どの大学の卒業生が敬和学園大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として敬和学園大学(学校法人敬和学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌​‌​​​​​‌‌​‌​‌‌​‌​‌​​‌‌‌​​​​​​‌‌‌​‌‌​‌​‌​​‌​​‌​‌‌‌‌‌​‌‌‌​​​‌​​​

大学が公表している職員の情報[1] [6]

敬和学園大学は、職員の出身大学や出身学部を公表していません。採用情報のページに職員紹介や先輩の声もありません。公式に確かめられるのは、次のことです。[1] [6]

  • 大学の専任職員は22名、嘱託職員2名、臨時職員4名、非常勤職員9名(2025年5月1日現在、2025年度事業報告書)
  • 法人の専任職員は2名(同)
  • 同じ法人の敬和学園高等学校の専任職員は17名(同)
  • 職員の公募の書類提出先・問い合わせ先は、敬和学園大学総務課総務係
[6] [2]

事業報告書によると、2025年度の大学のSD研修会のうち、9月12日の事務職員研修会には職員33名が参加しています。[6]

採用ページが求める職員像(引用)

「採用情報(職員)」のページは、冒頭に「敬和学園大学では、次のとおり、職員を公募しております。」と書き、そのあとに大学が求める職員像を、資質と能力の2つに分けて掲げています。この職員像は、個別の公募要項にも同じ文言で載っています。[1] [2]

職員として求められる資質[1]

  • 「本学の建学の精神や教育理念・目的を理解し、高い倫理観を持つ職員」
  • 「教育事情の動向や社会情勢や環境の変化を捉え、大学運営の向上に努める職員」
[1]

職員として求められる能力[1]

  • 「大学組織の一員として、自ら課された役割と責任を自覚し、常に問題意識を持って課題を見出し、課題解決に向けて積極的に取り組む職員」
  • 「他者の意見の違いや立場の違いを理解しながら協同し、円滑な業務遂行を可能にするコミュニケーション能力を有する職員」
[1]

学歴とキリスト教についての条件[2] [4] [5]

2025年7月掲載の要項は、応募条件の1つ目に「本学のキリスト教精神に基づく「建学の精神」を理解し、尊重するとともに、意欲的に業務に取り組める方」を置き、学歴は「大学卒以上」としています。出身大学や学部を指定する記述はありません。[2]

大学のサイトの大学案内は、敬和学園大学を「キリスト教精神に基づいたリベラルアーツ教育を行い、国際的教養豊かな良心的な人材を育てる大学です。」と紹介しています。敬和の「敬」は神への畏敬を、「和」は隣人愛を基盤とする人の和と平和を意味すると説明されています。応募条件の1つ目に建学の精神が置かれているので、自分がそれをどう受け止めているかを話せるようにしておくと安心です。[9]

2024年10月掲載の要項と2024年8月掲載の要項には、過去に大学の職員公募に応募した人からの応募は受け付けないという一文もありました。応募の機会が1回きりになりうる点は、覚えておいたほうがよい条件です。[4] [5]

採用の仕組み。大学が公募し、書類・Web適性検査と面接・面接の3段階

敬和学園大学は学校法人敬和学園が設置する私立大学です。国立大学のような統一の採用試験はなく、大学が自分のサイトの「採用情報(職員)」で職員を公募します。応募書類の送り先は大学の総務課総務係で、郵送で提出する形です。[1] [2]

2025年7月掲載の事務職員公募要項の選考の流れ
段階内容
第1次選考書類選考。履歴書と職務経歴書を提出
第2次選考自宅等のパソコンまたはスマートフォンで受けるWeb適性検査と、面接(1人1時間程度)
第3次選考面接(1人1時間程度)。卒業証明書と成績証明書を持参
採用内定第3次選考のあとに通知
[2]

この流れは、2024年10月掲載の要項(2025年4月1日採用)でも同じです。面接は1人1時間程度と長めに時間がとられていて、書類だけでなく、話をじっくり聞く選考だといえます。2024年8月掲載の教務課の要項では、第1次選考で「これまでの仕事の経験(実績や成果)を、敬和学園大学の職員として働くにあたってどのように活かしていきたいか、800字程度で記述してください。」という課題の提出も求めていました。[2] [4] [5]

