どの大学の卒業生が茨城大学の職員になっているか

他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として茨城大学(国立大学法人茨城大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、国立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]​‌​​‌‌‌​​‌​​​‌‌‌‌​​​‌‌​​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌‌‌​​​​‌‌‌‌​‌​‌‌‌​‌​​​‌‌‌​‌‌‌‌

進路資料に名前があっても数えなかったもの

茨城大学 教育学部の「卒業後の進路」のページでは、学校教育教員養成課程の令和4年度卒業者の「就職 (企業)」の欄と、令和5年度卒業者の「その他主な就職先 (民間企業等)」の欄に「茨城大学」の名前があります。ただ、これは他大学の資料ではなく茨城大学自身の資料で、人数と職種も書かれていないため、数えていません。[11]

同じページには、平成29年度の人間環境教育課程の就職先に「国立大学法人茨城大学」もありますが、2022年度より前の資料です。「茨城大学教育学部附属中学校教員」のような附属学校園の教員の行も、事務職員の話とは別なので数えていません。[11]

他大学の資料に出てくる茨城大学は、大学院や専攻科への進学です。たとえば常磐大学の2026年3月卒業生の主な進学先には「茨城大学 特別支援教育特別専攻科」が載っていますが、就職ではないため数えていません。[12]

茨城大学自身は職員の出身大学を公表していない

茨城大学の職員採用案内のパンフレットには、財務課・社会連携課・水戸地区事務課・施設課の職員インタビューが載っていますが、職員の出身大学は書かれていません。書かれているのは所属と採用年度です。水戸地区事務課の職員(令和5年度採用)は、学生時代に職員に支えられた経験から大学職員を選び、地元の茨城に貢献したいという思いから茨城大学を志望したと話しています。[2]

茨城大学が求める人材像

茨城大学の職員採用案内のパンフレットは、表紙に「茨城大学が求める人材像」として3つを挙げています。1つ目は、国立大学の使命を深く自覚し、高い倫理観を持って「公正かつ誠実に業務を遂行できる人材」です。[2]

2つ目は、学生・教員・地域社会などの多様な人々と信頼を築くため「協働し円滑に業務を遂行できるコミュニケーション能力の高い人材」です。3つ目は、高度な実務能力に加え、デジタル社会に対応した情報収集・分析スキルを磨き続け、自らのキャリアに責任を持ち、常に広い視野で改善・変革に取り組む人材です。[2]

職員が一緒に働きたい人

職員インタビューでは、どのような職員と一緒に働きたいかという質問に、財務課の係長が責任感を持って誠実に業務に取り組める人と答えています。社会連携課の主任は風通しの良い関係を築くことができる人、水戸地区事務課の職員は相手の意見を尊重しつつ自分の考えも伝える人を挙げています。[2]

財務課の係長は職場の雰囲気について「事務職員は約200名、教員を含めても約1,000名規模の大学」なので職員同士の距離が近いと話しています。[2]

経験者も歓迎

茨城大学の職員採用試験のページには「茨城大学では、民間企業等における有為な勤務経験等を有する方も歓迎いたします。」と書かれています。第2次試験の対象は統一試験の第1次試験の合格者なので、新卒と社会人経験者が同じ試験を受ける形です。[1]

採用の仕組み。統一試験から茨城大学の第2次試験へ

茨城大学の職員採用試験のページには「国立大学法人茨城大学では、例年、国立大学法人等職員採用試験第1次試験合格者を対象に、第2次試験を行っています。」と書かれています。新卒で事務職員になるには、まず統一採用試験を受けます。[1]

第1次試験:全国共通の教養試験

統一採用試験は全国を7地区に分けて行われ、受験申込のときに採用を希望する地区を1つ選びます。茨城大学は関東甲信越地区です。令和8年度は5月8日〜5月22日に受験申込を受け付け、第一次試験は6月28日、合格発表は7月16日でした。関東甲信越地区の試験地には水戸市(茨城大学 水戸キャンパス)も入っています。[9] [5]

第一次試験は教養試験(多肢選択式、40題、120分)で、令和8年度から知識分野が13問、文章理解や判断推理・数的推理などの知能分野が27問という配分に変わりました。[9] [8]

