どの大学の卒業生が、日本赤十字看護大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​​​‌‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌​‌‌‌​​‌‌​‌​‌‌​‌‌​​‌‌‌​​‌‌‌​​​‌​‌‌​‌​​​‌‌​‌​​​‌‌​​

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として日本赤十字看護大学(学校法人日本赤十字学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

自大学の資料にある行は、大学院修了者のもの[6]

日本赤十字看護大学が公表している令和7年度の就職状況では、大学院看護学研究科修士課程看護学専攻の修了者の主な就職先に、日本赤十字看護大学の名前があります。ただし、これは大学院の修了者の行で、看護の教員や研究職と事務職員を見分けられないため、事務職員になった人の記録としては扱いません。[6]

大学は職員の出身大学を公表していない[1]

日本赤十字看護大学の教職員募集のページには、採用した職員の出身大学や、職員の紹介・インタビューは載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、大学の側の資料で確かめることはできませんでした。そのかわり、事務局の組織と職員数、学園全体の働き方の数字は公表されています。これは後の節で見ます。[1] [7] [8]

採用ページがいま書いていること

日本赤十字看護大学の「教職員募集」のページは、2026年9月27日時点で「教員募集」と「職員募集」の2つの欄に分かれています。[1]

教職員募集のページの表示(2026年9月27日時点)
欄載っている募集
教員募集非常勤助手(看護学部 小児看護学 助手 若干名)、非常勤助手(看護学部 基礎看護学 3名)、非常勤助手(さいたま看護学部 母性看護学 助手 1名)
職員募集募集の案内は載っていない
[1]

教員募集の欄に載っているのは、看護学の非常勤助手の募集です。看護の専門職の募集で、事務職員の募集ではありません。職員募集の欄には、見出しのほかに何も書かれていません。[1]

公式サイトに残る過去のお知らせ[2]

公式サイトのお知らせには、2021年12月14日付で「事務職員の募集について」という記事が残っています。本文は「事務職員の募集を開始しました。」と書き、詳しくは教職員募集のページを見るよう案内しています。その教職員募集のページは今は職員の募集を載せていないので、当時の応募資格や新卒が対象だったかどうかは確かめられません。[2] [1]

求める人物像や選考の方法について、いまの公式サイトには書かれていません。推測で埋めずに、次の募集が出たときに募集要項で確かめてください。[1]

採用の仕組み。大学ごとに募集する形

日本赤十字看護大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置しているのは学校法人日本赤十字学園で、学園は日本赤十字看護大学を含む6つの看護大学を設置しています。[5]

職員の募集は、日本赤十字看護大学の公式サイトの「教職員募集」のページに、大学の募集として載せる形になっています。学園の公式サイトの情報公開のページには、職員の募集は載っていません。[1] [9]

学校法人日本赤十字学園が設置する看護大学(2025年度事業報告書より)
大学
日本赤十字北海道看護大学
日本赤十字東北看護大学
日本赤十字看護大学
日本赤十字豊田看護大学
日本赤十字広島看護大学
日本赤十字九州国際看護大学
[5]

学園の事業報告書は、各看護大学が赤十字の人道の理念に基づいて、看護師や介護福祉士として人のいのちや健康を守るために力を尽くそうと志す人材を育成すると書いています。事務職員は、この教育を支える立場です。選考の段階(書類、試験、面接の回数など)は、いまの公式サイトには書かれていません。[5]

職員の仕事。事務局の7つの課

職員の仕事を紹介するページは公開されていないので、大学が公表している「管理運営機構図」(令和8年(2026年)4月1日)から、事務局の組織を見ます。事務局は次の課に分かれています。[7] [8]

  • 総務課
  • 経理課
  • 学務課
  • 入学課
  • 企画課
  • 図書館課
  • さいたま事務課
[7]

