020年度卒業生の主な就職先の欄に京都薬科大学大学院への進学が載る(大学院への進学で、職員としての就職ではない)
  7. 近畿大学 職員採用についてよくある質問(令和9年度採用)確認日:2026-09-27 / 表に入れなかった資料。近畿大学の過去の主な新卒等採用実績校の一覧に京都薬科大学が載る(近畿大学の職員の出身大学で、京都薬科大学の職員の出身大学ではない)

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