第2次試験:茨城大学が行う選考

令和8年度の茨城大学の第2次試験は、第1次選抜が個別の面接試験、第2次選抜がWebの適性検査と個別の面接試験でした。技術系は第2次選抜で専門知識についての口頭試問等も行われます。試験場所は水戸キャンパスの本部事務局棟です。[1]

申込は2段階です。まず申込フォームで受験番号や面接日程の希望を送り、次にメールで届くアップロード用のURLからエントリーシート(本学統一様式)を出します。ページには「★ エントリーシートの受付をもちまして、正式応募となります。」とあり、フォームだけでは応募になりません。[1]

複数の機関を受けられる

関東甲信越地区の第二次試験のページによると、第二次試験は日程が重複しない限り複数の機関を受験できます。ただし、第二次試験の合格(いわゆる内定)に応諾できるのは1つの機関だけです。10月以降も受験を続けたい場合は希望届を出す仕組みもあります。[7]

茨城大学の新卒事務職員の選考の流れ(令和8年度)
段階内容
受験申込(統一試験)5月8日〜5月22日。採用希望地区は関東甲信越地区を選ぶ
第1次試験6月28日。教養試験(多肢選択式40題・120分)
第1次試験 合格発表7月16日
茨城大学 職員採用説明会8月6日・7日(水戸キャンパス、事前申込7月16日〜29日、先着順)
第2次試験 申込申込フォーム7月16日〜8月28日12時、エントリーシート8月19日〜8月31日17時
第2次試験 第1次選抜個別面接。9月6日・9日・10日・11日
第2次試験 第2次選抜Web適性検査(事前受験)と個別面接。9月28日・29日・30日(予定)
[9] [1] [3]

職員の仕事

関東甲信越地区の試験案内では、事務の職務内容を「主に大学等の事務局又は学部等の事務部に配属され、総務・人事、財務会計、学生支援、研究支援、国際交流、附属病院における医療支援等の業務に従事します。」と説明しています。[5]

茨城大学の職員採用案内には、部署ごとの業務が一覧になっています(令和8年7月1日現在)。大学の将来計画や評価を担うUAオフィス、監査室、広報・アウトリーチ支援室、ダイバーシティ推進室のほか、総務部(総務課・人事労務課)、財務部(財務課・施設課)、学務部(学務課・学生支援課・国際連携教育課・入試・高大連携課)、研究や社会連携を担う課(研究推進課、学術情報課=図書館、産学連携課、社会連携課、基金・同窓会課)、学部等支援部(水戸地区・日立地区・阿見地区の事務課)があります。[2]

異動と昇進

職員採用案内には「事務系(事務)職員については、概ね2、3年ごとに人事異動があります。」と書かれています。採用直後の期間は育成期間と位置づけられ、総務系・財務系・学務系などの各分野を経験します。水戸・日立・阿見の各キャンパスや附属学校園への異動もあり、毎年1回、本人の異動の希望などを聞いたうえで異動先が決まります。[2]

昇進は職員ごとの能力に応じて行われ、課長補佐級以上に昇進するときは筆記や面接などの試験があります。図では、係員(20代〜)、主任(30代)、係長級(30代後半〜)、課長補佐級(40代)、課長級、部長という段階が示されています。[2]

研修

研修には、新任教職員オリエンテーション、新採用職員研修、係長研修、中堅職員研修、コンプライアンス研修、ハラスメント研修、文部科学省行政実務研修、海外研修などがあります。文部科学省行政実務研修は、文部科学省で1年間実務を経験する研修で、令和6年度の研修生の声も載っています。[2]

応募できる条件と待遇

茨城大学の新卒事務職員の条件(令和8年度の資料)
項目記載
受験資格(統一試験)平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた者(ほかに在留資格などの条件あり)
第2次試験の受験資格令和8年度国立大学法人等職員採用試験第一次試験の合格者のみ
採用予定数事務系【事務】5名。技術系は施設系(電気・機械・建築から)1名、教育・研究支援系(機械から)1名
採用日・勤務地令和9年4月1日。採用時の勤務地は水戸・日立・阿見キャンパスのいずれか
基本給(地域手当含む、令和8年3月1日現在)大学・専門学校卒 248,240円/大学院修士課程修了 258,940円/大学卒業後社会人経験5年 269,426円
諸手当通勤手当(150,000円まで)、住居手当(毎月28,000円まで)、入試手当、扶養手当、時間外勤務手当、休日勤務手当など
昇給・賞与定期昇給 年1回(1月1日)/ボーナス(期末手当・勤勉手当)年2回(6月30日、12月10日)
勤務時間8時30分〜17時15分(休憩60分)、実働7時間45分。勤務部署により時差出勤あり
休日・休暇土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)。年次有給休暇 1年20日、特別休暇(ワークライフバランス休暇10日間、結婚休暇、出産前・出産後休暇、子の看護等休暇、忌引休暇、ボランティア休暇など)
福利厚生文部科学省共済組合、雇用保険、労働者災害補償保険、保健管理センター、教職員宿舎
[5] [1] [2]