配属は適性で決まる[2]

2025年7月掲載の要項は、採用部署を総務・教務・広報入試・キャリアサポートの4つの分野に分けて示し、「配属先は、適性によって判断します。」と書いています。一方、2025年6月掲載の要項は広報入試課と部署を決めた募集でした。部署を決めた募集と、決めない募集の両方があります。[2] [3]

任期付の職員から専任への登用もある[5]

2024年8月掲載の教務課の募集は「任期付専任職員」で、任期は2025年1月1日から2026年3月31日まででした。要項には「任期満了後、勤務状況等を評価の上、正規の専任職員として登用の可能性があります。」と書かれ、過去5年間の登用実績は5名とされています。この募集は企業等で2年以上の勤務経験を応募条件にしていて、新卒の募集ではありません。[5]

職員の仕事。総務・教務・広報入試・キャリアサポート

職員紹介や部署紹介のページはありません。公募要項に書かれている仕事を並べます。2025年7月掲載の要項は、採用部署と職務内容を「大学運営に関わる業務」とし、次の4分野を挙げています。[2]

2025年7月掲載の要項にある採用部署と職務内容
分野職務内容
総務経理・人事・労務・施設管理等
教務授業運営・学籍管理・成績管理・奨学金・学生支援・地域連携等
広報入試入試業務・学生募集・広報等
キャリアサポートキャリア教育、就職活動支援等
[2]

2025年6月掲載の広報入試課の要項は、仕事をさらに具体的に書いています。入試戦略の立案、高校への訪問、オープンキャンパスや進路相談会での広報活動などの学生募集の業務、入試の実施、パンフレットの作成、ホームページやSNSなどのWeb関連の業務です。[3]

2024年8月掲載の教務課の要項には、学生生活指導と学生相談、奨学金事務、課外活動支援、国際交流、学生寮の管理運営、学籍管理、カリキュラム編成、履修登録・修学指導、試験実施と成績管理、地域貢献活動、窓口業務などが並んでいます。小さな大学なので、1つの課が受け持つ仕事の幅が広いことが読み取れます。[5]

2026年度の学科改組と職員の仕事[7] [6]

大学は2026年4月から、人文学部の英語文化コミュニケーション学科・国際文化学科・共生社会学科の学生募集を停止し、人文学部国際教養学科の1学科に改組しました。文部科学大臣あての報告書は、募集停止の理由を、3学科を改組転換して国際教養学科を設置するためと書いています。大学そのものの募集停止ではありません。[7]

2025年度事業報告書によると、職員は改組に向けて学生便覧や演習のハンドブックの改訂版を作り、学生情報管理システムの入れ替えも行いました。国際教養学科の2026年4月の入学者は148名で、前年度から大きく回復したものの入学定員の170名には届かなかったと書かれています。学生募集は、これからも事務局の大きな仕事です。[6]

研修[6]

2025年度は、事務職員研修会として「生成AI基礎演習」を開き、職員33名が参加しました。高校と大学の合同のSD研修会も開かれ、理事と大学・高校の教職員110名が参加しています。[6]

応募できる条件と待遇。2025年7月掲載の要項より

新卒向けの募集が出ていないため、2026年9月27日時点で有効な応募条件はありません。参考として、いちばん新しい2025年7月掲載の事務職員公募要項の条件を並べます。年度途中の採用の募集で、4月採用の新卒向けの条件ではありません。[1] [2]

敬和学園大学 事務職員(専任職員)公募要項の条件(2025年7月18日掲載)
項目内容
職種・人数大学事務職員(専任職員)1名
採用日2025年11月1日から2026年1月1日(試用期間6か月、採用日は応相談)
学歴大学卒以上
そのほかの条件ワード・エクセルの基本操作、普通自動車運転免許(AT限定可)の取得または取得見込み、35歳以下
勤務地敬和学園大学(新発田市富塚1270番地)
就業時間8時30分から17時(休憩60分)、時間外勤務あり
休日週休2日(土・日)と祝日。授業・入試・大学行事で休日出勤あり(振替休日)。2025年度の年間休日は127日
基本給190,000円から250,000円(学園の規定による)
賞与6月・12月、年1.6か月(予定)。経営状況により変更の場合あり
手当・保険住宅手当・家族手当など、交通費、私学共済・雇用保険・労災保険、勤続1年以上で退職金
定年65歳
[2]