総務・経理のような管理部門、授業や学生生活を扱う学務課、入試を扱う入学課、大学の企画、図書館まで、大学の事務の分野がそろっています。さいたま事務課があるのは、大学が東京の広尾キャンパスのほかに、さいたま看護学部の大宮キャンパスを持っているからです。[7] [1]

機構図には、入試・広報センター、図書館・情報センター、国際交流センター、地域連携・フロンティアセンター、災害救護研究所、危機管理センターなどのセンターと、SD・FD委員会をはじめとする多くの委員会も書かれています。事務職員がこうしたセンターや委員会の運営にどこまで関わるかは、機構図には書かれていません。[7]

キャンパスは東京の広尾と、さいたまの大宮[1]

教職員募集のページの下には、広尾キャンパス(東京都渋谷区広尾)と大宮キャンパス(埼玉県さいたま市中央区)の所在地が載っています。どちらのキャンパスに配属されるか、異動があるかは、公式サイトには書かれていません。[1]

応募できる条件と待遇

学校法人日本赤十字学園は、学園全体の働き方に関わる数字を公表しています。日本赤十字看護大学だけの数字ではなく、6つの看護大学と法人本部を合わせた数字です。[3] [4]

学園全体の女性の活躍と働き方の情報(令和7年度・令和8年3月31日現在)
項目数字
管理職に占める女性労働者の割合61.1%(女性の管理者数33名/管理者数計54名)
係長級の労働者に占める女性労働者の割合70.7%
年次有給休暇の取得率管理職33.9%、管理職以外44.0%
正規労働者の一月当たりの平均残業時間11.6時間
男性労働者の育児休業取得率100%
[3]

この情報には、全教・職員のうち7割以上が女性であることも書かれています。管理職の6割以上が女性で、女性が長く働き、管理職になっている職場だといえます。[3]

学園の行動計画に書かれた目標[4]

学園が令和8年3月2日に決めた行動計画(計画期間は令和8年4月1日から令和13年3月31日まで)は、次の目標を掲げています。[4]

  • 管理職に占める女性職員の割合を50%以上とする
  • 職員の年次有給休暇取得率を50%以上とする
  • 男性の育児休業取得率を75%以上とする
  • 事務職員の法定時間外労働時間数と法定休日労働時間数の月平均の合計を、1人当たり20時間以内にする
[4]

事務職員の残業を月20時間以内にすること、有給休暇を半分以上取れるようにすることが、学園としての目標になっています。いまの年次有給休暇の取得率は管理職以外で44.0%なので、目標の50%にはまだ届いていません。[3] [4]

募集の時期。いまは職員の募集が出ていない

2026年9月27日時点で、日本赤十字看護大学の教職員募集のページの職員募集の欄には、募集の案内が載っていません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]

公式サイトに残っている職員の募集の記録は、2021年12月14日付のお知らせ「事務職員の募集について」です。当時の要項が残っていないため、何月採用の募集だったか、新卒が対象だったかは分かりません。例年の時期を公式の資料で確かめることはできません。[2]

募集を見逃さないためには、日本赤十字看護大学の公式サイトの「教職員募集」のページと、お知らせを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。ページには「職員募集」の欄があるので、その欄に案内が出ていないかを見てください。[1] [2]

公開されている数字。職員60人、看護学部の学生628人

数字は、日本赤十字看護大学と学校法人日本赤十字学園が公表しているものだけを並べます。[5] [6]

日本赤十字看護大学の教職員(学園の2025年度事業報告書より・令和7年5月1日現在)
区分人数
教員(本務)90
教員(兼務)68
職員60
[5]
在学者数(令和8年4月1日現在)
学部・研究科在学者
看護学部 看護学科628
さいたま看護学部 看護学科362
大学院 修士課程 看護学専攻61
大学院 修士課程 国際保健助産学専攻26
大学院 博士後期課程 看護学専攻29
[6]

学生はおよそ1,000人の規模で、職員60人がこの大学の事務を支えています。学園全体では法人本部の職員が12人で、各看護大学にそれぞれ職員がいます。[5] [6]

