どの大学の卒業生が健康科学大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として健康科学大学(学校法人健康科学大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​‌‌​​‌​‌‌​​​‌‌​​​‌‌​​‌​​‌‌‌‌​​‌​​​​​​​‌‌‌‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌‌​‌‌​​‌‌‌‌‌

大学・法人が公表していること[1] [2] [6]

健康科学大学の公式サイトにも、学校法人健康科学大学のサイトにも、事務職員の職員紹介や出身大学の一覧は載っていません。公表されているのは、事務の組織と人数です。[1] [2] [6] [5]

  • 事務の組織:大学事務室(企画戦略室・総務部・教務部・学生サポートセンター・図書館事務)と看護事務室(組織図)
  • 職員数:健康科学大学の職員は専任33人・非常勤2人(2025年5月1日現在・2025年度事業報告書)
  • 採用の窓口:大学の「採用情報」のページと、法人サイトの「採用情報」のページ
[6] [5] [1] [2]

大学と法人が掲げていること(建学の精神と法人の目的)

採用情報のページには、事務職員に求める人物像は書かれていません。大学が掲げる考え方は、建学の精神のページで確かめられます。[1] [7]

建学の精神は、健康科学大学が高度化・多様化する医療・保健・福祉の分野で、国民のニーズに的確に対応しうる人材の育成を目的としていると書いています。そのうえで、建学の精神・基本理念を要約すると、「豊かな人間力」、「専門的な知識・技術力」、「開かれた共創力」の三つを兼ね備えた人材を育成することが本学の使命であるとしています。[7]

「開かれた共創力」の説明は、地域社会と連携して人々の健康増進に努め、他の専門職と協同して新時代の医療・福祉を切り拓く、創意に富んだ人材を育成するというものです。学生に向けた言葉ですが、地域や実習先と連携しながら大学を運営する事務職員の仕事とも重なります。[7]

法人の目的と沿革[3] [5]

法人の沿革のページによると、学校法人健康科学大学は1899年に岩手県で開かれた裁縫塾に始まり、百十余年の歴史をもちます。健康科学大学は2003年4月に開学し、2016年4月に看護学部を開きました。法人名は2010年3月に「学校法人富士修紅学院」に、2017年4月に「学校法人健康科学大学」に変わっています。[3]

2025年度事業報告書は、2017年4月に法人名を改めたときに、医療・福祉分野にとどまらず、健康を科学し探求する学校群を目指し、健康科学大学を頂点とした教育・研究を行うこととしたと書いています。[5]

採用の仕組み。学校法人健康科学大学の独自採用

健康科学大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。事務職員を採用するのは、大学を設置する学校法人健康科学大学です。法人本部は山梨県都留市にあります。[3]

大学の採用情報のページは「健康科学大学において、以下のとおり募集を行っております。」と書き、「現在の募集状況」として5つの募集を並べています。2026年9月27日時点では、どの募集も「募集は終了しました」です。[1]

健康科学大学 採用情報の「現在の募集状況」(2026年9月27日確認)
募集表示
健康科学部リハビリテーション学科作業療法学コース募集は終了しました
健康科学部リハビリテーション学科理学療法学コース募集は終了しました
健康科学部人間コミュニケーション学科募集は終了しました
看護学部看護学科募集は終了しました
事務職員募集は終了しました
[1]

ページに残っている応募書類の様式は、履歴書と教育研究業績書の「共通様式(教員公募のみ)」です。終了した事務職員の募集が新卒向けだったのか、中途向けだったのか、いつ締め切られたのか、選考がどんな流れだったのかは、ページに書かれていません。[1]

法人のサイトにも「採用情報」のページがありますが、2026年9月27日時点の表示は「現在、公開する記事はありません。」です。[2]

職員の仕事。大学事務室と看護事務室

組織概要のページに載っている健康科学大学の組織図(画像)では、学長の下に大学事務室・看護事務室・附属図書館が置かれています。事務の部署は次のとおりです。[6]

