どの大学の卒業生が、熊本学園大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​‌‌‌​​‌‌​‌​‌​‌‌​​​‌​‌​​‌​​‌​‌‌‌​‌​‌​‌​​​​​‌‌‌​​‌​‌​‌‌‌​‌‌​​‌‌‌‌​

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、学部の卒業生の就職先として熊本学園大学(学校法人熊本学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

表に入れなかった行[6]

九州大学の大学案内2025には、大学院の博士(後期)課程を修了した人の主な就職先に熊本学園大学の名前があります。ただし、教員を含む学校の区分で、大学院を修了した人の行なので、教員や研究職と事務職員を見分けられません。そのため表には入れていません。[6]

職員紹介に載っている職員の学び[2]

熊本学園大学の職員紹介のページは、5人の職員を「採用枠 新卒」と「採用枠 既卒」に分けて紹介しています。出身大学の名前は書かれていませんが、大学で学んだ分野が分かる人がいます。[2]

  • 採用枠 新卒・企画課(入職11年目、2025年10月時点):大学で行政法を専攻(出身大学の名前は書かれていない)
  • 採用枠 新卒・学生課(入職4年目、2025年10月時点。R7年10月1日より教務課へ異動):教育学部で学んだ(出身大学の名前は書かれていない)
  • 採用枠 既卒・国際教育課(入職5年目、2025年10月時点):熊本学園大学の卒業生(母校の役に立ちたいと転職)
[2]

新卒で入った2人は、大学での学びと職員の仕事のつながりを語っています。企画課の職員は、法的な視点から社会貢献する仕事に就きたいと考え、学生に寄り添った教育を行う姿勢に共感したことが志望の後押しになったと書いています。学生課の職員は、教育現場を間接的に支える事務職員の役割に魅力を感じ、社会的自立を迎える直前の大学生を支えることで社会全体に貢献できる点に惹かれたと書いています。[2]

採用ページが求める人物

熊本学園大学の採用情報には、職員の仕事と求める人材をまとめたページ「-熊本学園大学で、一緒に働きませんか- 専任職員募集」があります。このページは、採用募集時は「教職員採用情報」に要項を載せるので随時確かめてほしいと書いています。[2]

求める人材として、次の4つが挙げられています。[2]

  • 課題解決に向けて主体的に行動できる方
  • 幅広い視野と柔軟な思考があり、協働性をもって業務を遂行できる方
  • 向上心、チャレンジ精神がある方
  • 積極的にコミュニケーションを取れる方
[2]

ページは「地域とともに発展を続ける大学、そして学園の未来を一緒に創り上げてみませんか。」と呼びかけています。[2]

2026年の既卒の募集要項は、求める人材として、企画立案力・行動力・実行力・コミュニケーション力に優れている方、大学の管理・運営に熱意をもって取り組める方、将来的に組織の中核人材となりうる方を挙げていました。既卒向けの要項なので新卒にそのまま当てはまるとは限りませんが、大学がどんな力を見ているかの参考になります。[3]

採用の仕組み。学校法人熊本学園の独自採用

熊本学園大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。職員の職務内容は、募集要項では大学及び学校法人業務全般とされています。[3] [4]

2026年の既卒の選考の流れ(新卒ではない)[3]

新卒の募集要項は公式サイトに出ていないので、選考の形の参考として、2026年の専任職員(既卒)募集の流れを並べます。既卒の募集なので、新卒の選考が同じになるとは限りません。[3]

専任職員(既卒)募集の選考(令和8年10月1日採用)
段階内容
エントリーAirワーク(5月28日掲載)からエントリー。その後、エントリーシートと職務経歴書をPDFで送付
一次選考書類審査
二次選考WEB面接(個人) 7月2日(木)
三次選考適性検査(WEB)・面接(個人) 7月16日(木)
四次選考面接(個人) 7月29日(水)
[3]

要項は、郵送や持参での受付は行わないこと、採用試験のための旅費などは支給しないことも書いています。エントリーは大学のサイトではなく Airワーク からと書かれていますが、この記事では Airワーク の掲載内容は使っていません。[3]

2021年の新卒・第二新卒の募集[4]

大学のニュースには、2021年の「熊本学園大学一般職員採用について(5月21日更新)」が残っています。一般職員採用試験を行い、採用予定日は【新卒・第二新卒】が令和4年4月1日、【既卒】が令和3年10月1日、採用人員は各3名程度と書かれていました。職務内容は学校法人及び大学業務全般です。[4]

