どの大学の卒業生が情報セキュリティ大学院大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として情報セキュリティ大学院大学(学校法人岩崎学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌​‌‌‌​​‌​‌‌‌​‌​​‌​‌​​‌‌‌‌​​‌​​​​​​‌​‌‌‌‌‌​​​​‌​‌​‌‌​‌‌​​‌‌​​​‌​‌

大学の就職先一覧には、法人名の「岩崎学園」だけが載っている例があります。ただ、学校法人岩崎学園は情報セキュリティ大学院大学のほかに専門学校7校や幼稚園・保育園も運営しているため、法人名だけの行からは、この大学院大学の職員になったのか、専門学校の教員などになったのかが分かりません。そのため、法人名だけの行はこの表に入れていません。[9]

大学と法人が公表している職員の情報[4] [5]

情報セキュリティ大学院大学も岩崎学園も、職員一人ひとりの出身大学は公表していません。公表されているのは次のことです。[4] [5] [7]

  • 大学院専任の事務職員は5名で、大学院事務局に配置されている(点検・評価報告書、2025年度)
  • 大学院事務局職員の採用・昇格は、岩崎学園の就業規則などに基づき法人の人事として行われている(同)
  • 岩崎学園の新卒の応募資格は、4年制大学の卒業見込みと大学院の修了見込み(採用サイトのよくある質問)
  • 岩崎学園の職員数は404人、非常勤講師を含めると731人(採用サイト「働く環境」)
[4] [5] [7]

新卒の応募資格に、出身大学や学部の条件は書かれていません。院卒の初任給が別に定められているので、大学院を修了してから応募する道もあります。[5] [6]

採用ページが求める人物と学歴について書いていること(引用)

大学の「教職員公募」ページには事務職員の募集がないため、求める職員像は設置法人の岩崎学園の採用サイトに書かれています。新卒採用のページは、求める人材を次の5つにまとめています。[1] [6]

  • 人と話すことが好き、人の話を聞くのが好きな方
  • 物事に対して「なぜ?」と問いを持ち、自分なりに考えを深められる方
  • 「これだけは人に負けない」という強みをお持ちの方
  • 前向きなチャレンジ精神、柔軟な対応力を持つ方
  • 人を楽しませることに熱意を持つ方
[6]

採用サイトのトップページには、学校はこれまで通りではダメだと感じているという法人の考えが書かれ、「学校が嫌いだった人とか、先生になんてなりたくないと思っていた人の方が、この仕事に向いているのかもしれない」とまで述べています。[5]

重視する4つの姿勢と10の行動指針[5]

人材に対する考え方として、岩崎学園は「徹底した顧客目線を軸に、共感、柔軟、チャレンジ、プロ意識を重視します。」と書いています。採用コンセプトは、顧客目線を中心とした文化と、持ち味を発揮するためのスキルの2つの要件を満たす人を採りたい、というものです。[5]

あわせて「岩崎学園教職員の10の行動指針」が公表されています。「否定から入らず「共感」から」「自分語りより傾聴を重視」「知ったかぶりはしない」など、日々の振る舞いを具体的に示したものです。[5]

大学院大学の側が書いている職員の役割[4]

情報セキュリティ大学院大学の点検・評価報告書は、教員と職員の協働を何度も取り上げています。在学生は社会人が多く、報告書は学生支援について「教員と職員が一致協力して学生の修学状況を把握し、必要とする修学支援を実施する」ことを方針に挙げています。職員は、社会人学生を多く抱える小さな大学院を教員と並んで支える役割だと読めます。[4]

採用の仕組み。大学院事務局の職員は、学校法人岩崎学園の人事で採られる

情報セキュリティ大学院大学は、学校法人岩崎学園(1927年創立)が設置する私立の大学院大学です。国立大学のような統一の採用試験はありません。[3]

大学の点検・評価報告書(2025年度)には、事務職員の採用について「大学院事務局職員の採用・昇格等については、岩崎学園教職員就業規則、その他諸規程に則り、法人の人事として執行されている」と書かれています。大学が単独で事務職員を公募するのではなく、法人が採用する仕組みです。人事考課も法人共通の評価指標で行われ、業務評価と処遇の改善に反映されているとされています。[4]

岩崎学園の新卒採用の入口[5] [6]

