どの大学の卒業生が函館大学の職員になっているか

他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として函館大学(学校法人野又学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌‌​‌​‌​‌​‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​​‌‌​‌‌​‌​‌​​​​​‌​‌​‌​​​​‌​​​‌​‌‌​‌‌‌‌​‌‌‌‌

函館大学自身は職員の出身大学を出していない

函館大学と野又学園の公式サイトには、職員紹介や先輩職員の声のページがなく、職員の出身大学・学部は公表されていません。公表されているのは、事業報告書の職員数や事務組織、自己点検評価書に書かれた事務職員の仕事と研修です。[1] [2] [4] [5]

函館大学と野又学園が大切にしていること

職員に向けた求める人物像は、公式サイトには書かれていません。学園全体として公開されているのは、学園訓と理念です。[2] [8]

野又学園は「報恩感謝 常識涵養 実践躬行」を学園訓にしています。学園の理念のページでは、創立以来、全人教育を目標とし、知・情・意の円満にして高度に発達した人材を育成することを目的に教育を行ってきたと説明しています。[8]

理事長メッセージでは、学園が大学から幼稚園まで8校を擁する総合学園に発展したことにふれたうえで、学園全体が教育目標とする人間像を、まじめにひたむきに人生を生きていく人、まっすぐな心を持ち、人との信頼を最も大事にする人と書いています。[8]

自己点検評価書に書かれた事務職員への期待

函館大学の令和6年度自己点検評価書では、大学はできる限り教職員がそれぞれ自律的に仕事をするボトムアップ組織を目指していると書かれています。事務職員等人事評価制度では、職位に応じた業務改善の目標と行動計画を立てて1年ごとに自己評価し、目標設定面談・中間面談・評価面談・フィードバックの年4回の面談を通じて、事務職員が各種委員会など組織に働きかけることが求められているとされています。[5]

採用の仕組み。窓口は野又学園の採用情報ページ

函館大学は私立大学なので、職員の採用は国立大学のような地区ごとの統一試験ではなく、学校法人野又学園が独自に行います。函館大学のサイトのメニューにある「採用情報」は、野又学園の採用情報ページにつながっています。[1] [2]

2026年9月27日時点で、この採用情報ページに載っているのは「高等学校教諭」の募集1件だけです。採用教科と予定数は「国語2名」「情報1名」、採用年月日は令和9年4月1日、勤務先は函館大学付属有斗高等学校または函館大学付属柏稜高等学校で、函館大学の職員の募集ではありません。[2]

この高等学校教諭の募集要項では、応募書類の提出先と問い合わせ先が学校法人野又学園本部事務局になっていて、選考は書類選考の一次審査と面接の二次審査です。応募締切は令和8年10月6日必着です。[3]

職員の仕事

令和7年度事業報告書の法人の事務組織によると、函館大学事務局は事務局長のもと、次の課に分かれています(人数は事業報告書の記載)。[4]

  • 総務部 総務課(1人)
  • 教務部 学務課(4人)
  • 就職部 キャリア開発課(2人)
  • 入試部 入試課(3人)
  • 図書館 図書館課(1人)
  • このほか、学長室、IR室、研究支援室、地域連携センター、地域総合研究所
[4]

学園全体の事務を受け持つ法人本部事務局には、総務部 総務課(3人)と経理部 経理課(3人)があります。[4]

自己点検評価書に書かれた事務職員の仕事

令和6年度自己点検評価書では、入試課員をはじめ事務職員が中心となって、道南・北東北を中心に各年度のべ400校程度の高校訪問を行ったと書かれています(令和2〜6年度の実績)。[5]

教学マネジメントを担う教育改善会議には事務局長・事務部長・課長・課長補佐が出席し、教務委員会では事務局長と学務事務部長の2人の事務職員が委員として意見を述べています。函館大学アドミッション・オフィス組織規程に基づいて、事務職員と教員を「アドミッション・オフィサー」に任命し、事務職員にも教員と同等の責任と権限を与えているとも書かれています。[5]

