どの大学の卒業生がかなざわ食マネジメント専門職大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先としてかなざわ食マネジメント専門職大学(学校法人国際ビジネス学院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表していること[2] [3]
かなざわ食マネジメント専門職大学は、事務職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声を載せたページも、公式サイトには見当たりません。公表されているのは、職員の人数と、採用の決め方です。[1] [2] [3]
- 大学の専任職員:3人(2025年5月1日現在。令和7年度事業報告書の教職員の概要)
- 大学の事務を担当する専任職員の内訳:事務局長1人、事務員2人(令和6年度自己点検・評価書)
- 法人の専任職員の平均年齢:40.1歳(2025年5月1日現在)
- 令和7年度に法人が新たに雇用した事務職員:1名
- 事務職員の採用の決め方:採用計画に基づき法人人事部が中心となって実施し、採用の可否は理事長が決定
- 職員の出身大学・学部:公表なし
出身大学で有利不利が決まるかどうかは、公表されている資料からは分かりません。採用面接で何を確かめるかは書かれていて、それは次の節で引用します。[3]
法人が職員の採用と働き方について書いていること(引用)
採用情報のページには、職員の求める人物像は書かれていません。職員の採用についてまとまって書いているのは、大学が2025年8月にまとめた令和6(2024)年度の自己点検・評価書です。[1] [3]
自己点検・評価書は、事務職員の採用について、候補者を決める段階で人事担当理事が採用面接を行い、「業務における責任感や使命感、教育的熱意等」、業務を行ううえで必要な資質能力を身に付けた人材かどうかを確かめると書いています。事務職員にも教育的熱意を求めているのが、この法人の書き方の特徴です。[3]
大学の事務職員の位置づけ[3]
同じ評価書は、大学の各種委員会を教員だけでなく事務職員も正式な委員として構成し、議事録や委員会資料の取りまとめを担っていると説明しています。入学者選抜について審議する委員会も、基幹教員と事務職員で構成されています。修学支援の具体的な支援は一般の事務職員が行っている、とも書かれています。少人数の事務局なので、1人の職員が教学の会議にも深く関わる形です。[3]
建学の精神と教育目標[7]
大学の建学の精神は「専門産業の発展に貢献できる職業人の育成」です。教育目標には、新たな価値を生み出す「創造力」、組織を動かす「経営力」、変化を読み取る「情報力」を身につけることが挙げられています。職員として働くなら、この目標を学生に届ける側に立つことになります。[7]
法人が職員の働き方について書いていること[2]
令和7年度事業報告書は、課題として「業務量の増加に対して人員配置の最適化が必要である。」と書き、今後の方針として「職員の業務負担を平準化し、研修機会を拡充することで人材育成を推進する。」と書いています。人手に余裕のある職場ではないことを、法人自身が認めている書き方です。[2]
採用の仕組み。法人人事部が中心となり、理事長が決める
かなざわ食マネジメント専門職大学を設置しているのは、学校法人国際ビジネス学院です。沿革によると、法人は2004年12月に設立され、2020年10月に文部科学省から大学の設置認可を受け、2021年4月に大学が開学しました。[6]
採用情報のページの今の表示[1]
2026年9月27日時点の採用情報のページは、職種を3つに分けています。大学教員の欄には助手(家政系)の募集が1件あり、「適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。」と書かれています。大学職員の欄は「現在、大学職員の募集はありません。」、その他の欄も「現在、募集はありません。」です。[1]
事務職員の採用の手順[3]
令和6年度の自己点検・評価書は、事務職員の採用を次の順で行うと書いています。[3]
| 段階 | 書かれている内容 |
|---|---|
| 採用計画 | 採用計画に基づき、法人人事部を中心に実施する |
| 候補者の決定 | 学校法人国際ビジネス学院就業規則に則り、候補者を決定する |
