どの大学の卒業生が、ICUの職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​‌‌‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​​‌​‌​‌​‌‌‌​‌​‌​​‌‌‌‌​​​‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌​‌​‌​‌‌‌​‌​​​‌​‌

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として国際基督教大学(学校法人国際基督教大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

「職員の声」に出てくる出身と経歴[2]

ICUの採用情報の「職員の声」には4人の職員が登場します。出身大学と経歴について書かれていることは次のとおりです。氏名は載っていないので、所属で示します。[2]

  • 総務部 行政事務グループ:「ICUを卒業後、他大学で教員人事や研究支援の業務を担当していました。」
  • 学務部 大学院事務グループ:「前職では、他大学の職員として国際交流関係の部署に所属し、主に留学派遣業務を担当していました。」(出身大学の名前は書かれていない)
  • 図書館 パブリックサービスグループ:「私はICU卒業生なのですが」
  • 総務部総務グループ:日本社会の国際化に携わりたいという動機で社会人経験を積んできたと書いている(出身大学の名前は書かれていない)
[2]

4人のうち2人がICUの卒業生です。行政事務グループの職員はICUを卒業後に他大学で働いてから戻り、大学院事務グループの職員は他大学の職員から、総務グループの職員は社会人経験を積んでから入っています。総務グループの職員は「特に事務職員は転職者の比率が高いですが、それぞれのスタッフがこれまでのバックグラウンドで得た知識や経験を発揮して生き生きと働いている例が多いように感じています。」と話しています。[2]

採用ページと職員の声が書いていること(引用)

採用情報のページの冒頭には、ICUについて次のように書かれています。[1]

法人が掲げる職員像(スタッフ・ディベロップメントに関する方針)[4]

採用情報のページからリンクされている「スタッフ・ディベロップメントに関する方針」には、育てたい職員の姿が3つ書かれています。[4] [1]

  • 「主体的に考えることができる職員」
  • 「対話を通して、課題を乗り越えることができる職員」
  • 「法人、大学や高校運営を担う高度な知識を有する職員」
[4]

2つ目の説明には、多様な背景を持つ学生、教員や他の職員は一人ひとりに違いがあり、自分とは異なる他者を理解し、ともに対話することを通して課題を乗り越える職員だと書かれています。[4]

職員が話す「ICUの職員に求められること」[2]

  • 大学院事務グループの職員:「自身で考えて能動的に動くことができる積極的な姿勢が肝要だと思います。」
  • 図書館の職員:「自分の仕事を楽しめる姿勢でしょうか。」
  • 総務グループの職員:「学校法人や大学、高校に参画する多様な関係者を尊重する意識・姿勢とそれら多様な関係者を取り巻く社会や法人・学校運営のルールを把握する力だと思います。」
[2]

大学院事務グループの職員は、英語が流暢でないと仕事ができないのではと心配する人に向けて、業務内容によって使用頻度は異なると書いています。そのうえで、多様性に富んだ学生・教職員の中で、他者に寛容で違いを楽しめる人と一緒に働きたいと話しています。[2]

採用の仕組み。学校法人国際基督教大学の独自採用

国際基督教大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人国際基督教大学が、自分で職員を採用します。[1]

採用情報のページの「職員採用情報」は、専任職員、嘱託職員、非常勤職員(パートタイマー)に分かれています。2026年9月27日時点の表示は次のとおりです。[1]

職員採用情報の募集状況(2026年9月27日時点)
職種募集状況(原文)
専任職員現在、募集を行っておりません。
嘱託職員現在、募集を行っておりません。
非常勤職員(パートタイマー)高等学校 保健室で募集しています。
[1]

非常勤職員(パートタイマー)の募集は高等学校の保健室のもので、新卒の専任職員の採用ではありません。専任職員の募集が出ていない時期は、選考の段階や応募資格を公式サイトで確かめることはできません。推測で書くことはしません。[1]

採用情報のページには、スタッフ・ディベロップメント(SD)に関する方針へのリンクもあります。職員の育成について法人が方針を公開していることが分かります。[1]

職員の仕事。職員の声4人の1日

職員の声では、4人が現在の業務内容と1日の流れを紹介しています。[2]

職員の声に出てくる仕事
所属現在の業務
総務部 行政事務グループ行政者(学長、副学長、理事)のサポート、教員人事に関する業務、会議運営(教授会等)のサポート
学務部 大学院事務グループ博士前期課程・後期課程の学生の教務事務と大学院入学選考業務。ロータリー平和センターのコーディネーター
図書館 パブリックサービスグループレファレンスサービスなど利用者の学修・研究の支援。ウェブサイト・SNSの更新、展示、データベース管理
総務部総務グループ学内規則・規程類の管理、キャンパス内の食堂・売店等の福利サービスの誘致や管理、内部統制、個人情報保護、危機管理対応
[2]

