どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

この会社は採用実績校の一覧を公開していません。そこで、大学の側が公表している進路資料を1件ずつ当たりました。社名を確認できたのは次の2大学です。件数は少ないのですが、2つとも学部がはっきり分かる資料です。[1] [2]‌‌‌​‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​​​‌​​‌​‌​​‌​​‌‌‌​​‌​‌‌‌‌‌​​​‌‌​​‌‌‌​​​​‌‌‌​‌‌‌​​

ギークスを就職先として掲載している大学(大学公式資料・確認日は出典欄のとおり)
大学・学部掲載されている資料人数と対象年度
二松学舎大学 文学部卒業生の主な就職先一覧(PDF)の「専門サービス」の欄に「ギークス株式会社」人数の記載なし/2025年度
東京経済大学 経営学部主要就職先リストの経営学部の「情報・通信・放送業」の欄に「ギークス」人数の記載なし/2024年度
[1] [2]

会社が求人ページに書いていること

新卒の求人ページには、任される仕事が2つ書かれています。1つ目は営業です。「■営業(クライアントセールス) IT人材不足に悩み、さらなる企業成長にITの技術力を求める企業に対し、課題やニーズのヒアリングからITフリーランスのご紹介、アフターサポートまで、別部門のメンバーと協力しながら幅広く担当します。」。2つ目はエンジニアパートナーです。「■エンジニアパートナー(キャリアアドバイザー) ITフリーランスのキャリアアドバイザーとして、案件が決まるまでの過程をサポートします。」[9]

どちらも、企業とフリーランスの間に立つ仕事です。企業側を担当するのが営業、フリーランス側を担当するのがエンジニアパートナー、という分かれ方になっています。自分がどちらの側に立ちたいかで職種を選ぶことになります。[9]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある

土俵1:内定者のうちから研修が始まる

社内制度のページには、新卒向け研修の中身が2段階で書かれています。「内定者研修期間 基礎的な知識を習得し、社会人としての心構えをする。」と「入社後1ヶ月間 現場配属後、業務にスムーズに対応できるようなスキルを身につける。」。内定者のうちに基礎を、入社後1か月で現場のスキルを、という順番です。ITの知識を入る前に持っている必要はない、という設計だと読めます。[7]

土俵2:部長やリーダーが講師をする研修がある

部門別研修の説明はこうです。「部長やリーダーが講師を務め、市場・業界理解研修や営業ロープレなどを通じて、専門的な知識や現場で活かせるノウハウを習得します。」。営業ロープレ、つまり実際の場面を想定した練習が研修に入っています。ほかにもフォローアップ面談、各種1on1、中堅研修、マネジメント研修、営業力強化研修が2種類、AI活用相談会、キャリア支援、みらい会議といった項目が並びます。[7]

土俵3:資格を取ると祝い金が出る

資格祝い金制度の説明は「業務上必要な資格について、取得祝い金を会社から支給する制度です。受験前に申請し、合格証を会社に提出した後に祝い金が支給されます。」です。受験の前に申請する形なので、取ろうと思った時点で会社に伝えることになります。入る前に資格を持っている必要はありません。[7]

土俵4:表彰の種類が多い

福利厚生のページには表彰制度が並びます。「半期に一度贈られるBuddy賞をはじめとして、Best of Buddy賞、Best of Manager賞、新人賞、月間MVP賞など、活躍したメンバーを様々な賞にて讃えています。」。新人賞と月間MVP賞があるということは、入って間もない人にも評価される場があるということです。フレックスタイム制についても「規定の範囲内で、始業及び終業の時刻を各自で決定することができる制度です。個々の自主性を尊重して、自由な働き方ができる環境づくりを目的としています。」と説明されています。[8]

公開されている条件と待遇

新卒(2028卒)の求人ページに書かれている条件を並べます。[9]