健康科学大学の事務の組織(組織概要の組織図より)
部署所属する事務室
企画戦略室大学事務室
総務部(総務課・入試広報課)大学事務室
教務部(教務課)大学事務室
学生サポートセンター大学事務室
図書館事務大学事務室・看護事務室の両方
看護事務室看護事務室
[6]
キャンパスと置かれている学部(採用情報のページの所在地より)
キャンパス置かれている学部所在地
富士山キャンパス健康科学部山梨県南都留郡富士河口湖町
桂川キャンパス看護学部山梨県都留市
[1]

事業報告書に書かれている事務の仕事[5]

2025年度事業報告書には、事務職員が関わる仕事がいくつも書かれています。学生支援では、学生サポートセンターが中心となって、生活全般の不安や悩みを抱える学生の相談対応や生活指導・支援を行いました。専門カウンセラーへの相談は125件でした。就職ガイダンスや就職先の施設との説明会を通じて就職支援も強めています。[5]

学生募集では、教職員が連携して山梨県・長野県・静岡県を中心に高校訪問を行い、会場ガイダンスや高校内ガイダンスで延べ約1,500人の高校生などと直接話したと書かれています。LINEでのイベント情報の発信と個別相談、事務室や学科、学生によるInstagram・TikTokへの投稿、保護者向けの進学相談会も行っています。[5]

教育の面では、全学の教養科目を「基礎科目群」「学術科目群」に再編し、看護学科と人間コミュニケーション学科で2026年度から始め、リハビリテーション学科は2027年度からの開始に向けて準備しているとしています。人間コミュニケーション学科は、地域連携に根差した一般就職につなげる新しい教育課程に再編し、2026年度入学者から適用しています。[5]

2027年4月の法人の分離[5]

学校法人健康科学大学は、山梨県の健康科学大学のほか、岩手県一関市の修紅短期大学・一関修紅高等学校・認定こども園、クリニックと産前産後ケアセンターを運営しています。事業報告書によると、法人は2026年3月に新法人の設置認可と修紅短期大学の設置者変更を文部科学省に申請しました。2027年4月から一関地区の3校は新しい法人のもとで運営し、山梨地区は健康科学大学の経営にのみ専念することになると書いています。[5] [3]

応募の条件と待遇について分かること

2026年9月27日時点で事務職員の募集は終了していて、募集要項も採用情報のページに残っていません。そのため、応募資格・初任給・勤務時間・休日・採用予定数は、公式サイトからは確かめられません。確かめた範囲は、大学の採用情報・組織概要・情報公開(財務情報)のページと、法人サイトの採用情報・沿革のページです。[1] [6] [4] [2] [3]

公式から確かめられること・確かめられないこと(2026年9月27日時点)
項目状況
事務職員の募集採用情報に「募集は終了しました」の表示
法人サイトの採用情報「現在、公開する記事はありません。」の表示
勤務地富士山キャンパス(富士河口湖町)と桂川キャンパス(都留市)に事務室がある
事務の組織大学事務室(企画戦略室・総務部・教務部・学生サポートセンター・図書館事務)と看護事務室
職員数専任33人・非常勤2人(2025年5月1日現在)
応募資格・初任給・勤務時間・休日公式サイトからは確かめられない
[1] [2] [6] [5]

事業報告書には、2027年4月以降の法人の分離に向けて準備を進めることが書かれています。分離のあとに職員の採用のしかたが変わるかどうかは書かれていません。[5]

募集の時期。事務職員の募集は終了、日付は残っていない

2026年9月27日時点で、健康科学大学の採用情報のページの事務職員の欄は「募集は終了しました」です。終了した募集の年度や締切日は書かれていないので、この記事では「◯年◯月に募集があった」とは書きません。[1]

次の募集がいつ出るかも推測で書きません。確かめる場所は、大学の採用情報のページと、法人サイトの採用情報のページの2つです。[1] [2]

探す場所(2026年9月27日時点)
ページ今の表示
採用情報のページ(公式サイト)教員4件・事務職員1件の募集がすべて「募集は終了しました」
採用情報のページ(法人のサイト)「現在、公開する記事はありません。」
事業報告・計算書類(情報公開の財務情報)2025年度までの事業報告書
[1] [2] [4]

公開されている数字。職員は専任33人、学生は693人

数字は、法人の2025年度事業報告書にあるものだけを並べます。[5]

