どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる
この会社は採用実績校の一覧を採用サイトに載せていません。そこで、大学の側が公表している進路資料を1件ずつ当たりました。社名を確認できたのは次の4大学です。都市デザインや土木の学科に加えて、地球圏科学科や地理学科の欄にも社名があります。[1] [2] [3] [4]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 人数と対象年度 |
|---|---|---|
| 愛知工業大学 土木工学科 | 主な進路・就職先一覧(土木工学科)に「川崎地質株式会社」 | 人数の記載なし/2026年3月卒 |
| 大阪工業大学 工学部 都市デザイン工学科 | 都市デザイン工学科の主な就職先の欄に「川崎地質」 | 人数の記載なし/2023年度-2025年度 |
| 福岡大学 理学部 地球圏科学科 | 学部別の主な就職先の理学部(大学院を含む)地球圏科学科の欄に「川崎地質(株)」 | 人数の記載なし/令和7年度(令和8年3月31日現在) |
| 立正大学 地球環境科学部 地理学科 | 地理学科 主な就職先(令和7年度卒業者)に「川崎地質株式会社」 | 人数の記載なし/令和7年度卒業者 |
会社が募集要項に書いていること
応募資格は「2027年3月に高等専門学校、大学、大学院を卒業見込みの者」で、あわせて2025年3月〜2026年3月に卒業した人も対象です。技術職の募集は全学部全学科で10~15名程度、営業職・業務職(総務・人事・経理)は全学部学科で若干名です。[6]
技術職の業務内容は、地質調査(地表地質踏査、ボーリング調査、原位置試験、室内土質・岩石試験、物理探査など)、地盤・地下水解析、土木設計、環境調査、GIS、リモートセンシング、機器開発などです。道路や河川の工事の前に地面の中がどうなっているかを調べ、安全に造るための設計につなげる仕事です。[6]
応募前に確認したい募集条件・選考と入社後の制度
大学・学部・専攻を問わない
よくある質問には「大学・学部・専攻を問いませんので、是非チャレンジしてください。」とあります。応募資格も、高等専門学校・大学・大学院の卒業見込みの人と、卒業した人です。どの大学かは、募集要項の条件に入っていません。[6] [7]
資格を取るための指導がある
公式の募集要項は技術士、RCCM、地質調査技士、コンクリート診断士などの資格取得指導を紹介しています。FAQには、全職種の新入社員が参加する現場見学や調査技術の集合研修、配属先でのOJT係による支援が書かれています。資格取得支援と応募時の条件を区別して、学びたい内容を確認できます。[6] [7]
住まいの費用を会社が持つ
福利厚生には、新卒者の住宅借上の諸費用を会社が負担すると書かれています(採用後2年、自宅通勤者は除く)。全国の事業所に配属される会社なので、地元を離れる人の負担を小さくする制度です。[6]
希望地への配属に配慮する
配属について、よくある質問には「当社業務は全国規模で行っていますので、配属先は本社を含め、各地の支社支店となりますが、可能な限り希望地への配属となるよう配慮しております。」と書かれています。[7]
公開されている条件と待遇
新卒採用情報に書かれている条件を並べます。[6]
| 項目 | 公開されている内容 |
|---|---|
| 応募資格 | 2027年3月に高等専門学校・大学・大学院を卒業見込みの人、2025年3月〜2026年3月に卒業した人 |
| 募集職種 | 技術職(全学部全学科、10~15名程度)、営業職・業務職(全学部学科、若干名) |
| 初任給 | 総合職 高専卒239,000円、大学卒255,000円、修士修了267,000円(2026年4月実績) |
| 昇給・賞与 | 昇給は年1回(4月)。賞与は年2回(会社業績に応じて支給) |
| 勤務地 | 本社・関東支社(東京都港区)と、札幌・仙台・新潟・名古屋・大阪・岡山・松山・博多の事業所 |
| 勤務時間 | 9:00〜17:30(実働7時間30分) |
| 休日 | 完全週休2日制(土曜日・日曜日)、国民の祝日、年末年始休日、夏期休日など |
| 福利厚生 | 組合健保、厚生年金、企業年金基金、新卒者住宅借上諸費用会社負担(採用後2年)、通勤交通費全額支給、退職金制度、社員持株会など |
会社の規模と、何をしている会社なのか
新卒採用ページとFAQから、業務と育成の規模を確認します。[6] [7]
| 項目 | 確認した内容 |
