どの大学の卒業生が石川県立看護大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として石川県立看護大学(石川県公立大学法人)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名や公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学が公表していること[3] [5]
石川県立看護大学は、事務職員の出身大学や出身学部を公表していません。職員紹介や先輩職員の声を載せたページも、公式サイトには見当たりません。公表されているのは、職員の人数と、事務職員がどこから来ているかです。[3] [5]
- 職員の人数:16人(2026年4月7日現在、臨時職員を除く。大学の概要のページ)
- 常勤の事務職員:12名(うち事務局長1名、課長2名)で、すべて石川県からの派遣職員(2019年3月の自己点検・評価報告書)
- 非常勤職員:10名(2018年5月1日現在。同じ報告書の表)
- 職員の出身大学・学部:公表なし
2019年の時点では、常勤の事務職員は全員が石川県から派遣された職員でした。この場合、出身大学よりも先に、石川県の職員として採用されるかどうかが入口になります。ただし、2026年時点でも同じ形かどうかは、公表されている資料からは分かりません。[5] [3]
大学が事務局と事務職員について書いていること(引用)
公式サイトには、事務職員の求める人物像を書いたページはありません。事務局の仕事と事務職員について大学がまとまって書いているのは、大学の概要のページと、2019年の自己点検・評価報告書、認証評価の結果です。[3] [5] [6]
大学の概要のページは、事務局総務課について「人事、組織、職員の給与・福利厚生、予算経理、財産、情報システム、受託事業に関すること、教育研究審議会など各種委員会の調整、中期計画及び年度計画の総括、施設管理など大学全般についての業務を行っています。」と書いています。事務局教務学生課(学生部)は、履修管理、試験と成績の管理、学籍の管理、各種証明書の発行などの教務と、学生生活・課外活動の支援、奨学金、学生相談・健康管理、入学試験に関する業務を行うとされています。[3]
2019年の報告書が書いた事務局の課題[5]
2019年3月の自己点検・評価報告書は、事務局について、事務室が学生も行きやすい位置にあり教員との連携もスムーズだとしたうえで、12名の常勤の事務職員が「すべて石川県からの派遣職員である。」と書いています。本学の規模からすると事務職員数は不足気味だが、法人本部の事務職員との連携体制を組んでおり、ほぼ良い事務体制ができている、という評価です。[5]
同じ報告書は問題点として、常勤の事務職員が県からの派遣であるため、大学特有の事務に慣れるのに時間を要し、「慣れても 2~4 年で異動するというジレンマがある。」と書いています。とくに教務関係の事務は学生の窓口と教員との連携が中心なので、大学事務に習熟しなければ十分に機能しない面がある、という説明です。[5]
採用の仕組み。公式に書かれているのは県からの派遣
石川県公立大学法人は、石川県立看護大学と石川県立大学を設置・運営する公立大学法人で、設立団体は石川県、設立は2011年(平成23年)4月1日です。法人本部は石川県立大学のある野々市市にあります。[7] [8]
公式サイトの公募の今の表示[1] [2]
2026年9月27日時点の石川県立看護大学のトップページには、「教員公募」の分類で、地域看護学、公衆衛生学・疫学関係分野、地域・在宅・精神看護学、成人・老年看護学、基礎看護学などの教員の募集が並んでいます。2026年3月から8月に締め切りのある募集を含め、いずれも教員の募集です。事務職員や技術職員の募集は見当たりません。教員公募のページも、教員の公募と提出様式だけを載せています。[1] [2]
事務職員の採用について書かれていること[5] [6]
事務職員がどう配置されているかは、2019年の2つの資料に書かれています。自己点検・評価報告書は「常勤職員は全て石川県からの派遣職員である」と書き、大学基準協会の認証評価の結果(2019年度)は、事務職員は石川県からの派遣による常勤職員と非常勤職員で構成されていると記しています。[5] [6]
認証評価の結果によると、常勤の事務職員は県職員としての研修を職層別(新規採用職員、中堅職員、係長、課長補佐、課長)に受け、業務の評価も石川県の人事評価制度にもとづいて行われていました。そのうえで、公立大学協会などが主催する研修会への参加や、石川県立大学と合同で若手事務職員を中心にスキルアップと意識改革を行う「両大学課題発見等プロジェクト」にも取り組んでいたとされています。[6]
