どの大学の卒業生が教育テック大学院大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として教育テック大学院大学(学校法人OCC)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​​​‌​​​‌​​​​‌​‌‌‌​‌​​‌‌‌​‌‌​​​​‌​‌‌‌​​​​​‌‌​​​‌​‌‌‌​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌‌​

大学院と法人が公表していること[1] [4]

教育テック大学院大学の公式サイトには、職員の出身大学や職員インタビュー、職員の求める人物像を書いたページは見当たりません。設置者の学校法人OCCについても、大阪キリスト教短期大学の公式サイトにある教職員採用情報のページは募集の有無を示すだけで、職員の経歴は載っていません。[1] [4]

2025年4月に開学したばかりの大学院なので、職員の出身や経歴をまとめた資料がまだ公開されていないと考えるのが自然です。出身大学で有利・不利が決まるかどうかは、公式には何も書かれていません。この記事では、公式に書かれていない職員の経歴を推測で補うことはしません。[1] [3]

公式サイトが大学院と法人について書いていること(引用)

職員の募集要項がないため、求める職員像は公表されていません。そのかわり、大学院が自分をどう説明しているかは、志望動機を考える土台になります。公式サイトは大学院をこう書いています。[2]

「教育テック大学院大学は、教育テックを活用し、教育現場の変革を推進するリーダーを育成する、日本初の教育DXと経営に特化したフルオンライン大学院です。」[2]

トップページは、教育界の課題として、少子化による定員割れや学費収入の激減と、教員の長時間労働と個別最適な学びの両立の2つを挙げています。1つ目については、学校・教育機関の経営ではあまり活用されてこなかった経営学やDXの知見をとりいれる学びを提供すると書いています。大学職員の仕事に直結するテーマを、大学院そのものが教育の中身にしているのが特徴です。[1]

修了後の活躍として挙げている仕事[1]

教育経営学修士(MEBA)のコースについて、修了後の活躍のイメージに、学校・教育機関や教育委員会、企業の人材育成などの幹部として「理事・事務局長・部課長などマネジメント職」を挙げています。教育情報学修士(MEIT)のコースは、教育CIOや学校CIO、教育DXの推進者を挙げています。学校の事務局長や部課長を育てる大学院であることを、公式に書いています。[1]

設置者 学校法人OCCの考え方[5]

学校法人OCCの紹介ページによると、法人はキリスト教の教えに基づく学院として設立され、学院としては110年以上の歴史があります。理事長のメッセージでは、2032年のビジョンを「10年の計」として策定し、こどもの笑顔が輝く社会の実現のために、リアルとデジタルを融合した幼児教育・保育の研究と実践で日本一を目指すと書いています。幼児教育の短期大学に教育テックのコースを設け、その先に教育テック大学院大学を開いた流れが、法人の説明から読み取れます。[5]

採用の仕組み。職員の募集はいま出ていない

教育テック大学院大学は私立の大学院大学で、国立大学のような統一の採用試験はありません。職員は設置者の学校法人OCCが採用します。ただし、選考の流れ(書類・筆記・面接の回数など)は公式サイトに公表されていません。[1] [4]

採用情報のページの今の表示[4]

大学院の公式サイトには、トップページ・大学院の紹介・情報公開のどこにも職員の採用情報への案内が見当たりません。学校法人OCCの採用情報として確かめられるのは、同じ法人が運営する大阪キリスト教短期大学の公式サイトの「教職員採用情報」のページです。2026年9月27日時点で、このページには「幼児教育学科」と「職員」の2つの欄があり、どちらも「現在募集はありません。」と表示されています。[1] [9] [4]

このページの「職員」の欄が、短期大学だけの職員を指すのか、教育テック大学院大学を含む法人全体の職員を指すのかは書かれていません。大学院の職員の募集がどこに出るのかも、公式には書かれていません。応募を考える人は、大学院の公式サイトのお知らせと、このページの両方を確かめるのが確実です。[4] [1]

