どの大学の卒業生が甲南女子大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として甲南女子大学(学校法人甲南女子学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
学園が公表している職員の情報[3]
学校法人甲南女子学園は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。学園の「主要データ」のページには、教職員数(2026年5月1日現在)が載っています。[3]
- 大学の職員:専任職員78人、その他の職員28人、計106人
- 中学校・高等学校の職員:専任職員5人、その他の職員3人、計8人
- 学園全体の職員:専任職員83人、その他の職員31人、計114人
今出ていることと、学園が掲げていること
甲南女子大学のサイトの下部にある採用のページは「教員採用情報」で、2026年9月27日時点で「教員採用情報一覧」の下に掲載はありません。職員の採用のページは、大学のサイトにはありません。[1]
大学のサイトからつながる学校法人甲南女子学園のサイトには、お知らせ、理事長のあいさつ、建学の理念、主要データ・財務状況などが並んでいますが、採用のページはありません。同じ学園の甲南女子中学校・高等学校の採用情報のページは、「現在、採用募集は行っておりません。」「募集を再開する際には、本ページにてお知らせいたします。」です。[2] [6]
建学の理念と大学の使命[5]
学園の建学の精神は「まことの人間をつくる」、教育方針は「全人教育」「個性尊重」「自学創造」、校訓は「清く 正しく 優しく 強く」です。[5]
甲南女子大学の使命は、建学の理念を基盤に、品格と国際性を備え、社会に貢献する高い志を持つ女性を育成することです。そのために、人としての教養と常識を基本に確かな専門知識を養うこと、内から輝く個性を磨き人間愛を持って他に尽くす思いやりの心を育てること、自ら学び考えることで主体性と創造性を育むことを掲げています。[5]
採用の仕組み。学校法人甲南女子学園の職員
甲南女子大学は、学校法人甲南女子学園が設置する大学です。事業報告書によると、学園は企業家の安宅彌吉により1920年(大正9年)に「甲南高等女学校」として創立され、1964年(昭和39年)に甲南女子大学を開学し、中学校・高等学校・大学・大学院で構成される女子総合学園になりました。[4]
事業報告書の学校法人組織図(2026年3月31日現在)では、法人事務局に経営企画課・人事総務課・経理課・IT・管財課・内部監査課が置かれ、大学事務局には教務課、入試・広報課、学生生活課、キャリアセンター、図書館事務課、学部ごとの事務課などが並んでいます。[4]
職員の新人事制度(2025年度の事業報告書より)[4]
2025年度の事業報告書は、組織体制の強化として、職員新人事制度の2026年度からの導入に向けて説明会や研修など必要な準備を行ったと書いています。あわせて、組織の大括り化をはじめとする組織再編を進め、学園の状況や取り巻く環境について定量的な資料を用いて教職員に繰り返し説明したとしています。[4]
職員の仕事と取り組み
2025年度の事業報告書には、職員が関わる取り組みとして次のことが書かれています。[4]
- リーダーシップ教育の司令塔としてリーダーシップ教育センターを新設し、リーダーシップ科目の全員受講体制を運営した
- 各種情報の一元管理・分析・提案を行う組織としてIRセンターを新設した
- 企業セミナーの参加企業数を増やし、キャリア科目の受講を勧めて早期のキャリア形成を図った
- 新設する学部の情報発信に向け、マス広告やWeb広告を積極的に進めた
- 社会連携活動のテーマを設定し、企業・自治体等との新たな連携やイベントを行った
同じ報告書は、国家試験の合格率や資格取得者数を向上させるために個別指導の強化を進めたこと、アセスメントプラン(評価方針)に基づいて学生の学修成果の達成状況を確認・可視化し、その分析結果(成果と課題)を学内外に公表したことも挙げています。各学科や各部門が集めた情報はIRセンターに集約され、分析したうえで学内に共有されています。[4]
大学は、2025年4月に心理学部、2026年4月に社会学部と教育学部を開設し、学部の再編を進めています。学園の主要データには、人間科学部の学科が2025年度・2026年度に学生募集を停止したことも載っています。[3]