岩崎学園の採用サイトのよくある質問には、応募方法について「現在、新卒採用については、マイナビよりエントリーを受け付けております。」とあります。新卒採用のページでも、エントリーは外部の就職情報サイトで受け付け、エントリーした人に採用説明会と選考日程の詳細を連絡すると書かれています。選考が何段階あるかは、採用サイトには書かれていません。[5] [6]

配属の決まり方[5]

配属についてよくある質問は、新卒の場合は採用選考や内定後の面談で希望する職種を聞いたうえで、「配属先の決定は、ご自身の希望・適性・専攻と学園内の組織体制などを総合的に判断して行います。」と答えています。続けて「必ずしもご自身が希望した職種に配属されるわけではありません。」とも書かれています。[5]

岩崎学園は専門学校7校、幼稚園・保育園、放課後児童クラブ、そしてこの大学院大学を運営しています。採用サイトのどこにも、新卒で入った人が情報セキュリティ大学院大学の事務局に配属されると約束する記述はありません。この大学院大学で働きたい人は、法人全体の職員として採られ、配属は法人が決める、という前提で応募することになります。[9] [5]

中途の募集に事務職員は出ていない[8]

採用サイトの中途採用のページに載っている募集は、2026年9月時点で専門学校教員、幼稚園教諭、保育園保育士、学童保育指導員などです。事務職員の中途募集は載っていません。中途は新卒とは別の入口で、新卒の応募には使えません。[8]

職員の仕事。専任5名の大学院事務局が、窓口から入試・広報まで担う

大学の点検・評価報告書(2025年度)によると、学部を持たない独立大学院であるこの大学には「大学院事務局」が置かれ、大学院の運営と教育・研究活動のサポートを行っています。報告書が挙げている業務は次のとおりです。[4]

  • 履修や成績管理、奨学金等の窓口サービス
  • 学生への各種情報提供
  • 学内の情報システム・ネットワーク管理や実習系授業のサポート
  • 入試・広報業務
  • 就職活動支援
  • 予算管理、勤怠管理
  • 法令に基づく各種申請・調査への対応
[4]

これを大学院専任の事務職員5名で担い、法人本部の総務部、施設管理部、経理財務部などと連携しています。必要に応じて、外部資金などで派遣職員や有期契約職員を雇う体制もとっています。[4]

教員と並んで大学運営に加わる[4]

隔週で開かれる教室会議には、事務局職員も開学時から参加しています。報告書によると、職員は審議に必要な情報の提供だけでなく、教育関係の法改正への対応や大学院進学市場の分析を踏まえたカリキュラムの精査など、教学の企画・立案や提案も行っています。教務の担当として、入学者のニーズの変化から授業科目の新設を研究科の教員に提案し、開設が決まった例もあると書かれています。[4]

教授会には事務局職員2名も出席しています。広報・学生募集、学生相談窓口、就職指導、図書、情報インフラ管理などの学務は、事務局職員と研究科教員の双方で担当者を決めて対応しています。[4]

小さな大学院ならではの兼任[4]

図書の管理は、学生数など規模が小さいことから、事務局職員が兼任しています。学生の進路支援は、教員担当者1〜2名と事務局担当者1名が連携し、週2回の進路相談の時間を設けています。在学生の約7〜8割が社会人学生なので、主に学部から進学した学生の就職活動を支援しています。1人が幅広い業務を持つ職場だと言えます。[4]

法人の職種として紹介されている仕事[6]

岩崎学園の新卒採用のページは、募集職種として「学生募集・マーケティング」「産学連携・就職支援」「クリエイティブ・ブランディング」「総務・経理財務」「専門学校教員」を挙げています。大学院事務局の入試・広報や就職活動支援と重なる仕事もありますが、どの職種がこの大学院大学に配属されるのかは書かれていません。[6]

応募できる条件と待遇(学校法人岩崎学園の新卒の募集要項)

ここに並べるのは岩崎学園の採用サイトの新卒の募集要項で、法人全体の条件です。情報セキュリティ大学院大学だけの条件は公表されていません。[6] [5]

