どの大学から入っているのか。「IDホールディングス」の名前で確認できたのは4校
会社は採用実績校の一覧を公開していません。大学が自分で公表している進路資料をたどって、「IDホールディングス」の社名を確認できたのは4校、5件です。[8] [9] [10] [11]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 岩手大学 大学院 総合科学研究科 理工学専攻 | 令和6(2024)年度 総合科学研究科修了生 進路先一覧の理工学専攻の欄に「株式会社IDホールディングス」1 | 令和6(2024)年度 |
| 愛知工業大学 情報科学科 メディア情報専攻 | 主な進路・就職先一覧(情報科学科)のメディア情報専攻の列に「株式会社IDホールディングス」 | 2026年3月卒 |
| 文教大学 情報学部 メディア表現学科 | メディア表現学科の主な進路先・情報サービスの欄に「(株)IDホールディングス」 | 2023〜2025年度 |
| 獨協大学 英語学科 | 2024年度学科別就職先一覧の英語学科の列、G.情報通信業の欄に「IDホールディングス」 | 2024年度(2024年9月卒業・2025年3月卒業者) |
| 獨協大学 経営学科 | 同じ一覧の経営学科の列、G.情報通信業の欄に「IDホールディングス」 | 2024年度(2024年9月卒業・2025年3月卒業者) |
文教大学のメディア表現学科、獨協大学の英語学科と経営学科は、どれも文系の学科です。理系は岩手大学の大学院と愛知工業大学の情報科学科です。会社の社員インタビューにある約7割が文系出身という話と、大学側の資料の顔ぶれは食い違っていません。[8] [9] [10] [11] [5]
事業会社「インフォメーション・ディベロプメント」の名前で載っている大学
IDホールディングスは持株会社で、グループの中心になる事業会社が株式会社インフォメーション・ディベロプメントです。インフォメーション・ディベロプメントのサイトにある採用メッセージのページは、IDホールディングスの採用サイトとして表示されます。大学側の資料には、この事業会社の名前で載っているものもあります。前の節の4校と、ここに挙げる麗澤大学・北九州市立大学・東京経済大学を合わせると7大学です(獨協大学は両方の表に出てきます)。[15]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 麗澤大学(学部の別なし) | 業種別就職先(2022~2026年卒)の情報通信の欄に「インフォメーション・ディベロプメント」 | 2022〜2026年卒 |
| 北九州市立大学 経済学部 経営情報学科 | 学部・学群別の就職先一覧の経済学部 経営情報学科の欄に「株式会社インフォメーション・ディベロプメント」 | 一覧に年度の記載なし |
| 東京経済大学 コミュニケーション学部 | 2024年度の主要就職先リストのコミュニケーション学部・情報・通信・放送業の欄に「インフォメーション・ディベロプメント」 | 2024年度 |
| 獨協大学 経済学科・法律学科 | 2024年度学科別就職先一覧の経済学科と法律学科の列、G.情報通信業の欄に「インフォメーション・ディベロプメント」 | 2024年度(2024年9月卒業・2025年3月卒業者) |
金沢工業大学の都道府県別の一覧にもインフォメーション・ディベロプメントの社名と数字がありますが、何年分かが書かれていない在籍者数の一覧なので表には入れていません。獨協大学の2024年度の一覧にはもう1か所社名がありますが、段組みの列がどの学科か割り切れない位置にあるため数えていません。[16] [11]
会社が学歴・文理について書いていること(引用)
よくある質問の「選考・採用について」の最初の問いは、学歴、学部、学科の違いで選考方法は異なりますか、というものです。答えは「選考フロー、試験内容は同じです。文系、理系を問わず、IT業界と当社に興味と期待を持って頂ける方をお待ちしております。」です。[2]
学生時代にIT関連の勉強をしていないが大丈夫か、という問いには「内定者には入社前にe-ラーニングなどにより基礎知識をつけていただきます。また入社後、その職種に合わせて基礎からトレーニングを行いますのでご安心下さい。文系出身の多くの方がシステム開発(作る)やシステム基盤(NW環境に繋げる)の職場で活躍しています!」と答えています。[2]
資格については「資格取得は採用条件の対象ではありませんが、IT業界への志望動機や、学生時代の成果を量る指標のひとつとして、参考にさせていただきます。」とあります。[2]
社員インタビューに出てくる「約7割が文系出身」
2022年新卒入社のセキュリティエンジニアのインタビューには、こう書かれています。「最近の採用情報では、新入社員の約7割が文系出身です。私自身もIT未経験で入社しましたが、手厚い研修や周囲の方々の支えがあり、安心して業務に取り組むことができています。」続けて「IT業界は日々変化していくため、入社時の知識差は大きな壁にはならないと感じています。」とあります。[5]
