どの大学の卒業生が、政策研究大学院大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​‌​​‌​‌​‌‌​‌‌​‌‌‌‌​​‌‌‌​​​​​‌‌‌​​‌​‌‌​‌​​‌​​​‌‌​‌​‌​​​​​‌​​​‌‌​​

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として政策研究大学院大学(国立大学法人政策研究大学院大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名や国立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

政策研究大学院大学は職員の出身大学を公表していない[1] [3]

政策研究大学院大学の採用情報のページと「GRIPS職員の働き方」のページには、採用した職員の出身大学や、職員個人の紹介・インタビューは載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、大学の側の資料で確かめることはできませんでした。[1] [3]

統一採用試験は、地区の試験事務室が行う第一次試験(筆記)に合格した人が、各機関の第二次試験を受ける仕組みです。第一次試験の受験資格に学歴や学部の指定はなく、生まれた年で決まります。次の節から、採用の流れを順に見ていきます。[5] [6]

大学の採用ページと「GRIPS職員の働き方」が書いていること(引用)

政策研究大学院大学の採用情報のページには、2026年9月27日時点で「【10月16日(金)正午必着】政策連携課 年俸制職員 募集要項」の1件だけが載っています。[1]

この募集は、政策研究院と政策的構想力研究センターの研究プロジェクト等の支援業務を行う政策連携課で、主に政策研究院業務を担当する年俸制職員(任期付き)を募るものです。ページは、これまでの経験を活かしてプロジェクトの推進に取り組める人の応募を待っていると書いています。[2]

GRIPS職員の働き方のページ[3]

採用情報のページからは「GRIPS職員の働き方」のページにリンクがあります。このページは、GRIPSを知る、仕事を知る、働き方を知るの3つに分かれ、教育・学生支援の仕事、研究支援の仕事、国際渉外の仕事、管理・運営の仕事、勤務条件・職場環境、職員研修/キャリア・パス、他大学・他機関への出向実績、よくある質問が並んでいます。[3] [1]

よくある質問に書かれていること[10]

よくある質問のページは、配属について、希望する機会はあるものの必ずしも希望通りになるわけではなく、「ジョブローテーションを基本として、様々な部署で経験を積んでもらうことになります。」と答えています。海外勤務はなく、部署によっては国内外の出張があるとも書かれています。[10]

英語力については、配属先にもよるが「必ずしも高い英語能力が必要というわけではありません。」と答えたうえで、部署によっては英語を頻繁に使うため、TOEIC800点以上を目指し、採用後は学内英語研修を積極的に受けてほしいと書いています。大学事務が初めてでも大丈夫かという質問には、先輩に相談でき、学内研修やアラカルト式研修があると答えています。採用後に決まったOJTはなく、配属先で実務をこなしながら教え、最低1人はメンターが付くと書かれています。[10]

採用の仕組み。関東甲信越地区の統一採用試験から

政策研究大学院大学は国立大学法人で、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験(統一採用試験)の令和8年度の採用予定数の表に、事務の採用予定を出しています。試験事務室の採用までの流れのページによると、令和8年度の流れは次のとおりです。[4] [5]

令和8年度 統一採用試験の流れ(関東甲信越地区)
段階時期・内容
試験案内の確認3月上旬
受験申込5月8日(金)10:00~5月22日(金)17:00。マイページから申込
第一次試験6月28日(日)。採用を希望する機関の所在地区に関わらず、受験に便利な地区で受けられる
第一次試験合格者発表7月16日(木)9:30
第二次試験7月19日(日)以降。採用予定機関で個別に面接等の試験を実施。受付は採用予定機関が行う
最終合格(内定)応諾できる機関はひとつだけ
採用採用予定時期は概ね次年度の4月1日
[5]

第一次試験の受験資格は、平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた人です。事務系の事務区分の職務内容は、主に大学等の事務局又は学部等の事務部に配属され、総務・人事、財務会計、学生支援、研究支援、国際交流、附属病院における医療支援等の業務に従事することとされています。[6]

第二次試験は、採用予定機関が個別に面接等の試験を行い、受付も採用予定機関が行います。GRIPSの令和8年度の第二次試験の案内は、2026年9月27日時点で大学の採用情報ページに載っていません。[5] [1]

