どの大学の卒業生が京都医療科学大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として京都医療科学大学(学校法人島津学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表している職員の情報[3] [4]
学校法人島津学園は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。公表されているのは、事業報告書と自己点検評価書に載っている人数です。[3] [4]
- 専任職員:22人(2025年度事業報告書、2025年5月1日現在)
- 事務局・図書館の職員:23人(パート職員、派遣職員を含む。令和7年度自己点検評価書、2025年5月1日現在)
- 専任教員:22人(教授10人、准教授3人、講師6人、助教3人。2025年5月1日現在)
- 兼任教員:44人(2025年度事業報告書、2025年5月1日現在)
今の状況と、法人が掲げていること
2026年9月27日時点で、京都医療科学大学の公式サイトには、教職員の採用・公募のページが見当たりません。資格・進路の中にある求人問い合わせのページは、見出しが「病院関係者、企業採用担当者様へ」で、本学への求人の申し込み方法を案内しています。[1]
求人票は施設所定のものでも大学所定のものでもよく、キャリア支援センターあてに郵送かFAXで送るよう書かれています。これは卒業する学生の就職先を探すための窓口で、大学の職員の募集ではありません。[1]
大学の情報公開のページには、教育研究上の目的、教員の学位と業績、入学者数・在籍者数・卒業者数、財務情報、自己点検評価書などが並んでいますが、教職員の採用や公募の案内は載っていません。[2]
建学の精神と教育理念[3]
2025年度の事業報告書によると、学校法人島津学園の建学の精神は「品性を陶冶し有為の技術者を養成するを以て目的とす。」です。[3]
教育理念は、医療科学に関する高度の知識と科学技術について教育・研究し、品性を陶冶し、国民の保健医療の向上に寄与できる有為の医療専門職の人材を育成することです。職員は、この教育を事務の側から支えることになります。[3]
中期計画に書かれた教職員の課題[3]
事業報告書には、2023年度から2027年度までの5年間の中期計画が載っています。2027年の創立100周年に向けた計画で、教職員に関わる課題として次のことが挙がっています。[3]
- これまでの古い伝統を超えて、新しい時代に対応した教職協働を実践する
- DX、ICTの推進を念頭に、教育研究環境のさらなる充実を図る
- 科研費など外部資金の獲得に努め、研究面でも大学のプレゼンスを高める
- FD、SD活動を持続的に行い、教職員の質を向上させる
- PDCAサイクルの実質化により、恒常的な内部質保証体制を確立する
採用の仕組み。学校法人島津学園の職員
京都医療科学大学は、学校法人島津学園が設置する大学です。法人の住所は京都府南丹市園部町小山東町今北で、設置する学校は京都医療科学大学の医療科学部だけです。職員はこの法人の職員として、南丹市園部町のキャンパスで働くことになります。[3]
沿革。島津製作所の講習所から始まった学校[5] [3]
大学の歴史のページによると、島津製作所の社長だった島津源蔵が、1896年に国内で最初のエックス線写真の撮影に成功しました。その後、1927年9月に京都府知事の認可を受けて島津レントゲン技術講習所を設立し、同年12月に国内初の診療エックス線技師の養成校を開きました。[5]
学校は専修学校、専門学校、短期大学と形を変えながら技師の教育を続け、法人の名前は1991年8月に島津学園になりました。2007年4月に4年制の京都医療科学大学を開学し、事業報告書によると、京都医療技術短期大学は2011年10月に廃止されています。[5] [3]
自己点検評価書に書かれた職員の評価と研修[4]
令和7年度の自己点検評価書によると、職員にはMBO(目標管理)制度があります。事務局長が示す年度方針に基づいて各職員が目標を設定し、必要に応じて上司から係員へ指導や助言が行われます。この制度は人事評価の材料にも使われています。[4]
外部研修への参加を勧めて業務遂行能力の向上を図っているほか、業務上必要な資格試験を受けて合格した場合は、費用の負担を助成しているとも書かれています。[4]
職員の仕事。事務局の組織と所掌
