どの大学の卒業生が日本赤十字東北看護大学の職員になっているか

他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として日本赤十字東北看護大学(学校法人日本赤十字学園)の名前を確認できませんでした。旧名の日本赤十字秋田看護大学でも同じです。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]​​‌​‌‌​​​‌​​​‌‌​‌‌‌‌‌‌​​​​‌‌‌​‌​​​​‌​​‌‌‌​‌​​‌​‌‌‌​‌​​‌​‌​​‌‌​​​

大学は職員の出身大学を公表していない

大学の公式サイトと自己点検・評価報告書には、職員の出身大学や職員の紹介は載っていません。そのかわり、大学基本情報のページで、職階・男女別の職員数(2026年5月1日現在)を公表しています。局長、次長、課長、係長、主事、嘱託職員に分かれていて、表は公開されている数字の節に載せています。[4] [6]

大学が職員に求めていること

事務職員の募集要項が出ていないため、職員向けに求める人物像を書いた文章は公式サイトにありません。大学の計画と報告書から、職員に何を期待しているかを読み取ります。[2]

名称変更前の令和6年3月に作られた2040年を見据えた秋田キャンパスのグランドデザインは、基本方向8の安定した大学運営のための基盤強化の中で、健全な大学運営には教員並びに職員の能力向上が不可欠であることから、教職員に対して体系的な研修や多様な能力向上の機会を提供すると書いています。あわせて、多様化する地域や学生からの期待に応えていくために教職協働を積極的に進めていくとしています。[11]

2025年度自己点検・評価報告書は、委員会やプロジェクト等に職員も委員や事務局として参加し、活発な意見交換等により、大学の運営に職員の意見が反映されるなど、教職協働・連携が図られていると書いています。[4]

赤十字の大学で働くということ

大学の沿革のページには「本学は東北地方で唯一の赤十字高等教育機関です」と書かれています。本学概要のページは、秋田赤十字病院と専用ブリッジで直結していて、学生は1年次の後期から始まる看護学実習でこのブリッジを渡って病院の各病棟へ通うと紹介しています。[8] [7]

採用の仕組み。大学が新卒と経験者を採る

学校法人日本赤十字学園は、日本赤十字東北看護大学を含む6つの看護大学と、日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部を設置しています。学園には法人本部が置かれ、法人本部の事務局は総務部(総務課、財務課)と学事部(学事課)で構成されています。[9] [4]

2025年度自己点検・評価報告書によると、職員の採用は日本赤十字東北看護大学職員就業規則第5条に規定されていて、試験又は選考によるものとされています。職員の退職や業務量を勘案して、新規学卒者あるいは職務経験者を採用していると書かれています。[4]

職員の採用と昇格(2025年度 自己点検・評価報告書)
項目報告書の記載
根拠日本赤十字東北看護大学職員就業規則 第5条
方法試験又は選考
採る人職員の退職や業務量を勘案して、新規学卒者あるいは職務経験者
昇格本学が実施する勤務評価や学園が定める規定に基づき、厳正かつ公正に実施
組織の変更日本赤十字学園看護大学規程施行細則に基づき、法人本部と協議のうえ、理事長の承認を得る
[4]

いま大学が出している公募

お知らせの「教職員公募」の一覧に載っているのは、2026年7月28日付の【採用情報】看護学部教員の募集だけです。中身は看護学部看護学科の成人看護学講師と母性看護学助教の公募で、応募締切は2026年10月30日(金)必着です。教員の募集で、事務職員の募集ではありません。[2] [3]

日本赤十字社秋田県支部との関係

2025事業計画は、運営・管理の施策として、日本赤十字社秋田県支部や病院等との人事交流の実施や、日本赤十字社及び学園本部主催の職員研修に職員を派遣することを挙げています(人事交流等促進事業)。職員の採用そのものは、上のとおり大学の就業規則に基づいて大学が行っています。[10] [4]

職員の仕事。事務局の5つの課

2026年4月1日の組織図では、事務局に総務課、企画課、経理課、学務課、入試・広報課があります。大学と短期大学の共同の図書館には図書課があり、全学組織としてIR推進室やFD・SD委員会が置かれています。自己点検・評価報告書は、事務局組織を5課7係で編成していると書いています。[5] [4]

報告書は、大学運営に必要な組織を本学の組織分掌規程で定め、組織と分掌業務に変更を要する場合には、日本赤十字学園看護大学規程施行細則に基づき、法人本部と協議のうえ理事長の承認を得ていると書いています。[4]

学園の報告に出てくる大学の取り組み

学校法人日本赤十字学園の2025年度事業報告書は、日本赤十字東北看護大学の取り組みとして、オープンキャンパスを年4回開催したこと、県内48校、県外49校の計97校を対象に看護学部教員による高校訪問を実施したこと、総合型選抜を新設し指定校枠を拡大したことを挙げています。その結果、看護学部定員100名に対し114名の入学生を確保したと書かれています。[9]

