どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

この会社は採用実績校の一覧を公開していません。そこで、大学の側が公表している進路資料を1件ずつ当たりました。社名を確認できたのは次の4大学です。[1] [2] [3] [6]‌‌‌​​‌‌​​​‌‌‌‌​​​‌​​​​‌​‌‌‌​​​‌‌‌‌​​‌​‌‌‌‌​​​​‌‌‌‌​​​​​‌‌​‌‌​‌‌‌

ブリーチを就職先として掲載している大学(大学公式資料・確認日は出典欄のとおり)
大学・学部掲載されている資料人数と対象年度
創価大学 国際教養学部 国際教養学科学部別進路状況の「情報通信業」の欄に「㈱ブリーチ」人数の記載なし/2025年度卒業生(2026年5月1日現在)
小樽商科大学主な就職先(PDF)の「学術研究,専門・技術サービス業」の欄に「ブリーチ」人数の記載なし/令和5〜7年度
高崎経済大学 地域政策学部業種別就職状況(PDF)に「(株)ブリーチ」。この一覧は人数まで載っている1/令和6年度
大阪大学 人間科学部学生支援室のページの卒業生の就職先の「サービス」の欄に「ブリーチ」人数の記載なし/2022年度〜2024年度
[1] [2] [3] [6]

会社が採用ページに書いていること

先に正直に書きます。この会社の採用情報のページには、募集職種と福利厚生と社内のイベントのことしか書かれていません。応募資格も、初任給も、勤務時間も、休日も、選考の流れも、採用実績校も、公式サイトの中には見つけられませんでした。一般的な募集要項の形にはなっていないページです。[9]

公開されているのは、まず募集職種です。「クライアント企業、そして自社の事業を成長させるために、BLEACHには、「グロースハッカー」、「コンテンツプロデューサー」、「コンサルティングセールス」「クリエイティブディレクター」といったポジションがあります。」。それぞれに説明が付いていて、たとえばグロースハッカーは「ウェブ広告の運用業務を中心に、クライアントの商品やサービスの売上高を伸ばしつつ、当社の利益も向上させるミッションを担当。」と書かれています。[9]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある

土俵1:入ってからの育成に期間の目安がある

未経験者でも半年ほどで収益に貢献できるメンバーへ成長するプログラムがある、と会社が書いています。半年という数字が出ていることが大事です。入る前に何を持っているかではなく、入ってから半年で何ができるようになるかを会社が設計している、という意味になります。加えて「事業の急速な成長に合わせて、マネジメントへの登用も積極的に行っております。」とも書かれています。[10]

土俵2:学ぶための費用を会社が出す

福利厚生の欄には、学びに直接つながる補助が2つ並びます。「社員研修の一環として、月5000円まで書籍購入費を支給。」と「社員研修の一環として、セミナー参加費用を支給(要相談)」。どちらも社員研修の一環と位置づけられています。デジタルマーケティングは変化の速い分野なので、本とセミナーの費用が出るかどうかは、実際の学びやすさに直結します。[9]

土俵3:住む場所と体調にお金が出る

家賃補助については「オフィスから4km圏内に住めば、家賃補助を支給します。」と書かれています。健康については「健康促進の一環として、スポーツジム代を月5000円まで支給」に加えて、別のページに「健康診断年2回受診(全額会社負担)」「歯科クリーニング年2回補助(全額会社負担)」があります。健康診断が年2回で全額会社負担というのは、この記事で扱っている会社の中でも手厚いほうです。[9] [10]

土俵4:新入社員が自分を語る場が用意されている

社内のコミュニケーションについても書かれています。「新入社員は、30分「自分の経歴」を語っていただきます。みんなに自分のこと知ってもらい、相互理解を深めるための大切なイベントです。」。もう1つは「所属部署を問わずグループを决めてディナーを実施。部署の垣根を超えて、将来を語り合います。」という全社の飲み会です。新入社員が30分の持ち時間で自分の経歴を話す場があるということは、経歴が短くても長くても、まず知ってもらうところから始まるということです。[9]