同じ学園の甲南女子中学校・高等学校では、基礎学力を強化するための講習や習熟度別授業の導入を進めたと報告されています。[4]
応募できる条件と待遇
新卒の応募資格・待遇は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。大学・学園・中学校高等学校のサイトに、職員の募集要項は載っていません。[1] [2] [6]
募集の時期。いまの段階
2026年9月27日時点で、甲南女子大学の教員採用情報の一覧に掲載はなく、学校法人甲南女子学園のサイトに採用のページはありません。甲南女子中学校・高等学校の採用情報は「現在、採用募集は行っておりません。」です。[1] [2] [6]
新卒向けの職員の募集の時期は、公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[1]
公開されている数字
- 大学の職員:専任78人、その他28人(2026年5月1日現在)
- 大学の専任教員:文学部21人、国際学部20人、教育学部17人、社会学部16人、心理学部14人、看護リハビリテーション学部48人、医療栄養学部16人
- 在籍学生:文学部606人、国際学部574人、社会学部254人、教育学部134人、心理学部235人、人間科学部1,000人、看護リハビリテーション学部620人、医療栄養学部320人
- 大学院の在籍学生:人文科学総合研究科24人、看護学研究科18人
- 中学校・高等学校の生徒:1,021人
- 看護リハビリテーション学部の入学定員:看護学科100人、理学療法学科60人
- 学園の創立:1920年(大正9年)、甲南女子大学の開学:1964年(昭和39年)
- 2025年度に新設した組織:リーダーシップ教育センター、IRセンター
- 職員の新人事制度:2026年度から導入(2025年度に説明会や研修などの準備)
専任の職員78人とその他の職員で、学部の学生3,700人あまりと大学院を支えている規模です。[3]
30日でやること。募集が出たときに慌てないために
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:甲南女子大学と学校法人甲南女子学園のサイトをブックマークする
- 4〜7日目:建学の精神「まことの人間をつくる」と大学の使命を読み、自分の言葉でまとめる
- 8〜14日目:事業報告書で、リーダーシップ教育センターやIRセンターなど新しい組織の役割を確かめる
- 15〜21日目:学部の再編が進む大学で、職員としてどんな仕事に関わりたいかを書き出す
- 22〜30日目:女性の自立と社会貢献を掲げる大学で、学生を支えたい理由を話せるようにする
志望動機は、学園が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、品格と国際性を備え社会に貢献する女性の育成、全学のリーダーシップ教育、職員の新人事制度の導入と組織再編。そこに、自分がどんな場面で学生を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[4] [5]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 甲南女子大学 教員採用情報確認日:2026-09-28 / 2026年9月27日時点の表示(「教員採用情報一覧」の下に掲載なし)。2026年9月28日にブラウザで本文を確かめた
- 学校法人甲南女子学園 トップページ確認日:2026-09-28 / 2026年9月27日時点の学園のサイト(お知らせ・建学の理念・主要データなど。採用のページは無かった)。大学サイトからつながる法人サイトまで確かめた
- 学校法人甲南女子学園 在籍学生・生徒数/入学・収容定員/教職員数確認日:2026-09-28 / 在籍学生・生徒数、入学・収容定員、教職員数(2026年5月1日現在)
- 学校法人甲南女子学園 2025年度 事業報告確認日:2026-09-28 / 学園の歩み、組織図(2026年3月31日現在)、2025年度の主な取組(組織体制の強化と職員新人事制度の準備を含む)
- 学校法人甲南女子学園 教育理念・建学の理念確認日:2026-09-28 / 建学の精神、教育方針、校訓、大学の使命
- 甲南女子中学校・高等学校 採用情報(同じ学園の学校)確認日:2026-09-28 / 2026年9月27日時点の表示(現在、採用募集は行っておりません。)。確認用の出典