どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

会社が採用大学を公開していなくても、大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。ジーニーについて、現時点で確認できたのは次の4大学です。[1] [2] [3] [4]​‌‌​‌‌‌​​​‌​​‌‌‌​‌‌​​‌‌​‌​‌​‌​‌​​​​​‌​‌​​​‌‌​‌​​‌‌‌‌​‌​‌‌‌​​‌​‌‌

ジーニーを就職先として掲載している大学(大学公式資料・2026年9月10日確認)
大学・学部掲載されている資料対象年度
公立千歳科学技術大学2025年度卒業生 主な就職先企業の「サービス業(他に分類されないもの)」の欄に「ジーニー」2021〜2025年度実績
創価大学 理工学部 共生創造理工学科学部別進路状況の「情報通信業」の欄に「㈱ジーニー」2025年度卒業生
名古屋商科大学就職支援ページの「業種別就職先一覧(株式会社等は省略)」に「ジーニー」一覧に対象年度の記載なし
東京経済大学 経営学部「2024年度 主要就職先リスト」の経営学部の欄に「ジーニー」2024年度
[1] [2] [3] [4]

学部の並びを見てください。理工学部共生創造理工学科という理系のとなりに、東京経済大学の経営学部と名古屋商科大学が並んでいます。アドテクノロジーの会社ですが、大学側の資料の並びは、情報系の専攻でなければ入れないという形になっていません。[1] [2] [3] [4]

会社が学歴について書いていること(引用)

この記事のテーマそのものを、会社が採用FAQで扱っています。「応募にあたって、学歴・年齢等の制限はありますか。」という問いへの新卒採用についての答えは、こうです。[6]

「4年制大学や大学院を卒業見込みの方、既卒の方は卒業後2年以内であればエントリー可能です。また、エンジニア職での選考をご希望の場合は高等専門学校卒業見込みの方もエントリーいただけます。学部や専攻は不問です。」。3つのことが書かれています。既卒は卒業後2年以内まで、エンジニア職なら高等専門学校も対象、そして学部や専攻は不問。[6]

国籍についても答えています。「外国籍でも応募は可能ですか。」に対して「可能です。」と書かれています。[6]

会社の事業についても、FAQでそのまま説明されています。「当社は『誰もがマーケティングで成功できる世界を創る』、『日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する』という2つのパーパス(企業の存在意義)のもと、クライアントの収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。」。[6]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある

土俵1:4年制大学なら学部を問わないと明記されている

応募の入口で見られるのは、卒業見込みかどうかと、既卒なら卒業後2年以内かどうかです。学部と専攻は不問だと会社が書いています。文系から広告プラットフォームの会社に行けるのか、という問いには、会社の文面がそのまま答えになります。[6]

土俵2:入ってから部署を変えられる制度がある

福利厚生のページには「ジョブチェンジ制度」があります。会社の説明は「キャリアや実績に鑑み適材適所でパフォーマンスが発揮できるよう、職種や他部署への異動を自己申告できる制度があります。」です。さらに「ジーニードラフト」という制度もあり、「部長以上が部署外の社員を対象に新メンバーの公募を行い、社員はこれに応募することができます。」と書かれています。最初の配属で決まりきらない、ということです。[7]

土俵3:学び直しへの補助が金額つきで公開されている

資格取得支援は「業務上必要な資格の取得やキャリア育成・開発を目指す社員に対して、資格取得費用の全額または一部を補助します。」、書籍補助は「年間60,000円(税別)まで書籍購入補助を行います。」、英語学習支援は「業務上必要な英語学習を希望する社員に対して、英語学習の費用の全額または一部を支援します。」。入ってから知識を積む部分に、会社がお金を出す設計です。[7]

土俵4:住む場所の条件が金額で公開されている

家賃補助は「本社のある新宿駅・西新宿駅・都庁前より3駅前後を目安とした、会社が指定する駅を最寄りとする場所へ住んだ場合、月30,000円を家賃補助します。」「勤続5年目の社員は場所を問わず支給」と書かれています。地方から東京に出る人にとって、最初の家賃をどう組むかが読める情報です。[7]

何をしている会社なのか

会社は自社の事業を4つに分けて説明しています。広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業、AI事業です。FAQには時期も書かれていて、「広告プラットフォーム事業を主軸とし、2017年にはマーケティングSaaS領域に、2023年にはAI領域に進出しました。現在は海外への事業展開も加速させており、」とあります。[6] [8]