要項には「試用期間中も正規専任職員と同待遇。試用期間は勤続期間に算入する。」とも書かれています。[2]

要項ごとに違う条件[2] [4]

同じ専任職員の募集でも、掲載時期によって条件が違います。2024年10月掲載の要項(2025年4月1日採用)は、年齢を40歳未満、2024年度の年間休日を125日、賞与を年計3.5か月(予定)としていました。2025年7月掲載の要項では、年齢が35歳以下、年間休日が127日、賞与が年1.6か月(予定)です。基本給の幅はどちらも190,000円から250,000円です。[4] [2]

2025年度事業報告書は、財政について、2025年4月の入学者が大幅に定員を割り込んだため、予算編成の段階で人件費を含む支出削減案を策定したと書いています。待遇は年度と法人の財政で変わるので、募集が出たときの要項で必ず確かめてください。[6]

働き方の制度[8]

学校法人敬和学園の一般事業主行動計画(2022年4月1日から2027年3月31日まで)は、男性の育児休業取得率の低さを課題に挙げ、女性の取得率100%の維持と、男性の取得率を当時の16%から30%以上にすることを目標にしています。2022年3月時点で、常勤教職員に占める女性の割合は45.3%、職員では50.7%でした。[8]

募集の時期。直近3回の事務職員の公募

2026年9月27日時点で、「採用情報(職員)」に並ぶ事務職員の公募要項は、いちばん新しいものが2025年7月18日掲載です。公式サイトに残る直近の事務職員(専任・任期付専任)の募集を、年度つきで並べます。[1]

公式サイトに残る事務職員の公募(掲載日順)
掲載日募集採用日応募締切
2025年7月18日事務職員(専任職員)1名2025年11月1日〜2026年1月1日2025年8月22日
2025年6月26日事務職員(広報入試課・専任職員)1名2025年9月1日2025年7月4日
2024年10月7日事務職員(専任職員)1名2025年4月1日2024年11月19日
2024年8月8日事務職員(教務課・任期付専任職員)1名2025年1月1日2024年9月2日
[1] [2] [3] [4] [5]

2025年に掲載された2件は、どちらも採用日が年度の途中です。2024年10月掲載の募集は2025年4月1日採用でしたが、書類選考で職務経歴書を求めていて、新卒を対象にした募集とは書かれていません。大学卒業見込みで応募できるかどうかは、どの要項にも書かれていません。[2] [3] [4]

同じ一覧には、図書館職員やスクールバス運転手の臨時職員、医務室や学生支援センターのパート・非常勤職員の募集も並んでいます。これらは新卒の専任職員の募集ではありません。[1]

次の募集がいつ出るかは、公式サイトには書かれていません。この記事でも推測で書きません。「採用情報(職員)」のページを定期的に確かめ、わからないことは問い合わせ先の総務課総務係に尋ねてください。[1] [2]

公開されている数字。学生557名、大学の専任職員22名

数字は、学校法人敬和学園が2025年度事業報告書で公表しているものだけを並べます。[6]

学校法人敬和学園の教職員数(2025年5月1日現在・2025年度事業報告書より)
区分法人大学高等学校
専任職員2名22名17名
嘱託職員―2名10名
臨時職員―4名4名
非常勤職員―9名―
職員の合計2名37名31名
教員の合計(非常勤講師を含む)―89名47名
[6]

大学の人文学部の在籍者は557名で、収容定員の720名に対する充足率は77.4%です(2025年5月1日現在)。充足率は2021年度の105.7%から毎年下がっています。外国人留学生は34名です。2025年度は139名が卒業し、就職を希望する学生を分母とした就職率は98.2%でした。[6]

学生557名に対して、大学の専任職員は22名です。単純に割ると、専任職員1人あたり25人ほどの学生になります。[6]