| 採用面接 | 人事担当理事が、業務への責任感・使命感・教育的熱意等を採用面接で確認する |
| 採用の決定 | 採用申請を経て、最終的に採用の可否は理事長が決定する |
| 昇格 | 人事担当理事による面談を経て審査し、昇格の可否は理事長が決定する |
書類選考、筆記試験、適性検査があるかどうか、面接が何回あるかは書かれていません。採用の単位も、大学だけの募集なのか、法人の専門学校と合わせた募集なのかは、公式には書かれていません。ただし事務組織は法人本部と大学事務局に分かれていて(次の節)、令和7年度事業報告書の人員の報告も法人全体でまとめられています。[3] [2] [4]
令和7年度の採用の実績[2]
令和7年度事業報告書は、専門職教員の雇用を強化したとして、大学で1名、国際ペット専門学校金沢で2名、国際調理専門学校で3名、国際ペット専門学校福井で1名を雇用したと書き、続けて「このほか、事務職員 1 名を雇用しました。」と記録しています。この事務職員がどの学校の配属か、新卒か経験者かは書かれていません。[2]
職員の仕事。法人本部と大学事務局の2層で回す
大学の組織図(2025年4月から)では、事務組織は法人の管理本部と大学事務局に分かれています。管理本部には総務・人事部、財務・経理部、広報・募集部、情報システム部があり、大学事務局にも総務・人事部、財務・経理部、教務・学生部、広報・募集部、情報システム部が置かれています。このほかに附属図書館事務局と、専門学校4校それぞれの事務局があります。[4]
- 管理本部:総務・人事部、財務・経理部、広報・募集部、情報システム部
- 大学事務局:総務・人事部、財務・経理部、教務・学生部、広報・募集部、情報システム部
- 附属図書館事務局:図書館事務
- 専門学校の事務局:国際ペット専門学校金沢、国際動物看護専門学校、国際ペット専門学校福井、国際調理専門学校の各事務局
3人で大学の事務を回す仕組み[3]
自己点検・評価書は、大学の事務を担当する専任職員は3人で、大学の事務のうち人事、総務、財務、経理、情報システム、広報の職務は、同じ法人の事務組織で共通に行える部分を兼務で担っていると説明しています。重複する業務を省き、法人全体でまとめて事務処理をすることで、大学の事務は支障なく行われている、という書き方です。今後、学生数や教員数の増加が見込まれるなど人員を増やす必要が出たときは、専門知識・技能を持つ事務職員を計画的に採用・配置する計画だとしています。[3]
令和7年度事業報告書も、法人本部に事務局を置いて財務・人事・総務・施設管理等を集約していること、「小規模大学の特性を踏まえ、法人本部が財務・人事面を重点的に支援する体制を整備している。」ことを書いています。大学事務局の職員は、学生と教員に近い教務・学生の仕事を中心に、法人本部と組んで働く形だと読めます。[2]
教員との連携[2] [3]
令和7年度には、大学の立て直しの一つとして、教員同士や教員と事務局がコミュニケーションを取りやすくするために朝礼と夕礼を始めたと報告されています。自己点検・評価書でも、教員と事務職員が連携して大学を運営していること、「大学全体会議」で課題を共有していることが書かれています。[2] [3]
学生の就職支援[8]
大学はキャリアサポートセンターを置いていて、就職支援のページは「フードビジネス業界に精通した教職員が一体となり、」学生を支えると書いています。個別面談、企業説明会、SPI試験対策講座、面接対策講座などが並んでいて、問い合わせ先には就職支援担当の教員とあわせて事務局が挙がっています。[8]
勤務する場所[2] [6]
大学は石川県白山市横江町5250番地の金沢キャンパスにあり、同じキャンパスに国際ペット専門学校金沢、国際動物看護専門学校、国際調理専門学校があります。福井キャンパス(福井県坂井市)には国際ペット専門学校福井があります。令和7年度事業報告書によると、姉妹法人の学校法人国際ビジネス学院金沢とキャンパスを統合し、2026年度から新金沢キャンパスとして「900人の学生、教職員が集うキャンパス」になるとされています。[2]
応募できる条件と待遇。事務職員の条件は公開されていない
大学職員の募集が出ていないため、応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。過去の事務職員の募集要項も、公式サイトには残っていません。[1]