学生支援では、年度内にキャリア支援講座を8回実施し、12月には秋田県内の医療機関13施設と10の赤十字関連施設による合同就職説明会を開いて、3年生90名が参加しました。東北6県の赤十字病院との連携強化の取組として、ディプロマ・サプリメントの項目と運用方針も検討しています。[9]

短期大学部の学生募集停止

学校法人日本赤十字学園は、2026(令和8)年3月23日の理事会で、日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部の2027(令和9)年度以降の学生募集を停止することを決めました。お知らせは、併設する日本赤十字東北看護大学の運営には、今回の短期大学部の学生募集停止は影響しないと書いています。[12]

応募できる条件と待遇

2026年9月27日時点で事務職員の募集要項が出ていないため、応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用人数は公式サイトで確かめられません。卒業見込みの人が応募できるかも、要項が出るまで分かりません。[2]

入ってからの評価の仕組みは、自己点検・評価報告書に書かれています。年度ごとに職員(嘱託は除く)を対象に勤務評価を行い、被評価者の自己評価と評価者の評価を項目ごとに行って、結果は各所属課長が期末面談で説明します。年に1度、事務局長による事務職員へのヒアリングがあり、昇格等への処遇改善にも反映させていると書かれています。[4]

研修

事務職員の資質向上に向けた取組みとして、全学体制で開催されているFD・SD研修会のほか、学校法人日本赤十字学園が主催する研修会があり、職員向けにWEB研修の年間契約もしています。新任教職員を対象とした基礎研修も続けていると書かれています。[4]

SD研修の実施回数は、2023(令和5)年度12回、2024(令和6)年度9回、2025(令和7)年度14回(FDとの合同開催を含む)で、各回の参加率は概ね7~9割です。大学コンソーシアムあきた高等教育セミナーへの派遣実績は、2023(令和5)年度9名、2024(令和6)年度2名、2025(令和7)年度5名です。[4]

2025事業計画には、事務職員の時間外労働の削減に努めること(時間外労働の削減事業)と、教職員の有給休暇取得日数の向上に努めること(有給休暇取得促進事業)も挙げられています。[10]

募集の時期

日本赤十字東北看護大学の事務職員の募集は、2026年9月27日時点で出ていません。お知らせの「教職員公募」の一覧に残っているのは看護学部教員の募集だけで、過去の事務職員の募集要項は公式サイトで確かめられません。[2]

大学が名前を変えたのは2025年4月1日で、ホームページのアドレスも新しいものに変わりました。旧名のときのホームページアドレス(https://www.rcakita.ac.jp/)は、いまは https://www.rctohoku.ac.jp/ です。[1]

公開されている数字

学校法人日本赤十字学園の2025年度事業報告書は、学校別の教職員の数(令和7年5月1日現在、単位:人)を載せています。[9]

日本赤十字東北看護大学の教職員(学園の事業報告書、令和7年5月1日現在)
区分日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部
教員(本務)449
教員(兼務)9919
職員292
[9]

大学基本情報のページで公表している職階・男女別の職員数は次のとおりです。[6]

職階・男女別職員数(2026年5月1日現在、所属は大学・短期大学部)
職階男女計
局長101
次長101
課長224
係長415
主事3811
嘱託職員81018
計192140
[6]

同じ報告書の学生数の状況(令和7年5月1日現在)では、看護学部は入学定員100、入学者数106、収容定員400、現員数422です。本学概要のページでは、看護学部看護学科の在学生は432名、専任教員は40名です(2026年5月1日現在)。[9] [7]

大学の沿革によると、1896(明治29)年に日本赤十字社秋田支部で救護看護婦養成を始め、1996(平成8)年に日本赤十字秋田短期大学、2009(平成21)年に日本赤十字秋田看護大学(看護学部看護学科100名)が開学しました。[8]

