どの大学の卒業生が十文字学園女子大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として十文字学園女子大学(学校法人十文字学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​​‌​​‌‌​​‌​​​​​​​​​‌​​‌‌​​‌​​​‌​​​‌​‌‌​​​‌‌​‌‌​‌‌​​‌​​‌​​‌‌​‌‌​‌

法人が公表していること[2]

十文字学園女子大学の公式サイトには、職員の出身大学や職員インタビューは載っていません。事務職員(既卒者)の募集案内に書かれている応募資格は次のとおりで、出身大学を問う記述はありません。[2]

  • 企業、団体などで実務経験があり、マーケティング力、営業力、企画力などに優れ、心身ともに健康な人
  • 大卒以上
[2]

学歴は大卒以上とだけ書かれていて、出身大学や学部の条件はありません。重視されているのは、社会人としての実務経験です。[2]

法人が職員に期待していること

募集案内は冒頭で、学校法人十文字学園が2022年に創立100周年を迎え、今後さらなる飛躍を目指すにあたって、十文字学園女子大学と十文字中学校・高等学校のさまざまな改革を進めるため、将来学園の幹部候補となるような職員を募集すると書いています。[2]

建学の精神[4]

法人の中期目標・中期計画のページは、建学の精神を「身をきたへ 心きたへて 世の中に たちてかひある 人と生きなむ」と紹介しています。創設者十文字ことの願いである、教育を受けたいと思う女性が一人でも多く学べる私立学校の維持発展に、自彊不息(じきょうふそく)の精神で取り組んでいるとも書いています。[4]

第三期中期計画の人事・組織の目標[5]

第三期中期目標・中期計画(2026年3月30日改訂版)は、人事・組織に関する目標として、教職員が働き甲斐を持ち、意欲と能力を最大限に発揮できるよう人事・組織施策を進めるとしています。その中に、事務職員の採用についての手順を明文化して規則などを定め、適正な採用活動を行うこと、教職員の育成方針に沿って体系的な研修制度を作り、次世代のリーダーを担える人材を育てることが入っています。[5]

幹部候補を採るという募集案内の書き方は、この中期計画の方針と重なっています。[2] [5]

採用の仕組み。学校法人十文字学園の独自選考

十文字学園女子大学は私立大学で、職員は学校法人十文字学園が独自の選考で採用します。募集は大学の教職員採用情報のページで告知されています。[1]

2026年9月27日時点で、このページには教員採用情報(人間生活学部食物栄養学科の有期助手)と、職員採用情報(事務職員(既卒者))が出ています。学科助手と臨時職員は「現在、学科助手の公募はおこなっておりません。」「現在、臨時職員の公募はおこなっておりません。」です。[1]

事務職員(既卒者)の選考(募集案内より)
段階内容
応募履歴書、職務経歴書、転職理由書、卒業証明書を人事課へ郵送(2026年10月31日必着)
第1次選考書類選考(締切後、全員に結果を通知)
第2次選考面接
第3次選考面接
最終選考面接
[2]

提出書類に職務経歴書と転職理由書が入っていることからも、社会人経験者を想定した募集だと分かります。選考は締切後に始まり、場所は十文字学園女子大学(埼玉県新座市)です。[2]

職員の仕事。大学・中高・法人本部

募集案内の業務内容は、大学、中高・法人本部における管理、運営、教育・研究支援、生徒・学生支援、広報業務などです。勤務地は大学(埼玉県新座市)か中高(東京都豊島区)で、大学だけでなく中学・高校の事務に就く可能性もあります。[2]

勤務時間(募集案内より)
勤務先勤務時間
大学月〜金 8:40〜17:10、土曜 8:40〜13:40(月1回程度)
中高月〜金 8:15〜16:30、土曜 8:15〜13:40(隔週勤務)
[2]

いずれも1年単位の変形労働時間制です。休日は日曜日、国民の休日、夏季・年末年始などで、行事によっては出勤があります。[2]

大学の管理運営の目標[5]

第三期中期計画の大学固有の管理運営の目標は、学長のリーダーシップのもとで合理的な教職員の配分を行い、教職員の資質を向上させること、教員の教育研究を支えるスタッフと事務職員の適正化を実現することを掲げています。[5]