新卒の求人ページに書かれている条件
項目公開されている内容
募集職種営業(クライアントセールス)/エンジニアパートナー(キャリアアドバイザー)
年収「年収3600000円〜」
月給「月給300,000円~(固定残業代45時間含む)」
昇給「年2回(4月、10月)」
交通費「上限月額3万円まで全額支給」。リモートワーク手当によって支給額が変動する
勤続年数手当「1年ごとに勤続年数に比例して支給」
勤務時間「9:30~18:30」。フレックス制でコアタイムは11:00〜15:00
リモートワークハイブリッド勤務が可能。週1からのリモートワークが可能(時期は要相談)
休日土日祝日休み(完全週休2日制)、年間休日数125日、夏季休暇3日、年末年始休暇5日、有給休暇(入社から半年後に10日付与)、アニバーサリー休暇(年1日)、入社特別休暇(1日)
勤務地(雇入れ直後)東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階(WeWork内)および従業員の自宅
勤務地(変更の範囲)会社の定める場所(リモートワークを行う場所を含む)。東京本社、北海道支店、大阪支店、広島支店、福岡支店、名古屋サテライトオフィス
[9]

転勤については、新卒の求人ページに明記がありませんでした。一方、中途の求人ページの勤務地の欄には「※転勤無」と書かれています。新卒と中途で書き方が違うので、新卒に転勤があるかどうかはこの資料からは断定できません。勤務地の候補も、中途は東京・札幌・大阪・福岡の4か所、新卒は東京本社に加えて北海道・大阪・広島・福岡・名古屋の6か所と、範囲が違います。ここも面接で確かめる必要があります。[9] [10]

働く場所については、雇入れ直後の勤務地に「従業員の自宅」が入っています。週1からのリモートワークが可能とも書かれているので、出社と在宅を組み合わせる働き方が前提になっています。本社は渋谷スクランブルスクエアのWeWork内です。[9]

会社の規模と、何をしている会社なのか

会社情報に載っている内容を並べます。[4] [10]

会社が公表している内容
項目公開されている内容
会社名ギークス株式会社(geechs inc.)
設立2007年8月23日
上場市場東京証券取引所 スタンダード市場(7060)
本社東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階(WeWork内)
拠点東京本社、北海道支店、大阪支店、広島支店、福岡支店、名古屋サテライトオフィス
グループ会社シードテック株式会社、ローンチ・グループ
[4] [5] [9]

この会社がしているのは、ITの人手が足りない企業と、フリーランスとして働くエンジニアをつなぐ仕事です。企業側からは課題を聞いてフリーランスを紹介し、フリーランス側にはキャリアの相談に乗って案件が決まるまでを支える。両側に担当者がいる形です。設立は2007年で、上場は東京証券取引所のスタンダード市場です。[4] [9]

応募する前に知っておいたほうがいいこと

都合のいいことだけを書いても役に立たないので、条件として重いものと、この記事で確かめられなかったことを並べます。

  • 月給300,000円には固定残業代45時間分が含まれている。45時間は長めの設定である
  • 新卒の求人ページに、応募資格(学歴・年齢・既卒の可否)の記載が見つけられなかった
  • 選考の流れ(面接の回数、適性検査の有無)も、公開されている範囲では見つけられなかった
  • 新卒の求人ページには転勤の有無の明記がない。中途の求人ページには「※転勤無」と書かれており、新卒と書き方が違う
  • 勤務地の候補が新卒と中途で違う。新卒側は東京本社のほか北海道・大阪・広島・福岡・名古屋の6拠点が変更の範囲に入っている
  • 大学の公式資料で社名を確認できたのは2大学だけだった。この会社の名前が載っている大学の資料は、まだ多くない
  • 採用実績校の一覧は会社のサイトの中に見つけられなかった
  • 会社の情報が、公式サイト・採用サイト・外部の求人ページの3か所に分かれている。資本金や従業員数は時点の違う版が並んでいる
[9] [10]