公式の資料で分かる働く環境に関係することは、次のとおりです。[2] [3]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 専任職員の人数 | かなざわ食マネジメント専門職大学で3人(2025年5月1日現在) |
| 法人の専任職員の平均年齢 | 40.1歳(2025年5月1日現在) |
| 就業規則 | 学校法人国際ビジネス学院就業規則に則って採用 |
| 研修 | FD・SD委員会が中心となって教職員の研修を実施 |
| 勤務地 | 大学は金沢キャンパス(石川県白山市横江町5250番地)。法人は福井キャンパスも持つ |
| 初任給・勤務時間・休日 | 公表なし |
令和6年度に導入された新しい人事制度[2]
令和7年度事業報告書によると、法人は令和6年度に一般職(助手/一般事務)を導入し、従来の職種の区別が分かりにくくなったため、総合職層と管理職層の職種の呼び方を変えました。教員と事務の職種を組にして呼ぶ、専門学校を持つ法人らしい区分です。[2]
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| 助手/事務・営業 | 助教/事務 |
| 助教諭/企画事務・企画営業 | 教諭/事務 |
| 教諭/主任 | 指導教諭/主任 |
| 主幹教諭/課長 | 変更なし |
| 教頭/次長 | 教頭/副部長 |
| 副校長/部長 | 変更なし |
この表の区分が大学の事務職員の新卒採用にどう当てはまるのか(総合職として採用されるのか、一般職なのか)は、公式には書かれていません。[2]
募集の時期。公式に日程が残っていない
公式の資料で確かめられるのは、令和7年度に法人が事務職員1名を雇用したことと、2026年9月27日時点で大学職員の募集が出ていないことだけです。募集の告知日、試験日、採用日は、事業報告書にも自己点検・評価書にも書かれていません。[2] [1]
次の大学職員の募集がいつ出るのかは、この記事では推測しません。大学の採用情報のページは、大学教員・大学職員・その他の3つの欄で募集の有無を示しているので、大学職員の欄を定期的に見るのが確実です。教員の助手の募集は、採用が決まり次第締め切る形で出されています。[1]
自己点検・評価書は、人員の増加が必要になったときに事務職員を計画的に採用・配置するとしています。大学の在籍者数が増えるかどうかは、採用の有無に関わる数字として見ておく価値があります。[3] [5]
公開されている数字。在籍者45人、大学の専任職員3人
数字は、大学と法人が情報公開のページで公表しているものだけを並べます。[9] [5] [2]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 入学定員 | 40人 |
| 入学者数 | 12人 |
| 収容定員 | 160人 |
| 在籍者数 | 45人 |
| 年度 | 充足率 |
|---|---|
| 令和3年度(2021年度) | 20% |
| 令和4年度(2022年度) | 32% |
| 令和5年度(2023年度) | 26% |
| 令和6年度(2024年度) | 26% |
| 令和7年度(2025年度) | 30% |
令和7年度事業報告書は、大学について入学定員充足率が30%(12名)にとどまっているとし、次年度は募集活動を見直して大学経営を改善させたいと書いています。課題の欄にも、大学の定員充足率不足で財務基盤が弱いことが挙げられています。職員として働くなら、学生募集と大学の立て直しが大きな仕事になることが読み取れます。[2]
| 区分 | かなざわ食マネジメント専門職大学 | 国際ペット専門学校金沢 | 国際動物看護専門学校 | 国際調理専門学校 | 国際ペット専門学校福井 |
|---|---|---|---|---|---|
| 専任教員 | 16人 | 8人 | 7人 | 4人 | 4人 |
| 兼任教員 | 2人 | 7人 | 7人 | 13人 | 6人 |
| 専任職員 | 3人 | 4人 | 3人 | 6人 | 3人 |
表の5校の専任職員を合わせると19人です。大学の専任職員3人に対して、2025年5月1日現在の大学の在籍者は48人でした(令和7年度事業報告書の学生数の状況)。[2]
30日でやること。募集が出たときに動ける準備