令和7年度の自己点検評価書は、大学事務局と法人事務局の所掌を次のように書いています。[4]
| 部署 | 主な業務 |
|---|---|
| 総務課 | 総務、財務、施設・設備の維持管理、固定資産の管理、就業管理、安全衛生管理など |
| 教務課 | 教務、学籍管理、入試、臨床実習、国家試験など |
| 学生支援センター | キャリア支援、学生生活支援、入学前教育、健康診断・人間ドック、感染症・抗体検査など |
| 学術・情報化推進室 | デジタル技術を使った教育・研究支援、図書館機能の高度化、DX推進など |
| 学長室 | 事業計画などの企画、IR調査・分析、学生募集広報、大学広報、情報公開、科研費管理・研究支援、学長秘書業務など |
| 法人事務局 | 事業計画・中長期計画の立案、理事会・評議員会の業務、予算・決算、諸規定の制定・改廃、教職員の人事・給与など |
事務局には事務局長を置き、その下に必要に応じて室長、センター長、室長補佐、課長補佐、係長、主任を置いています。教授会の翌日には原則として事務局の全事務職員で課内会議を開き、教授会の重要事項を共有しています。[4]
大学には教育研究の課題別に23の委員会があり、各委員会には事務局から選ばれた複数の事務職員が委員として入っています。事務職員の配置では主任以上の職員を必ず含め、教学のことについても事務職員が意見を述べられる体制にしていると書かれています。審議に使う資料の収集と作成、議事録の作成と保管も事務職員の仕事です。[4]
キャリア支援と図書館の仕事[4]
学生の就職支援は、教員と学生支援センターの事務職員でつくるキャリア支援委員会が担っています。毎年約1,100通の求人依頼を発送し、求人票500〜600件や就活対策の本、過去の就職先リストをそろえた就職資料コーナーを整え、講座・ガイダンス・セミナーを企画・運営しています。模擬面接や履歴書・エントリーシートの添削も、この委員会の教職員が行っています。[4]
図書館については、司書の資格を持つ職員が専任職員と契約職員の2人いて、図書館には主に契約職員1人が常駐していると書かれています。[4]
2025年度に職員が参加した研修[3]
2025年度の事業報告書のFD・SD活動の一覧には、職員が参加した研修が並んでいます。主催者と研修の名前から、事務職員が担う仕事の分野が分かります。[3]
- 会計・財務:学校法人会計基準の最新動向、新学校法人会計基準等の説明会、学校会計の研修会
- 補助金・奨学金:私立大学等経常費補助金相談会・説明会、授業料減免費交付金に係る業務説明会
- 入試・教務・広報:大学入学者選抜・教務関係事項連絡協議会、高校訪問・ガイダンスの現状の問題とその打ち手
- 人事・労務:学校法人における組織と人の研修、私学共済事務担当者連絡会、就業規則の点検・整備と運用の留意点、ハラスメント研修
- 評価・経営:大学・短期大学評価セミナー、学校法人における中期経営計画策定の実務、文部科学省の設置認可申請に係る業務理解のSD研修
- 安全・情報:京都府大学安全・安心推進協議会、DX・AI活用時代の著作権リテラシー、生成AI活用セミナー
法人が進めていること[3]
事業報告書は、2027年の創立100周年に向けた取り組みとして、在学生と教職員の投票で記念ロゴを決めたことや、京都市内にセカンドキャンパスを置くことの検討、株式会社島津製作所との産学連携の強化に向けた事前検討を挙げています。少人数の職員で、こうした取り組みの事務も担うことになります。[3]
応募できる条件と待遇
新卒の応募資格・待遇は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。職員の採用ページがなく、募集要項も掲載されていません。[2]
京都医療科学大学は診療放射線技師を育てる大学ですが、事務職員は教育を事務の側から支える仕事です。診療放射線技師などの資格が事務職員の応募条件になるかどうかも、募集要項が出ていないため公式には確かめられません。[2] [4]
勤務地は、法人が設置する学校が1校だけなので、京都府南丹市園部町のキャンパスになると考えられます。ただし、京都市内のセカンドキャンパスは事業報告書で検討中とされている段階です。[3]
募集の時期。いまの段階
2026年9月27日時点で、京都医療科学大学の公式サイトに職員の募集は出ていません。公式サイトで確かめられる過去の職員募集もありません。[1] [2]
新卒向けの募集の時期は、公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[2]
