どの大学の卒業生が敬愛大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として敬愛大学(学校法人千葉敬愛学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​‌​​​​‌​‌‌‌​‌​‌​‌‌​‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌​​‌​‌​‌​​​​​‌​​​​​​​​​‌​​‌‌‌​‌​‌‌‌

表に入れなかった行[8]

明治大学が公表している2024年度(2024年9月・2025年3月)卒業・修了者の主な就職先には、経営学研究科の就職先の欄に、学校法人千葉敬愛学園の敬愛大学が1名載っています。数字は博士後期課程の欄に入っています。大学院の修了者の行は、教員・研究員として就職したのか事務職員として就職したのかを見分けられないため、この記事では職員の出身大学の表には入れていません。[8]

法人は職員の出身大学を公表していない[1] [2]

学校法人千葉敬愛学園のサイトにも敬愛大学のサイトにも、職員紹介や先輩職員の声のページは見当たりませんでした。職員の出身大学・学部・前職は公表されていません。法人が公表している職員の情報は、人数・男女の構成・残業時間などの数字で、次の節以降で紹介します。[1] [2]

法人が職員と組織について書いていること

敬愛大学の職員募集の要項は公開されていないため、求める人物像を直接書いた文章はありません。そのかわり、法人は中期計画と行動計画で、教職員と組織についての考えを公表しています。[3] [2]

中期計画2029の「人と組織」[3]

中期計画2029(2025年度から2029年度)は、8つの取組分野の1つに「人と組織」を置いています。学校法人部門の計画では、働く人が成長し、それを生かせる組織を目指して、教職員一人ひとりの能力の向上と、教員と職員が一緒に取り組む教職協働を進める仕組みをつくるとしています。そのうえで「強靭で働きがいのある組織づくり」に取り組むと書いています。[3]

具体的な計画としては、適正な人事配置、FD・SD(教職員の能力開発の取り組み)の推進、会議体・委員会の効率化、生成AIを活用した業務の効率化を挙げ、あわせて働き方改革への対応と、防災・危機管理の体制づくりを掲げています。主な計画の一覧には「教職員が活躍する働きやすい組織作り」という項目もあります。[3]

法人が自分で書いている課題[2]

女性活躍推進法にもとづく行動計画(2026年4月から5年間)では、法人自身が職場の課題を3つ挙げています。1つ目は「採用や勤続年数、労働時間等、勤務状況について大きな男女差は見られないが、管理職に占める女性の割合が低い。」こと。2つ目は、管理職の登用が上長や所属長の判断によるところが大きく、女性職員を積極的に登用するための人事評価の仕組みがないこと。3つ目は、昇進意欲や貢献意欲を引き出す取り組みが乏しく、体系的な育成体制ができていないことです。[2]

これに対して法人は、管理職に占める女性教職員の割合を30%以上にすること、業務・マネジメント能力を高める研修の受講率を男女とも80%以上にすることを目標にしています。管理職に求める能力を明確にし、人事評価の項目を見直し、職種とキャリア段階に合わせた研修体系をつくる計画です。[2]

建学の精神[5] [3]

法人の建学の精神は「敬天愛人」です。中期計画では、敬愛大学の教育の柱として、この建学の精神にもとづく自校教育を進めるとしています。職員の志望動機を考えるときも、この言葉を法人がどう使っているかを確かめておくと、話の土台がそろいます。[3]

採用の仕組み。学校法人千葉敬愛学園が採用するが、流れは公開されていない

敬愛大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人千葉敬愛学園が職員を採用します。法人のサイトには「公募情報」というページがあり、教員・職員の募集はここに載る作りになっています。[1] [4]

2026年9月28日時点で、このページに載っている募集は、敬愛短期大学附属幼稚園の臨時教諭の募集1件だけでした。事務職員の募集、新卒向けの募集要項、選考の流れ(書類選考・筆記試験・面接の回数など)は掲載されていません。[1]