中期経営計画で掲げている仕事

学園の中期経営計画(令和8~12年度)では、函館大学の施策として、地方GX推進人材の育成、大都市圏からの志願者獲得、「企業と連携したデータサイエンス教育の実施」「クォーター制の導入」などが挙げられています。法人本部事務局の施策には、学校会計システムと給与システムの更新、情報セキュリティ対策の強化、ペーパーレス会議の推進が並んでいます。[6]

応募できる条件と待遇

事務職員の応募資格、初任給、勤務時間、休日などは、2026年9月27日時点で公式サイトに公表されていません。いま学園の採用情報ページにある募集要項は高等学校教諭のもので、その条件が事務職員に当てはまるかは書かれていません。[2] [3]

公式資料で確かめられる、事務職員の育て方と働き方に関する事実は次のとおりです。[5] [7]

  • 研修:日本私立大学協会と同北海道支部の研修プログラムを使い、初任者、中堅実務者、中堅指導者、課長職相当者の4種類の研修に計画的に参加させている。全国研修にも毎年または隔年で参加するよう計画している
  • SD研修会:全専任教員・全事務職員に参加を求め、大学改革、自己点検評価、内部質保証、業務の専門知識、グローバル化、財務状況などをテーマにしている
  • 人事評価:事務職員等人事評価制度は平成28年度上期から全職員が対象で、平成29年度上期から賞与に反映している
  • 資格取得支援:日商簿記検定、ビジネス実務法務、中小企業診断士、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、TOEIC、キャリア・コンサルティング技能検定などの取得者に、検定料と難易度に応じた手当を支給する制度がある
  • 子育てと休暇:次世代育成支援のための行動計画(令和4年4月1日~令和9年3月31日)で、年次有給休暇の計画的な取得促進と所定外労働時間の削減を目標にしている
  • 勤務地:函館大学の住所は北海道函館市高丘町51番1号
[5] [7] [4]

募集の時期

2026年9月27日時点で、野又学園の採用情報ページに事務職員の募集はありません。過去の事務職員の募集の日程も、公式サイトでは確かめられませんでした。[2]

いま出ているのは付属高校の高等学校教諭の募集で、応募締切は令和8年10月6日、面接は令和8年10月17日です。これは教員の募集で、函館大学の新卒の職員の募集ではありません。[3]

公開されている数字

函館大学の教職員数(2025年5月1日現在)
区分人数
本務教員24人(男性21人・女性3人)
本務職員18人(男性10人・女性8人)
兼務教員19人
合計61人
[4]

学生は、2025年5月1日現在で商学部商学科の現員が297人です。入学定員は80人で、2025年度の入学者は65人でした。[4]

野又学園は、函館大学のほかに函館短期大学、函館看護専門学校、函館歯科衛生士専門学校、函館大学付属有斗高等学校、函館大学付属柏稜高等学校、函館短期大学付属幼稚園、函館自動車学校と、函館市の指定管理の児童館を運営しています。[4]

函館大学は昭和40年に商学部の設置が認可された大学で、令和6年度の自己点検評価書は令和7年9月にまとめられ、学園の情報公開ページで公表されています。[4] [5]

30日でやること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:函館大学のサイトから野又学園の採用情報ページを開き、事務職員の募集が出ていないかを確かめる。以後も週に1回は確かめる
  • 4〜7日目:学園の事業報告書で函館大学事務局の組織を見て、総務、学務、キャリア開発、入試、図書館のうち関心のある仕事を2つ選ぶ
  • 8〜12日目:自己点検評価書の事務職員の研修と人事評価の部分を読み、入ってからどう育てられるかを自分の言葉でまとめる
  • 13〜17日目:学園訓「報恩感謝 常識涵養 実践躬行」と理事長メッセージを読み、自分の経験と重なるところを書き出す
  • 18〜22日目:中期経営計画の函館大学の施策を読み、高校訪問やデータサイエンス教育などに職員としてどう関われるかを考える
  • 23〜26日目:資格取得支援の対象になっている日商簿記検定やITパスポート試験など、今から準備できる資格を1つ選ぶ
  • 27〜30日目:募集が出たらすぐ出せるよう、志望理由と自己PRの下書きを作っておく
[2] [4] [5] [8] [6]