公開されている条件と待遇

公開されているものだけを並べます。金額が出ているものは金額まで書きます。[9] [10]

公式サイトに書かれている待遇(公開されている項目のみ)
項目公開されている内容
募集職種グロースハッカー、コンテンツプロデューサー、コンサルティングセールス、クリエイティブディレクター
家賃補助オフィスから4km圏内に住めば支給
書籍購入社員研修の一環として、月5,000円まで支給
セミナー費用社員研修の一環として支給(要相談)
ジム代補助健康促進の一環として月5,000円まで支給
健康診断年2回受診(全額会社負担)
歯科クリーニング年2回補助(全額会社負担)
PC貸与Mac/WindowsのPCを貸与
執務チェア高機能ワークチェアHerman Miller社のアーロンチェアを導入
ランチサポート毎日ご飯を炊いており無料で食べられる。おかずも格安で購入できるサービスを導入
応募資格公式サイトに記載が見当たらない
初任給公式サイトに記載が見当たらない
勤務時間・休日公式サイトに記載が見当たらない
選考の流れ公式サイトに記載が見当たらない
[9] [10]

女性の比率については数字が出ています。「現在、女性比率が47.3%であります。」。従業員126名(2025年6月末時点、臨時雇用者除く)のうち、およそ半数が女性ということになります。[7] [10]

会社の規模と、何をしている会社なのか

会社概要に載っている数字を並べます。[7]

会社が公表している数字(会社概要より)
項目公開されている内容
正式な法人名株式会社ブリーチ(Bleach, Inc.)
設立2010年 4月28日
代表者代表取締役社長 大平啓介
所在地〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー21F
資本金3,380百万円(2025年6月末時点)
従業員数126名(2025年6月末時点、臨時雇用者除く)
事業内容シェアリング型統合マーケティング事業
上場東京証券取引所グロース市場(証券コード9162)
[7]

会社の歩みを見ると、いまの形になったのは新しいことが分かります。2010年4月にジャパンウェブリンク株式会社として設立され、2013年3月に株式会社ブリーチへ商号を変更し、2016年11月に現在の主要事業であるシェアリング型統合マーケティング事業を始めています。上場は2023年7月です。設立から16年、いまの事業になってから10年、上場から3年という会社です。[7] [8]

応募する前に知っておいたほうがいいこと

都合のいいことだけを書いても役に立たないので、条件として重いものと、この記事で確かめられなかったことを並べます。

  • 応募資格・初任給・勤務時間・休日・選考の流れ・採用実績校のいずれも、公式サイトの中に見つけられなかった。条件を知るには会社に直接聞くしかない
  • 就職情報サイトや口コミサイトには断片的な情報があるが、会社自身が出している情報ではないので、この記事では使っていない
  • 従業員126名(2025年6月末時点)の会社である。少人数のぶん、一人が担う範囲は広くなる
  • 家賃補助は「オフィスから4km圏内に住めば」という条件付きで、金額は公開されていない。本社は東京都目黒区上目黒である
  • 転勤の有無や勤務地の範囲についての記載も見つけられなかった
  • 育成について会社が書いているのは「未経験者でも半年ほどで収益に貢献できるメンバーへと成長するプログラム」という一文で、研修の中身や期間の内訳は公開されていない
  • 2016年に現在の主要事業を始め、2023年に上場した会社である。事業の形が定まってからの年数は長くない
[7] [9] [10]