確かめた場所[1]

  • 学校法人千葉敬愛学園のサイトのトップ、公募情報ページ、サイトマップ
  • 敬愛大学のサイトのトップと、大学概要・情報公開のページ(大学のサイトにある「求人申し込みについて」は、企業が学生向けの求人を出すためのページで、職員募集ではありません)
  • 同じ法人の敬愛短期大学、千葉敬愛高等学校、敬愛学園高等学校、敬愛短期大学附属幼稚園のサイトのトップ(採用・求人のリンクは見当たらない)
[1]

どの場所にも、事務職員の新卒募集や、過去の職員募集の要項は残っていませんでした。いつ、どんな選考で職員を採っているのかは、公式サイトからは分かりません。[1]

職員の仕事と働く場所。大学・短大・高校2校・こども園を持つ法人

学校法人千葉敬愛学園は、敬愛大学のほかに、敬愛短期大学、千葉敬愛高等学校、敬愛学園高等学校、認定こども園敬愛短期大学附属幼稚園を設置しています。系列の学校法人長戸路学園には、敬愛大学八日市場高等学校と横芝敬愛高等学校があります。[4]

学校法人千葉敬愛学園が設置する学校(役員・組織のページより)
学校学部・学科など
敬愛大学経済学部(経済学科、経営学科)、国際学部(国際学科)、教育学部(こども教育学科)、情報マネジメント学部(情報マネジメント学科)
敬愛短期大学現代子ども学科
千葉敬愛高等学校―
敬愛学園高等学校―
認定こども園 敬愛短期大学附属幼稚園―
[4]

法人の職員がどの学校に配属されるのか、学校をまたいだ異動があるのかは、公式サイトには書かれていません。ただ、法人が公表している職員の数字は、大学だけでなく法人全体の教職員をまとめたものです。大学の事務局だけで働くと決まっているわけではない可能性を、頭に入れておくとよいでしょう。[2]

中期計画から見える大学の仕事[3]

中期計画2029の敬愛大学の部分には、職員が関わる仕事が多く並んでいます。学生の確保では、高校訪問・オープンキャンパス・模擬授業・学校説明会の募集活動を立て直し、年内入試を重視した制度改革を行うとしています。就職支援では、教職協働による総合的な就職支援体制をつくり、学生の希望に合う就職先企業を全学で開拓するとしています。[3]

研究では、競争的資金の情報を集めて教員に提供する研究支援体制を整え、外部資金の獲得実績を上げることを掲げています。地域連携では、大学・短大・高校が同じキャンパスにある強みを生かして、地域との交流拠点となる組織の機能を強めるとしています。入試・広報、キャリア支援、研究支援、地域連携は、いずれも大学職員の代表的な仕事です。[3]

これまでの取り組み[3] [5]

中期計画には前の計画期間の成果も書かれています。人事・組織運営の分野では、2020年度に事務職員を対象に出退勤管理システムを導入したこと、2023年度に大学・短期大学の新教育棟が完成し、2024年4月から使い始めたことが挙げられています。2025年4月には敬愛大学に情報マネジメント学部が新設されました。[3] [5]

応募できる条件と待遇。公表されているのは働き方の数字

新卒向けの応募資格・初任給・勤務時間・休日・採用予定数は、2026年9月28日時点の公式サイトには公開されていません。そのかわり、法人は一般事業主行動計画のページで、教職員の人数や残業時間などを公表しています。[1] [2]

学校法人千葉敬愛学園の労働者の構成(2026年4月1日)
区分女性男性計女性の割合
正規(事務職員)32437542.7%
非正規(事務職員)3694580.0%
正規(教育職員)6114120230.2%
非正規(教育職員)8211619841.4%
計21130952040.6%
[2]
1か月あたりの平均残業時間(2025年度)
区分時間
正規(事務職員)8.9
非正規(事務職員)3.6
正規(教育職員)3.7
非正規(教育職員)1.1
全体4.7
[2]

