どの大学の卒業生が茨城県立医療大学の職員になっているか
他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として茨城県立医療大学の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、県の機関の名前を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]
表に入れなかったもの
常磐大学の就職データと茨城キリスト教大学の就職実績詳細には茨城県立医療大学の名前がありますが、どちらも進学先の欄にある「茨城県立医療大学 助産学専攻科」です。専攻科への進学は就職ではないため、表に入れていません。[13] [14]
茨城県立医療大学が公表していること
大学の公式サイトには、職員紹介や先輩職員の声は載っておらず、職員の出身大学・学部は公表されていません。公式の報告書で確かめられるのは、事務局の職員がどういう立場で配置されているかです。[1] [5]
- 県立大学であることから大学事務職員は県職員が担当し、県の人事教育プログラムの2~3年での異動をしていた(2021年5月の点検評価ポートフォリオ)
- 認証評価での指摘等を踏まえ、5年程度の継続勤務や、大学職員として必要な研修に参加(同じ資料)
- 事務局職員の人事は県の定期人事異動の中で行われており、在職年数は概ね3~5年である(同じ資料の改善を要する点)
- 人事評価は、県の制度である目標管理による業績評価及び能力評価の2本立て(同じ資料)
大学が事務職員について書いていること
点検評価ポートフォリオの事務組織の項は、事務組織は県及び大学の条例に基づき配置され、大学運営の企画や立案への積極的な参画、学長をはじめとする執行部の補佐機能の拡充、そのための態勢づくりと人材育成を目標とする、としています。[5]
同じ項の改善を要する点では、事務局職員の在職年数が概ね3~5年であることから、高度化・専門化する大学事務に精通し、大学の管理運営に携わり、教員の教育研究活動を支援することができる人材の育成又は即戦力となる人材の配置が重要だと書いています。[5]
研修
事務職員の研修について、県の自治研修所が職階別の一般研修と政策形成研修等の特別研修を行っているが、大学事務に特化したものはない、と書かれています。そのため大学独自に、転入者ガイダンスの開催や、公立大学協会主催のSDセミナーなど外部機関の研修会への参加を進めています。[5]
SD・FD部会のページは、SDを、大学、付属病院及び大学院の教職員に、運営に必要な知識及び技能を習得させ、能力・資質を向上させるための研修及び必要な取組と説明しています。[10]
採用の仕組み。県が条例で設置した大学
茨城県立医療大学条例は、保健医療に関する教育研究を行い、広く地域社会において活躍する人材を育成するため、茨城県立医療大学を設置すると定めています。第5条は、大学に学長、副学長、教授、准教授、講師、助教、助手、事務職員及び技術職員その他必要な職員を置くとしています。[2]
茨城県の組織案内では、医療大学は保健医療部の出先機関として載っています。2021年度の認証評価の評価報告書も、予算編成は設置主体である茨城県の組織上の一機関として、大学の予算要求資料を基に茨城県が行っている、と書いています。[3] [6]
大学の教職員募集のページ
2026年9月27日時点の教職員募集のページは、教員(教授・准教授・講師・助教)と特任助手の2つの欄で構成されています。教員は作業療法学科の助教(小児期障害作業療法学領域)1名で、書類提出期限は令和8年(2026年) 11月13日(金曜日)必着です。特任助手は看護学科の1名です。事務職員の募集の欄はありません。[1]
茨城県の職員採用との関係
茨城県人事委員会の資料「茨城県職員になるには(県職員採用試験の概要)」は、茨城県職員になるには「原則として、茨城県人事委員会が行う採用試験又は採用選考に合格する必要があります」と書いています。事務職の大学卒業程度試験には、早期日程・従来日程・秋日程などがあります。[12] [11]
職員の仕事
点検評価ポートフォリオによると、事務組織は総務課、教務課及び病院管理課の3課で構成され、2021年5月の時点では事務局長と事務局次長を含めた正職員30名に加え、再任用職員3名と会計年度任用職員34名が配置されていました。[5]
- 事務局の各課(病院管理課を除く)は、学内の各種委員会の事務を担当し、各課長が関係する委員会の委員として参画している
- 大学院の事務(研究科委員会、研究科運営会議、学生選抜部会、教育研究部会の事務)は教務課が担当している