職員の仕事。組織図にある大学院事務局と法人本部

職員の仕事を具体的に書いたページはありません。確かめられるのは、学校法人OCCが公表している2026年度の組織図(2026年5月1日現在)です。[6]

学校法人OCCの組織図(令和8年度・2026年5月1日現在)に載っている主な組織
組織組織図に並んでいるもの
大学院の組織教育テック大学院大学:教育情報・経営リーダーシップ研究科、図書館、SDGs不動産・都市研究所、OCC教育テック総合研究所、大学院事務局
大学院事務局の右に並ぶ課総務課、教務課、入試広報課、情報システム課
法人本部内部監査室、Gordonstoun japan 開設準備室、総務部(総務課・人事課・財務課)、広報マーケティング部、産官学連携推進センター
短大の組織大阪キリスト教短期大学:幼児教育学科、日本語別科、介護福祉別科、短期大学事務局など
保育事業部聖愛幼稚園、グレース幼稚園、せいあい保育園
[6]

組織図では、教育テック大学院大学の下に大学院事務局が置かれ、その右に総務課・教務課・入試広報課・情報システム課の4つが並んでいます。大学院の職員として働く場合、この4つの課のような仕事が中心になると考えられますが、課ごとの人数や業務の範囲は公表されていません。[6]

働き方に関わる事実[1] [2]

授業はすべてオンラインで受講でき、平日夜間と土曜日の日中に開講すると公式サイトに書かれています。学生は、概ね2年以上の実務経験がある社会人です。対象として、学校教職員、教育関連企業の役職員、一般企業の人事担当者、企業内教育に携わる人、学校以外の組織で生涯学習・社会教育に携わる人が挙げられています。職員にとっては、働きながら学ぶ社会人の学生を、オンラインで支える仕事になります。[1] [2]

所在地は、入間キャンパスが埼玉県入間市狭山台一丁目、法人本部が大阪市阿倍野区丸山通1丁目で、東京都中央区築地に銀座オフィスがあります。職員の勤務地がどこになるのかは公表されていません。[1]

教職員の研修[10]

2026年5月1日現在の設置計画履行状況報告書によると、大学院にはFD・SD委員会が設置されています。2025年5月・6月に研究倫理のeラーニング、2026年1月10日にオンデマンド授業、2026年2月14日にAIの教育活用と調査時の研究倫理、2026年3月7日にAI活用を含めた研究倫理をテーマに研修が開かれ、いずれもオンラインで録画配信もあったと書かれています。[10]

応募できる条件と待遇。公表されていない

2026年9月27日時点で職員の募集が出ていないため、応募資格・初任給・勤務時間・休日・採用予定数は公式サイトに公開されていません。確かめた範囲は、大学院の公式サイト(トップ、大学院の紹介、情報公開)と、大阪キリスト教短期大学の公式サイトにある学校法人OCCの紹介と教職員採用情報のページです。[1] [2] [9] [5] [4]

公式サイトで確かめられること(2026年9月27日時点)
項目状況
職員の募集大学院の公式サイトに案内なし。大阪キリスト教短期大学の教職員採用情報の「職員」の欄は現在募集なし
応募資格・初任給・勤務時間公表なし
選考の流れ公表なし
職員の出身大学・職員紹介公表なし
事務組織組織図に大学院事務局(総務課・教務課・入試広報課・情報システム課が並ぶ)
[1] [4] [6]

募集の時期。2026年9月時点で告知なし

2026年9月27日時点で、職員の募集の告知や日程は、大学院の公式サイトにも、大阪キリスト教短期大学の教職員採用情報のページにも出ていません。[1] [4]

公式に書かれている時期の事実は、大学院の設置の経緯です。学校法人OCCは2024年8月29日に文部科学大臣から設置認可を受け、2025年4月に開学しました。2026年度は開学2年目にあたります。職員の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[3] [1]

公開されている数字。在学者134人、専任教員12人

数字は、教育テック大学院大学が情報公開のページで公表しているものだけを並べます。[9] [7] [8]