学校法人健康科学大学の教職員数(2025年5月1日現在・2025年度事業報告書)
区分健康科学大学法人本部法人全体
専任の教員630117
非常勤の教員37074
専任の職員33677
非常勤の職員2047
[5]

法人全体の職員の数には、クリニックと産前産後ケアセンターの医療職も含まれると注記されています。健康科学大学の職員は専任33人・非常勤2人です。[5]

健康科学大学の入学定員・入学者・収容定員・現員(2025年5月1日現在)
学部・学科入学定員入学者収容定員現員
健康科学部 リハビリテーション学科12090520336
健康科学部 人間コミュニケーション学科6025250123
看護学部 看護学科8059320234
計2601741,090693
[5]

事業報告書は、2025年度の収容定員充足率が健康科学部で59.6%、看護学部で73.1%だったと書いています。2026年度の入学者は、理学療法学コース50人、作業療法学コース11人、人間コミュニケーション学科14人、看護学科49人で、どの学科も目標に届かなかったとしています。学生の確保が最重要課題だと法人自身が書いていて、入試広報や学生支援にあたる事務職員の役割は大きいと読み取れます。[5]

2025年度卒業生の就職率は、健康科学部99.1%、看護学部95.9%(2026年5月1日現在)です。2025年度新卒の国家試験合格率は、理学療法士96.5%、作業療法士94.1%、看護師80.9%などと書かれています。[5]

30日でやること。募集が出る前に準備できること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]

  1. 1〜3日目:大学の採用情報のページと、法人サイトの採用情報のページをブックマークする。いま事務職員の欄は「募集は終了しました」
  2. 4〜7日目:建学の精神の「豊かな人間力」「専門的な知識・技術力」「開かれた共創力」を読み、事務の立場でどれに関われるかを考える
  3. 8〜14日目:2025年度事業報告書の学生募集・学生支援の項を読み、高校訪問やSNSでの発信、学生相談のうち、自分の経験が活かせそうなものを3つ書き出す
  4. 15〜21日目:組織図の部署(企画戦略室・総務課・入試広報課・教務課・学生サポートセンター)から、興味のある仕事を2つ選び、それぞれで何をしたいかを1分で話せるようにする
  5. 22〜30日目:富士河口湖町と都留市の2つのキャンパスで働くことを前提に、通勤や生活も含めて具体的に考えておく
[1] [2] [7] [5] [6]

志望動機は、公表されている事実から組み立てます。医療職を育てる2学部、学生サポートセンターを中心にした学生支援、2027年4月から健康科学大学の経営に専念するという法人の方針。これらは法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[5] [7]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 健康科学大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 「現在の募集状況」(作業療法学コース・理学療法学コース・人間コミュニケーション学科・看護学科・事務職員。すべて「募集は終了しました」)、共通様式(教員公募のみ)、富士山キャンパス・桂川キャンパスの所在地(2026年9月27日確認)
  2. 学校法人健康科学大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 法人サイトの採用情報のページ。「現在、公開する記事はありません。」の表示(2026年9月27日確認)
  3. 学校法人健康科学大学 沿革確認日:2026-09-27 / 法人の沿革(1899年の裁縫塾から、2003年健康科学大学開学、2010年学校法人富士修紅学院、2017年学校法人健康科学大学へ改称など)、設置する学校・施設と法人本部の所在地
  4. 健康科学大学 事業報告・計算書類確認日:2026-09-27 / 2025年度までの事業報告書・計算書類の一覧(情報公開の財務情報)
  5. 学校法人健康科学大学 2025年度事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の設置目的、沿革、設置学校、教職員数(2025年5月1日現在)、入学定員・入学者・収容定員・現員、経営改革と法人分離の申請、健康科学大学の教育・学生支援・学生募集、就職率と国家試験合格率、今後の方針
  6. 健康科学大学 組織概要確認日:2026-09-27 / 健康科学大学組織図(大学事務室:企画戦略室・総務部〔総務課・入試広報課〕・教務部〔教務課〕・学生サポートセンター・図書館事務、看護事務室)。組織図は画像で目視
  7. 健康科学大学 建学の精神確認日:2026-09-27 / 建学の精神、「豊かな人間力」「専門的な知識・技術力」「開かれた共創力」の説明