プロダクトの名前も公開されています。GENIEE SSP、GENIEE DSP、GENIEE DOOH、GENIEE DMS、GENIEE RMP、GENIEE SFA/CRM、GENIEE MA、GENIEE SEARCH、GENIEE CHAT、GENIEE CDPなど、20近くが並びます。会社はFAQで「ジーニーは全てのプロダクトを自社開発・提供しているため、開発とビジネスが部門を横断して様々なコミュニケーションを図り、連携しています。」と書いています。[6] [9]

社内の雰囲気についても、FAQに具体的な記述があります。「顧客の声を取り入れてプロダクトを日々改善していこうという姿勢が強く、会議などでは定量的な指標やデータに基づいて考えることを大切にしています。」「仕事は全力で取り組む文化であると同時に、20代、30代の社員比率が高いこともあり、新年会・忘年会・半期ごとのキックオフ・部活動などの社内イベントが行われる活気ある雰囲気です。」。[6]

採用サイトの冒頭には、会社が求めるものが書かれています。「ここで求められるのは、自らが先頭に立つリーダーシップ、どんな困難も乗り越える覚悟、そして仲間と組織の成長に誠実に向き合い責任を持てる姿勢です。年齢や肩書きではなく、やり抜く意志と行動力がすべてを決めます。」。年齢や肩書きではない、と会社が書いている点は、大学名の扱いを考えるうえでも参考になります。[8]

公開されている制度と働き方

会社が公開している制度(福利厚生のページより)
制度会社の説明にある内容
ジョブチェンジ制度キャリアや実績に鑑み適材適所でパフォーマンスが発揮できるよう、職種や他部署への異動を自己申告できる制度があります。
旅するエンジニア制度、グローバルチャレンジ制度グローバルに活躍する社員を増やすため、正社員で基準を満たすエンジニアを対象とし、海外でのリモートワークを支援します。(エンジニア以外は海外拠点での勤務を志望できる)
資格取得支援業務上必要な資格の取得やキャリア育成・開発を目指す社員に対して、資格取得費用の全額または一部を補助します。
家賃補助会社が指定する駅を最寄りとする場所へ住んだ場合、月30,000円。勤続5年目の社員は場所を問わず支給
リフレッシュ5000従業員の日々の疲れを癒やすリフレッシュを目的に、月5,000円(税別)まで補助を行います。
書籍補助年間60,000円(税別)まで書籍購入補助を行います。
ジニドル制度各社員の日頃の仕事の成果や行動に対して、お互いへの感謝や称賛の気持ちを少額の成果給(ピアボーナス)と共に送り合うことができます。
部活動支援月に1人あたり5,000円まで部活動にかかる費用を支給します。
[7]

この表で見てほしいのは、金額が書かれている制度が多いことです。家賃補助が月30,000円、リフレッシュが月5,000円、書籍が年60,000円、部活動が月5,000円。制度の名前だけを並べる会社より、実際にいくらもらえるかが分かります。[7]

出産・育児についても具体的です。「出産予定日6週間以内から出産後8週間までの産前産後休業制度はもちろん完備していますし、育児休業制度では子が1歳になるまで(特別の事情に限り最大2歳まで延長可)取得する事ができます。」「直近1年間でも、女性男性問わず育休取得の実績があり、復帰後も育児と両立しながら活躍している社員がいます。」と書かれています。[6]

海外との関わりも制度になっています。「海外グループ会社の直接採用は行っていますか。」という問いには「一部のポジションでは行っています。また、国内で勤務した後、ご本人の希望や適性等により、海外拠点への異動・転籍・出向の可能性もあります。」と答えています。[6]

応募する前に知っておいたほうがいいこと

都合のいいことだけを書いても役に立たないので、この記事で確かめられなかったことと、条件として重いものを並べます。

  • 初任給・賞与・勤務時間・年間休日が採用サイトのFAQと福利厚生のページには書かれていない。募集要項は外部の採用管理サービスのページにある
  • 採用人数も応募者数も公開されていないので、倍率は計算できない
  • 選考フローが公開されていない
  • 新卒の応募は4年制大学と大学院が対象。高等専門学校が対象になるのはエンジニア職を希望する場合に限られる
  • 既卒は卒業後2年以内という制限がある。他社より短い場合がある
  • 家賃補助は会社が指定する駅を最寄りとする場所に住んだ場合が条件。勤続5年目までは住む場所が実質的に制限される
  • 大学の資料で確認できたのは4大学だけ。実際にどれだけの大学から採っているかは分からない