- 学生の生活全般の一次窓口は教務課が担当している
- 就職活動全般のサポート、求人データの管理、国家試験の諸手続きは、キャリア支援センター(会計年度任用職員4名)が担当している
事務職員が受けている研修(令和7年度)
自己点検・評価年次報告書の主な事務職員研修によると、令和7年度には、新任教職員ガイダンス(15人)、公立大学職員等セミナー(3人)、第38回全学SD・FD研修会(11人)、第10回教学マネジメントセンター勉強会(6人)などに事務職員が参加しています。付属病院が主催する新規採用者オリエンテーションや医療安全管理研修会、院内感染対策講習会も並んでいます。[4]
全学SD・FD研修会の対象者は、全教員および総務課・教務課・病院管理課の常勤職員で、令和7年度は対象者152人のうち105人が受講し、受講率は69.1%でした。[4]
応募できる条件と待遇
大学独自の事務職員の募集が無いため、この大学の事務職員としての応募資格、初任給、勤務時間は公式サイトで確かめられません。[1]
- 勤務地:茨城県稲敷郡阿見町阿見(条例に書かれた大学の位置)
- 人事評価:県の制度である目標管理による業績評価及び能力評価(2021年5月の点検評価ポートフォリオ)
- 在職年数:事務局職員の人事は県の定期人事異動の中で行われており、在職年数は概ね3~5年(同じ資料)
募集の時期
2026年9月27日時点で、茨城県立医療大学の教職員募集のページに事務職員の募集は出ていません。過去の事務職員募集の日程も公式サイトには残っていません。[1]
茨城県の職員採用案内のページは、2026年9月27日時点で、現在募集中の試験・選考等を「なし」としています。新着情報には、令和8年9月15日付で、令和8年度茨城県職員大学卒業程度試験【秋日程】の申込状況と受験票のお知らせが載っています。[11]
公開されている数字
| 区分 | 令和3年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|
| 常勤職員 | 200 | 194 |
| うち総務課 | 19 | 17 |
| うち教務課 | 9 | 8 |
| うち病院管理課 | 9 | 8 |
| うち付属病院の医療職 | 163 | 161 |
| 臨時及び非常勤 | 68 | 68 |
| 休職者等 | 3 | 1 |
| 合計 | 271 | 263 |
同じ報告書のSS比・ST比の表では、令和7年度の学生数(学部・大学院・助産専攻科含む)802、教員数(助教以上)103、職員数(非常勤・臨時除く)25で、学生/職員は32.1です。[4]
学部の学生数は、令和8年5月1日現在で709人(看護学科203人、理学療法学科174人、作業療法学科166人、放射線技術科学科166人)です。教員は計104人で、このほか各学科、各センター等に特任助手計26名を配置しています。[8] [9]
令和7年度の保健医療学部の卒業者数は173人、就職率は100.0%、県内定着率は77.6%です。[4]
歴史・沿革によると、大学は平成7年4月に開学し、平成8年12月に付属病院が開院、平成13年4月に大学院、平成26年4月に助産学専攻科が開設されました。[7]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:茨城県立医療大学の教職員募集のページを開き、事務職員の募集が出ていないかを確かめる。以後も定期的に確かめる
- 4〜7日目:事務局の職員が県の定期人事異動で配置されることを踏まえ、県の職員として幅広い職場で働く働き方が自分に合うかを考える
- 8〜12日目:茨城県の職員採用案内で、事務職の試験日程と受験資格を確かめる。大学への配属は約束されていないことも前提にする
- 13〜17日目:点検評価ポートフォリオの事務組織の項を読み、総務課・教務課・病院管理課の仕事のうち関心のあるものを選ぶ
- 18〜22日目:看護・リハビリテーション・放射線の医療職を育てる大学であることと、付属病院を持つことを、自分の言葉で説明できるようにする
- 23〜26日目:茨城県内のほかの大学の職員採用も並行して調べ、応募できる先を広げておく
- 27〜30日目:志望理由と自己PRの下書きを作り、県の職員として何をしたいかと、大学の仕事への関心の両方を書き出す