このお知らせは、5月17日に募集要項を公開し、5月19日に既卒、5月20日に新卒・第二新卒のエントリーを始め、5月21日に職員紹介のページを公開したと追記しています。これは2021年の記録で、その後の年に同じ日程で新卒の募集が行われたかは、公式サイトでは確かめられません。[4]

職員の仕事。職員紹介に書かれた5つの部署

採用ページは、大学職員の仕事を学校法人及び大学運営に関わる業務全般と説明し、例として次の分野を挙げています。[2]

  • 経営企画、総務、財務、人事、管財など大学の経営・管理に関わる業務
  • 学生募集、入試、広報に関する業務
  • 教育支援、学生支援に関する業務
  • ICT関連業務、国際交流に関する業務
  • 学術研究支援、地域連携に関する業務
[2]

職員紹介に出てくる仕事[2]

職員紹介に載っている部署と仕事(取材時のもの)
採用枠・部署仕事の内容
新卒・企画課私立学校法などの法令や文部科学省の通知をもとに政策動向を整理し、経営計画や補助金業務につなげる
新卒・学生課課外活動の書類や掲示物の受付、学園祭や体育祭などの学生行事の企画・運営サポート、学生生活の相談、奨学金業務
既卒・国際教育課日本人学生の留学支援と外国人留学生の受け入れ、海外の交流協定校との連絡調整
既卒・総務課学位記授与式・入学式などの式典運営、学内の店舗の取りまとめ、大学バスの運行管理、総合窓口
既卒・教職・実習課学生が学外で行う実習の支援・調整、免許申請の手続き
[2]

学生課の職員は、大学職員は配属される部署によって業務内容が大きく異なり、幅広い業務に携われる点に魅力を感じたと書いています。総務課の職員は、部署異動はあっても勤務地が変わらないことを応募の理由の1つに挙げています。[2]

研修[5]

学校法人熊本学園の令和7年度事業報告書は、人材育成として、階層別研修の実施や各種団体主催の研修への計画的な派遣を行い、全学SD研修として教職員合同の講演会のほか、新入職員研修、管理職研修、全体研修などを行ったと書いています。一方で、職位ごとの役割と責任の定義や、全学的なSDの実施体制の整備は未着手で、次期の第3次中期経営計画に引き継ぐとしています。[5]

応募できる条件と待遇

参考として、2026年の専任職員(既卒)募集の要項に書かれた条件を並べます。既卒の募集なので、新卒の条件と同じとは限りません。要項自身も、勤務形態と給与は公募開始時点の就業規則・給与規程によるもので、今後改正の可能性があると書いています。[3]

専任職員(既卒)募集の条件(令和8年10月1日採用・新卒ではない)
項目内容
採用職種専任職員(契約期間:任期なし・試用期間3か月)
応募資格令和8年6月1日時点で社会人としての実務経験が通算3年以上 など
勤務時間平日8:45~17:15(休憩60分)。夜間学部対応の時間外勤務は3か月に2回程度
休日土・日・祝祭日、創立記念日、夏期一斉、年末年始(年間休日129日)
休暇年次有給休暇(就任時10日付与・次年度20日付与)、特別休暇ほか
基本給の例実務経験3年の場合200,000円以上
モデル(基本給)課員(30歳)228,400円/係長(40歳)289,100円/課長補佐(45歳)370,600円
昇給・賞与昇給年1回、賞与年2回
福利厚生私立学校教職員共済加入、退職金制度、育児・介護休業制度、人間ドック利用補助 など
[3]

要項は、大学行事への対応で休日勤務があり、その場合は他の曜日に振替休日を指定するとしています。職員紹介でも、学生行事や入試のために休日出勤をしても振替休日を取れること、お盆や年末年始の一斉休業、夏期の特別休暇があることが語られています。子育て中の職員は、育児短時間勤務を使って仕事を続けていると書いています。[3] [2]

募集の時期。2026年は既卒の募集だけで、締め切られている

2026年9月27日時点で、熊本学園大学の「教職員採用情報」のページの専任職員の欄には、専任職員(既卒)募集(令和8年10月1日採用)【6月17日(水)17時締切】が載っていて、募集は終了しています。新卒の専任職員の募集は載っていません。[1]