こうした点は、面接で聞きにくいことでもあります。ただ、応募資格も制度の金額も、会社が自分のサイトに書いている内容です。読んでおけば知っていて選んだと言えます。読まずに入って驚くのが、いちばん避けたい形です。[6] [7]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜4日目:会社が用意している「図解でわかる『アドテク』の正体」「図解でわかる『SaaS』の正体」を読む。会社が業界の解説を自分で用意しているのだから、それを読まずに応募する理由がない
  2. 5〜9日目:アドテクノロジーの仕組みを自分の言葉で400字で説明する。広告が自動で選ばれて表示されるまでに何が起きているかを書けるようにする
  3. 10〜14日目:会社のプロダクト一覧から1つ選んで、それが誰のどんな困りごとを解決するのかを説明できるようにする。SSPでもSFA/CRMでもよい
  4. 15〜19日目:「会議などでは定量的な指標やデータに基づいて考えることを大切にしています」と会社が書いているので、自分が数字で判断した経験を1件書き出す。アルバイトでも部活でもよい
  5. 20〜24日目:ジョブチェンジ制度とジーニードラフトを読み、自分が5年後にどの職種にいたいかを考える。入口の職種だけで人生が決まらない会社なので、その前提で話す
  6. 25〜27日目:家賃補助の条件(指定の駅が最寄り、月30,000円)を前提に、東京で住む場所と生活費を計算する。地方から出る人ほど、ここを先に計算しておく
  7. 28〜30日目:募集要項は外部の採用管理サービスのページにあるので、そこで応募の締切と選考の流れを確かめる。分からないことは人事担当への連絡先が公開されている
[6]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。たとえば、学部や専攻は不問だと会社が書いていること、全てのプロダクトを自社開発していることを読んだうえで、それでもこの会社を選ぶ理由を書けるなら、それは自分の言葉になります。成長できる環境だから、では、他の誰が書いても同じ文章になります。[6]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。アドテクノロジーの説明の仕方で迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 公立千歳科学技術大学 就職活動状況確認日:2026-09-09 / 2025年度卒業生 主な就職先企業(※2021〜2025年度実績)。「サービス業(他に分類されないもの)」の欄にジーニー
  2. 創価大学 進路・就職実績確認日:2026-09-09 / 2025年度卒業生の学部別進路状況。理工学部 共生創造理工学科の「情報通信業」の欄に㈱ジーニー
  3. 名古屋商科大学 就職支援確認日:2026-09-09 / 業種別就職先一覧(株式会社等は省略)にジーニー。一覧に対象年度の記載はない(同じページの「2012〜2026年度」は海外インターンシップ派遣実績数の年度)
  4. 東京経済大学 2024年度 主要就職先リスト確認日:2026-09-09 / 経営学部の欄にジーニー
  5. 岡山県立大学 情報工学部 就職状況確認日:2026-09-10 / 令和2年度の「■主な就職先」に(株)ジーニー。2022年度より前の一覧なので、この記事の表には入れていない
  6. ジーニー 採用サイト よくあるご質問確認日:2026-09-10 / 事業内容とパーパス、社内の雰囲気、出産や育児に関する制度、女性が働きやすい環境、海外グループ会社の採用、応募にあたっての学歴・年齢等の制限(新卒採用は4年制大学や大学院の卒業見込み、既卒は卒業後2年以内、エンジニア職は高等専門学校卒業見込みも可、学部や専攻は不問)、外国籍の応募
  7. ジーニー 採用サイト 福利厚生確認日:2026-09-10 / ジョブチェンジ制度、旅するエンジニア制度・グローバルチャレンジ制度、資格取得支援、ジーニードラフト、定時勤務時間変更、家賃補助(月30,000円)、働くパパママ応援制度、リフレッシュ5000、書籍補助(年間60,000円)、英語学習支援、ジニドル制度、表彰・賞賛、社内イベント、部活動支援、シャッフルランチ/ディナー手当
  8. ジーニー 採用サイト確認日:2026-09-10 / 会社が求めるものを述べた冒頭のメッセージ、2つのパーパス、事業の4区分(広告プラットフォーム事業・マーケティングSaaS事業・海外事業・AI事業)、業界を知るための「図解でわかる『アドテク』の正体」「図解でわかる『SaaS』の正体」
  9. ジーニー 会社情報確認日:2026-09-10 / プロダクト一覧(GENIEE SSP、GENIEE DSP、GENIEE DOOH、GENIEE DMS、GENIEE RMP、GENIEE SFA/CRM、GENIEE MA、GENIEE SEARCH、GENIEE CHAT、GENIEE CDPほか)、サービスの区分、会社情報の目次(会社概要・沿革・Purpose・Value(価値基準)ほか)

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