採用の条件・日程・待遇は募集ごとに変わります。ここに書いた内容は、函館大学の公式サイトと、学校法人野又学園の採用情報ページ・事業報告書・中期経営計画・情報公開ページ、函館大学の自己点検評価書で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 函館大学 トップページ確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点。メニューの「採用情報」は学校法人野又学園の採用情報ページ(https://www.nomata.ac.jp/recruit/)へのリンク
  2. 学校法人野又学園 採用情報確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の掲載は1件だけ。職種 高等学校教諭、採用教科と予定数 国語2名・情報1名、採用年月日 令和9年4月1日、勤務先 函館大学付属有斗高等学校または函館大学付属柏稜高等学校。事務職員の募集は無い
  3. 学校法人野又学園 採用情報 高等学校教諭(募集要項)確認日:2026-09-27 / 採用情報ページの「募集要項を見る」からリンク。高等学校教諭の募集要項(応募資格、給与条件、勤務時間、休日、応募書類、応募締切 令和8年10月6日必着、選考方法 一次審査 書類選考・二次審査 面接 令和8年10月17日、応募提出・問合せ先 学校法人野又学園本部事務局)。教員の募集で、事務職員の募集ではない
  4. 学校法人野又学園 令和7年度事業報告書(法人の概要)確認日:2026-09-27 / 法人の情報公開ページ(https://www.nomata.ac.jp/support/)からリンク。沿革、設置する学校(函館大学 商学部 商学科、住所 函館市高丘町51番1号)、学部の入学定員・入学者数・収容定員・現員(令和7年5月1日現在:函館大学 商学部 商学科 入学定員80・入学者65・収容定員380・現員297)、教職員数(令和7年5月1日現在:函館大学 本務教員24・本務職員18・兼務教員19・合計61、法人全体 本務職員66・合計485)、法人の事務組織(函館大学事務局の総務課・学務課・キャリア開発課・入試課・図書館課、法人本部事務局の総務課・経理課 ほか)
  5. 函館大学 令和6年度 自己点検評価書確認日:2026-09-27 / 法人の情報公開ページからリンク(令和7年9月)。事務職員が中心となった高校訪問(令和2〜6年度 各年度のべ400校程度)、事務職員の組織と教学マネジメントへの参加(教育改善会議・教務委員会、アドミッション・オフィサー、カリキュラム・コーディネーター)、事務職員等人事評価制度(業績評価と職務遂行評価、年4回の面談、令和6年度から評価対象期間を1年に)、SD研修会、日本私立大学協会等の4種類の研修(初任者、中堅実務者、中堅指導者、課長職相当者)、資格取得支援制度
  6. 学校法人野又学園 中期経営計画(令和8~12年度)情報公開版確認日:2026-09-27 / 法人の情報公開ページからリンク(令和8年6月17日 理事会改定)。函館大学の施策(客観的な質保証、地方GX推進人材育成の推進、大学改革の推進=ICTの活用・企業と連携したデータサイエンス教育の実施・クォーター制の導入)、法人本部事務局の施策(学校会計システム・給与システムの更新、情報セキュリティ対策強化、ペーパーレス会議の推進)
  7. 学校法人野又学園 情報公開(一般事業主行動計画)確認日:2026-09-27 / 女性活躍推進法に基づく行動計画(計画期間 令和8年8月1日~令和13年7月31日、管理職に占める女性割合の目標)、令和7年度の男女賃金差異と課長級以上の女性割合(男性20人・女性7人・25.9%)、次世代育成支援のための行動計画(令和4年4月1日~令和9年3月31日、年次有給休暇の取得促進と所定外労働時間の削減)
  8. 学校法人野又学園 野又学園について確認日:2026-09-27 / 学園の理念、学園訓(報恩感謝・常識涵養・実践躬行)、理事長メッセージ(大学から幼稚園まで8校を擁する総合学園、学園全体が教育目標とする人間像)、沿革