30日でやること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:日本赤十字東北看護大学のお知らせの「教職員公募」の一覧を開き、事務職員の募集が出ていないか確かめる。以後も定期的に見る
  • 4〜7日目:自己点検・評価報告書の大学運営の章を読み、採用・昇格・勤務評価・研修の仕組みを自分の言葉で説明できるようにする
  • 8〜12日目:組織図の総務課、企画課、経理課、学務課、入試・広報課から、関わりたい課を2つ選んで理由を書き出す
  • 13〜17日目:沿革とグランドデザインを読み、東北地方で唯一の赤十字高等教育機関で働く意味を自分の言葉でまとめる
  • 18〜22日目:学園の事業報告書で、入試・広報や就職支援など大学がいま力を入れていることを整理する
  • 23〜27日目:周りと協力して物事を進めた経験を2つ、試験や選考で話せる形にしておく
  • 28〜30日目:募集が出たときに確かめる項目(雇用形態、応募資格、初任給、選考、日程)の一覧を作っておく
[2] [4] [5] [8] [11] [9]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、日本赤十字東北看護大学のお知らせ、自己点検・評価報告書、組織図、職員数の表、本学概要、沿革、2025事業計画、グランドデザイン、学校法人日本赤十字学園の事業報告書で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。募集が出たら、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本赤十字東北看護大学 大学の名称が変わりました(令和7年4月1日変更)確認日:2026-09-27 / 大学の名称変更のお知らせ。日本赤十字秋田看護大学から日本赤十字東北看護大学へ、日本赤十字秋田短期大学から日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部へ。名称変更の時期(令和7年4月1日)、ホームページとメールアドレスのドメインの変更。所在地(秋田市上北手猿田字苗代沢17番地3)
  2. 日本赤十字東北看護大学 教職員公募確認日:2026-09-27 / お知らせの「教職員公募」の一覧。2026年7月28日の【採用情報】看護学部教員の募集だけが載っている(事務職員の募集はない)
  3. 日本赤十字東北看護大学 【採用情報】看護学部教員の募集確認日:2026-09-27 / 2026年7月28日付。看護学部看護学科の成人看護学講師と母性看護学助教の公募、応募締切(2026年10月30日(金)必着)
  4. 日本赤十字東北看護大学 2025年度(2023年度~2025年度)自己点検・評価報告書確認日:2026-09-27 / 大学の「2025年度(令和7年度)自己点検・評価報告書」のページからリンク。大学運営の章の事務局組織(5課7係)、職員の採用(職員就業規則第5条、試験又は選考、新規学卒者あるいは職務経験者)、昇格、教職協働、事務職員の研修、勤務評価と事務局長のヒアリング、SD研修の回数と参加率、大学コンソーシアムあきたへの派遣
  5. 日本赤十字東北看護大学 組織図(2026年4月1日)確認日:2026-09-27 / 大学基本情報(教育情報の公表)のページからリンク。学長・副学長・経営会議の下の事務局(総務課、企画課、経理課、学務課、入試・広報課)、看護学部、看護学研究科、図書館(図書課)、全学組織(IR推進室、FD・SD委員会ほか)
  6. 日本赤十字東北看護大学 2026年 職員数 職階・男女別確認日:2026-09-27 / 大学基本情報(教育情報の公表)のページからリンク。職階・男女別職員数(2026年5月1日現在、所属は大学・短期大学部)。本文に日本赤十字東北看護大学の名前は無い
  7. 日本赤十字東北看護大学 本学概要確認日:2026-09-27 / 赤十字で学ぶ5つの魅力。在学生と専任教員の数(2026年5月1日現在)、秋田赤十字病院と専用ブリッジで直結していること
  8. 日本赤十字東北看護大学 120年以上続く本学の沿革確認日:2026-09-27 / 1896(明治29)年の日本赤十字社秋田支部での救護看護婦養成の開始から、1996年の日本赤十字秋田短期大学の開学、2009年の日本赤十字秋田看護大学の開学、大学院の開設まで。東北地方で唯一の赤十字高等教育機関であること
  9. 学校法人日本赤十字学園 2025年度(令和7年度)事業報告書確認日:2026-09-27 / 学園の「情報公開」ページからリンク。沿革(令和7年の改称)、設置する学校、学生数の状況(令和7年5月1日現在)、教職員の概要(令和7年5月1日現在、学校別の教員の本務・兼務と職員)、介護福祉短期大学部の学生募集停止、日本赤十字東北看護大学の2025年度の主な事業(学生の受け入れ、学生支援など)
  10. 日本赤十字東北看護大学・日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部 2025事業計画確認日:2026-09-27 / 大学基本情報(教育情報の公表)のページからリンク。2025年度事業計画(本学独自体系)の運営・管理の施策(教員及び事務局職員配置計画策定事業、人事交流等促進事業、時間外労働の削減事業、有給休暇取得促進事業)。本文に日本赤十字東北看護大学の名前は無い(旧名の日本赤十字秋田看護大学の表記がある)
  11. 日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学 2040年を見据えた秋田キャンパスのグランドデザイン確認日:2026-09-27 / 大学基本情報(教育情報の公表)のページからリンク。令和6年3月、名称変更前の旧名で作成。基本方向8「安定した大学運営のための基盤強化」の教職員の能力向上と教職協働の推進
  12. 日本赤十字東北看護大学 介護福祉短期大学部の学生募集停止について確認日:2026-09-27 / 2026年3月27日付。学校法人日本赤十字学園が2026(令和8)年3月23日の理事会で介護福祉短期大学部の2027(令和9)年度以降の学生募集停止を決めたこと、日本赤十字東北看護大学の運営には影響しないこと