学校法人岩崎学園 新卒の募集要項(採用サイトより、2026年9月確認)
項目内容
応募資格よくある質問では2026年3月 4年制大学卒業見込み、及び大学院修了見込みの方
勤務地神奈川県横浜市(横浜西口エリア、新横浜エリア、東戸塚エリア。各駅より徒歩7分以内)。転居を伴う転勤なし
勤務時間8:40〜17:30
給与(新卒の月給)大卒234,200円、院卒255,900円
昇給・賞与昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月・12月)
諸手当交通費(全額支給)、住宅手当 等
休日・休暇完全週休2日制、祝日、年末年始、創立記念日(11月1日)、有給休暇(初年度10日付与)、特別休暇、産前・産後休暇、育児休業、介護休業 等
[6] [5]

よくある質問の応募資格は、2026年9月27日時点でも「新卒採用については2026年3月 4年制大学卒業見込み、及び大学院修了見込みの方とします。」のままです。2027年春に卒業する人の応募資格は、採用サイトには書かれていません。[5]

情報セキュリティ大学院大学の所在地は横浜市神奈川区鶴屋町で、横浜駅きた西口から徒歩1分です。岩崎学園の勤務地の説明にある横浜西口エリアに入ります。[3] [6]

働く環境と制度[7]

採用サイトの「働く環境」には、社宅(単身用は西横浜・東神奈川、家族用は西横浜)、退職金制度、日本私立学校振興・共済事業団の健康保険・厚生年金、人間ドック補助金、時間単位の有給休暇、副業制度などが載っています。新卒者には入職後1年間、先輩職員がメンターとしてつき、業務指導やメンタルケアを行います。内定者研修として、内定者ワークショップ、ビジネスマナー研修、ITスキルアップ研修などもあります。[7]

募集の時期。大学の公募は教員だけ、法人の新卒募集は要項の年度が古いまま

2026年9月27日時点で、情報セキュリティ大学院大学の「教職員公募」ページに載っているのは「大学院情報セキュリティ研究科教員」の公募要領だけです。事務職員の募集は載っていません。[1]

この教員公募は、非常勤または常勤の教授・准教授・講師・助教相当を若干名募集するもので、応募期限は令和8年10月30日必着、採用時期は令和9年4月1日目途です。大学院の講義と研究指導を担当できる能力・業績が応募資格なので、新卒の事務職員の募集ではありません。[2]

公式サイトで確かめられること(2026年9月27日時点)
項目状況
大学の「教職員公募」ページ研究科の教員公募要領のみ(事務職員の募集なし)
設置法人の新卒の応募方法よくある質問では、新卒のエントリーを就職情報サイトで受け付け
よくある質問の新卒の応募資格2026年3月 4年制大学卒業見込み、及び大学院修了見込み
設置法人の中途採用専門学校教員、幼稚園教諭、保育士、学童保育指導員など(事務職員なし)
採用サイトのお知らせ2026年2月9日にリクルートサイトをリニューアル
[1] [5] [8]

次の新卒募集がいつ始まるかは、公式サイトには書かれていません。この記事でも推測で書きません。岩崎学園の採用サイトと、大学の「教職員公募」ページを定期的に確かめてください。問い合わせ先として、採用サイトには岩崎学園の総務部採用担当が載っています。[5] [1]

公開されている数字。収容定員104名の大学院に、専任の事務職員5名

数字は、大学の大学設置概要と点検・評価報告書(2025年度)、岩崎学園の採用サイトで公開されているものだけを並べます。[3] [4] [7]

情報セキュリティ大学院大学の規模(大学設置概要・点検・評価報告書より)
項目数字
学生定員博士前期(修士)課程 1学年40名、博士後期課程 1学年8名
収容定員104名(博士前期80名、博士後期24名)
在籍学生82名(2025年5月1日現在。博士前期63名、博士後期19名)
専任教員9名(2025年12月時点)
専任の事務職員5名(大学院事務局に配置)
社会人学生の割合在学生の約7〜8割
[3] [4]

専任の事務職員5名に対して、在籍学生は82名です。学生の数は多くありませんが、事務局は入試・広報から情報システムの管理、予算、法令に基づく申請まで担っています。[4]

学校法人岩崎学園の数字(採用サイト「働く環境」より)
項目数字
職員数404人(非常勤講師を含めて731人)
男女比4:6
年間休日123日(2024年度実績)
平均年齢42.8歳
管理職に占める女性の割合47.7%
産休育休取得率・育休からの復帰率いずれも100%
有休取得率78.2%
学生数(園児含む)5117人
[7]