教育情報・経営リーダーシップ研究科の入学者数(2026年5月1日時点)
年男女計入学定員
2025年39286767
2026年44236767
[7]

在学者数は、2025年が67人、2026年が134人です(2026年5月1日時点)。2年続けて入学定員の67人ちょうどが入学しています。[7]

専任教員の構成(2026年5月1日時点)
区分人数
教授(男性)10
教授(女性)2
准教授・講師・助教0
合計12
うち60代以上9
[8]

職員の人数は、確かめた範囲の公式資料には載っていません。2026年5月1日現在の設置計画履行状況報告書は、専任教員のうち定年を延長して採用している教員数を9人としています。[10] [9]

30日でやること。募集が出る前に準備できること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1] [4]

  1. 1〜3日目:大学院の公式サイトのお知らせと、大阪キリスト教短期大学の教職員採用情報のページをブックマークし、職員の募集が出ていないか定期的に確かめる
  2. 4〜10日目:大学院の紹介ページを読み、教職大学院や一般的なMBAとの違いを自分の言葉で説明できるようにする
  3. 11〜17日目:トップページにある教育界の2つの課題(少子化による定員割れ、働き方改革と教育効果の両立)について、自分の経験や関心と結びつく点を書き出す
  4. 18〜24日目:組織図の大学院事務局に並ぶ4つの課(総務・教務・入試広報・情報システム)のうち、どの仕事で力を出せるかを考える
  5. 25〜30日目:フルオンラインで平日夜間と土曜日に学ぶ社会人の学生を、職員としてどう支えるかを1枚にまとめる
[1] [2] [6] [4]

志望動機も、公式に書かれている事実から組み立てます。大学院が学校の事務局長や部課長を育てることを掲げていること、教育DXと経営を教育の中身にしていること、設置者が幼児教育の短期大学から教育テックへと広げてきたこと。これらに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[1] [5]

採用の条件・日程・待遇は、募集が出たときに必ず確かめてください。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 教育テック大学院大学 公式サイト(トップ)確認日:2026-09-27 / 2025年4月開学、教育界の課題と学びの特徴、平日夜間・土曜日中の開講、学位とコース(MEBA・MEIT)と修了後の活躍のイメージ、入間キャンパス・法人本部・銀座オフィスの所在地(2026年9月27日確認)
  2. 教育テック大学院大学とは確認日:2026-09-27 / 大学院の説明と理念、教職大学院・MBA・情報系大学院との違い、入学対象者と実務経験(概ね2年以上)
  3. 学校法人OCC(大阪キリスト教短期大学)「教育テック大学院大学」の開設が認可されました確認日:2026-09-27 / 2024年8月29日の設置認可、2025年4月開学
  4. 学校法人OCC(大阪キリスト教短期大学)教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 幼児教育学科・職員の欄とも「現在募集はありません。」(2026年9月27日確認)
  5. 学校法人OCCについて確認日:2026-09-27 / 法人の概要、組織図と関連施設、理事長メッセージ(10年の計)、沿革
  6. 学校法人OCC 組織図(令和8年度)確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在の法人本部・教育テック大学院大学(大学院事務局と4つの課)・短期大学・保育事業部の組織
  7. 教育テック大学院大学 入学者数・在学者数確認日:2026-09-27 / 教育情報・経営リーダーシップ研究科の2025年・2026年の入学者数と入学定員、在学者数(2026年5月1日時点)
  8. 教育テック大学院大学 専任教員の構成確認日:2026-09-27 / 職位・性別・年齢別の専任教員数(2026年5月1日時点)
  9. 教育テック大学院大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 情報公開の項目(組織図・教員構成・入学者数・設置計画履行状況報告書ほか)。職員採用の案内なし(2026年9月27日確認)
  10. 教育テック大学院大学 設置に係る設置計画履行状況報告書(2026年度)確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在。定年を延長して採用している教員数、FD・SD委員会の設置と2025年度の研修の実施状況