情報が公開されていないこと自体は、悪いことだとは限りません。ただ、応募する側は条件を知らないまま選考に進むことになります。会社説明会や面接の場で、初任給と休日と選考の残りの段階を必ず聞いてください。聞くのは失礼なことではありません。[9]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜4日目:4つの職種(グロースハッカー、コンテンツプロデューサー、コンサルティングセールス、クリエイティブディレクター)の説明を読み比べて、どれを希望するかを決める
  2. 5〜9日目:ウェブ広告の運用というのが何をする仕事なのかを調べる。グロースハッカーの説明にある「クライアントの商品やサービスの売上高を伸ばしつつ、当社の利益も向上させる」という2つの目標を、自分の言葉で説明できるようにする
  3. 10〜14日目:会社に問い合わせて、初任給・勤務時間・休日・選考の流れを聞く。公式サイトに出ていないので、ここは自分で取りに行くしかない
  4. 15〜19日目:自分の経歴を30分話す練習をする。新入社員が30分「自分の経歴」を語るイベントがあると会社が書いている。面接でも同じことが問われるはずである
  5. 20〜24日目:適性検査の準備をする。段階は公開されていないが、多くの会社にあるので用意しておいて損はない
  6. 25〜27日目:中目黒の本社の周辺4km圏内にどんな街があるかを調べる。家賃補助の条件になっている
  7. 28〜30日目:従業員126名という規模で働くことを、自分に当てはめて考える。一人あたりの仕事の範囲は広くなる
[7] [9]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。2010年に設立され、2016年にいまの事業を始め、2023年に上場した会社です。未経験者でも半年ほどで収益に貢献できるようにする育成の仕組みがあると書いています。デジタルマーケティングに興味があるから、では他の誰が書いても同じ文章になります。この会社の育成の書き方をどう読んだか、そのうえでどの職種で働きたいかを書けるなら、それは自分の言葉になります。[8] [9] [10]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。公開されていない条件をどう確かめるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 創価大学 進路・就職実績確認日:2026-09-10 / 2025年度卒業生(2026年5月1日現在)。国際教養学部 国際教養学科の「情報通信業」の欄に㈱ブリーチ
  2. 小樽商科大学 主な就職先(令和5〜7年度)確認日:2026-09-10 / PDF。「学術研究,専門・技術サービス業」の区分にブリーチ
  3. 高崎経済大学 地域政策学部 業種別就職状況(PDF)確認日:2026-09-10 / PDF。企業名と人数が並ぶ一覧に(株)ブリーチ
  4. 高崎経済大学 地域政策学部 本社所在地別就職状況(PDF)確認日:2026-09-11 / PDF。同じ学部の卒業生を本社所在地の切り口で見せた一覧で、(株)ブリーチ 1。業種別のPDFと同じ実績を別の切り口で示したものなので、表には1行だけにしている
  5. 高崎経済大学 令和6年度 進路状況データ確認日:2026-09-11 / 上の2つのPDFが令和6年度の資料であることの確認。経済学部と地域政策学部の各データへのリンクが並ぶページ
  6. 大阪大学 人間科学部 学生支援室確認日:2026-09-11 / 「卒業生の就職先(2022年度~2024年度)」の「サービス」の欄にブリーチ
  7. ブリーチ 会社概要確認日:2026-09-11 / 正式な法人名と英文表記、設立2010年4月28日、代表者、所在地、資本金、従業員数126名、事業内容。JavaScriptで描かれるページなのでブラウザで開いて本文を取得した
  8. ブリーチ 沿革確認日:2026-09-11 / 2010年の設立(旧社名ジャパンウェブリンク株式会社)、2013年の商号変更、2016年のシェアリング型統合マーケティング事業の開始。JavaScriptで描かれるページなのでブラウザで開いて本文を取得した
  9. ブリーチ 採用情報確認日:2026-09-11 / 募集職種4つとそれぞれの説明、福利厚生(家賃補助・書籍購入・セミナー費用・ジム代補助・PC貸与・アーロンチェア・ランチサポート)、社内コミュニケーションの取り組み(新入社員の自己紹介・全社飲み会)
  10. ブリーチ サステナビリティ確認日:2026-09-11 / 育成についての説明(未経験者でも半年ほどで収益に貢献できるメンバーへ成長するプログラム、マネジメントへの登用)、健康診断と歯科クリーニングとジム代の補助、女性比率47.3%。JavaScriptで描かれるページなのでブラウザで開いて本文を取得した

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