一方、事務職員を法人が独自の試験で採用するという案内や、過去の事務職員の採用試験の要項は、公式サイトに見当たりません。法人が2つの大学の事務職員をまとめて採用しているという記述もありません。2026年時点の採用の形を、この記事では推測で書きません。[1] [7] [9]
職員の仕事。総務課と教務学生課、図書館と2つのセンター
大学の概要のページの組織の説明では、事務局に総務課と教務学生課(学生部)があり、ほかに附属図書館、附属地域ケア総合センター、看護キャリア支援センターがあります。2019年の報告書によると、附属図書館と2つのセンターにもそれぞれ担当の事務職員が置かれていました。[3] [5]
職員の構成(2025年3月現在)[4]
2024年度の年報(石川県立看護大学 第25巻)に載っている職員紹介(2025年3月現在)を、職名ごとに数えると次のとおりです。センター長や図書館長を兼ねる教員は含めていません。[4]
| 所属 | 職名と人数 |
|---|---|
| 事務局 | 事務局長1 |
| 総務課 | 課長1、主幹兼係長1、主幹1、係主査1、主任主事1、主事1、非常勤嘱託3、事務員2 |
| 教務学生課 | 課長1、専門員2、主任主事2、事務員1 |
| 附属図書館 | 非常勤嘱託(司書)3 |
| 附属看護キャリア支援センター | 非常勤嘱託1 |
総務課と教務学生課には、非常勤嘱託と事務員を含めて合わせて17人の名前が載っています。この2つの課が、大学の事務の中心です。職員紹介には、常勤か非常勤かの区別のほかに、県からの派遣かどうかは書かれていません。[4]
研修と改善の取り組み[8] [9]
法人の第3期中期計画(2023年4月〜2029年3月)は、事務職員の専門性を高めるため、学内外の研修への参加を通じたスタッフ・ディベロップメントを計画的に行うとしています。令和6年度の業務実績報告書によると、看護大学では公立大学協会主催の担当者研修会などに参加し、広報と学生募集(入試)を一体で進めるため、大学広報の分掌を教務学生課に移しました。[9] [8]
応募できる条件と待遇。事務職員の条件は公開されていない
2026年9月27日時点で、石川県立看護大学の事務職員の応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は公式サイトに公開されていません。公式サイトにある募集はすべて教員のもので、その条件は事務職員の参考になりません。[1] [2]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 事務職員の募集 | なし |
| 過去の事務職員の募集要項 | 公式サイトに見当たらない |
| 公式サイトの公募 | 看護学の教員の募集(締め切り2026年3月〜8月) |
| 常勤の事務職員の出どころ | 石川県からの派遣(2019年の自己点検・評価報告書と認証評価の結果) |
| 職員数 | 16人(2026年4月7日現在、臨時職員を除く) |
勤務地は、石川県かほく市学園台のキャンパスです。法人本部は野々市市の石川県立大学の中にあり、2019年の報告書は、本部と看護大学が車で約50分の距離にあることを、1つの法人が2つの大学を持つ運営上の課題として挙げています。[3] [5]
募集の時期。事務職員の募集日程は公式に残っていない
石川県立看護大学の公式サイトで、事務職員の募集日程を確かめられる資料はありません。公募として載るのは教員の募集で、令和8年(2026年)は3月、4月、5月、7月、8月に締め切りのある募集が出ています。[1]
事務職員の募集の時期を過去の日程から示すことはできないので、次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。2019年の資料にある形のとおり常勤の事務職員が県からの派遣で配置されるなら、入口は大学の募集ではなく石川県の採用になりますが、2026年時点で同じかどうかは公式に書かれていません。[5] [6]
公開されている数字。職員16人、学部生340人
数字は、大学の概要のページ、法人の令和6年度業務実績報告書、2019年の自己点検・評価報告書に載っているものだけを並べます。[3] [8] [5]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 看護学部の在学者 | 340人(2026年5月1日現在。入学定員80人、収容定員320人) |
| 大学院博士前期課程の在学者 | 34人(2026年5月1日現在。入学定員15人) |
| 職員 | 16人(2026年4月7日現在、臨時職員を除く) |
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 石川県立看護大学 | 教職員65名(学長1名、教員53名、職員11名) |