大学職員の募集がいま出ていない大学なので、30日でできることは、募集が出たときにすぐ動ける状態をつくることです。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:採用情報のページをブックマークする。大学教員・大学職員・その他の3つの欄で募集の有無が示されている
- 4〜10日目:情報公開のページから令和7年度事業報告書を読み、大学の立て直し(募集対象の見直し、教職共同の強化)と新金沢キャンパスの計画をメモする
- 11〜17日目:令和6年度の自己点検・評価書で、少人数の事務局が委員会や修学支援にどう関わっているかを確かめる
- 18〜24日目:採用面接で確かめられる「責任感や使命感、教育的熱意」について、自分の経験から話せる例を1つずつ書き出す
- 25〜30日目:法人に同じキャンパスの専門学校があることをふまえ、学生募集や就職支援など、学校をまたいで役立てられる経験を整理する
志望動機も、公開されている事実から組み立てます。食をマネジメントする人材を育てる専門職大学であること、1学部1学科の少人数で教員と職員の距離が近いこと、法人が大学の立て直しと学生募集の見直しに取り組んでいること。これらは法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[7] [3] [2]
かなざわ食マネジメント専門職大学の専任職員は3人で、公表されている令和7年度の事務職員の雇用は法人全体で1名です。この大学を第一に考えるとしても、ほかの大学の新卒採用も並行して調べておくほうが確実です。大学職員の採用の全体像は、業界ページにまとめています。
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- かなざわ食マネジメント専門職大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の募集の有無(大学教員:助手〔家政系〕を募集中・採用が決まり次第締切、大学職員:現在募集なし、その他:現在募集なし)
- かなざわ食マネジメント専門職大学 学校法人国際ビジネス学院 令和7年度事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人の沿革、設置する学校とキャンパス、学生数の状況(2025年5月1日現在)、収容定員充足率(令和3〜7年度)、教職員の概要(学校別の専任教員・兼任教員・専任職員、平均年齢)、大学の立て直し(募集活動の見直し・教職共同の強化)、専門職教員の雇用と事務職員1名の雇用、新人事制度の導入、新金沢キャンパス、課題と今後の方針、内部統制(法人本部の事務局)
- かなざわ食マネジメント専門職大学 令和6(2024)年度自己点検・評価書確認日:2026-09-27 / 事務職員組織編制(大学の専任職員3人・法人事務組織との兼務・今後の採用計画)、委員会への事務職員の参画、事務職員の採用と昇格(法人人事部・人事担当理事の採用面接・理事長の決定)、FD・SD委員会による研修
- かなざわ食マネジメント専門職大学 組織図(2025年4月〜)確認日:2026-09-27 / 教学組織(学部・連携研究センター・附属図書館・専門学校)、事務組織(管理本部・大学事務局・附属図書館事務局・各専門学校事務局の部構成)
- かなざわ食マネジメント専門職大学 入学者数・在籍者数・収容定員(2026年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 入学定員40人、入学者数12人、収容定員160人、在籍者数45人
- かなざわ食マネジメント専門職大学 沿革確認日:2026-09-27 / 学校法人国際ビジネス学院の設立(2004年12月)、大学の設置認可(2020年10月)、開学(2021年4月)
- かなざわ食マネジメント専門職大学 建学の精神・教育目標確認日:2026-09-27 / 建学の精神、教育目標(創造力・経営力・情報力)
- かなざわ食マネジメント専門職大学 就職支援・就職実績確認日:2026-09-27 / キャリアサポートセンター、就職支援講座と支援内容、教職員一体の支援
- かなざわ食マネジメント専門職大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 学校法人の概要(事業報告書等)、教育活動に係る情報、自己点検・評価書の一覧