令和7年度の卒業生の就職率は、看護学部98.6%、さいたま看護学部98.8%です。卒業生の多くは赤十字病院をはじめとする病院に看護職として就職しています。大学職員の仕事には、こうした学生の国家試験や就職を支える学務の仕事も含まれます。[6] [7]

30日でやること。募集が出たときに動けるようにする

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:日本赤十字看護大学の「教職員募集」のページを開き、職員募集の欄に案内が出ていないかを確かめる。以後も定期的に見る
  2. 4〜7日目:大学の管理運営機構図を見て、事務局の7つの課から関心のある仕事を2つ選ぶ
  3. 8〜14日目:学園の事業報告書で、赤十字の人道の理念と、看護大学が育てようとしている人材を読み、自分の言葉で説明できるようにする
  4. 15〜21日目:学園の行動計画と女性の活躍の情報を読み、働き方について自分が確かめたいことを書き出す
  5. 22〜30日目:日本赤十字看護大学と並行して、学園のほかの看護大学や、ほかの大学の職員採用も調べる。募集が出ていない大学だけを待たない
[1] [3] [4] [5] [7]

募集が出ていない時期は、公式サイトで確かめられる事実が限られます。だからこそ、機構図や事業報告書のように大学と学園が自分で公表している資料を読み、赤十字の看護大学で働く意味と、どの部署で何をしたいかを先に固めておくことが、募集が出たときの準備になります。[5] [7]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本赤十字看護大学 教職員募集確認日:2026-09-27 / 教員募集(非常勤助手)と職員募集の欄(職員の募集の案内なし)、広尾キャンパス・大宮キャンパスの所在地
  2. 日本赤十字看護大学 お知らせ「事務職員の募集について」(2021年12月14日)確認日:2026-09-27 / 2021年12月14日付の事務職員の募集開始のお知らせ(詳細は教職員募集のページへの案内。当時の要項は残っていない)
  3. 学校法人日本赤十字学園 女性の活躍に関する情報公表及び男性労働者の育児休業取得率の情報公表について確認日:2026-09-27 / 学園の「情報公開」ページからリンク。令和8年3月31日現在・令和7年度の学園全体の数字(管理職・係長級の女性割合、年次有給休暇取得率、平均残業時間、男女の賃金の差異、男性の育児休業取得率)(ページ本文に大学の名前は無い)
  4. 次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく学校法人日本赤十字学園行動計画確認日:2026-09-27 / 学園の「情報公開」ページからリンク。令和8年3月2日 常務理事会決定、計画期間 令和8年4月1日~令和13年3月31日の目標(ページ本文に大学の名前は無い)
  5. 学校法人日本赤十字学園 2025年度(令和7年度)事業報告書確認日:2026-09-27 / 学園の「情報公開」ページからリンク。設置する看護大学、理念、学生数の状況、教職員の概要(令和7年5月1日現在)
  6. 日本赤十字看護大学 入学者の数、収容定員及び在学する学生の数、卒業又は修了した者の数、進学者数及び就職者数確認日:2026-09-27 / 「大学基本情報」ページからリンク(令和8年度)。令和8年4月1日現在の在学者数、令和7年度卒業生・修了生の就職状況と主な就職先
  7. 日本赤十字看護大学 管理運営機構図確認日:2026-09-27 / 「大学基本情報」ページからリンク。令和8年(2026年)4月1日の管理運営機構図(事務局の課、センター、委員会)
  8. 日本赤十字看護大学 大学基本情報確認日:2026-09-27 / 学校教育法に基づく情報公開の一覧(在学者数・就職状況、管理運営機構図などの資料へのリンク)
  9. 学校法人日本赤十字学園 情報公開確認日:2026-09-27 / 学園が公開している情報の一覧(寄附行為、中期計画、事業報告書、行動計画、女性の活躍に関する情報公表など)