公開されている数字
- 医療科学部放射線技術学科:入学定員90人、入学者90人、収容定員330人、学生362人(2025年5月1日現在)
- 2026年度入試:志願者246人、受験者241人、合格者149人、入学者91人(2026年3月末現在)
- 国家試験:卒業者77人のうち受験者77人、合格者70人(2026年3月末の合格状況)
- 就職状況(2026年3月末現在):私立病院・企業附属26人、検診系・他13人、国公立病院9人、公的施設7人、国公大付属6人、私立大附属5人、大学院進学1人
- 専任職員:22人(2025年5月1日現在)
- 事務局・図書館の職員:23人(パート職員、派遣職員を含む。2025年5月1日現在)
- 島津レントゲン技術講習所の創立:1927年9月
- 法人名称を島津学園に改称:1991年8月
- 京都医療科学大学の開学:2007年4月
- 入学定員を90人に変更:2025年4月
学生362人の大学を、専任職員22人で支えている規模です。1学部1学科の大学なので、職員一人ひとりが複数の委員会や行事に関わる場面が多いことが、自己点検評価書の書き方から読み取れます。[3] [4]
30日でやること。募集が出たときに慌てないために
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:京都医療科学大学の公式サイトのお知らせと情報公開のページをブックマークする
- 4〜7日目:建学の精神と教育理念、中期計画の教職員に関わる課題を読み、自分の言葉でまとめる
- 8〜14日目:自己点検評価書の事務組織の表を見て、総務課・教務課・学生支援センター・学術・情報化推進室・学長室のうち関心のある部署を2つ選び、理由を書く
- 15〜21日目:事業報告書の研修の一覧を読み、少人数の事務局で求められる知識(会計、補助金、入試、労務など)を確かめる
- 22〜30日目:医療専門職を育てる大学を職員として支えたい理由を、自分の経験と結びつけて話せるようにする
志望動機は、法人が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、品性を陶冶し国民の保健医療の向上に寄与できる医療専門職を育てることを教育理念にしていること、新しい時代に対応した教職協働を中期計画の課題にしていること、事務職員が委員会に入って教学のことにも意見を述べる体制をとっていること。そこに、自分がどんな場面で学生を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [4]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 京都医療科学大学 求人問い合わせ(病院関係者、企業採用担当者様へ)確認日:2026-09-27 / 病院・企業から本学学生への求人の申し込み方法(求人票、送付先のキャリア支援センター)。大学職員の募集ではない
- 京都医療科学大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点で公開されている法人・大学の情報の一覧(事業報告書、自己点検評価書など)。教職員の採用・公募の案内はない
- 学校法人島津学園 2025年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の名称・住所、建学の精神・教育理念、沿革、設置する学校、学生数(2025年5月1日現在)、2026年度入試・国家試験・就職状況(2026年3月末現在)、教職員の概要(2025年5月1日現在)、中期計画、2025年度の事業概要、FD・SD活動の一覧
- 京都医療科学大学 令和7(2025)年度 自己点検評価書確認日:2026-09-27 / 学生数・教員数・職員数(2025年5月1日現在)、事務組織と各部署の所掌、事務職員の配置と役割、キャリア支援体制、図書館の職員、職員のMBO制度と外部研修
- 京都医療科学大学 歴史確認日:2026-09-27 / 島津製作所とエックス線技師養成の始まり、本学の歩み(1927年の創立から2007年の開学まで)
- 近畿大学 職員採用(新卒)よくある質問確認日:2026-09-27 / 過去の主な新卒等採用実績校の一つとして京都医療科学大学の名前がある。近畿大学の職員の出身校の一覧で、京都医療科学大学の職員になった人の資料ではないため、節1の表には入れていない