情報が3か所に分かれていること自体は、応募する側にとって不便な点です。ただ、いちばん詳しい条件は外部の求人ページにまとまっています。応募の前に、そちらを最後まで読んでください。[9]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜4日目:営業(クライアントセールス)とエンジニアパートナー(キャリアアドバイザー)のどちらを希望するかを決める。企業の側に立つか、フリーランスの側に立つかの違いである
  2. 5〜9日目:ITフリーランスという働き方について調べる。この会社の客も、支える相手も、その働き方をしている人たちである
  3. 10〜14日目:外部の求人ページを最後まで読む。給与・勤務時間・休日・勤務地の条件はそこにしか書かれていない
  4. 15〜19日目:応募資格と選考の流れを会社に問い合わせる。公式サイトに出ていないので、自分で取りに行くしかない
  5. 20〜24日目:面接の準備をする。営業もキャリアアドバイザーも人と話す仕事なので、話を聞いて要点をまとめる力を見られるはずである
  6. 25〜27日目:固定残業45時間分という条件を、自分の生活に当てはめて考える
  7. 28〜30日目:週1からのリモートワークが可能という働き方を、自分がどう使いたいかを考える。面接で聞かれたときに答えられるようにしておく

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。2007年に設立され、ITの人手が足りない企業とフリーランスのエンジニアをつなぐ事業で上場した会社です。企業側とフリーランス側の両方に担当者を置く形をとっています。人と関わる仕事がしたいから、では他の誰が書いても同じ文章になります。この会社が両側に立つ仕組みのどちらで働きたいのか、その理由を書けるなら、それは自分の言葉になります。[4] [9]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。どちらの職種で受けるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 二松学舎大学 2025年度 卒業生の主な就職先一覧(文学部)確認日:2026-09-10 / PDF。業種の名前が各グループの中央に置かれる形式の表で、「専門サービス」のグループにギークス株式会社
  2. 東京経済大学 2024年度 主要就職先リスト確認日:2026-09-10 / 経営学部の「情報・通信・放送業」の欄にギークス
  3. 岩手大学 令和6(2024)年度 進路先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / PDF。ギークス株式会社の記載はあるが、都道府県別・業種別・専攻別の列が並ぶ多段組みで、どの列に属するかを確定できなかったため、この記事の表には入れていない
  4. ギークス 会社概要確認日:2026-09-11 / 上場市場が東京証券取引所スタンダード市場(7060)であること、会社の基本情報
  5. ギークス グループ会社確認日:2026-09-11 / シードテック株式会社とローンチ・グループ。いずれも社名にギークスを含まない別法人
  6. ギークス 採用サイト確認日:2026-09-11 / 募集している部署の一覧(首都圏第1・第2営業部、関西・中部営業部、九州・北海道営業部、マーケティング部、事業開発部、システム開発部、人事戦略部など)。求人と応募の導線は外部の採用管理サービスのページに置かれている
  7. ギークス 社内制度確認日:2026-09-11 / 部門別研修、新卒向け研修(内定者研修期間と入社後1ヶ月間)、中途向けオンボーディング研修、フォローアップ面談、各種1on1、中堅研修、マネジメント研修、営業力強化研修、資格祝い金制度など
  8. ギークス 福利厚生確認日:2026-09-11 / 表彰制度(Buddy賞、Best of Buddy賞、Best of Manager賞、新人賞、月間MVP賞)、フレックスタイム制の説明
  9. ギークスIT人材事業本部 2028新卒採用確認日:2026-09-11 / 新卒の求人ページ。任される仕事内容(営業とエンジニアパートナー)、年収と月給と固定残業代、昇給、交通費、勤続年数手当、勤務時間とフレックス制、ハイブリッド勤務、休日と年間休日125日、勤務地(雇入れ直後と変更の範囲)
  10. ギークス 中途採用 カジュアル面談エントリー確認日:2026-09-11 / 中途の求人ページ。勤務地の欄に転勤がない旨の記載がある。新卒の求人ページとは勤務地の候補も書き方も異なる

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