正規の事務職員は75名で、残業は月平均8.9時間です。次世代育成支援対策推進法にもとづく行動計画(2025年4月から10年間)では、事務職員の所定外労働時間を、2024年度を基準に毎年3%以上減らすことを目標にしています。対策として「事務職員の所定外労働の実態把握・原因の分析」、ノー残業デーの導入の検討、管理職向けの労働時間管理の研修などを挙げています。[2]

そのほかに公表されている数字
項目内容
男性の育児休業等の取得2名、取得割合100.0%(2025年度)
育児短時間勤務の取得者3名(2025年度)
事務職員の管理職16名のうち女性2名、12.5%(2026年4月1日)
男女の賃金の差異(専任教職員)男性の賃金に対する女性の賃金の割合 90.8%(2025年度)
育児休業の目標男性の取得率25%以上、女性の取得率90%以上(計画期間中)
[2]

募集の時期。いまは職員の公募が出ていない

2026年9月28日時点で、学校法人千葉敬愛学園の公募情報ページに事務職員の募集は載っていません。載っているのは附属幼稚園の臨時教諭の募集だけです。法人のサイトにも大学のサイトにも、過去の職員募集の要項や日程は残っていないため、何月ごろに募集が出るのかは公式の情報からは分かりません。この記事では推測で書きません。[1]

公式サイトで確かめられること(2026年9月28日時点)
項目状況
事務職員の新卒募集掲載なし
公募情報ページの掲載敬愛短期大学附属幼稚園の臨時教諭の募集1件
過去の職員募集の要項掲載なし
選考の流れ・応募資格・初任給掲載なし
職員の人数・残業時間一般事業主行動計画のページで公表
[1] [2]

募集が出るとすれば、まず法人の公募情報ページに載ると考えられます。ページのアドレスを控えておき、月に1回は開いて確かめる習慣をつけておくと、見逃しを防げます。[1]

公開されている数字。4学部、専任教員68名

大学の規模は、敬愛大学が教育情報の公開ページで出している教員数から分かります。[6]

敬愛大学の専任教員数(2026年5月1日現在・教育情報の公開より)
学部専任教員数専任教員1人あたり学生数非常勤講師数
経済学部3035.2356
国際学部1132.3619
教育学部1522.2721
情報マネジメント学部126.833
合計6826.6499
[6]

情報マネジメント学部は2025年4月に設置された新しい学部で、まだ学年がそろっていないため、教員1人あたりの学生数が小さくなっています。[6] [5]

法人と大学のあゆみ[5]

法人の歴史は、1926年4月の財団法人関東中学校の設置認可から始まります。1966年1月に学校法人名を千葉敬愛学園と改め、同じときに千葉敬愛経済大学の設置が認可されました。この大学が1987年12月に敬愛大学と名前を改めています。その後、国際学部(1996年に国際協力学科を設置認可)、経済学部経営学科(2013年)、教育学部(2021年)、情報マネジメント学部(2025年)と学部・学科を増やしてきました。[5]

卒業生の就職の数字[7]

敬愛大学は、2026年3月卒業生(日本人学生)の就職希望率を316人÷331人、就職内定率を311人÷316人と公表し、内定率は12年連続で97%を超えたとしています。大学職員は学生の就職を支える側でもあるので、こうした数字を大学がどう打ち出しているかは、仕事の中身を知る手がかりになります。[7]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用予定数、応募者数、選考の倍率、職員の出身大学、初任給は、公式サイトには見当たりませんでした。[1] [2]