募集案内に書かれている条件(既卒者向け)

2026年9月27日時点で掲載されている事務職員(既卒者)募集案内の条件です。実務経験者向けの募集で、新卒向けではないことに注意して読んでください。[2]

事務職員(既卒者)の条件と待遇(募集案内より)
項目内容
職種専任事務職員
採用予定日2027年4月1日
募集人員若干名
応募資格企業・団体などでの実務経験、マーケティング力・営業力・企画力など、大卒以上
給与学園給与規程により支給。例:既卒30歳で本給約286,000円(月額見込み)、経験などを考慮して決定、昇給あり
手当通勤手当、扶養手当、住宅手当など
賞与年2回(夏冬)
休暇年次有給休暇、特別休暇、育児・介護休業、子の看護休暇など
社会保険日本私立学校振興・共済事業団、労働保険(労災・雇用)
[2]

給与の例は既卒30歳のもので、新卒の初任給は募集案内に書かれていません。[2]

募集の時期。10月31日締切、2027年4月入職

いま出ている事務職員(既卒者)の募集は、応募締切が2026年10月31日(土)必着で、締切後に選考が始まり、採用予定日は2027年4月1日です。[2]

新卒向けの募集は2026年9月27日時点で出ていません。次の募集時期は推測で書きません。教職員採用情報のページを定期的に確かめてください。[1]

公開されている数字。大学の職員63名

数字は、学校法人十文字学園が公表しているものだけを並べます。[3]

学校法人十文字学園の教職員数(2026年5月1日現在)
区分十文字学園女子大学十文字高等学校十文字中学校十文字女子大附属幼稚園法人本部合計
教員127名44名38名11名-220名
職員63名8名8名0名1名80名
[3]

法人の職員80名のうち63名が大学にいます。募集案内の勤務地は大学か中高なので、配属先としては大学が大きな比重を占めることが、この数字から分かります。[3] [2]

大学だけで見ると、教員127名に対して職員63名で、教員2人に対して職員がおよそ1人の割合です。法人の役員は、2026年6月22日現在で理事6名、監事2名、評議員8名と公表されています。法人本部に置かれている職員は1名です。[3]

30日でやること。既卒での応募を含めて考える

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例です。[1]

  1. 1〜3日目:教職員採用情報のページをブックマークし、募集の中身が変わっていないか定期的に確かめる
  2. 4〜10日目:募集案内の冒頭(創立100周年、改革の推進、幹部候補)を読み、法人が職員に期待していることを自分の言葉でまとめる
  3. 11〜17日目:第三期中期計画の人事・組織の目標を読み、研修制度や次世代リーダーの育成について自分の考えを書く
  4. 18〜24日目:実務経験が応募資格であることを踏まえ、卒業後にどんな仕事でマーケティング力・営業力・企画力を磨くかを考える
  5. 25〜30日目:建学の精神を自分の言葉で説明し、女子教育を支える仕事への関心を1分で話せるようにする
[1] [2] [5] [4]

志望動機も、公式に書かれている事実から組み立てます。創立100周年を迎えて改革を進めていること、幹部候補の職員を求めていること、事務職員の採用と研修の仕組みを中期計画で整えようとしていること。これらに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[2] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度や募集ごとに変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 十文字学園女子大学 教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 教員・職員・学科助手・臨時職員の採用情報(2026年9月27日確認)
  2. 学校法人十文字学園 事務職員(既卒者)募集案内確認日:2026-09-27 / 募集の趣旨、職種、採用予定日、応募資格、募集人員、業務内容、勤務地、勤務時間、休日・休暇、待遇、選考、応募方法と締切
  3. 学校法人十文字学園 役員・教職員情報確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在の学校別の教員数・職員数
  4. 学校法人十文字学園 中期目標・中期計画確認日:2026-09-27 / 建学の精神、創設者の願い、第三期中期目標期間
  5. 学校法人十文字学園 第三期中期目標・中期計画(2026年3月30日改訂版)確認日:2026-09-27 / 人事・組織に関する目標(事務職員の採用手順、研修制度、次世代リーダー)、大学固有の管理運営の目標