30日でやること。募集が出たときにすぐ動ける準備

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。[1]

  1. 1〜3日目:「採用情報(職員)」のページをブックマークし、2025年7月18日より新しい事務職員の公募要項が出ていないかを確かめる
  2. 4〜7日目:大学案内の「敬和学園大学とは」を読み、キリスト教主義教育とリベラルアーツについて、自分の言葉で説明できるようにする
  3. 8〜14日目:求める職員像の資質2つ・能力2つを書き写し、それぞれに当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
  4. 15〜21日目:2026年度の国際教養学科への改組と、学生募集の状況を事業報告書で読み、職員として何に関わりたいかをまとめる
  5. 22〜30日目:1人1時間程度の面接を2回受ける前提で、800字程度の課題が出ても書けるように、志望動機を文章にしておく。普通自動車運転免許が条件に入っているので、持っていなければ取得の計画を立てる
[1] [9] [7] [6] [2] [5]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。新潟県新発田市で30年あまり続くキリスト教主義の大学であること、少人数の事務局が学生募集から寮の運営まで幅広く担っていること、2026年度に学科を1つにまとめて学び直しを始めたこと。これらは大学が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。[9] [5] [6]

採用の条件・日程・待遇は、募集が出た年度の要項で必ず確かめてください。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 敬和学園大学 採用情報(職員)確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の表示。職員公募の案内文、敬和学園大学が求める職員像(資質・能力)、公募要項の一覧(最新の事務職員公募要項は2025年7月18日掲載。臨時職員・パート・非常勤職員の募集を含む)
  2. 敬和学園大学 事務職員公募要項(2025年7月18日掲載)確認日:2026-09-27 / 大学事務職員(専任職員)1名。採用年月日(2025年11月1日〜2026年1月1日)、採用部署と職務内容、応募条件、求める職員像、勤務地、就業時間、休日(2025年度年間休日127日)、待遇、定年、3段階の選考と日程(応募締切2025年8月22日)、書類提出先
  3. 敬和学園大学 事務職員(広報入試課)公募要項(2025年6月26日掲載)確認日:2026-09-27 / 大学事務職員(専任職員)1名。採用年月日2025年9月1日、広報入試課の職務内容、応募条件、待遇、選考と日程(応募締切2025年7月4日)
  4. 敬和学園大学 事務職員公募要項(2024年10月7日掲載)確認日:2026-09-27 / 大学事務職員(専任職員)1名。採用年月日2025年4月1日、業務内容、応募条件(40歳未満、過去の応募者は不可)、2024年度年間休日125日、賞与年計3.5か月(予定)、選考と日程(応募締切2024年11月19日)
  5. 敬和学園大学 事務職員(教務課)公募要項(2024年8月8日掲載)確認日:2026-09-27 / 大学事務職員(任期付専任職員)1名。任期2025年1月1日〜2026年3月31日、正規の専任職員への登用の可能性と過去5年間の登用実績、教務課の業務内容、企業等で2年以上の勤務経験、800字程度の課題、選考と日程
  6. 学校法人敬和学園 2025年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の概要、沿革、学部・学科の入学定員・収容定員・在学者数(2025年5月1日現在)、収容定員充足率、教職員数(2025年5月1日現在)、中期計画の進捗、教学・就職・広報入試・財政、教員・職員研修会
  7. 敬和学園大学 人文学部英語文化コミュニケーション学科、国際文化学科及び共生社会学科の学生募集停止について(報告)確認日:2026-09-27 / 令和7年12月12日付の文部科学大臣あて報告。募集停止する学科と定員、入学する者がいなくなる最初の年度(令和8年度)、理由(国際教養学科への改組転換)
  8. 学校法人敬和学園 一般事業主行動計画(次世代法・女性活躍推進法)確認日:2026-09-27 / 計画期間2022年4月1日〜2027年3月31日、育児休業取得率の目標、女性活用の現状(2022年3月時点)
  9. 敬和学園大学 大学案内(敬和学園大学とは)確認日:2026-09-27 / 大学の紹介、2026年度の国際教養学科設置、リベラルアーツ教育とキリスト教主義教育、敬和の名前の意味、沿革