職員採用案内には「職員の定年退職は65歳ですが、希望により、70歳まで継続雇用職員として勤務することができます。」とも書かれています。[2]

募集の時期

令和8年度の国立大学法人等職員統一採用試験は、受験申込が5月8日〜5月22日、第一次試験が6月28日、合格発表が7月16日でした。第一次試験の受験申込は締め切られています。[9] [5]

茨城大学の令和8年度職員採用試験(第2次試験)は、申込フォームの受付が7月16日〜8月28日12時、エントリーシートの受付が8月31日17時まででした。令和9年4月採用の第2次試験の申込は、8月31日に締め切られています。[1]

第1次選抜の面接は9月6日・9日・10日・11日、第2次選抜の面接は9月28日・29日・30日の予定と掲載されています。採用説明会は8月6日・7日に水戸キャンパスで開かれました。[1] [3]

公開されている数字

茨城大学の大学に関する基礎データ(2025年5月1日時点)によると、教職員は役員8、教員557、事務系・技術系職員等266で、合計831です。所属別の一覧では、総務部30、財務部34、学務部42、研究・社会連携部37、学部等支援部86と載っています。[10]

学部学生は6,782で、人文社会科学部1,547、教育学部1,144、理学部899、工学部2,390、農学部714、地域未来共創学環88です。大学院学生は教育学研究科82、人文社会科学研究科59、農学研究科106、理工学研究科1,006で、合計1,253です。[10]

茨城大学の採用案内のページには、統一試験を経る職員(事務/技術)の採用のほかに、支援職員などの募集も並んでいます。新卒で正規の事務職員をめざす場合は、統一試験を経る採用が入口です。[4] [1]