| 石川県立大学 | 教職員77名(学長1名、教員63名、職員13名) |
| 法人本部 | 職員10名(理事長1名、理事1名、職員8名) |
2019年の報告書の表(2018年5月1日現在)では、事務局長1、総務課の課長1と課員9(うち非常勤3)、教務学生課の課長1と課員5(うち非常勤2)、附属図書館3、附属地域ケア総合センター1、附属看護キャリア支援センター1の計22人(常勤12、非常勤10)でした。[5]
30日でやること。公式サイトを見張り、採用の入口を確かめる
いまは応募できる事務職員の募集がないので、準備は次の募集を見逃さないことと、この大学の事務がどんな形で動いているのかを理解することが中心です。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]
- 1〜3日目:石川県立看護大学のトップページのお知らせと教員公募のページをブックマークする。公募はお知らせの一覧に出る
- 4〜10日目:大学の概要のページで、総務課と教務学生課(学生部)の仕事の説明を読む
- 11〜17日目:2019年の自己点検・評価報告書の事務局の節を読み、県からの派遣という形とその課題をつかむ
- 18〜24日目:同じ法人が設置する石川県立大学との違い(看護学部だけの単科大学、かほく市のキャンパス)を整理する
- 25〜30日目:募集が出たときに確かめる点(採用する機関、所属、雇用期間、試験の中身)を書き出しておく
志望動機は、公開されている事実から組み立てます。看護学部だけの公立大学で、地域ケア総合センターと看護キャリア支援センターを持ち、地域の看護職の学び直しを支えていること、事務局の総務課が大学全般の業務を、教務学生課が入試から卒業までの学生の手続きを担うこと。これらは大学が自分で書いていることなので、根拠のある志望動機になります。[3]
大学の資料は、常勤の事務職員が県から派遣されてきたことを書いています。この大学の事務局で働く道を考えるときは、大学の公募だけでなく、どの機関の職員として採用される形なのかを、募集が出た時点の要項で確かめてください。採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。[5] [1]
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 石川県立看護大学 トップページ(お知らせ・教員公募)確認日:2026-09-27 / お知らせの一覧の今の表示(教員公募の分類に令和8年の教員の募集が並び、事務職員の募集なし。2026年9月27日確認)
- 石川県立看護大学 教員公募確認日:2026-09-27 / 教員公募のページ(教員の公募と提出様式。事務職員の募集なし)
- 石川県立看護大学 大学の概要確認日:2026-09-27 / 組織図と事務局総務課・教務学生課(学生部)・附属施設の業務、学生数(2026年5月1日現在)、職員数(2026年4月7日現在、臨時職員を除く16人)
- 石川県立看護大学 年報 第25巻(2024年度) 2.教員・職員確認日:2026-09-27 / 職員紹介(2025年3月現在):事務局長、総務課・教務学生課・附属施設の職名と人数(職名ごとに数えた)
- 石川県立看護大学 自己点検・評価報告書(2019年3月発行)確認日:2026-09-27 / 事務局(常勤の事務職員12名はすべて石川県からの派遣職員)、事務職員の配置状況(2018年5月1日現在の表)、SD、問題点(県からの派遣による異動、法人本部との距離)
- 石川県立看護大学に対する大学評価(認証評価)結果(2019年度)確認日:2026-09-27 / 事務組織と事務職員の構成(石川県からの派遣による常勤職員と非常勤職員)、県職員としての職層別研修、両大学課題発見等プロジェクト、石川県の人事評価制度による業務評価
- 石川県立看護大学 石川県公立大学法人確認日:2026-09-27 / 法人の概要(石川県立看護大学と石川県立大学を設置・運営、設立団体は石川県、設立年月日は平成23年4月1日)、各大学と法人本部の所在地
- 石川県立看護大学 石川県公立大学法人 令和6年度業務実績報告書(令和7年6月)確認日:2026-09-27 / 法人の概要(設置大学、学生数と職員数:看護大学の教職員65名・職員11名、法人本部の職員10名)、事務職員の研修、事務組織の見直し(大学広報の分掌を教務学生課へ移管)
- 石川県立看護大学 石川県公立大学法人 第3期中期計画確認日:2026-09-27 / 中期計画の期間(令和5年4月〜令和11年3月)、事務組織等の整備と効率化(事務職員の専門性を高めるためのSD)