この社員は、担当する脅威情報の確認の中で、大学時代に学んだ国際情勢や国際法とのつながりに気づくことがあると話しています。2023年新卒入社のコンサルタント職のインタビューも「私自身、IT未経験で入社しましたが、充実した研修制度と先輩方のサポートのおかげで、安心して業務に取り組むことができています。」です。[5] [6]
募集要項に書かれていること
| 項目 | 募集要項の記載 |
|---|---|
| 募集職種 | 総合職(ITインフラ/システムマネジメントエンジニア、セキュリティエンジニア、アプリケーション開発エンジニア、コンサルタント、営業。コンサルタントと営業は募集停止と表示) |
| 応募資格 | 2027年3月に大学院、大学を卒業見込みの方。既卒2年以内で就業経験のない方が対象 |
| 初任給 | 大学院卒271,000円~/大学卒261,000円~/専門学校(4年制)卒261,000円~/専門学校(3年制)卒256,000円~ |
| 賞与・昇給 | 賞与は年2回、昇給は年1回 |
| 勤務時間 | 9:00~17:30 |
| 休日休暇 | 土・日曜日(完全週休2日制)、祝日、有給休暇、年末年始休暇、特別休暇、育児休暇、慶弔など |
| 勤務地 | 本社(東京都千代田区五番町)、東京都内及び近郊、国内、海外の拠点各地 |
| 選考プロセス | エントリー → 書類選考・適性検査 → 面接(1~2回) → 内定~入社 |
勤務地について、よくある質問は「クライアント先での常駐が主となりますので、勤務地は会社が決定します。新人トレーニング中に修得したスキルなどを踏まえ、クライアント先を決定します。」と答え、勤務地は主に東京都内と東京近郊で、大阪・山陰・名古屋・高松などの地方や海外もあると書いています。[2]
どんな会社なのか
採用サイトの「3分でわかるIDグループ」によると、会社は1969年10月に設立され、1972年4月に新卒第一期生が入社しています。2014年9月に東証一部に上場し、シンガポール、アメリカ、インドネシアなどに拠点を設けてきました。[3]
事業の特徴として「大手社会インフラ企業を中心に1000社以上との取引があり、それぞれのお客様と直接対話をして最適な提案を行うことができる環境があります。」と書かれ、システム運営管理の案件が全体の5割弱と高く業績が安定している、と説明されています。2024年新卒入社の社員も、保守やインフラなどの継続案件が全体の40%以上を占めていることを会社の特徴に挙げています。[3] [7]
評価について、よくある質問は「当社は年功序列ではなく、チャレンジしている人、実績を出している人であれば、年齢や勤続年数にかかわらず昇格、昇給していきます。」と答えています。入社後に職種変更の希望を出すこともでき、最終的には会社が総合的に判断すると書かれています。[2]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では3つある
選考のどこが大学名で動かないのかを、公開情報から特定します。
土俵1:入社前から学べて、入社後は約3か月の研修がある
働く環境のページには「ITの事前知識がない新入社員だけでなく、学んできたIT知識をより深めたい方も一流のエンジニアに育てあげる手厚いトレーニング制度が整っています。」とあります。新入社員向けには「入社後約3か月をかけて、プログラミング/データベース/ITインフラ構築/セキュリティ/AIなど、職種ごとの専門的なスキルだけでなく、分野を問わず重要となるITの基礎を学びます。」と書かれています。[4]
よくある質問では、入社時のトレーニングについて「社会人としての意識醸成、マナー修得を目的としたビジネストレーニングを実施後、IT基礎技術トレーニングを全員に受講いただく予定です。実際の職場へ配属後、OJTを行います。」と答えています。[2]
土俵2:資格は条件ではないが、見てもらえる
先に引いたとおり、資格は採用条件ではないものの、志望動機や学生時代の成果を量る指標のひとつとして参考にすると書かれています。条件ではないので持っていなくても応募できますが、持っていれば見てもらえる材料になります。[2]
土俵3:面接で見られるのは前向きさとコミュニケーション
2022年入社の社員は、インタビューの最後に「大切なのは前向きな姿勢とコミュニケーション力です。」と書いています。2024年入社の社員は、会社の行動規範「IDentity」の中の「私たちは損か得かで判断するのではなく、正しいか正しくないかで行動します。」という一文を挙げ、誠実で真面目な人が多い印象だと話しています。[5] [7]
今週やること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1日目:募集要項を開き、いま募集している職種(ITインフラ/システムマネジメント、セキュリティ、アプリケーション開発)の説明を読み比べる
- 2日目:よくある質問を全部読む。選考が文系・理系で同じであること、勤務地が常駐先で決まることを確かめる
- 3日目:社員インタビューを3本読み、IT未経験で入った人が入社後に何に苦労し、どう乗り越えたかを書き出す