|---|---|
| 技術職の募集予定 | 10〜15名程度。2027年卒の募集要項 |
| 営業職・業務職 | 若干名。全学部学科から募集 |
| 技術業務 | 地質調査、地盤・地下水解析、土木設計、環境調査、GISなど |
| 勤務先 | 本社・関東支社と全国の事業所。希望地は可能な限り配慮 |
何をしている会社かは、技術職の業務内容に表れています。地面の下の地層や地下水を調べ、その結果をもとに土木の設計や防災の計画を立てる仕事です。道路、橋、河川、斜面など、社会のインフラを安全に造り、守るための最初の段階を担っています。[6]
応募する前に知っておいたほうがいいこと
都合のいいことだけを書いても役に立たないので、条件として重いものと、この記事で確かめられなかったことを並べます。
- 配属先は本社を含む全国の支社支店で、希望地への配属は可能な限り配慮するという書き方である
- 技術職は、野外で地面を調べる仕事や、現場での試験を含む
- 営業職・業務職の募集は若干名である
- 選考の流れ(面接の回数など)は、確認した範囲では段階ごとに書かれていなかった
- 採用実績校の一覧は採用サイトに載っていなかった。この記事の4大学は、会社側ではなく大学側の資料から集めたものである
大学・学部・専攻を問わず、文系出身の技術者もいると会社が書いている会社です。ただ、配属は全国で、野外の仕事もあります。その働き方を自分が続けられるかを、応募の前に考えてください。[6] [7]
30日でやること。大学名では動かない部分から埋める
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:地質調査とは何をする仕事なのかを調べる。ボーリング調査や物理探査の言葉の意味を知っておく
- 4〜7日目:技術職と営業職・業務職のどちらを受けるかを考える。募集人数が大きく違う
- 8〜12日目:自分の住む地域のハザードマップを見てみる。地面の下の情報が、防災にどう使われているかが分かる
- 13〜17日目:働きたい事業所を考える。本社のほか、札幌から博多まで8つの事業所がある
- 18〜22日目:野外で何かを調べたり、根気よく作業を続けたりした経験を書き出す
- 23〜26日目:面接の練習をする。会社は物事を様々な角度から見る視点や探求心を大切にしていると書いている
- 27〜30日目:面接で聞くことを決める。選考の流れと、最初の配属先の決め方を聞いておく
志望動機では、地質調査や地盤・地下水解析など、公式の募集要項にある業務と自分の関心をつなげます。たとえば授業で調査方法を比較した経験があるなら、なぜその方法を選び、どんな限界があったかを説明できます。社会インフラへの関心を、具体的な学びや行動の言葉にする準備です。[6]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。文系から技術職を受けてよいか迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 大阪工業大学 就職状況一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / PDF。工学部 都市デザイン工学科のページの主な就職先(2023年度-2025年度)に川崎地質
- 愛知工業大学 主な進路・就職先一覧(土木工学科)(PDF)確認日:2026-09-10 / PDF。2026年3月卒の土木工学科の主な進路・就職先一覧に川崎地質株式会社。専攻が横に並ぶ表のため、専攻は書いていない
- 福岡大学 就職データ確認日:2026-09-10 / 令和7年度の学部別の主な就職先の理学部(大学院を含む)地球圏科学科の欄に川崎地質(株)
- 立正大学 地球環境科学部 主な就職先(令和7年度卒業者)確認日:2026-09-10 / 地理学科 主な就職先(令和7年度卒業者)に川崎地質株式会社
- 大阪工業大学 就職状況一覧[大学院](PDF)確認日:2026-09-10 / PDF。川崎地質の記載があるが、段組みのため、どの専攻の欄かを機械で確定できなかった。この記事の表には入れていない
- 川崎地質 新卒採用情報確認日:2026-09-11 / 応募資格、募集職種と人数、業務内容、初任給、賞与、昇給、勤務地、勤務時間、休日・休暇、福利厚生、教育・研修
- 川崎地質 よくあるご質問確認日:2026-09-11 / 文系出身の技術者がいること、大学・学部・専攻を問わないこと、配属への配慮、内々定後の流れ、男女比、残業時間