既卒の募集は、Airワークへの掲載が5月28日、応募期限が6月17日、最後の面接が7月29日という日程でした。[3]

新卒の募集として公式サイトに残る記録は、2021年の一般職員採用試験(【新卒・第二新卒】令和4年4月1日採用)です。このときは5月に要項の公開とエントリーの受付が行われました。次の新卒の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[4]

募集を見逃さないためには、熊本学園大学の「教職員採用情報」のページを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。職員紹介のページも、募集の要項はこのページに載せると案内しています。[1] [2]

公開されている数字。大学の本務職員145名

数字は、学校法人熊本学園の令和7年度事業報告書と、大学の募集要項に書かれているものだけを並べます。[5] [3]

教職員の概要(令和7年5月1日現在)
区分熊本学園大学法人全体の計
教員(本務)154名230名
教員(兼務)219名267名
職員(本務)145名165名
職員(兼務)12名13名
[5]

本務職員の平均年齢は、法人・大学で44.4歳です。法人全体の計には、付属高等学校・付属中学校・付属敬愛幼稚園を含みます。[5]

大学の学生数(令和7年5月1日現在)は、学部計で4,865人、大学院を含めた総計で4,983人です。学部は、商学部、経済学部、外国語学部、社会福祉学部(第一部・第二部)があります。[5]

事業報告書の人材育成の表では、SD研修の参加率は目標100%に対して実績93%でした。働き方改革の表では、超過勤務時間の全体平均が大学で150時間、年間450時間以上の人が8名という実績が書かれています。[5]

30日でやること。新卒の募集が出たときに動けるようにする

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:熊本学園大学の「教職員採用情報」のページを開き、専任職員の欄に新卒の募集が出ていないかを確かめる。以後も定期的に見る
  2. 4〜7日目:職員紹介のページで「採用枠 新卒」の2人の話を読み、大学での学びを職員の仕事にどうつなげているかを書き出す
  3. 8〜14日目:採用ページに挙げられた5つの業務分野から関心のある仕事を2つ選び、求める人材の4項目に当てはまる自分の経験を1つずつ用意する
  4. 15〜21日目:既卒の募集要項の選考(書類、WEB面接、適性検査、面接)を参考に、書類と面接の準備を進める。新卒の選考が同じとは限らないことに注意する
  5. 22〜30日目:事業報告書で学生数や職員数、研修の状況を確かめ、熊本県内やほかの地域の大学の職員採用も並行して調べる。募集が出ていない大学だけを待たない
[1] [2] [3] [5]

新卒で入った職員の声は、大学での学びと志望の理由を結びつけて語っています。募集が出たときにすぐ書類を出せるよう、自分が大学で何を学び、それを職員の仕事でどう生かしたいかを先にまとめておくことが準備になります。[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 熊本学園大学 教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 教員・専任職員・嘱託職員・パート職員の募集の一覧(専任職員は既卒の募集のみで募集終了)。大学サイトのフッターからたどれる法人サイト(学校法人 熊本学園 https://www.inc-s.kumagaku.ac.jp/)には採用のページが無く、確かめた範囲で職員の募集はこのページだけ
  2. 熊本学園大学 -熊本学園大学で、一緒に働きませんか- 専任職員募集確認日:2026-09-27 / 大学職員の仕事、求める人材、職員紹介(採用枠 新卒2人・既卒3人。所属・内容は取材時のもの、2025年10月時点)
  3. 熊本学園大学 専任職員(既卒)募集(令和8年10月1日採用)確認日:2026-09-27 / 「教職員採用情報」ページからリンク。既卒の募集要項(新卒ではない)。応募資格、求める人材、勤務形態、給与、福利厚生、応募要領、選考
  4. 熊本学園大学 熊本学園大学一般職員採用について(5月21日更新)確認日:2026-09-27 / 2021年5月21日のニュース。【新卒・第二新卒】令和4年4月1日採用・【既卒】令和3年10月1日採用の一般職員採用試験の告知
  5. 学校法人熊本学園 令和7年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 「事業報告書/事業計画・予算」ページからリンク。在籍学生等数・教職員の概要(令和7年5月1日現在)、人と組織(人材育成・働き方改革)の実績
  6. 九州大学 大学案内2025(主な就職先)確認日:2026-09-27 / 大学院の学府ごとの主な就職先。熊本学園大学の名前は博士(後期)課程の修了生の学校(教員含む)の区分にある