- 4〜6日目:ITパスポートの参考書を1冊買い、最初の章を読む。資格は条件ではないが、学生時代の成果を量る指標のひとつとして参考にすると会社は書いている
- 7〜9日目:自分の大学で学んだことが、運用やセキュリティの仕事のどこにつながるかを1つ考える。国際法や国際情勢を仕事に結びつけている社員の例が参考になる
- 10〜12日目:立場の違う人と一緒に何かを進めた経験を1つ、面接で話せる形にまとめる
- 13〜14日目:大学のキャリアセンターにこの会社(インフォメーション・ディベロプメントを含む)の求人と説明会の記録があるか聞き、エントリーする
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、IDホールディングスの公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の募集要項を確認してください。自分の学部からどう話を組み立てるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- IDホールディングス 新卒採用 募集要項確認日:2026-09-11 / 初任給、賞与、昇給、勤務時間、手当、休日休暇、勤務地、募集職種(総合職の5職種。コンサルタントと営業は募集停止)、応募資格、選考プロセス
- IDホールディングス 新卒採用 よくあるご質問確認日:2026-09-11 / 学歴・学部・学科と選考方法、IT関連の資格、IT未経験者への対応、勤務地と転勤、評価制度、入社時のトレーニングなど
- IDホールディングス 新卒採用 3分でわかるIDグループ確認日:2026-09-11 / 設立(1969年10月)、新卒第一期生の入社、上場、海外拠点、取引社数とシステム運営管理の比率
- IDホールディングス 新卒採用 働く環境・制度確認日:2026-09-11 / トレーニング制度(階層別・IT)、新入社員の約3か月の研修、2・3年目研修
- IDホールディングス 社員紹介01(セキュリティエンジニア職・2022年新卒入社)確認日:2026-09-11 / 「最近の採用情報では、新入社員の約7割が文系出身です。」の記載、IT未経験での入社、大学での学びと仕事のつながり
- IDホールディングス 社員紹介02(コンサルタント職・2023年新卒入社)確認日:2026-09-11 / IT未経験での入社、研修と先輩のサポート
- IDホールディングス 社員紹介03(アプリケーション開発エンジニア職・2024年新卒入社)確認日:2026-09-11 / 入社理由、社内転職、行動規範「IDentity」、継続案件の比率
- 岩手大学 令和6(2024)年度 進路先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 令和6(2024)年度の一覧。総合科学研究科修了生 進路先一覧の理工学専攻の欄に「株式会社IDホールディングス」1
- 愛知工業大学 主な進路・就職先一覧(情報科学科・2026年3月卒・PDF)確認日:2026-09-11 / 2026年3月卒の一覧。メディア情報専攻の列に「株式会社IDホールディングス」(段組みの列の位置で専攻を確認)
- 文教大学 情報学部 進路・取得できる免許・資格確認日:2026-09-10 / メディア表現学科の主な進路先・情報サービスの欄に「(株)IDホールディングス」。2023~2025年度の主な就職先の一部と注記あり
- 獨協大学 2024年度学科別就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 2024年度の一覧。G.情報通信業の英語学科の列に「IDホールディングス」、経営学科の列に「IDホールディングス」、経済学科と法律学科の列に「インフォメーション・ディベロプメント」(段組みの列は見出しの数と行のセルの数が一致する行だけで判定)
- 麗澤大学 就職実績確認日:2026-09-10 / 業種別就職先(※2022~2026年卒)の情報通信の欄に「インフォメーション・ディベロプメント」。学部別のデータの後にある全学の一覧
- 北九州市立大学 学部・学群別 就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 経済学部 経営情報学科の欄に「株式会社インフォメーション・ディベロプメント」。資料に対象年度の記載はない
- 東京経済大学 2024年度 主要就職先リスト確認日:2026-09-10 / 2024年度の一覧。コミュニケーション学部の情報・通信・放送業の欄に「インフォメーション・ディベロプメント」
- インフォメーション・ディベロプメント 採用メッセージ確認日:2026-09-11 / 事業会社インフォメーション・ディベロプメントのサイトの採用ページ。題名は「採用メッセージ | IDホールディングス」で、IDホールディングスの採用サイトとして表示される
- 金沢工業大学 進路データ 都道府県別 主な就職先(PDF)確認日:2026-09-10 / 都道府県別の企業名と数字の一覧に「インフォメーション・ディベロプメント」。何年分かの記載がない在籍者数の一覧のため節1の表に入れなかった理由の出典