30日でやること。法人の職員として採られる前提で準備する

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。[5]

  1. 1〜3日目:岩崎学園の採用サイトと、情報セキュリティ大学院大学の「教職員公募」ページをブックマークし、新卒の募集要項の年度が更新されていないかを確かめる
  2. 4〜7日目:岩崎学園が運営する学校の一覧を見て、専門学校・幼稚園・大学院大学のどこに配属されても働く理由を言えるようにする。配属は法人が決める
  3. 8〜14日目:大学の点検・評価報告書のうち、大学院事務局と教職協働について書かれた部分を読み、大学院事務局が担っている仕事を自分の言葉で説明できるようにする
  4. 15〜21日目:「共感」「柔軟」「チャレンジ」「プロ意識」の4つと、10の行動指針に当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
  5. 22〜30日目:「これだけは人に負けない」という強みを1つに絞り、社会人学生が多い大学院でどう生かせるかを話せるようにする
[5] [1] [4] [9]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。この大学院大学は、在学生の7〜8割が社会人で、少人数の事務局が教員と並んで教学の企画に加わり、授業科目の新設を提案した例もあります。こうした特徴に、自分の経験を重ねれば根拠のある志望動機になります。ただし、この大学院大学で働きたいという理由だけでは、法人全体の採用では足りない可能性があります。岩崎学園という法人で働きたい理由も用意してください。[4] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 情報セキュリティ大学院大学 教職員公募確認日:2026-09-27 / 大学の採用ページ。2026年9月27日時点で掲載されているのは大学院情報セキュリティ研究科教員の公募要領と指定の履歴書だけで、事務職員の募集はない
  2. 情報セキュリティ大学院大学 大学院情報セキュリティ研究科教員公募要領確認日:2026-09-27 / 非常勤または常勤の教授・准教授・講師・助教相当 若干名、応募資格、応募期限(令和8年10月30日必着)、採用時期(令和9年4月1日目途)、雇用形態と任期
  3. 情報セキュリティ大学院大学 大学設置概要確認日:2026-09-27 / 設置場所(横浜市神奈川区鶴屋町、横浜駅きた西口より徒歩1分)、設置者(学校法人岩崎学園、1927年創立)、大学院のみを置く大学、研究科・専攻、学生定員
  4. 情報セキュリティ大学院大学 点検・評価報告書(2025年度)確認日:2026-09-27 / 専任教員9名・大学院専任の事務職員5名、大学院事務局の業務、事務局職員の採用・昇格は法人の人事、教室会議・教授会への職員の参加、教職協働、SD、キャリアアップ支援制度、図書管理の兼任、進路支援の体制、収容定員と在籍学生数(各年度5月1日現在)
  5. 学校法人岩崎学園 採用情報(トップ・よくある質問)確認日:2026-09-27 / 法人の紹介、人材に対する考え方(共感・柔軟・チャレンジ・プロ意識)、10の行動指針、採用コンセプト、よくある質問(新卒の応募資格、応募方法、配属の決め方、育休、社宅)、お知らせ(2026年2月9日リニューアル)、総務部採用担当
  6. 学校法人岩崎学園 新卒採用確認日:2026-09-27 / 求める人材、勤務地、勤務時間、新卒の月給(大卒・院卒)、昇給・賞与、諸手当、休日・休暇、募集職種5つの紹介、新卒エントリーの案内
  7. 学校法人岩崎学園 働く環境確認日:2026-09-27 / 数字でみる岩崎学園(職員数・男女比・年間休日・平均年齢・女性管理職の割合・産休育休取得率・有休取得率・学生数・卒業生数)、福利厚生、メンター制度、内定者研修、研修制度
  8. 学校法人岩崎学園 中途採用確認日:2026-09-27 / 中途採用の募集要項と職種(専門学校教員、幼稚園教諭・保育士、学童保育指導員など)。2026年9月時点で事務職員の中途募集は掲載なし
  9. 学校法人岩崎学園 公式サイト確認日:2026-09-27 / 法人が運営する専門学校7校、幼稚園・保育園・放課後児童クラブ、情報セキュリティ大学院大学の一覧と、教職員採用ページへのリンク

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