職員の仕事。教育・学生支援、研究支援、国際渉外、管理・運営

「GRIPS職員の働き方」の仕事を知るのページは、部署ごとに仕事を紹介しています。[3]

教育・学生支援の仕事(教育支援課)[11]

教育支援課は、教務の総括及び連絡調整、教育プログラムの管理及び運営、留学生の受入、奨学金等に関する業務など、教育支援と学生の厚生補導に関する業務を担当します。主な業務として、修士課程・博士課程委員会等の事務と授業に関する事務全般を行う教務担当、留学生プログラムと国内プログラムを運営するプログラム運営担当、学生募集と入学試験の事務を行うアドミッションズオフィス、学生生活全般を支援するスチューデントオフィスが挙がっています。[11]

管理・運営の仕事(組織マネジメント課)[12]

組織マネジメント課は、諸会議の運営や、職員の任免、給与、服務、研修、健康管理、福利厚生、退職手当、情報公開、個人情報保護など、人事労務に関する業務を担当します。総務・IT担当、人事・給与担当、役員室が置かれていると書かれています。管理・運営の仕事のページには、組織マネジメント課のほかに企画室と財務マネジメント課も並んでいます。[12]

研究支援と国際渉外[3] [2]

仕事を知るのページには、研究支援の仕事と国際渉外の仕事も並んでいます。政策連携課の年俸制職員の募集ページによると、GRIPSに設置されている政策研究院と政策的構想力研究センターでは、会議、研究会、受託事業、研修事業、共同研究などの研究プロジェクトを実施していて、政策連携課がその支援業務を担っています。[3] [2]

在学生数のページを見ると、修士課程の学生329人のうち留学生が182人で、修士課程・博士課程一貫プログラムは49人のうち42人が留学生です(2026年5月1日現在)。留学生の受け入れや英語での対応が、学生支援や国際交流の仕事に深く関わります。[7]

応募できる条件と待遇

統一採用試験の第一次試験の受験資格は、平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた人です。長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、この年齢で募集すると書かれています。拘禁刑以上の刑の執行中の人、日本国内での活動に制限のない在留資格を持たない人などは受験できません。[6]

GRIPSの第二次試験に応募できるのは、統一採用試験の第一次試験の合格者です。[5]

勤務条件・職場環境のページ[8]

「GRIPS職員の働き方」の勤務条件・職場環境のページは、次の条件を載せています。初任給は2019年4月1日現在の数字で、いまの額とは違う可能性があります。[8]

勤務条件・職場環境(GRIPS職員の働き方)
項目内容
初任給(地域手当含む)大卒/月給約22万円(2019年4月1日現在)
諸手当超過勤務手当、通勤手当(上限あり)、住居手当(借家)、扶養手当等
賞与年2回(夏季6月・冬季12月)
就業時間標準的な就業時間は9:00~17:45。フレックスタイム制(コアタイム10:00~15:00)
休日土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)
休暇年次有給休暇 年間20日、夏季休暇などの特別休暇
福利厚生文部科学省共済組合加入、雇用保険、労災保険、健康診断、学内ジム利用等
勤務地東京都港区六本木7-22-1 政策研究大学院大学
[8]

同じページは、課によっては夜当番や土曜当番があり、平均の残業時間は事務局全体で月13時間(2017年度実績)と書いています。[8]

募集の時期。令和8年度の第一次試験は6月28日に終了

令和8年度の統一採用試験は、受験申込が5月8日~5月22日、第一次試験が6月28日、合格者発表が7月16日で、第二次試験は7月19日以降に各機関で行われる日程でした。2026年9月27日時点で、第一次試験は終わっています。[5] [6]

GRIPSの第二次試験の日程は、2026年9月27日時点で採用情報ページに載っておらず、この記事では過去の日程から推測して書きません。[1]

統一採用試験の採用予定数は、各国立大学法人等の事情により変更する場合があり、試験事務室のページは随時更新されます。次の年度に受ける人は、試験事務室の採用予定数のページと、GRIPSの採用情報ページの両方を確かめてください。[4] [1]