30日でやること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験のページで、採用予定数と第一次試験の概要を開き、茨城大学の採用予定と試験の流れを確かめる
  • 4〜8日目:統一試験の第一次試験の例題を解き、知能分野(文章理解・判断推理・数的推理・資料解釈)のどこが弱いかを把握する
  • 9〜13日目:茨城大学の職員採用案内で部署ごとの業務の一覧を読み、関心のある仕事を2つ選んで理由を書き出す
  • 14〜18日目:求める人材像の3項目のうち、自分の経験で説明できるものを2つ選び、具体例を書く
  • 19〜23日目:職員インタビューを読み、2〜3年ごとの異動や水戸・日立・阿見の各キャンパスでの勤務が自分に合うかを考える
  • 24〜27日目:自分の大学の就職課で、国立大学法人の職員を受けた先輩の話や統一試験の対策資料があるか聞く
  • 28〜30日目:次の年度の試験案内が出たときにすぐ申し込めるよう、令和8年度の受付期間(5月8日〜5月22日)と茨城大学のエントリーシートの形を手帳に控えておく
[6] [5] [2] [1]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、茨城大学の職員採用試験のページと職員採用案内、大学に関する基礎データ、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験のページ、各大学の公式資料で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の試験案内を確認してください。面接で自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 茨城大学 職員採用試験(第2次)の実施について確認日:2026-09-27 / 国立大学法人等職員採用試験第1次試験合格者を対象とする第2次試験。民間企業等の勤務経験者も歓迎。令和8年度職員採用説明会(8月6日・7日、水戸キャンパス、事前申込7月16日〜29日)。令和8年度の採用内容(事務系【事務】採用予定数5名、技術系は施設系1名・教育・研究支援系1名、採用日 令和9年4月1日、勤務地は水戸・日立・阿見キャンパスのいずれか)。第2次試験の内容(第1次選抜=個別面接 9月6日・9日・10日・11日、第2次選抜=Web適性検査と個別面接 9月28日〜30日予定、技術系は口頭試問等も)、申込(申込フォーム7月16日〜8月28日12時、エントリーシート8月19日〜8月31日17時、締切8月31日17時)
  2. 茨城大学 大学職員採用案内 2026確認日:2026-09-27 / 茨城大学が求める人材像(3項目)、第2次試験等の内容(第1次選考=面接、第2次選考=適性検査と面接)、大学の概要(水戸・日立・阿見キャンパス)、働く人々(約1,000人を超える)、大学職員の仕事内容(部署ごとの業務、令和8年7月1日現在)、職員インタビュー(財務課・社会連携課・水戸地区事務課・施設課)、給与・勤務条件(令和8年3月1日現在、大学・専門学校卒 248,240円(地域手当含む)ほか)、人事異動・昇進、研修制度、福利厚生、ワークライフバランス
  3. 茨城大学 令和8年度 職員採用説明会の案内確認日:2026-09-27 / 対象は令和8年度国立大学法人等職員採用試験第一次試験合格者。8月6日・7日の各3回(各回定員10名程度・先着順)、会場は水戸キャンパス図書館、内容は大学概要説明・職員との質疑応答・採用試験に関する質問受付
  4. 茨城大学 採用案内確認日:2026-09-27 / 教員採用・職員採用・コーディネーター・研究員の採用情報の入口。職員採用として、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の案内と、同試験受験者向け職員(事務/技術)採用案内、支援職員等の募集
  5. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第一次試験(概要)確認日:2026-09-27 / 令和8年度第一次試験(終了)。受験資格(平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた者 ほか)、受付期間 令和8年5月8日〜5月22日、第一次試験日 6月28日、合格発表 7月16日、試験区分と職務内容(事務=主に大学等の事務局又は学部等の事務部)、試験地(水戸市=茨城大学(水戸キャンパス)ほか)
  6. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度の採用予定数(随時更新)。関東甲信越地区の合計は事務171・図書14ほか。機関別の表で茨城大学は事務5、技術系は複数区分にまたがる採用予定(▲)
  7. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第二次試験確認日:2026-09-27 / 第二次試験は機関ごとに第一次試験合格者に個別に日程を設定して面接考査等。自ら志望機関へ申込み、日程が重複しない限り複数の機関を受験できる。第二次試験合格(いわゆる内定)に応諾できるのは1つの機関のみ。10月以降も受験を希望する場合は希望届。地区共通の説明用で、本文に茨城大学の名前は無い
  8. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 令和8年度からの変更点確認日:2026-09-27 / 2025年9月18日掲載。受験可能年齢を全試験区分で30歳から35歳に引き上げ、第一次試験(教養試験)の問題配分の変更(知識分野20問→13問、知能分野20問→27問)。地区共通の説明用で、本文に茨城大学の名前は無い
  9. 令和8年度 国立大学法人等職員統一採用試験案内確認日:2026-09-27 / 受付期間5月8日〜5月22日、第一次試験日6月28日、合格発表7月16日、採用希望地区と第一次試験受験地区の選び方、受験資格、第一次試験(教養試験40題・120分、知識分野13問・知能分野27問)、第二次試験(面接考査等)、関東甲信越地区の試験地(水戸市ほか)。地区共通の説明用で、本文に茨城大学の名前は無い
  10. 茨城大学 大学に関する基礎データ 2025年度確認日:2026-09-27 / 2025年5月1日時点。教職員数(役員8・教員557・事務系・技術系職員等266・計831、所属別の人数)、学部学生数(計6,782。人文社会科学部1,547・教育学部1,144・理学部899・工学部2,390・農学部714・地域未来共創学環88)、大学院学生数(教育学研究科82・人文社会科学研究科59・農学研究科106・理工学研究科1,006、計1,253)。大学のサイトに置かれた資料で、本文に名前は無い
  11. 茨城大学 教育学部 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 入れなかった理由。茨城大学自身の資料。令和4年度卒業者進路状況 学校教育教員養成課程の「就職 (企業)」に「茨城大学」、令和5年度卒業者進路状況 学校教育教員養成課程の「その他主な就職先 (民間企業等)」に「茨城大学」。平成29年度 人間環境教育課程の就職先に「国立大学法人茨城大学」があるが2022年度より前のため表に入れていない。附属学校園の教員の行も入れていない
  12. 常磐大学 キャリア支援 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 入れなかった理由。2026年3月卒業生の「主な進学先」に「茨城大学 特別支援教育特別専攻科」。進学であって就職ではない