30日でやること。募集が見えない間にできる準備

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:学校法人千葉敬愛学園の公募情報ページをブックマークし、いまの掲載を確かめる。以後は月に1回開く
  2. 4〜7日目:中期計画2029の学校法人部門と敬愛大学の部分を読み、入試・広報、就職支援、研究支援、地域連携のうち、自分が関わりたい仕事を1つ選ぶ
  3. 8〜14日目:一般事業主行動計画のページを読み、法人が挙げている3つの課題と目標を書き写す。自分の経験から、研修や組織づくりにどう関われるかを考える
  4. 15〜21日目:建学の精神「敬天愛人」と、大学・短大・高校・こども園がそろう法人の構成を調べ、大学以外の学校で働く可能性も含めて志望理由を考える
  5. 22〜30日目:敬愛大学の募集が見えない間も、千葉県内のほかの大学の職員採用を並行して調べ、応募の時期を逃さないようにする
[1] [3] [2] [4]

志望動機は、法人が自分で書いている言葉から組み立てるのが確実です。教職協働を進める仕組みづくり、生成AIを使った業務の効率化、女性の管理職登用と研修の体系づくり。法人が課題として公表していることに、自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学校法人千葉敬愛学園 公募情報確認日:2026-09-27 / 公募情報の掲載は敬愛短期大学附属幼稚園の臨時教諭募集1件のみ(2026年9月28日確認)。あわせて確かめた場所:法人トップ https://gakuen.u-keiai.ac.jp/ とサイトマップ https://gakuen.u-keiai.ac.jp/sitemap.html 、敬愛大学トップ https://www.u-keiai.ac.jp/ と求人申し込みについて https://www.u-keiai.ac.jp/aboutcareer/recruite/ (企業向け)、敬愛短期大学 https://www.chibakeiai.ac.jp/ 、千葉敬愛高等学校 https://www.keiai.ed.jp/ 、敬愛学園高等学校 https://www.hs-keiai.ac.jp/ 、附属幼稚園 https://kg.chibakeiai.ac.jp/ (いずれも職員の募集なし)
  2. 学校法人千葉敬愛学園 一般事業主行動計画確認日:2026-09-28 / 次世代育成支援対策推進法の行動計画(令和7年4月から10年間、事務職員の所定外労働時間の削減)、女性活躍推進法の行動計画(令和8年4月から5年間、課題と目標)、男性の育児休業等の取得(令和7年度)、男女の賃金の差異(令和7年度)、管理職に占める女性の割合と労働者に占める女性の割合(令和8年4月1日)、平均残業時間(令和7年度)
  3. 学校法人千葉敬愛学園 中期計画2029確認日:2026-09-28 / 中期計画2029(2025年度から2029年度)。経営環境、8つの取組分野、敬愛大学の計画(広報・募集、教育、就職支援、研究、地域連携)、学校法人部門の「人と組織」、中期計画’24の取組の成果(事務職員の出退勤管理システム導入、新教育棟)
  4. 学校法人千葉敬愛学園 役員・組織確認日:2026-09-28 / 設置校(敬愛大学の4学部、敬愛短期大学、千葉敬愛高等学校、敬愛学園高等学校、認定こども園)、系列の学校法人長戸路学園、役員数(令和8年4月1日現在)
  5. 学校法人千葉敬愛学園 沿革確認日:2026-09-28 / 1926年の財団法人関東中学校設置認可から、1966年の学校法人名変更と千葉敬愛経済大学設置認可、1987年の敬愛大学への改称、2021年の教育学部、2025年の情報マネジメント学部設置まで
  6. 敬愛大学 教育情報の公開確認日:2026-09-28 / 教育研究上の目的、教員数・教員一人当たり学生数・非常勤講師数(令和8年5月1日現在)
  7. 敬愛大学 数字でみる敬愛大学確認日:2026-09-28 / 就職希望率・就職内定率(2026年3月卒業、日本人学生)
  8. 明治大学 主な就職先(2024年度)確認日:2026-09-27 / 2024年度(2024年9月・2025年3月)卒業・修了者の主な就職先。親ページ https://www.meiji.ac.jp/shushoku/date.html の2024年度の欄からリンク。経営学研究科 就職先の欄(博士後期)に(学)千葉敬愛学園 敬愛大学 1名(大学院修了者の行のため表に入れない)