公開されている数字。令和8年度の事務の採用予定1、修士課程の学生329人

令和8年度 統一採用試験の採用予定数(政策研究大学院大学の行)
区分採用予定数
事務1
[4]

試験事務室の令和8年度の採用予定数の表では、関東甲信越地区の国立大学法人等の事務の採用予定数の合計が171、図書が14です。そのうち政策研究大学院大学の事務の欄は1です。[4]

政策研究大学院大学の在学生数(2026年5月1日現在)
課程日本人学生留学生合計
修士課程147182329
修士課程・博士課程一貫プログラム74249
博士課程311748
[7]

職員研修/キャリア・パスのページによると、外国人教員による英語研修は、2017年度実績で3ヶ月間、全13回、延べ120名程度が参加しました。他大学・他機関への出向実績のページには、国立大学法人東京大学、国立大学法人東京工業大学、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)、文化庁が並んでいます。[9] [13]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数の実績、応募者数、選考の倍率、職員数、採用した職員の出身大学ごとの人数は、GRIPSの公式サイトには見当たりませんでした。[1] [7]

30日でやること。次の統一採用試験に向けて

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。

  1. 1〜3日目:関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の公式ページで、試験の流れと第一次試験の概要を読む。会員登録(マイページ)が必要なことも確かめる
  2. 4〜7日目:政策研究大学院大学の採用情報ページと「GRIPS職員の働き方」のページを読む。以後も採用情報ページを定期的に見る
  3. 8〜14日目:第一次試験の教養試験に向けて、過去の出題形式を確かめ、毎日時間を決めて問題演習を始める
  4. 15〜21日目:仕事を知るのページで部署ごとの仕事を読み、留学生の多い大学院を事務の側から支える志望理由をまとめる。英語の学習計画も立てる
  5. 22〜30日目:同じ地区のほかの国立大学法人の採用予定数も見て、第二次試験を受ける候補を複数考えておく
[4] [5] [6] [1] [3] [11]

GRIPSの職員になるには、まず統一採用試験の第一次試験に合格する必要があります。そのうえで、採用予定がある年度にGRIPSの第二次試験を受けます。令和8年度の事務の採用予定は1と少ないので、第一次試験の準備と並行して、複数の機関を候補に入れておくことが現実的な準備になります。[4] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 政策研究大学院大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 採用情報の一覧(2026年9月27日時点は政策連携課 年俸制職員の募集要項の1件のみ。GRIPS職員の働き方へのリンク)
  2. 政策研究大学院大学 政策連携課 年俸制職員 募集要項確認日:2026-09-27 / 採用情報ページからリンク。2026年9月18日掲載。新卒ではない募集(任期付き)。政策連携課の業務内容
  3. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方確認日:2026-09-28 / 採用情報ページからリンク。GRIPSを知る・仕事を知る・働き方を知るの各ページへの入口
  4. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度 採用予定数(政策研究大学院大学の行、地区の合計)
  5. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用までの流れ確認日:2026-09-27 / 令和8年度 採用までの流れ(受験申込、第一次試験、合格者発表、第二次試験、応諾できる機関はひとつだけ、採用予定時期)(ページ本文に大学の名前は無い)
  6. 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第一次試験(概要)確認日:2026-09-27 / 令和8年度第一次試験の受験資格、試験日程、試験区分及び主な職務内容(ページ本文に大学の名前は無い)
  7. 政策研究大学院大学 在学生数確認日:2026-09-27 / 修士課程・一貫プログラム・博士課程の学生数(2026年5月1日現在)
  8. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 勤務条件・職場環境確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。給与(初任給は2019年4月1日現在)、就業時間、休日、休暇、福利厚生、勤務地
  9. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 職員研修/キャリア・パス確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。英語研修(2017年度実績)、アラカルト式研修、外部機関による研修
  10. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 よくある質問確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。配属・出張・英語力・OJTとメンターについての質問と回答(問い合わせ先は使わない)
  11. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 教育・学生支援の仕事確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。教育支援課の業務と担当
  12. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 管理・運営の仕事確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。組織マネジメント課の業務と担当
  13. 政策研究大学院大学 GRIPS職員の働き方 他大学・他機関への出向実績確認日:2026-09-28 / GRIPS職員の働き方からリンク。出向先の一覧