行政事務グループの職員は、業務プロセスを見直し効率化に成功したときにやりがいを感じると書き、年齢や役職に関係なく誰とでもフラットに話し合える点がICUの好きなところだと話しています。図書館の職員は、ウェブサイトの大幅リニューアルや月例データベース講習会の新規プランニングなど、自分が提案した企画が実現したときに強くやりがいを感じると書いています。[2]

総務グループの職員の1日には、法人・大学・高校宛の郵便の仕分け、契約書のリーガルチェック、役員・教職員・学生・委託業者などが参加する会議の運営が並んでいます。学校法人国際基督教大学が大学と高校を持つ法人であることが、この1日からも分かります。[2]

応募できる条件と待遇

公開されている情報から分かることを並べます。条件として確定した情報ではないので、募集が出たら必ず募集要項で確かめてください。[1] [2]

公開されている情報から分かること
項目内容
専任職員の募集「現在、募集を行っておりません。」
嘱託職員の募集「現在、募集を行っておりません。」
大学の規模約3000名の学生と150名を超える教職員
英語業務内容によって使用頻度は異なる(大学院事務グループの職員の話)
職員の経歴職員の声の4人のうち2人がICU卒業生。事務職員は転職者の比率が高いという職員の話
[1] [2]

募集の時期。いまは専任職員の募集が出ていない

2026年9月27日時点で、ICUの採用情報のページは専任職員について「現在、募集を行っておりません。」と表示しています。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]

職員の声に登場する4人のうち、ICUの卒業生の1人を含む3人は、他大学の職員や社会人を経験してから入っています。新卒でなくても、社会人経験を積んでから応募する道があることを示す事実です。ただし、新卒採用を行うかどうか、行う場合の時期は公式サイトに書かれていません。[2]

ICUの採用情報のページには、教員の採用情報(学務副学長からのメッセージ「ICUで教える魅力」を含む)や、国際基督教大学高等学校の教諭公募へのリンクも載っています。職員とは別の採用です。[1] [3]

公開されている数字。約3000名の学生と150名を超える教職員

ICUの採用情報で公開されている数字は多くありません。見つかったものだけを並べます。[1] [2]

採用情報・職員の声に書かれている数字
項目数字
学生約3000名
教職員150名を超える
職員の声4人(うちICU卒業生2人)
[1] [2]

学生約3000名に対して教職員が150名を超える、小さな規模の大学です。行政事務グループの職員は、大学全体を見渡せることを醍醐味に挙げています。[1] [2]

キャンパスの所在地は東京都三鷹市大沢です。職員の声の総務グループの職員は、車で通勤していると1日の流れに書いています。[5] [2]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、初任給、職員全体の出身大学ごとの人数は、ICUの採用ページには見当たりませんでした。[1]

30日でやること。募集が出たときに話せることをつくる

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:ICUの採用情報のページを開き、専任職員の募集状況が変わっていないかを確かめる。以後も定期的に見る
  2. 4〜7日目:職員の声4人の「ICUの職員に求められることは?」を読み、自分に当てはまる姿勢を1つ選んで、それを示す経験を書き出す
  3. 8〜14日目:日英両語によるリベラルアーツ教育というICUの特色を調べ、それを支える事務の仕事で何をしたいかを1段落で書く
  4. 15〜21日目:英語を使う場面と使わない場面があることを踏まえ、自分の語学力をどう生かせるかを整理する
  5. 22〜30日目:ICUの募集が出ていない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる
[1] [2]

職員の声の4人は、それぞれ「なぜICUなのか」を自分の経験と結びつけて話しています。母校で理念をよく知っていること、国際交流に長く携わりたいこと、日本社会の国際化に関わりたいこと。ICUを志望する人も、この大学の理念と自分の経験をどうつなげるかを言葉にしておくことが、募集が出たときの準備になります。[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 国際基督教大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 大学の紹介(約3000名の学生と150名を超える教職員)、教員採用情報、職員採用情報(専任職員・嘱託職員・非常勤職員の募集状況)、SDに関する方針・職員の声へのリンク
  2. 国際基督教大学 採用情報 職員の声確認日:2026-09-27 / 総務部行政事務グループ、学務部大学院事務グループ、図書館パブリックサービスグループ、総務部総務グループの職員の1日の流れ、ICUの職員になろうとした理由、業務内容、やりがい、ICUの職員に求められること
  3. 国際基督教大学 ICUで教える魅力確認日:2026-09-27 / 採用情報のページからリンクされた学務副学長からのメッセージ(教員向け)
  4. 国際基督教大学 ビジョン・宣誓と方針確認日:2026-09-27 / 採用情報のページからリンクされた「スタッフ・ディベロップメント(SD)に関する方針」(育成する職員像3項目)
  5. 国際基督教大学 交通アクセス確認日:2026-09-27 / キャンパスの所在地(東京都三鷹市大沢)