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、茨城県立医療大学の公式サイトと公表している報告書、茨城県の組織案内と職員採用案内、他大学の公式資料で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の案内を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 茨城県立医療大学 教職員募集確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点。教員(作業療法学科 助教(小児期障害作業療法学領域)1名、書類提出期限 令和8年(2026年) 11月13日(金曜日)必着)と特任助手(看護学科 1名)の募集だけで、事務職員の募集は無い
- 茨城県立医療大学条例確認日:2026-09-27 / 教育情報の公開のページ(https://www.ipu.ac.jp/about/public-info/page000078.html)の「設置認可」からリンク。平成6年茨城県条例第50号。設置(大学の位置 稲敷郡阿見町阿見)、学部・学科、専攻科、大学院、第5条(職員)、付属施設(病院及び図書館)、運営協議会
- 茨城県 組織案内 医療大学確認日:2026-09-27 / 茨城県の組織案内で、保健医療部の出先機関として茨城県立医療大学と付属病院を掲載。お問い合わせ先 保健医療部県立医療大学
- 茨城県立医療大学 令和7年度 自己点検・評価年次報告書確認日:2026-09-27 / 教育情報の公開のページからリンク。統計資料(令和3年度〜令和7年度):職員数(4月1日現在、部署別配置人数)、SS比・ST比、全学SD・FD研修会の対象者と受講率、主な事務職員研修(令和3〜7年度)、卒業生の就職状況と県内定着率
- 茨城県立医療大学 点検評価ポートフォリオ(2021年5月)確認日:2026-09-27 / 大学機関別認証評価受審結果のページ(https://www.ipu.ac.jp/about/public-info/certification/page000106.html)からリンク。事務組織(総務課・教務課・病院管理課の3課、正職員30名・再任用職員3名・会計年度任用職員34名)、事務職員の研修(県の自治研修所の研修、転入者ガイダンス、公立大学協会主催のSDセミナー)、人事評価、事務局職員の人事は県の定期人事異動の中で行われ在職年数は概ね3~5年、大学事務職員は県職員が担当
- 茨城県立医療大学 2021年度実施 大学機関別認証評価 評価報告書確認日:2026-09-27 / 大学機関別認証評価受審結果のページからリンク。教員と事務職員等の連携、SD・FD、財務(予算編成は設置主体である茨城県の組織上の一機関として茨城県が行う、県の財務規則に基づく検査・監査)
- 茨城県立医療大学 歴史・沿革確認日:2026-09-27 / 平成7年4月開学、平成8年12月付属病院開院、平成13年4月大学院開設、平成26年4月助産学専攻科開設 ほか
- 茨城県立医療大学 入学者数・学生数確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在。保健医療学部(看護学科・理学療法学科・作業療法学科・放射線技術科学科)の定員・入学者数・学生数(計709人)、助産学専攻科、大学院
- 茨城県立医療大学 教員組織(令和8年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 教育組織別教員数(計104人)、特任助手計26名
- 茨城県立医療大学 SD・FD部会確認日:2026-09-27 / SD(スタッフ・ディベロップメント)とFDの説明、部会の活動実績
- 茨城県 茨城県職員採用案内確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の新着情報(令和8年9月15日 大学卒業程度試験【秋日程】の申込状況・受験票)、「現在募集中の試験・選考等」は「なし」。本文に茨城県立医療大学の名前は無い
- 茨城県人事委員会 茨城県職員になるには(県職員採用試験の概要)(2026.8.5現在)確認日:2026-09-27 / 茨城県職員採用案内のページからリンク。原則として茨城県人事委員会が行う採用試験又は採用選考に合格する必要があること、職種ごとの募集、大学卒業程度試験の【早期日程】【従来日程】【秋日程】【秋冬期日程】。本文に茨城県立医療大学の名前は無い
- 常磐大学 就職データ確認日:2026-09-10 / 入れなかった理由。看護師国家試験の合格率と並ぶ「主な進学先」の欄に「茨城県立医療大学 助産学専攻科」があるが、専攻科への進学先で就職ではないため表に入れていない
- 茨城キリスト教大学 就職実績詳細確認日:2026-09-10 / 入れなかった理由。「進学先」の欄に「茨城県立医療大学 助産学専攻科」があるが、進学先で就職ではないため表に入れていない